Xbox One
Xbox One 本体、Kinect、コントローラ | |
開発元 | マイクロソフト |
---|---|
種別 | 据置型ゲーム機 |
世代 | 第8世代 |
発売日 |
2013年11月22日 2014年9月4日 「各国の発売日」も参照 |
売上台数 |
11万台(2020年1月)[1] 4,989万台(2020年)[2] |
対応メディア |
Blu-ray Disc (ゲームディスクや動画) |
CPU | AMD 8コア APU[4][5] |
ストレージ | HDD |
グラフィック | AMD Radeon Variant (APUに内蔵) |
コントローラ入力 |
Kinect Xbox コントローラー |
外部接続 |
USB 3.0×3 ギガビット・イーサネット Wi-Fi Direct HDMI (入力・出力) IEEE 802.11n 2.4GHz/5GHz IEEE 802.11ac (Xbox One S、Xbox One X) S/PDIF IR 出力端子 ロック端子 |
オンラインサービス | Xbox Live |
最高売上ソフト | グランド・セフト・オートV /872万本[6] |
後方互換 |
Xbox 360(一部のソフトのみ) Xbox(一部のソフトのみ)[7] |
前世代ハード | Xbox 360 |
次世代ハード |
Xbox Series X Xbox Series S |
ウェブサイト | Xbox公式ウェブサイト |
Xbox One(エックスボックス ワン)は、マイクロソフトが発売した家庭用ゲーム機。略記にはXONE[8]、XB-ONE[9]など。
概要
この節には内容がありません。(2021年4月) |
沿革
2013年
- 5月21日 - マイクロソフト本社特設会場で開催された次世代Xboxの発表イベントにおいて、Xbox Oneが発表される[10]。
- 6月10日 - Electronic Entertainment Expo(E3)にて、価格、発売時期、パッケージ内容、ゲームソフトのラインナップが発表される。マイクロソフトは2013年11月、世界21か国にてXbox Oneを発売するとした。
- 6月19日 - パッケージソフトウェアのDRMの撤回が発表される。
- 8月14日 - マイクロソフトはローカライズ、需要への対応等[11]で2013年11月の発売国を当初発表の21か国から13か国に減らし、8か国での発売を2014年に延期すると発表した。
- 11月22日 - 北アメリカ・ヨーロッパ・オセアニアの13か国で発売される。発売後24時間以内に100万台を販売した[12]。同日、インターネットニュースサイトにより光学ドライブの動作不良が報じられる。マイクロソフトはこの問題について、ごく少数の顧客に影響するものとした[13][14]。
- 12月11日 - 発売後の最初の18日間で200万台が販売されたと発表される[15]。
2014年
- 3月18日 - 日本を含む26か国でも2014年9月に発売されることがXbox公式コミュニティサイトで発表される[16][17]。
- 4月17日 - 小売業者への出荷台数が500万台に達したと発表される[18]。
- 4月23日 - 日本を含む26か国で2014年9月4日に発売されることを日本マイクロソフト株式会社が発表した[19]。
- 5月13日 - Kinectを同梱しないXbox One本体セットを2014年6月9日に発売する旨が発表される[20]。
- 9月2日 - チリ、コロンビアで発売[21]。
- 9月4日 - 日本で発売[22]。なお、9月4日から9月7日までの4日間における日本での販売台数は2万3562台(『ファミ通』調べ)[23]。
- 9月5日 - ベルギー、チェコ、デンマーク、フィンランド、ギリシャ、ハンガリー、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、サウジアラビア、スロバキア、スウェーデン、スイス、トルコ、アラブ首領国連邦で発売[21]。
- 9月15日 - イスラエルで発売[21]。
- 9月20日 - 中華人民共和国での発売日を9月23日から2014年内に延期することが判明[24]、のちに9月29日発売と発表される[25]。
- 11月20日 - 英国での実売が累計100万台に達したと報道される(GfK Chart-Track調べ)[26]。
2016年
- 6月14日(現地時間13日) - E3にて新モデル「Xbox One S」と、ハイエンド版であるコードネーム「Project Scorpio」(プロジェクトスコーピオ)が開発中であることを発表。
