マスターチーフ

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マスター・チーフ
Master Chief
生誕 不明
軍歴 2517年、9月23日
最終階級 マスターチーフ・ペティオフィサー
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マスターチーフ
Master Chief
本名 John-117 - ジョン117
別名義 Sierra-117 - シエラ117
身長 2m
血液型 不明
職業 軍人特殊部隊
主な作品
Halo: Combat Evolved』 - 『Halo 2』 - 『Halo 3』 - 『Halo 4
備考
身体データはHalo3リファレンス・ブックによるもの。

マスターチーフ・ペティオフィサー ジョン117(Master Chief Petty Officer John-117) つまりマスター・チーフ(Master Chief)はヘイロー・シリーズに登場する架空の人物で、主人公プレイヤー・キャラクター特殊部隊隊員、XboxXbox 360マスコットキャラクターである。身長2m、体重130Kg。

オリジナル(英語)音声でのヴォイスアクタースティーヴ・ダウンズen:Steve Downes)が演じる。

日本語音声による吹き替えでは、谷昌樹(オリジナル・トリロジー、Halo4 : Forward Unto Dawn)、小山力也(Halo4)が担当。

ゲーム本編では単に「チーフ」と呼ばれるが、本名はジョンである。これはHalo3の最後で明らかにされるが、Halo3の公式サイトでは発売日前に暴露されていた。国外で出回っているHalo: The Fall of Reachなどの小説類ではこれよりも早く本名が明らかになっていた。

ちなみに、テレビゲームのキャラクターという使用上、本記事の画像は全てコスプレである為細部が異なる場合がある。

概要[編集]

アメリカでのマスター・チーフ[編集]

マスター・チーフ(以下『ジョン』)はアメリカ本土において非常に有名なキャラクターである。彼のキャラクターとしての立ち具合はマリオソニックララ・クロフトに並ぶといわれており[1]、マダム・タッソーの蝋人形にもなった。[2] ヘイロー・シリーズそのものが全世界で2480万本を売り上げる人気作品であるため、その主人公であるチーフも当然注目を浴びている。しかしながら、Kotakuの評論家たちはジョンのことをあまり評価していない。ジョンはパワードスーツを装着して高い戦闘能力を保持するものの、あまりに無口であり外見的特長に欠けている[3]ため、スーパーヒーローとしてあまりにも地味だとのこと。(ジョンはスパルタンII計画と呼ばれる特殊部隊隊員であるため、同じような外見をした仲間が沢山いる。)

基本的にクールであり、無口で感情を出さない。そしてあらゆる火器装甲戦闘車両および航空機の操縦法に精通。戦いを知り尽くしており、最強の兵士の名に相応しい人物。

しかし、素顔や経歴がよく解らないという設定が災いしてか、実写映画版のHALOでは登場出来ないといわれていた。[4] ちなみにTVCM Starry Night(星月夜)では、幼少時代ではあるが彼の素顔が確認できる。

Halo3の発売日にて[編集]

ジョンはHalo 3発売日当日、ニューヨーク・タイムズスクエアNASDAQビル前に出現。取引終了の鐘を鳴らした。
Halo 3の発売日には、ジョン本人がビル・ゲイツとともにHalo3の販売を行った。

Halo 3の発売日には全世界で出没したチーフ。[5] 『公式な』イベントとしてはまず、ソフト発売日の夕方にニューヨーク証券取引所に出現し、バンジースタジオマイクロソフトのスタッフたちと共にその日の証券取引の終了を合図する鐘を鳴らしたという。これはテレビゲームのキャラクターとしては異例のことといえる。

また、『非公式』なイベントととして、マサチューセッツ工科大学(MIT)の生徒によるいたずらがある。彼らはハーバード大学にある、設立者ジョン・ハーバードの銅像をマスターチーフにしてしまったのである。(たんにヘルメットを被せただけとも言われる)更にチーフ愛用のMA5アサルト・ライフルまで再現するなど、芸も繊細であった。[6]

コルタナとの関係[編集]

