Hotmail
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Hotmail(ホットメール)は、無料で使えるMSNのフリーメールサービスである。各メニューが優遇された有料版もあるが、一般的にHotmailと言うと無料サービス部分を意図して用いられることが多い。
comScoreの調査では2005年7月現在35.5%の世界市場占有率を持ち、17の言語をサポートする世界最大級のWebメールサービスである。
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[編集] 概要
[編集] 特徴
- インターネットにつなげ、ウェブが閲覧できる環境であれば世界中どこからでも送受信が可能。
- 自社のWindows Live OneCareによる検知・駆除システムを採用。
[編集] 無料版、有料版のサービス内容比較
| サービス名 | 料金 | 容量 | 添付ファイル | アカウント数 | 電子メールクライアントの使用 | 広告 | キッズセーフティー機能 | アカウント削除日数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| MSN Hotmail | 無料 | 5GB~ 無制限※5 | 最大10MB | 1 | ○※1 | あり | × | 30日※2 |
| MSN Hotmail Plus | 年額2510円(一ヶ月あたり 210 円) | 5GB~ 無制限※5 | 最大20MB | 1 | ○ | なし | × | なし※3 |
| MSN9 Premium[1] | 月額1344円 または 年額14679円※4 | 5GB~ 無制限※5 | 最大20MB | 10 | ○ | なし | ○ | なし※3 |
※1: 2009年1月に緩和され、利用可能になった
※2: 2年以上保有したアカウントは120日まで有効(2007年9月3日以前は60日)
※3: 契約期間中に限る
※4: いずれも1ヶ月無料試用期間有
※5: 2009年2月から開始時点の5GBから必要に応じて容量が増える"ますます増える受信トレイ容量"を採用。
[編集] 歴史
[編集] 名前の由来
表示がHTMLであることに由来し、サービス開始当初は綴りも「HoTMaiL」であった。それまではMUAのない環境(PCがあってもメーラーがインストールされてない、メーラーはあってもアカウント情報を憶えていない)、一時的に読みたいだけでPCにメールを取り込みたくない、といった状況でも、ウェブブラウザでのメール送受信ができて、メールそのものの保存もサーバ側に置いたままで良いと言った、Webメールのはしりであり、それまでにないメールサービスをわかりやすく表現した名前といえる。Yahoo!などの同様の無料Webメールサービスよりも日本語への対応が数年早かったため、マイクロソフト傘下となる以前から、MacintoshやUnix系OS上でも多く利用され、また、企業内など私用メールが制限されている人にも重宝されている。
「HoTMaiL」という綴りは、1997年末に、提供元のHotmail社がマイクロソフトに買収され、現在のサービスとなり「Hotmail」に変更された。この買収と併せて、マイクロソフトは各国においてプロバイダ事業(MSN)も展開し、msn.com のドメイン名でWebメールを提供していたが、これも仕組みは Hotmail そのものである。
[編集] スパムメールの問題
サービス開始当初から、無料の電子メールサービスとして誰でも登録すれば使えることから、いわば「メールアドレスをばらまいている」こととなり、実際にはそのアドレスを取得しているかどうかに関わらず、スパムメールの送信元アドレスとして使われることが多い[2]。知らない間に自分のアドレスが迷惑メールの送信者(From:)として利用され、大量の苦情や不達通知に悩まされる事もしばしばであった。
また大勢が使用していることに着目され、これら2つのドメインに対して、ありがちな人名や単語をはじめ、機械的に発生させた文字列を用いたローカル部を付与し、無差別に大量のスパムメールを送信される事があり、一部の人達はこの時期に「使い物にならない」と見なして離れていくことも多かった。