- 9月1日 - 日本で台数限定の「期間限定Xbox One本体セールキャンペーン」を実施[27]。価格はXbox One 500GBモデルが29,980円(8%消費税込み)、Xbox One 1TBモデルとXbox One Eliteが税別10,000円引きとなる。
- 11月24日 - 「Xbox One S」、日本発売[28](北米など25ヶ国では8月2日に発売開始[29])。
2017年
- 6月13日(現地時間12日) - E3にて「Project Scorpio」の正式名称が「Xbox One X」であることを発表。
- 7月12日 - 日本でXbox One S 500GB (Minecraft同梱版)の価格を改定。従来参考価格の29,980円(税抜)から27,759円(税抜)に改定された。
- 11月7日 - 「Xbox One X」発売。
2018年
- 2月1日 - 日本でXbox One S 1TBソフト同梱版(Forza Horizon 3及びHalo Collection)及びXbox One S 1 TB Minecraft リミテッド エディションを29,980 円(税別)と34,980円(税別)にそれぞれ5,000円値下げ。[30]
2019年
- 5月7日 - 「Xbox One S All Digital Edition」発売。Xbox One Sから光学ディスクドライブを廃した廉価なモデル。
2020年
- 11月10日 - 次世代機「Xbox Series X/S」発売。
ハードウェア
映像出力はXbox One が最大1080p、Xbox One S、Xbox One Xでは最大2160p(4K UHD 3840×2160)の解像度[31][32]、Dolby Atmos[33][34]、DTS:X[35]、Auro-3Dに対応する[36]。
Xbox One Sはパフォーマンスが11%向上している[37]。
Xbox One X専用のゲームはないが、専用アセット類やグラフィックス以外の拡張も許容されている(ロゴとしてXbox One X対応「Xbox One X Enhanced」、4K対応「4K ULTRA HD」、HDR10対応「HDR」がある)[38]。
- Xbox Oneファミリーのスペックシート[39]
- AMD Jaguar APU 8コア(4コア×2クラスタ)、1.75GHz[40]
- AMD GCN(Graphics Core Next)アーキテクチャベース[40]、12個の演算ユニット(計768コア)
- 容量32MiBのESRAMを搭載[40]
- 4基のMove Engineを搭載[40]
- ハードウェアビデオエンコード・デコード機能[40]
- HDMI in/out機能[40]
- DDR3メモリ8GB(システム・グラフィックス共用で帯域幅は68.3GB/s、ゲームには5GBを使用可能となる[41])
Xbox One Xはスペックが向上している。主な点は以下の通り。
- AMD Jaguar Evolved APU 8コア、2.3GHz
- AMD GCNアーキテクチャベース、40個の演算ユニット(計2560コア)
- GDDR5メモリ12GB、帯域幅326GB/s
ストレージ
500GBまたは1TBのHDDを標準搭載。本体に内蔵されており、ユーザーによる交換は不可だが、追加で容量が必要な場合は256GB以上でUSB 3.0に対応した外付けHDDを接続して利用することが出来る[42]。アップデートにより合計16TBまでのデータ保存機器を2台までの接続に対応。
セーブデータを含むデータはHDDとクラウドの両方に同時に保存される(無料会員でもクラウドに同期される)[43]。
Kinect
Xbox One Kinect センサーはビデオカメラ・マイクがそれぞれ複数搭載されており、ジェスチャー・音声認識や顔認識、指の動きや皮膚の状態をもトラッキングする[44]。Kinectのシステムは、常にデータを集めアルゴリズムを向上させている[45]。
赤外線パターンを人体に照射して赤外線カメラで撮影する機能が搭載され、通常のカメラの情報と組み合わせることで人体の心拍数を測定できるようになった。暗闇でも認識できるようになり、奥行きを高精度に認識できるようになった。奥行き認識は変調された赤外線が照射され物体に反射して撮影されるまでの時差を利用したTime of Flight法で従来のドットパターンの赤外線とは異なる。通常のカメラも解像度1080pと性能がアップしており、従来比6割アップの広角化となったことで、6名までの同時認識が可能となった。スタンバイ状態でも24時間会話を認識しており、話しかけるだけで本体を起動させることができる[10][46]。