ジョンのことを説明する上で、AIのコルタナ(en:Cortana)は欠かせない存在である。彼女は全シリーズにおいてジョンと同調し、常に進むべき道に導いてくれる存在である。シリーズが進むに連れて2人の関係は親密になり、Halo2後半辺りからは、2人が恋人であるかのようなイメージを漂わせているが、現時点では真相は不明。 これに関してバンジースタジオのスタッフたちは、ジョンとコルタナの関係はユーザーたちの判断に任せる方針を採っている模様。(Halo3の特典映像 "メイキング・オブ・ヘイロー3" より。)なお、スタッフの一人は『コルタナはチーフの守護天使』だと述べていた。

海兵隊員から見たジョン[編集]

ジョンは単独でも驚異的な戦闘能力を持つが、先導者としてUNSCの海兵隊と行動を共にすることも多い。そして、彼らの多くはジョンを見て『思ったより背が高い』等と述べる。また、状況によっては『逢えて良かった』(~嬉しい / ~光栄です)と言う者も数多い。一方、ジョンを含みスパルタン部隊は惑星リーチで全滅したと知らされた海兵隊員も数多く、ジョンを見て驚く隊員も多数存在する。

コヴナントから見たジョン[編集]

コヴナント側から見れば、スパルタン部隊は通常の海兵隊に比べて遥かに排除が困難であるため、畏怖の対象となっていたようだ。更にジョンは(コヴナントから見て)聖なるリング、ヘイローを破壊したために『悪魔』と呼ばれている。コヴナント側でもマスターチーフという階級名は掴んでいた。しかし悪魔という名称が一般化している。

ジョンの年齢[編集]

Xbox 360のソフト『HALO WARS』のタイムラインによると、2517/8/17に『キャサリン・ハルゼイ博士』によって最有望候補者の 少年『ジョン』を極秘裏に徴用している。当時ジョンは6歳。そして2552/8/30『キース艦長』率いる戦艦オータムが惑星リーチを脱出。戦艦オータムには、惑星リーチを生き延びた唯一のスパルタン『ジョン』が同乗していた。(HALOでは、物語はここから始まっている。)この時点でジョンは、41歳と思われる。ただしスパルタンは度々コールドスリープを施されるため、肉体年齢は一致しない。

ミョルニル・アーマー(MJOLNIR Armor)[編集]

ジョンが常に着用しているパワードスーツの一種である。『コンバット・エヴォルヴ』(Halo1)の時点ではMarkVで、Halo 2からは新型のMarkⅥにバージョンアップする。北欧神話に登場する最強のウォーハンマー、ミョルニルから名付けられた。

概要[編集]

SPARTAN-IIプロジェクトに於いて、コヴナントとの戦闘を前提に設計された最先端の戦闘服である。気密式で、宇宙服も兼ねている。着用時の重量は0.5トン[7]。 開発者はUNSCのキャサリン・エリザベス・ハルシー博士である。

防衛機構[編集]

  • 装甲は特殊合金の多層構造で、表面はエネルギー兵器を拡散するコーティングが施されている。
  • 全身を包むエネルギーシールドは、銃弾・プラズマ兵器・ビーム兵器・打撃のいずれに対しても完全な防御を行う。キャパシティには限界があるが、しばらく安定した状態が続けば、再び完全な状態まで回復できる(オート・リチャージ)。

戦闘補助機構[編集]

  • ある種のパワーアシストがあり、60tの重量があるスコーピオン戦車を一人でひっくり返せる力がある。またその重量にもかかわらず、走力やジャンプ力でも一般兵士に劣らない。アーマーの動作は神経回路インタフェースにより、思考と同じ速さでコントロールされる。
  • HUDには銃の種類にかかわらず常に照準が表示されており、正確な射撃をサポートする。
  • 銃火器の残弾やバッテリー残量を解析し、表示する。

通信機構[編集]

  • クリスタルによるネットワークを内蔵しており、コルタナのようなAIをサポートできる。
  • 外部との通信機能を内蔵しており、友軍との通信は勿論の事、コルタナは度々スーツ内からコヴナントのネットワークに侵入している。

付加装備[編集]

