ヘルクレス座

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ヘルクレス座
Hercules
Hercules
属格 Herculis
略符 Her
発音 [ˈhɜrkjʊliːz]、属格:/ˈhɜrkjʊlɨs/
象徴 Heracles
概略位置:赤経 17
概略位置:赤緯 +30
広さ 1225平方度[1]5位
バイエル符号/
フラムスティード番号
を持つ恒星数
106
3.0等より明るい恒星数 2
最輝星 β Her(2.77
メシエ天体 2
確定流星群 Tau Herculids
隣接する星座 りゅう座
うしかい座
かんむり座
へび座(頭部)
へびつかい座
わし座
や座
こぎつね座
こと座
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ヘルクレス座(Hercules)は、トレミーの48星座の1つ。

ヘルクレス座は、全天で5番目に大きい星座である。あまり明るい星はない。

主な天体

恒星

  • α星:ラス・アルゲティ(Ras Algethi)は、二重星であり、主星は脈動変光星
  • β星: コルネフォロス(Kornephoros)は、ヘルクレス座で最も明るい恒星(2.77等)。
  • δ星:サリン(Sarin) 3.13等星。
  • λ星:マシム(Maasym)
  • ω星:クヤム(Cujam) 4.57等星。
  • UU星:SRD型変光星の代表星[2]

星団・星雲・銀河

その他

神話

名称は、ギリシア神話に登場する勇者ヘラクレスにちなむ。ただし、星座名は「ヘルクレス座」と綴ることに注意する必要がある。

勇者ヘラクレス(ヘルクレス座)は、大神ゼウスが王女アルクメーネーとの間にもうけた子で、王になる予定であったが、例によってゼウスの妻の女神ヘーラーの横槍が入り、王になれなかった。勇者でありながら、その後もヘラに生活の邪魔をされ失敗続きだったが、12の冒険を成し遂げ、神となり星座の仲間入りをした[5]

ヘラクレスの12の冒険のうち、かに座うみへび座りゅう座しし座が星座と関係がある。

出典

  1. ^ 星座名・星座略符一覧(面積順)”. 国立天文台(NAOJ). 2023年1月1日閲覧。
  2. ^ 塩井宏幸「変光星ガイド・4月」、『天文ガイド1983年1月号、誠文堂新光社、102頁。
  3. ^ a b 宇宙科学研究倶楽部『宇宙がまるごとわかる本』学研パブリッシング、2012年2月14日、57頁。ISBN 978-4054052604 
  4. ^ arXiv:1311.1104
  5. ^ Ian Ridpath. “Star Tales - Hercules”. 2014年2月1日閲覧。

座標: 星図 17h 00m 00s, +30° 00′ 00″