安来市

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安来市
やすぎし
日章旗 日本
地方 中国地方山陰地方
中国・四国地方
都道府県 島根県
団体コード 32206-7
面積 420.97km²
総人口 42,258
推計人口、2009年5月1日)
人口密度 100人/km²
隣接自治体 松江市雲南市東出雲町奥出雲町
鳥取県 : 米子市南部町日南町
市の木
市の花
他のシンボル
安来市役所
所在地 〒692-8686 島根県
安来市安来町878-2
電話番号 0854-22-3196
外部リンク 安来市

安来市位置図(島根県)

:市 / :町・村
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安来市(やすぎし)は、島根県。慣用的には安来は「ヤスギ」と発音しているが、風土記伝承から考えると古代においては「ヤスキ」と読まれていたとの指摘がある(関和彦著「出雲国風土記註論」明石書店(1996))。旧能義郡

目次

[編集] 地理

安来市は島根県の東端に位置し、鳥取県と県境である。かつては神聖な地であったらしく、この地区の土地名を冠している神社名が全国に散見される例が他所よりも甚だ多い特徴を持つ。砥神(十神)、加茂(下鴨)、安来(八杉、安居)、伯太(博多)、広瀬、月山、能義(乃木)、磐船(岩舟)、意多伎(おだき=愛宕あたご)、伊勢、楯縫(風土記に残る郷の名称)宇賀(荘)、車山、飯生(稲荷)、比婆、久米、諏訪、吉佐、八幡、母里、桑名、社日などである。

[編集] 隣接する自治体

[編集] 歴史

弥生/古墳時代の間にかけて出雲に強力な王権が発生する(古代出雲参照)が、その中心地(東部出雲王朝)だったと言う説がある。全国最大級の方墳である造山古墳群や出雲文化圏特有の四隅突出型墳丘墓(国内最大級の集中地帯)などを含む多くの古墳が発掘されており、弥生から古墳時代にかけて約500年の間、連綿と栄えた地域である。当時の出雲筑紫大和毛野と並ぶかそれ以上の日本列島の有力な地方政権で、弥生後期においては北陸まで及ぶ日本海沿岸には四隅突出型墳墓形式で規格化された連合政体のようなものがあった。ヤマトとともに抜きん出た勢力を誇り意宇王の指導のもとで一時は独立王朝をなしたという説がある。しかし、最終的には日本神話の「国譲り」に語られるようにヤマト政権に属するようになった。

山陰では鉄器も北九州に準ずる量が発掘されており、安来でも弥生期の製鐵遺構が竹ヶ崎・柳遺跡で見つかっているため、これらの鉄が当時鉄不足であった大和地方へ供給されヤマト朝廷建国の原動力となったという説がある。実際前近代的な野だたらは弥生時代以降、連綿と続いていたようで製鉄遺跡として認知されている。

そのためか、記紀への登場も早期からであり、古事記日本書紀においては根之堅州国(ねのかたすくに)あるいは根之国(大和島根、島根県の語源とされており、伊邪那美(いざなみ)尊の御神陵と言われているところも存在することから修理固成の源郷という見方をするものもいる。黄泉国参照。)と呼ばれスサノオノミコトが統治していた地方に該当するのではないかとも言われており、市内には出雲神道の流れを汲む古社も多い。地名が文献上登場したのは天平6年(西暦733年)の出雲国風土記に「出雲国意宇(おう)郡安來郷」とでている。おそらく神代からの名称であり、都市名では最古の部類の属す。この当時より安来の山中や船通山周辺を源とするオロチ河川群の周辺ではたたら吹き(タタラ=多多良、鈩、踏鞴、鞴韜)、たたら製鉄と呼ばれる古代製鉄法が盛んであったがためスサノオノ尊のオロチ伝説が生まれたとされている。このヤマタノオロチは退治され埋められた後、八本杉を植えた伝承が隣接する奥出雲町雲南市鳥取県日野郡をはじめとするオロチ河川群の周辺地方等に残っているがこの八本杉(八杉)が安来の語源とする説もある。そのため市内だけでも数十以上(伯太町、広瀬町)も存在するたたら製鉄の遺跡や周辺地方には日本刀の最古の刀匠、伯耆国安綱の工房跡碑(鳥取県西伯郡)などもあることから、古くから冶金技術が発達していた雲伯地方一帯(旧名;意宇郡、能義郡)の中心都市であったことが伺える。そのため、近接する伯耆国大原では日本刀の創始であり宮本武蔵の愛刀である「童子切り」の安綱なども輩出している。このような背景から映画もののけ姫の舞台のモデルともなった。

古代より中海(錦海)に面した天然の良港、安来の港はふるくは朝鮮半島との交易も盛んであり、万葉集では於保の浦、時代が下ると金ヶ浦、錦ヶ浦という名などで登場している。そのため市内に数多くある古墳からは当時の出雲地方としては珍しい天叢雲剣を髣髴させるような鉄製の刀剣、鉄器類が出土している。そのため、神在月には出雲を目指す神様が安来湊にまず集結し、鉄の買い付けを行うというような伝説も残っており、古代出雲の海の玄関口として反映したことが伺える。戦国時代に至っては尼子氏の物資輸送、海戦拠点ともなり、中国地方の戦国両雄である尼子氏毛利氏の激烈な戦いが繰り広げられた。この中で有名な悲運の名将山中鹿介らが活躍しその模範的ともいえる武士道精神は池波正太郎著「黒幕」等の数々の小説、物語の題材となっている。 江戸期に入ると尼子・毛利両氏が営んだ月山富田城から松江城に出雲支配の中心が移り繁栄に一時翳りがあった。