  • モーショントラッカーにより、周囲360度の動く物体を探知できる。更に、その敵味方も判別できる。
  • 暗所で使用するフラッシュライトを内蔵している。
  • MarkVIはテレスコープを装備しており、遠方の索敵が出来る。
  • MarkVIから治療装置が内蔵され、致命傷でない限り自動で怪我の治療が行われる。

その他[編集]

  • 水中でも活動できるが、その重量のためか沈んでしまう。
  • MarkⅥからは脚部の機能が強化されたようで、多少の高所から飛び降りてもダメージを受けない。

任務服暦[編集]

惑星リーチの陥落[編集]

ジョンは幼少時代の時にスパルタン計画の対象とされ、ほぼ非人道的に徴兵された。このとき彼に与えられたUNSC(国連宇宙軍)サービスタグ117。つまり『ジョン117』という名前となる。訓練と肉体強化による過程でスパルタン2の世代は彼を含め30人程度まで減少した。その中にいた『ケリー』『カート』『フレデリック』とは仲がよかった模様。しかし、彼らの本拠地であった『惑星リーチ』はコヴナント軍による襲撃によって破壊されてしまうため、大半のスパルタンが失われることとなる。 ジョンは惑星リーチでの攻防戦に従事するが、彼の小隊は全滅。ジョンはジェイコヴ・キース艦長の指揮する『戦艦オータム』に搭乗してリーチから脱出に成功。

フラッドとの遭遇[編集]

戦艦オータムはコヴナント軍を地球から遠ざけるため、ワープアウトの行き先が分からないブラインドワープを用いて逃走していたが、その先で彼らは謎の環状惑星『HALO(HALO04)』を発見する。 しかしそれもつかの間、戦艦オータムはワープの穴をたどって追跡してきた敵に追いつかれて猛攻を受け、撃沈寸前となったため、チーフはAIのコルタナをパワードスーツに内蔵して艦を脱出する。 オータムに残ったキース艦長はオータムを操縦してヘイローに不時着するも、キース艦長はコヴナントに捕虜にされてしまう。 ジョンとコルタナは、海兵隊員の生存者をかき集めて敵の捕虜となったキース艦長を救出。その後コヴナントがヘイローが巨大なパワーを秘めた兵器だと信じ、そのコントロール・センターを探していることをつかむ。

コントロールセンターの争奪戦を切り抜け、コントロールセンター中央のコンソールへコルタナを侵入させる。そこには膨大なデータが眠っており、コルタナはヘイローの存在意義を知る。 ヘイローは、『フラッド』と呼ばれるパラサイトの牢獄で、それが解かれた際に使用される『最終兵器』であることを教えられる。正しくは、人間やコヴナントを餌とするフラッドを餓死させるため、あらゆる生命体を根絶する究極の大量破壊兵器だったのだ。 折しもチーフと別行動をしていたキース艦長はフラッドを封印している研究施設へ調査に出かけており、艦長を止めるためにコルタナは大急ぎでチーフを向かわせるも間に合わず、キース艦長たちはフラッドに襲われ行方不明となってしまう。 キース艦長の捜索を続ける中ジョンは突如として現れたヘイローの管理者『343ギルティスパーク(通称:モニター)』と遭遇、”フラッドの封印が解かれたためヘイローを起動する必要が出た”とだけ言い、この起動キーを保管している『ライブラリ』へ案内される。 ライブラリの中心部に眠るインデックスを入手したチーフはモニターと共にコントロールセンターに向かうが、そこでコルタナからヘイローの真実を知らされる。

ヘイローの起動をもくろむコヴナントの最高権力者である長老たちもこの事実は知らず、彼らはただ「人類を殺すための兵器」であるとしか思っていなかった。 人類はモニターとコヴナントの両者から、喉元にナイフを突きつけられた格好となったのである。 この状況を打開するたチーフはヘイローのジェネレータを破壊し、起動を先延ばしすることに成功した。その隙に不時着したオータムへ向かい、この核融合炉を爆発させることでヘイローを破壊する作戦に出た。