発売当初はKinectへ強制的にリソースが割り当てられていたが、現在はそのリソースをゲーム開発に割り当てることが可能となっているためKinectのフル機能を必要としないゲームタイトルのパフォーマンスが向上した。この場合も音声認識等は使用可能である。
Xbox One S、Xbox One Xでは、Kinect専用の端子が省かれているが、"Kinect アダプター"を使用することで接続は可能[47]。
Xbox ワイヤレスコントローラー
第一世代「Xbox One ワイヤレス コントローラー」
Xbox 360のコントローラーから40項目以上の改良が施されている[48]。Wi-Fi Directによる通信方式を採用したことで、本体との通信速度が大幅に高速化している。トリガーに触れる左右の指先それぞれに振動を伝えることができるように、振動モーターが左右のグリップ部分に加え、トリガー付近に追加され合計4個となった。アナログスティックの縁が網目状になり、軽く操作できるようになった。単3電池2本で駆動する。電池の収納が縦から横になり、背面がフラットになっている。十字キーは、溝から直接十字のパッドが露出する形状に変更された。Kinectにより、どのコントローラーが、どの位置で操作されているか検知する。これはコントローラー正面に赤外線LEDがあり、それを赤外線カメラで撮影しているためである[49]。マイクロUSB端子(B)を搭載しており、USBケーブルで本体と接続すれば無線をオフにして有線コントローラーとしても使用可能である。Windows用ドライバも提供されており、PCでも使用可能。
Xbox One初期型本体の同梱コントローラーである。
第二世代「Xbox One ワイヤレス コントローラー」
イヤホン端子が追加されたコントローラー。第一世代で問題だったLBとRBのボタンの固さが修正された。
第三世代「Xbox ワイヤレス コントローラー」Xbox One S、Xbox One Xに標準搭載されるこのコントローラーは、Bluetooth接続に対応する(単体発売ではXbox Design Labでオリジナルモデルの発注ができる)[50]。日本では2017年1月27日に「Xbox コントローラー(Windows USBケーブル付)」が登場した[51]。第三世代の商品名は"Xbox One ~"の部分からOneが無くなり"Xbox ~"となった。
第四世代「Xbox ワイヤレス コントローラー」
Xbox Series X/Sと同時発売のコントローラー。Bluetooth対応。Xbox Oneと互換性があり、使用することが可能である。基本的には第一~第四世代のコントローラーと同じであり、前モデルからの変更点という意味では小幅な改良にとどまっている。シェアボタンが新設され、手軽にスクリーンショットや動画をコミュニティに共有することが可能になった。また、十字キーに「ハイブリッド方向パッド」が採用され、斜め入力がしやすくなっている。[52]USB接続端子がUSB Type-Cになり、トリガーとバンパーも滑りにくいマット仕上げに。さらに、触覚ドットパターンが追加され、グリップしやすくなっている。また、平均的な8才の子どもの手のサイズに最適化することにより若干サイズが小さくなり持ちやすくなり、Bluetooth Low Energy(BTLE)、Dynamic Latency Inputをサポートした。[53]全体的にXbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2に近い仕様になっている。
Xbox Elite ワイヤレス コントローラー
- オリジナル(無印、第一世代)
「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー」はプロレベルを追求し、パーツ交換やカスタマイズ機能が追加されている[54][55]。
- シリーズ 2
「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ 2」は2019年11月5日に発売されたEliteコントローラーの第二世代。[56]
シリーズ2 | オリジナル (無印、第一世代) | |
---|---|---|
電源 | 専用仕様 | 共通仕様[57] |
内蔵バッテリー | 単3形乾電池x2 着脱式バッテリーパック | |
USB接続端子 | Type-C | Micro B |