メインのメールアドレスとして以外に、副次的なメール環境として、また、一時的な使い捨てアドレスとして利用している人も多く、場合によっては、スパムメールが大量に届くことが判っているような場合(例えばたった1通のメールを受信する目的で掲示板に「晒す」必要があるとき)だけに取得されることさえある。他にも、迷惑メールが多く来たので別のアドレスを取り直したなども多く、結果、大量の死にアドレス、休眠アドレスが発生している。
これらの内、長期間サインインがされていないアドレスは、当初は保管されており、いつでも本人が利用を再開することが可能であった(受信メールも保存されたままであった)が、現在では一定期間(無料版についてのみ。30日または120日)の後に無効化され、既に受信されていたメールも破棄される。これはアドレスのリサイクルとしてはサービス提供者側にとっては有効なものの、サービス利用者側としては、そのアドレスが以前から迷惑メールの送信先になっていた場合、使用開始直後から迷惑メールに悩まされることにもなる。
[編集] ドメイン名
hotmailのドメインは、当初は .com のgTLDだけであったが、現在では hotmail.co.jp をはじめ、各国のccTLDのものが取れるようになった。なお、メールアドレスのローカル部(@より左)が同じであっても、ドメインが異なれば別アカウントとなる。
一時期、日本語版のページからは ~@hotmail.co.jp のアドレスしか取得できなくなり、hotmail.com のドメイン名では取得ができなくなったこともあったが、現在はどちらも可能である。
[編集] 送受信環境
ウェブブラウザでの送受信だけではなく、マイクロソフトのOutlook Express(OE)やMicrosoft Outlook、 Entourageには一般的なMTAのプロトコルであるPOP3やIMAP4以外に、HTTP形式が選択でき、これによって、hotmail.com や msn.com の電子メールを送受信することが可能であった[3]。
その後、OE等での送受信は、有料版ユーザであるか、無料版ユーザでは以前から利用していたユーザ限定となり、無料版については新規に作成したアドレスはもちろん、過去にOE等で送受信したことがないアドレスでは、利用できないように制限された[4]こともあったが、2009年1月から大幅に緩和され、一般的なメーラを使用して、POP3、SMTPによる送受信が可能になった。
また、リサーチ・イン・モーション社のBlackBerry Internet Serviceと連携しており、BlackBerryではリアルタイムでプッシュ型電子メールを受信することができる。
[編集] 保存容量
無料版については、当初は2MB、2004年に250MBへ拡大された。この当時、有料版は2GBの最大容量であり、優遇メニューの一つとして大きく差別化されていたが、無料版も、Gmailの大容量を誇る無料ウェブメールサービスに追従する形で、2006年11月15日から順次1GBに拡張。2007年5月6日の2GB拡大を経て、2007年9月3日に現在の5GBに拡大した。
有料版も2GBから4GBを経て、2007年9月3日以降、10GBとなっている。
[編集] 将来
現在、Windows Liveサービスの一環としてWindows Live Hotmailが提供されている。Ajaxなどの技術を使用し、Webブラウザ上で操作するサービスでありながらデスクトップ上で動作するメーラーに近い機能と操作感覚を持つなどパフォーマンスを向上させた物で、Hotmailの次世代版である。
2007年9月頃から順次、Hotmailアカウントにおいて、Windows Live Hotmailへの自動移行が開始されている。
詳細は「Windows Live Hotmail」を参照
[編集] 注釈
- ^ Microsoft オンライン サービス - MSN9 Premium
- ^ 迷惑メール対策が一般化した現在では、フィルタリングの設定で hotmail.com や msn.com は無条件で迷惑メール扱いとする人も多い。これから派生し、Hotmail を使って重要なメールを送って来られた場合、その送信者の「無神経さを疑う」ような人すらいる。
- ^ 他社製品でも、ウェブメールをやりとりするのに特化したJupiterや、有志の製作したプラグインを利用することで実現したBecky! Internet Mailなどがある
- ^ MSNが無料で提供するサービスを拡張する有料プラン(Hotmail Plusなど)の1メニューとなった。無料版でも、OEでの送受信を2004年9月28日以前に設定したことがあるユーザは、無料版のまま同機能を継続して利用することができた。