幾つもの不運を潜り抜け辛くもこの作戦に成功したチーフはヘイローを破壊し、オータムに搭載された長距離爆撃機に乗って地球へと帰還する。

かくして、人類と、ヘイローを「人類を死滅させる最終兵器」と信じて疑わないコヴナント、その本能に従い生命体を襲い尽くすフラッド、そしてそのフラッドを外界へと放出しないようヘイローを起動させようとするモニターたちとの四つ巴の戦いは幕を閉じた。 この戦いで生き残ったのはジョンとコルタナのみであった。

奇しくもこの行為が敵対者であるコヴナントの命までも助ける事となったのだが、真実を知らない彼らにとって、宗教的シンボルの破壊により、人類に対してさらなる憎悪を抱いてしまう結果となったのだ。

※なお、HALO1を最高難易度でクリアーすると黒人軍人であるジョンソンが最後を悟り、敵エイリアンの一人と和解して抱擁したまま爆死するが、後のHALO2、HALO3では最重要人物の一人として登場するためパラドックスが発生している。故にジョンソンの脱出の経緯は描かれていないものの、実際にこの戦いで生き残ったのはチーフ・コルタナ・ジョンソンの三人である。

コヴナントによる地球侵略[編集]

物語はコヴナント視点で幕を開ける。コヴナントの聖なる宇宙船都市『ハイチャリティ』である。 前作で聖なるヘイローをみすみす破壊されて逃げ帰ってきたコヴナント軍の司令官が、裁判にかけられていた。彼は異端者として焼印を刻まれ、死刑と同等の厳しい判決を言い渡される。 しかし、彼の有能さを知っていた預言者たちは、預言者直属の兵士『アービター』となることで救済をすることを約束し、彼はそれを受け入れることになる。

一方、ヘイローでの戦いを終えてマスターチーフは地球へと帰還するが、コヴナントの指導者の一人『悔恨の預言者』が率いる艦隊が地球への攻撃を開始する。 アフリカのニューモンバサの地中深くにはヘイローに関連する遺物『ポータル』が埋まっており、このポータルは銀河系に7つ存在するすべてのヘイローを遠隔操作できるための鍵であるとコヴナントは信じていた。 コヴナントの最高指導者は3人いるが、そのうちの一人である悔恨の預言者の独断による勇み足であった。

地球の軌道上には300近くの防衛プラットフォームがあるものの、コヴナントは歩兵搬送艦でステーションの制圧に乗り出したため、マスターチーフは配備されていた海兵隊員たちと共にステーション・カイロを防衛する。 戦闘の過程で隣接する宇宙ステーションのアテネ、マルタが破壊されるが、それはAIコルタナの分析によりコヴナントが内部で爆弾を使用したことが判明する。 チーフは早速ステーション・カイロ内部で持ち込まれた爆弾を発見し、宇宙空間へ飛び出して爆弾をコヴナントの戦艦に返送した。

艦隊や防衛プラットフォームは善戦したものの、数隻のコヴナント・アサルトシップが地球に進入。 チーフはニューモンバサに着陸した敵司令官『悔恨の預言者』を始末するため現地部隊と協力するが、手の届くところで預言者は地球からワープで離脱を試みる。 預言者を追跡するため、チーフはミランダ・キース中佐の指揮するフリゲート『アンバー・クラッド』に便乗。艦は預言者の船と共にワープし、第二の光輪デルタ・ヘイロー(HALO05)を発見した。 新たなヘイローの発見で喜び勇んだ預言者たちは、その起動を間近で見ようとハイチャリティごと新しいヘイローの近くへ移動してきた。 悔恨の預言者はデルタヘイローの巨大な湖上にある神殿と思しき場所にコヴナント兵を率いて篭城していたが、チーフは悔恨の預言者を始末する。 しかし、この預言者の絶命を知ったコヴナント艦隊は神殿もろともチーフを爆撃し、これから逃れられず湖へと沈んでいってしまう。

丁度その頃、デルタヘイローの起動インデックスの回収を任されたアービターはライブラリへ単身向かい、成功する。 しかし最近台頭してきたコヴナントの新たな種族『ブルート族』の長であるタルタロスの裏切りによって崖から突き落とされてしまい、アービターの手柄を横取りされてしまう。