Bluetooth接続 | 対応 | 非対応 |
プロフィールスロット | 3 + "既定"1 [58] | 2 |
トリガーロック機能 稼働域設定 プロフィール連動[59] |
3段階 最大・半分・無し |
2段階 最大・半分 |
連動する | 連動しない | |
パドルサイズ | 小 | ー (基準)[60] |
パドルロック機能 (無効化・誤動作防止) |
プロフィールボタン長押し[61] | 接続ボタン二回押し |
付属サムスティック[62] | 標準x2 クラシックx2 トールx1 ワイドドームx1 |
標準x2 ドームx2 トールx2 |
割当機能 | シフト割当 アクション割当 サムスティック方向割当 他 |
ー (基準) |
その他機能等 | サムスティックのテンション調整 | ー (基準) |
キャリングケースに着脱可能な充電ドック | ||
より広い範囲をカバーするラバーグリップ | ||
配色 | 黒基調 暗い銀 |
黒基調 明るい銀 蛍光緑 【限定ホワイト】 白基調 明るい銀 蛍光緑 |
Xbox Adaptive Controller
肢体に障碍があるユーザーを補助し、自由にゲームを操作する為に設計されたゲームコントローラー[63]。対応ハードはXbox OneおよびMicrosoft Windows 10搭載PC。日本国内では2020年1月9日より数量限定でマイクロソフトのオンラインストアにて発売された[64]。アクセシブルゲーミングを推進するマイクロソフトが開発した[65]。巨大な黒い二つのボタンがメインキーとして配置され、僅かな圧力で反応する[66]。19個の3.5mmジャックを搭載し、別売りの外付けスイッチ/ボタン/マウント/ジョイスティック等[67]のユーザーに合ったデバイスを接続し、機能を拡張を行う[66]。従来の「コントローラーを手を握る」という動作は必要なく、プレイヤーの体勢を問わずプレイ可能となっている。デバイスをマウントし、ベッドや壁に固定させることも可能[68]。底面には車椅子用アタッチメントの標準仕様である3つのネジ穴がある[69]。
周辺機器
この節の加筆が望まれています。 |
- ワイヤレス コントローラー
- Elite ワイヤレス コントローラー
- #Xbox ワイヤレスコントローラー を参照
- プレイ & チャージ キット
- メディア リモコン
- Kinect センサー
- #Kinect を参照
- Xbox Oneステレオ ヘッドセット(2014)
- Xboxワイヤレスヘッドセット(2021)
- Xboxステレオヘッドセット(2021)
- ヘッドセット アダプター
- ボイスチャット ヘッドセット
- 縦置きスタンド
- ワイヤレス アダプター for Windows 10
バリエーション
名称 | 概要 | 発売時期 ()内は日本 |
---|---|---|
Xbox One (初期型) |
初期型、販売終了 | 2013年11月 (2014年9月) |
Xbox One S | 普及型、初期型から小型化し一部性能向上 | 2016年8月 (2016年11月) |
Xbox One X | 高性能型、最上位機種 販売終了 |
2017年11月 |
Xbox One S All Digital Edition |
廉価型、Xbox One Sから光ディスクドライブを廃した。 販売終了 |
2019年5月 |
アメリカ大陸、ヨーロッパ、オセアニアの13か国[補足 1][70]では2013年11月22日に発売された。日本では2014年9月4日に発売された[22]。
従来のKinectシステムから新たに再設計された「Xbox One Kinect センサー」が同梱されていたが[71]、2014年6月からは同梱しない本体セットの販売も始まり[20]、その後Kinectセンサーは生産終了となった。2020年8月26日時点において、初期型Xbox One、Xbox One X、Xbox One S All Digital Editionが生産終了し、小型化・電源内蔵・4K/HDRビデオや「Ultra HD Blu-ray」の再生・HDRゲームに対応したXbox One S[72][73][74]のみ生産が続けられている。XBOX one x及びXBOX one S All Digital Editionの説明は下記の通りである。4K解像度世代 (True 4K) のゲームに対応したXbox One X[75][38][76]、Xbox One Sから光学ディスクドライブを廃したXbox One S All Digital Edition[77]が存在した。
