ホンダ・シャトル

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ホンダ・シャトル
GK8/9型(ガソリン)
GP7/8型(ハイブリッド)
HYBRID Z
HYBRID X
概要
製造国 日本の旗 日本 寄居町
販売期間 2015年 -
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドア ステーションワゴン
駆動方式 FF/4WD
パワートレイン
エンジン L15B型:1.5L 直4 DOHC i-VTEC
LEB型:1,496cc 直4 DOHC
モーター H1型 交流同期電動機
変速機 CVT
7速DCT
(「HYBRID X」以上はパドルシフト付)
前:マクファーソン式
後(FF):車軸式
後(4WD):ド・ディオン式
前:マクファーソン式
後(FF):車軸式
後(4WD):ド・ディオン式
車両寸法
ホイールベース 2,530mm[1]
全長 4,400mm[1]
全幅 1,695mm[1]
全高 1,545 - 1,570mm[1][補足 1]
車両重量 1,190 - 1,300kg
その他
ハイブリッド方式 パラレル式フルハイブリッド(SPORT HYBRID i-DCD
系譜
先代 ホンダ・フィットシャトル[2]
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シャトルSHUTTLE)は、本田技研工業が製造・販売する5ナンバーサイズのステーションワゴンである。

概要

「趣味やレジャーを愉しむユーザーに合った独自の価値を最大限に反映させた車種」として開発された5ナンバーサイズのステーションワゴンである[1]

フィットシャトルの後継車種で、フィットとは異なる価値観を与えるために、フィットの名を外している[3]

ベースのフィットと比較して、フロントマスクやインストゥルメントパネルなどに独自のデザインを施し差別化[1]。ドアパネルとフロントフェンダーは三代目フィット(GK#)の物を流用している[4]

尚、ベース車両の名が冠されないステーションワゴンとしてはエアウェイブ以来となる。

製造はフィットグレイスと同じく、本田技研工業埼玉製作所・寄居工場で生産され[5]、2016年2月現在においては日本国内専用車である。

メカニズム

ハイブリッドシステムは2代目フィットハイブリッドヴェゼルハイブリッドにも採用されているEV発進が可能な1モーターシステム「SPORT HYBRID i-DCD」を採用[6]。燃費はJC08モード燃費で34.0km/L[補足 2]、ガソリン車は同21.8Km/Lをマーク[1]

ラゲッジルームも拡大され、5名乗車時で570L、後席を倒した状態で1,141L、最大荷室長は1.840mmを誇る[6]

5ナンバーハイブリッドタイプのステーションワゴンで初の4WD車も設定されており、軽量・コンパクト設計のビスカスカップリング式4WDシステムを採用。

パーキングブレーキは室内空間を有効に活用すべく、フィットやグレイスのサイドレバー式から、左足ひとつで作動/解除できるフットリリース式に変更されている。

ガソリンタンク容量は基本的に40Lだが、「HYBRID」のみ上述のJC08モードでの燃費を実現すべく、32Lに変更されている。

沿革

  • 2015年4月17日 - ティザーサイトを公開し、発売日も発表される[7]
  • 2015年5月15日 - 公式発表し、同日より発売開始[8]
    • グレードはハイブリッドがベースモデルの「HYBRID」、「HYBRID」にLEDヘッドライトやクルーズコントロールパドルシフト、「プライムスムース」と呼ばれるコンビシート(「ブラック」と「アイボリー」から選択可)、振幅感応式ダンパー、あんしんパッケージ(シティブレーキアクティブシステム、前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステムの計3点)などを追加した「HYBRID X」、「HYBRID X」にルーフレールや16インチアルミホイール、左右独立温度調整式フルオートエアコンなどを追加し、2種のインテリアカラー(「ブルーブラック」と「リゾーターブラウン」から選択可)を用意した「HYBRID Z」の3種で、ガソリンが「HYBRID」からHondaスマートキーシステムなどを省いた「G」の1種となり、全てにFFと4WDが設定される。
  • 2015年12月17日 - 特別仕様車「STYLE EDITION」を発表(翌12月18日販売開始)[9]
    • 「HYBRID X」・「HYBRID Z」をベースに、共通でステンレス製スポーツペダルとETC車載器(音声タイプ)を特別装備したほか、「HYBRID X」にはフォグライトを、「HYBRID Z」にはスムースレザーの本革巻ステアリングホイールとトノカバーもそれぞれ特別装備した。
      また、発売当初にあったX及びZ専用のボディカラー「ゴールドブラウン・メタリック」が外れ、全7色となった。

車名の由来

前身のフィットシャトル同様、「人と荷物を安全に、そして先進の技術で運ぶ」というイメージをスペースシャトルになぞらえてネーミングしている。

また、今回は「SHUTTLE=コンパクトステーションワゴン」というホンダ流の表現を顧客にわかりやすく伝えたいという意図もある[10]

脚注

補足

  1. ^ FF車が1,545mm。4WD車が1,570mm[1]
  2. ^ 「HYBRID」のFF車の数値。

出典

関連項目

外部リンク