チーフとアービターはデルタヘイローの底で、フラッドの親玉である『グレイヴマンド』と出会う。グレイヴマインドもまたヘイローの真実を知る一人であり、利害の一致でこの3人は連携を組むことになる。

チーフはコヴナントの親玉である預言者を止めに、アービターはデルタヘイローの起動を阻止するためコントロールセンターへ向かわせられる。 しかしチーフが向かったときには時既に遅く、別の指導者である『真実の預言者』はヘイローの作動キーである『インデックス』を入手していた。 グレイヴマインドも預言者たちを止めるためにハイチャリティに乗り込んだが、そのせいでハイチャリティがフラッドに汚染されてしまう。

アービターはタルタロスを始末し何とかデルタヘイローの起動を止めることができたものの、起動途中での強制終了という形で阻止したため、銀河系にあるすべてのヘイローがインデックスなしで起動できる待機状態へと移行してしまう。

そのタイミングで、真実の預言者は大艦隊を率いて地球を侵略しようとハイチャリティを出発する。アフリカの地下に眠るポータルの発掘に向かったのである。 チーフは真実の預言者を止めねばならないが、汚染されたハイチャリティを操ってフラッドも地球へ向かう可能性がある。地球でフラッドが暴れだすと人類は滅びてしまう。 そのときはハイチャリティを自爆させてフラッドを食い止める必要があるため、コルタナはその場に残り、チーフのみ単身で真実の預言者の乗った宇宙船に飛び乗ることになる。

敵の宇宙船で地球に帰還したマスターチーフに対し、地球防衛プラットフォームで指揮を執るUNSC指令テレンス・フッド卿は問う。 "何故預言者と同じ船に乗っている" のかと。そしてチーフは応える ”Sir, finishing this fight”(終止符を打ちに来た)と。[8]

本土決戦[編集]

マスターチーフが地球に帰還すると、戦いの事情はかなり変わっていた。コヴナントの一角を成すサンヘイリ族(UNSCコードネーム:エリート族)がコヴナントから離反し、人類と手を結んでいたのである。彼らと協力して「真実の預言者」を倒すことになるのだが、その間もチーフの視界には宇宙の彼方に置き去りにした相棒コルタナの姿が映り止まない。感情を露にしない彼が、明らかに彼女の安否を気にしているということである。真実の預言者はアフリカで発掘した巨大な遺跡に陣取り、それを囲むように軍を配備。ハリネズミのような防除陣地であったが、チーフはエリートの調停者『アービター』や海兵隊員たちとともにこれを突破。防衛線に穴を開けることに成功する。すかさずテレンス・フッド卿率いるUNSC艦隊の生き残りは預言者の船に総攻撃を仕掛ける。だが、預言者の船は遺跡上空に出現した異次元へのホールを潜って何処かへ消えてしまう。更に悪いことに、何処からかワープしてきたコヴナント・アサルトシップが墜落。それにはフラッドが乗っていたのだ。だが、実はこの船はコルタナのメッセージを載せた伝書船であったのだ。

コルタナのメッセージによると、宇宙の彼方。つまりあの異次元へ通じるホールの先にはアークとよばれる、古代文明の遺産があるという。これを使えばヘイローを起動せずにフラッドのみを永遠に葬り去ることが出来るというのだ。だが、フッド卿は預言者を追跡することに反対した。地球は人類にとって最後の砦であり、ここを守らなければならなかった。しかもコルタナは「グレイヴマインド」と呼ばれるフラッドの王に囚われており、ハッキングされこのメッセージ自体が罠という可能性もあったのだ。だが、チーフは断固コルタナを信じていた。しぶしぶフッド卿は預言者を追跡するため、機甲部隊や兵員を満載したフリゲート艦「フォワード・オントゥ・ドーン」をエリートの艦隊に編入させるのであった。

アークでの戦い[編集]

遺跡の上空にできたワームホールは確かに、銀河系に7つ配置されているすべてのHALOを遠隔操作できるアークへ繋がっていた。ここはヘイローを建造する機能もある母艦のような場所でもあり、第1作目で失ってしまったHALO04がまさに建造されている最中であった。 コルタナは「未完成のヘイローを起動すればその影響は限定的で、アークに集結しているコヴナントたちだけを葬り去ることが可能」だということをチーフに伝えたかったのである。 グレイヴマインドが操るハイチャリティもポータルへ到着し、一網打尽とする作戦の場が整った。チーフはハイチャリティに残ったコルタナを助けるため、一旦アークを離れてハイチャリティへと向かう。