Xbox One X (生産終了) |
Xbox One S | Xbox One S All Digital Edition (生産終了) |
Xbox One (生産終了) | |
---|---|---|---|---|
電源内蔵・小型化 (初期型比) |
電源内蔵 小型 |
電源内蔵 小型 |
電源内蔵 小型 |
電源別体 初期型 |
HDRゲーム、 4K/HDRビデオ再生 |
○ | ○ | ○ | × |
Ultra HD Blu-ray再生 | ○ | ○ | × | × |
ディスク版ゲーム、 Blu-ray Disc /DVD/CD再生 |
○ | ○ | × | ○ |
4K解像度ゲーム、 Xbox One X Enhanced |
○ | × | × | × |
- Xbox One + Kinect
- 2013年11月22日発売。日本では2014年9月4日に発売された[78]。
- スペシャルエディションとして「Day One Edition」が2013年11月22日に発売。「Day One」と印刷された限定版ワイヤレスコントローラー、Day Oneデカール、「Day One 実績」の解除コードが付属する[79]。日本では2014年9月4日に発売され、先行販売地域のDay One Editionの付属品に加え、『Titanfall』と『Kinect スポーツライバルズ』の利用コードが同梱された[80]。
- 「Xbox One 500GB + Kinect」は2016年1月28日と2016年9月1日に発売。Xbox One 500GB本体にKinect、『Kinect スポーツ ライバルズ』『Zoo Tycoon』の利用コードが同梱された[81]。
- Xbox One
- 2014年6月9日に発売[20][82]。日本では2014年9月4日に発売された[78]。
- 「Xbox One Elite」は1TBのSSHD内蔵と「Elite ワイヤレス コントローラー」を同梱し、2015年11月19日に発売。
- Xbox One S
- 2016年発売。体積比40%減の小型化。併せて外部電源も内蔵された。
- 2016年11月24日「Xbox One S 1TB(『Halo Collection』同梱版)」[83]、2017年1月26日「Xbox One S 500 GB(『Minecraft』同梱版)」[84]、2017年2月23日「Xbox One S 1 TB(『Forza Horizon 3』同梱版)」[85]、2018年2月20日「Xbox One S 1TB( 『PlayerUnknown's Battlegrounds』同梱版)」[86]。
- Xbox One X
- 2017年11月7日に日本を含め世界同時発売[87]。なお日本では時差の関係で、全世界で最も速く発売される。これは歴代Xboxシリーズ初となる[88]。これとは別に、本体及びコントローラーに開発時点でのコードネームである「Project Scorpio」ロゴとドット パターンによるグラデーションを施したスペシャル デザインの本体に、同じく「Project Scorpio」ロゴを配したコントローラー、専用縦置きスタンドをセットにした初期限定モデル『Xbox One X Project Scorpio Edition』(プロジェクト スコーピオ エディション)も同日限定発売となる[89]。なお、2018年11月8日には本体の上部色をオフホワイトにした「Xbox One X ホワイト スペシャル エディション」を数量限定で発売[90]。同日に、カラーをホワイト スペシャル エディションと同じオフホワイトでまとめた「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー (ホワイト スペシャル エディション)」も同じく数量限定で発売される。
- Xbox One S All Digital Edition
- 2019年5月7日発売[91]。Xbox One Sから光学ドライブを省いたもので、1TBのHDDを搭載したもの。『Forza Horizon 3』と『Minecraft』のダウンロードコード付属。
内蔵ソフトウェア・サービス
OS
3つのOSが用意され、ゲーム用のXbox OS、Windowsのカスタムカーネル(標準Windowsアプリケーションとの互換性は持たない[92][93]が、ユニバーサルWindowsプラットフォームに対応[94])、およびそれらを切り替えるためのOS(ハイパーバイザ)が稼動する[10]。
Xbox Live / Xbox Play Anywhere