しかし江戸中期より日本の商品経済が発展し北前船による交易が盛んになり、鉄資源を求めて奥出雲側に移動していった製鉄地帯ではそれまでの野だたら法から量産型の永代たたらへ移行する。と、安来湊が重要港となり山陰地区の和鉄和鋼を一手に取り扱う一大商都と成長した。当時の国内の鉄生産量の実に90%以上にものぼる素鉄・素鋼品の製造・流通を取り扱い繁栄を極めた。

明治後期に入ると、たたら製鉄法は衰退の危機に直面する。たたら師たちが日本初の民間鉄鋼会社「雲伯鉄鋼合資会社」を1899年(明治32年)に設立した(製鉄業と一線を画し、近代鉄鋼産業の発祥と定義する説もある)。その後、その会社は安来鉄鋼合資会社(1909年設立)、株式会社安来製鋼所(1916年設立)を経て日産コンツェルン総帥鮎川義介による近代技術の導入、その後の伝統製鋼法の近代的画期、高級特殊鋼へ特化し現在も鋼都としての存在をゆるぎないものにしている。この地で生産された鋼は安来鋼ヤスキハガネ)というブランド名で日立金属株式会社が製造を続けており、日本有数の鉄鋼開発拠点の一つとなっている。

文芸面では大正時代に、それまでの華やかな安来文化の蓄積である安来節を全国に広めた渡部お糸、その後は陶芸家、河井寛次郎や、彫刻家、米原雲海など日本文化の伝統を主軸にした近代芸術家を多く輩出した。特に、河井寛次郎らが行った、民芸品への美術的価値を見いだす柳宗悦が中心になった「用の美」の美学は大正・昭和期に渡り日本人の工芸、料理、産業人の精神的なバックボーンを形成した。

[編集] 沿革

[編集] 行政

[編集] 経済

[編集] 産業

安来鋼(ヤスキハガネ)、安来織出雲織錦山焼月山鼓窯母里焼安来節人形 民芸木工家具蒔絵広瀬絣ドジョウたけのこチューリップ安来米(安来どじょう米)、安来梨尼子そば武者のぼり広瀬和紙安来和牛(安来牛(広瀬牛、伯太牛))

[編集] 商業施設

  • 安来プラーナ

[編集] 姉妹都市・提携都市

[編集] 地域

[編集] 人口

安来市と全国の年齢別人口分布図(比較) 安来市の年齢・男女別人口分布図
紫色は安来市
緑色は日本全国
青色は男性
赤色は女性
1980年 49,321人
1985年 49,616人
1990年 48,492人
1995年 46,934人
2000年 45,255人
2005年 43,839人
総務省統計局 / 国勢調査2005年

[編集] 教育

[編集] 小学校

(旧安来市域)

  • 安来市立十神(とかみ)小学校
  • 安来市立社日(しゃにち)小学校
  • 安来市立島田(しまた)小学校
  • 安来市立宇賀荘(うかしょう)小学校
  • 安来市立南(みなみ)小学校
  • 安来市立能義(のき)小学校
  • 安来市立飯梨(いいなし)小学校
  • 安来市立荒島(あらしま)小学校
  • 安来市立赤江(あかえ)小学校

(旧広瀬町域)

  • 安来市立広瀬(ひろせ)小学校
  • 安来市立比田(ひだ)小学校
  • 安来市立山佐(やまさ)小学校
  • 安来市立布部(ふべ)小学校

(旧伯太町域)

  • 安来市立安田(やすだ)小学校
  • 安来市立母里(もり)小学校
  • 安来市立井尻(いじり)小学校
  • 安来市立赤屋(あかや)小学校

[編集] 中学校

  • 安来市立第一中学校
  • 安来市立第二中学校
  • 安来市立第三中学校
  • 安来市立広瀬中学校
  • 安来市立伯太中学校

[編集] 高等学校

[編集] 専門学校

[編集] 交通

[編集] 鉄道

[編集] 西日本旅客鉄道

[編集] 道路

[編集] バス

[編集] 道の駅

[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

[編集] 観光

[編集] 博物館・美術館

[編集] 温泉

[編集] 名所・旧跡

[編集] 寺院

[編集] 神社

[編集] 城跡

[編集] 古墳

[編集] 祭・芸能

[編集] 祭り

[編集] 芸能

[編集] レジャー

[編集] 公園、キャンプ

[編集] 安来市出身の人物

[編集] 政治家

[編集] 実業家

[編集] スポーツ

[編集] 芸能人

[編集] 歴史上の人物

[編集] その他

[編集] ゆかりの人物

[編集] その他

市外局番は、0854(20~39) となっている。但し、天気予報は0852-177である。(市外局番0854の地域が島根県東部と西部に複数存在するため。)


  • 0854(20~39) エリア
    • 安来電話交換所管轄(21,22,23)
    • 大塚電話交換所管轄(27)
    • 荒島電話交換所管轄(28)
    • 広瀬電話交換所管轄(32)
    • 比田電話交換所管轄(34)
    • 山佐電話交換所管轄(35)
    • 布部電話交換所管轄(36)
    • 伯太電話交換所管轄(37)
    • 赤屋電話交換所管轄(38)

郵便番号は以下の通りとなっている。2006年10月16日の再編に伴い、変更された。

  • 安来郵便局:692-00xx、692-85xx、692-86xx、692-87xx、692-02xx
  • 広瀬郵便局:692-04xx、692-06xx、692-07xx
  • 赤屋郵便局:692-03xx

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