ハイチャリティの汚染はひどく進んでおり、周囲は肉塊だらけとなっていた。 コルタナとの再開を果たしたとき、コルタナは懐かしいものをチーフに見せる。第一作でずっと持っていたままであったヘイロー04の起動インデックスであった。 これでヘイローを起動すればすべての戦いを終わらせることができる。チーフはハイチャリティのジェネレータを自爆させてから脱出した。

大いなる旅[編集]

未完成のヘイローに向かったチーフは、フォワード・オントゥ・ドーン(以下”ドーン”)によって別ルートで乗り込んできたアービターと合流し、ヘイローを起動する。 しかしこの段階での起動は、ヘイローにとって想像以上の負担であった。再び崩壊するヘイローからドーンへ戻って脱出しようとするが、崩壊スピードがあまりにも速くなかなか思うようにいかない。 二人は何とかドーンに乗り込んだが、チーフは搭載している荷物で足止めを食らい、アービターがドーンを操縦することになる。 ヘイローから離陸して間もなくドーンは地球へ向けて緊急ワープを行うが、ヘイローの爆発にぎりぎり間に合わず、船体後部が爆発に巻き込まれて千切れてしまい、アービターが乗ったドーンの前部のみが地球へと帰還する。

この決死の作戦でコヴナント軍は壊滅し、フラッドも滅びた。すべての戦いは終わったものの、チーフは任務中死亡の扱いとされる。

新たなる旅[編集]

ヘイローの爆発で半壊して宇宙を漂流するドーンの中でコールドスリープに着いたマスターチーフは、コルタナの呼びかける声に目を覚ます。 コールドスリープポッドから飛び起きたマスターチーフは、コルタナが入るチップを抜き取って状況を確認するため観測デッキへと向かう。そこでコヴナントの艦隊とドーンを引き寄せるダイソン球「レクイエム」を目撃したのであった。 レイクエムへと墜落した後、コルタナの異常に気づき問い詰める。彼女は稼動から8年経過しており、様々なバグが発生し、最終的には「死」を迎えることを知るのだった。コルタナを治すためにも地球へ帰還のため、コヴナントの宇宙船を奪取を目的に探索を開始する。そこでビーコンを感知して救助に向かってきたインフィニティからの微弱な電波を拾うも、妨害電波によってふさがれた。チーフとコルタナは発信源を特定して惑星の中心部にある妨害電波の元を排除することに成功する。しかしそれは自身を解放させるための、レイクエムにて眠っていたフォアランナー「ダイダクト」の罠だった。チーフを排除しようとするも何とか脱出に成功するが救助に来たはずのインフィニティも墜落する。 彼らと合流を果たし、フォアランナーとコヴナントの連合を排除、それからレクイエムから脱出するための強行突破作戦に参加、成功させる。その突破作戦のときにフォアランナー、ダイダクト、そして人類とは何なのかを知ることとなる。

遥かなる昔、フォアランナーは人類と宇宙戦争をしていた。その戦争の最中にフォアランナーは未知のパラサイトであるフラッドと遭遇し、絶滅寸前となってしまう。 そこでフラッドや人類を絶滅させる最終兵器ヘイローと、生命体をデータ化して保存する『コンポーザー』を開発する。また、すべてのヘイローを操るアークへと繋がるポータルを、フォアランナーの生存に適した環境であった地球に隠した。(そのとき地球に人類が住んでいたかは定かではない。) フォアランナー自身はコンポーザーによって自らをデータ化することで生存し、そこでヘイローを起動することで、人類とフラッドの両者を一挙に滅ぼす作戦に出たのである。 この作戦は成功する。フラッドをヘイローに閉じ込め、データ化されたフォアランナーは自らが作り出した人工惑星レクイエムに閉じこもり、それぞれ長い眠りを続けることになる。