Microsoft Azureと一体化され、30万台のサーバが用意される[71]。セグメントごとのダウンロードやバックグラウンドでの更新ができる[71]。クラウドに処理を一部負担させることもできる[45]。
Xbox One版とWindows 10版の境界線のない未来を目指しており[95][96]、「Xbox Play Anywhere」ではどちらかのダウンロード版を購入すれば、どちらのプラットフォームでもプレイできるサービスである(クロスバイ・クロスセーブに近い)[97]。
- Smart Match
- 他の操作をしている間に相手を探すマッチメイキングシステムである[71]。「オートレジューム」機能により、ゲームを中断したまま、別のゲームに移行できる[98]。
- Game DVR
- ゲームプレイが録画され公開できる[71]。ライブストリーミングや「UPLOAD STUDIO」により編集できる[98]。動画を30秒~5分間、720p/30フレームで録画できる。クラウドに保存でき、ユーザーに向けて公開できる。PCやスマートフォンで視聴する場合はXbox SmartGlassが必要である。SNSで公開できる[99]。
- Living Games
- AIがプレイスタイルを学んで代わりに対戦などを行う[71]。また、プレイヤーが不在でも現実の結果がゲームに反映される[100]。
- Achievement
- 「拡張された実績」システムにより重要な瞬間を録画する[71]。過程の実績も表示する[100]。複数のゲームを跨ぎコミュニティで解除する「チャレンジ」も存在する[101]。
- Xbox SmartGlass
- Xbox 360版とは仕組みが変わり、ダイレクトコネクトが基本となった[102]。複数のデバイスを同時に接続し、サブスクリーンとして使える[102]。
- EA Access[103]
- エレクトロニック・アーツのXbox One向け定額サービス。
後方互換
Xbox 360とのハードウェア的な後方互換はなく、発売時点では、Xbox 360用ゲームディスクをそのまま使用することはできないが、アバターや実績などを持ち越せる[42]。
2015年のアップデートにて、Xbox 360エミュレーターを介し、後方互換を実現することで、Xbox 360用ゲームの動作に対応した。ただし、すべてのゲームが動作するわけではなく、人気作を中心とした一部のゲームのみの対応となるが、対応ゲームは随時追加される[104][105]。ほとんどのゲームでXbox OneのGame DVR機能やMixerでの配信にも対応する。 Xbox 360 ダッシュボードのXbox 360 ガイドもXbox One上にて起動させることが可能。
また、2017年には初代Xboxのゲームディスクの起動に対応。現時点では一部のゲームのみの対応となる。 Xbox One X本体では最大16倍、それ以外本体では最大4倍の解像度に高解像度化されて動作する。[106]ただし、初代XboxのXbox Liveサービスは2010年に終了しており、オンライン機能などは使用できない。
テレビ放送
アメリカにおいては、ケーブルテレビチューナー→テレビと接続されているが、これをケーブルテレビチューナー→Xbox One→テレビと接続することでテレビ放送に関連した情報などをオーバーレイ表示できる。これはNFLの中継で試合の情報を提供したり、連動ゲームをプレイできるサービスで利用される見込みである。またテレビの電源からケーブルテレビのチャンネルの切替まですべて音声で操作できる。チャンネルの変更には専用のテレビガイド(EPG)サービスも利用できる[107]。Xbox Oneにはゲームと並行してSkypeによる複数間のビデオチャットを同時に行える「Snap」機能があるが、この接続方法によりテレビ放送とゲームも同時に楽しめる[71]。
日本国内においては発売時点では対応せず、将来的に実現するものと公表されている[108]。ソリューションとしてピクセラのPIX-BR310W/PIX-BR310W-Xがある[109]。
ID@Xbox
2013年7月、マイクロソフトはインディーズなどが市販のXbox One本体を開発機器として使用し、制作した作品を公開できる(セルフパブリッシング)ようにする計画を発表[110][111][112]、Xbox Live、Kinect、クラウド、実績にも対応するとした[111]。「全ての人がクリエーターに」というマイクロソフトのビジョンによる一環であった[111]。約1年後の2014年7月、マイクロソフトの技術部門担当者の発言として、市販のXbox One本体を開発機器として利用できるようにする計画の撤回が報じられたが[113]、マイクロソフトの広報担当者はこれを否定した[114]。他社のゲーム機版でも同一タイトルを供給する場合(Xbox One・PS4・Wii U版などのクロスプラットフォームで発売する場合)、「Xbox One版が後回しになってはならない」という制約(同時発売条項)が存在し、インディー開発者から制約の撤廃を求める声が挙がっている[115][116]。
ゲームアプリに関してはID@Xboxに参加する必要があるが、それ以外のアプリではUWPアプリと同様で一般の個人開発者でも配信が可能となっている[117][118]。
DRM
Xbox OneのDRM(デジタル著作権管理)は反発が相次いだことから発表当初から変更が施されたが、本来は以下の通りで進める予定だった[119]。
- ゲームソフトはHDDとクラウドのライブラリに保存されるため、パッケージ版でも、インストール・オンライン認証を行う必要がある(ディスクレス)[119]。
- 最大で24時間はオフラインでもプレイ可能だが、オフラインのまま24時間が経過するとゲームを起動できなくなるため、1日に1度は認証が必要となる[120]。
- 別の本体からライブラリにアクセスする場合は、1時間に1回の認証が必要となるが、10名まで指定できる「ファミリー」もアクセスできる[119]。
- ソフトの譲渡についてはパブリッシャーが許可したソフトで30日間以上の「フレンド」のみに行える[119]。
ところが仕様発表後、ユーザーや業界からクレームが相次ぎ、PlayStation 4の仕様発表時には「ゲームは今まで通り遊べる」と発表しただけで大喝采が起こっただけでなく、「PlayStation 4でゲームを貸し借りする方法」という動画を製作し、Xbox Oneとの違いを強調してきたことを受け、6月19日付のXbox One公式ブログ「Xbox Wire」で仕様の一部を以下に変更することを明らかにしている[121]。
- 初回起動時のシステムセットアップを済ませば、以降オンラインによる認証は不要だが、パッケージ版は認証のためにディスクを入れておく必要はある[121]。
- ソフト譲渡の認証・中古販売の制限は行わない[121]。
- クラウド上の購入したライブラリには、パッケージ版は含まれなくなり、10人までの家族間共有もなくなった。
- ダウンロード版はXbox 360と同様の仕組みである。
また、リージョンコードによる制限もなくなったため、日本国内のハードで海外版ソフトをプレイすることが可能であるし、日本語版があればオンラインアップデートで日本語環境をインストールできる。その逆も可能で、海外のハードでも日本語環境をインストールできるし、すべての日本製ソフトをまったく問題なく遊ぶことができる。なお、ソフトはリージョンコードがなくなったが、DVDやブルーレイには残っているため、日本国内のハードで海外版DVDなどを観るときには制限がある。
ソフトウェア
詳細は「Xbox Oneのゲームタイトル一覧」を参照
さらにXboxOne、次世代機であるXboxSeriesX/Sともにリージョンフリーなため、地域設定を変えると海外ストアに入り海外版を簡単に買うことができる。[122]
各国と地域での発売日
発売日 | 国または地域 |
---|---|
2013年11月22日 | |
2014年9月2日 | |
2014年9月4日[123] | |
2014年9月5日 | |
2014年9月15日 | |
2014年9月23日 | |
2014年9月26日 | |
2014年9月29日 |
脚注
補足
- ^ Day One(2013年11月)に発売された国は、アメリカ・カナダ・メキシコ・ブラジル・イギリス・アイルランド・フランス・ドイツ・スペイン・イタリア・オーストリア・オーストラリア・ニュージーランドの合計13か国である。なお、日本は Tier 2 (第二陣)に属しており後発となった。
出典
- ^ https://www.famitsu.com/news/201912/18189299.html
- ^ http://www.vgchartz.com/analysis/platform_totals/
- ^ “驚きの品薄状態が続く「Xbox One S」の目玉である4K UHD BDを解説!”. 2017年2月17日閲覧。
- ^ “マルチOSのためにメモリアーキテクチャが限定されたXbox One”. PC Watch (2013年7月22日). 2013年7月29日閲覧。
- ^ “Microsoftが「Xbox One」のチップ概要をHot Chipsで発表”. PC Watch (2013年8月27日). 2013年11月26日閲覧。
- ^ VGChartz (Xbox One) Jan 2019
- ^ (ページ内リンク)
- ^ 「Xbox One - 4Gamer.net」4Gamer.net。
- ^ 「Xbox One ソフト発売予定 - ファミ通.com」ファミ通.com。
- ^ a b c “Xbox Oneをどう見るかーーテクニカルジャーナリスト西川善司氏が分析する新世代Xbox像”. ファミ通.com (2013年5月22日). 2013年5月24日閲覧。
- ^ “Xbox One Launch Markets Confirmed” (英語). Microsoft. 2013年12月14日閲覧。
- ^ 新型Xbox、発売初日で販売台数100万台 マイクロソフト
- ^ “Microsoft Has No Clear Solution For Xbox One Disc Drive Issues” (英語). Kotaku. 2013年12月14日閲覧。
- ^ “Xbox One Early Adopters Reporting Hardware Problems” (英語). IGN. 2013年12月14日閲覧。
- ^ “Xbox One Sells More Than 2 Million Units in the First 18 days; Sold Out at Most Major Retailers” (英語). Microsoft. 2013年12月14日閲覧。
- ^ Yusuf Mehdi (2014年3月18日). “Xbox One Coming to 26 New Markets in September” (英語). Xbox Wire (マイクロソフト) 2014年3月18日閲覧。
- ^ “【速報】Xbox Oneの日本発売が、2014年9月に決定!”. ファミ通.com (KADOKAWA). (2014年3月18日) 2014年3月18日閲覧。
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- ^ シリーズ2では"既定スロット"(全インジケータ消灯)と"既定プロフィール"があり、"既定スロット"には"既定プロフィール"が固定され変更は出来ない。"既定スロット"選択時は背面のパドルが無効になる。"既定プロフィール"には標準のボタン割当が保存されている。(なお、"既定プロフィール"にはパドルにA,B,X,Yが割当られており、"既定プロフィール"をユーザースロットに設定した際に有効になる。)
- ^ コントローラー側のスイッチで設定した最大稼働域に合わせて、プロフィール側の入力範囲も自動で連動する機能。連動しないオリジナルは、スイッチの位置に合わせてプロフィール側も手動で設定しないと正しく動作しない。
- ^ (オリジナルを基準として比較、以下同じ)
- ^ (パドル操作が無効となっている"既定スロット"が選択される)
- ^ シリーズ2とオリジナルはスティックと本体側軸との接続形状が異なり、互換性はない
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参考文献
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- "Xbox One 発売による新世代のゲームとエンターテイメントの登場を全世界が祝福" (Press release). マイクロソフト. 22 November 2013.
- "Xbox One がゲーム新世代の始まりを告げる" (Press release). マイクロソフト. 22 November 2013.
- "Xbox が、家庭用ゲーム機の世代を超える未来のゲーム体験を紹介" (Press release). マイクロソフト. 15 June 2016.
関連項目
- ゲームタイトル一覧
- Category:Xbox One用ソフト - 日本語版ウィキペディアに記事の作成されているタイトルのリスト(タイトルでの五十音順)
- Xbox Oneのゲームタイトル一覧 - 日本で公式発売された全タイトルのリスト(発売日順)
- その他
外部リンク
- Xbox オフィシャルサイト
- Xbox Japan (@xbox_jp) - X(旧Twitter)
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