長いときが流れ、人類であるチーフがレクイエムに乗り込んだときにダイダクトは目覚め、人類との戦争を再開したのである。 ダイダクトはコンポーザーで人類をデータ化して消去する作戦に出て、まずは『HALO03』に隠しておいたコンポーザーの回収に向かおうとした。 しかも悪いことに、人類絶滅をもくろむコヴナントたちもまた諦めておらず、目的が一致したことでダイダクトとコヴナントは手を組むことになる。

チーフはダイダクトを止めるのために説明し協力を求めるも、インフィニティの艦長は新たなる敵であるフォアランナーとの戦争に備えるために地球への帰還を優先した。 しかも”時代遅れの兵器”であるチーフとコルナタを排除しようとしたため、チーフは艦を降り、単独でダイダクトの発進を阻止する。だがコルタナのミスにより失敗した。そこでチーフはコヴナントの船に飛び降りてダイダクト追跡、HALO03にたどり着く。 そのヘイローは人類がすでに発見しており、発掘と研究の作業が軌道上の宇宙ステーションで進めれらていた。コンポーザーもまたこの宇宙ステーションに保管してあったのである。 ステーションの職員を助けつつそこの責任者にコンポーザーの破壊を求める。最初は拒否されるもチーフの説明により承諾した。それから兵士や職員脱出のため防衛システムを再起動しようとするが、やはりコルタナの異常で間に合わず、コンポーザーはダイダクトの手に渡ってしまう。

ダイダクトは手始めに宇宙ステーションの職員たちをデータ化し、ステーションは壊滅してしまう。その後地球の位置を割り出したダイダクトは、地球へ向けてワープの準備をする。 ダイダクトの乗る宇宙戦艦に間一髪乗り込んだチーフは、ステーションから持ち出した核爆弾を手に宇宙船の破壊を目指した。 コンポーザーが起動する直前で核爆弾の起爆に成功したチーフは、またしても人類を助け、彼もまた無事に地球へ帰還することに成功したのである。

(以下、ヘイロー5に続く?)

メディアへの進出[編集]

マスターチーフがディナーにやってくる!(Master Chief Comes to Dinner)[編集]

ジョンはテレビ番組への出演を果たしており、具体的にはマッドTV!のエピソード1305に出演した。ジョンはとある一家の長女のボーイフレンドという設定で、タイトル通りその一家のディナー(晩御飯)にお邪魔するという内容である。

両親がアーマーで全身を包んだジョンをエイリアンだと勘違いする辺りまでは常識的であるが、その後ジョンに出会えて喜ぶ長男にグレネードをプレゼントしたり、食事をするというのにヘルメットを脱がないなどの非日常的なふるまいを見せた。 出典:MADtv Season13より。

デッドオアアライブ4への出演[編集]

ファミ通Xbox360等の雑誌でも取り上げられたため、Haloシリーズのユーザーでなくとも知る人は知るイベントである。しかし、後にこのゲームに登場するのはマスターチーフではなく、同じ外見をした違うスパルタンということが公開された。詳細は該当記事か、Spaltan-458 ニコルを参照。

フェイブル2への出演[編集]

ヘイローシリーズ同様、マイクロソフト・ゲームスタジオ発のRPG「Fable II」にもミンストレル・チーフとして登場。[9]

ギャラリー[編集]

そのほか[編集]

  • チーフはラスベガスにある蝋人形館マダム・タッソー館に仲間入りを果たした。ビデオゲームのキャラクターとしては彼が史上初めてだという。[10]
  • アメリカン・ヒーローであるチーフのコスプレをするファンも大勢いる。[11]またアメリカではチーフのアーマーが販売されており、よりコスプレが容易となっている。[12]
  • ミョルニル・アーマーは宇宙や水中でも活動できる気密式の戦闘服である。よって、蒸れたりして不快ではないか?という素朴な質問がたびたび上がるが、アーマーは内部温度を調整することが出来る。(Halo:コンバット・エボルヴ説明書より)。
  • 装甲で身を包んでいる、基本的に寡黙等いくつかの共通点から、たびたびサムス・アランと比較されることがあるようだ。
  • 人気キャラクターらしく、フィギュアもリリースされている。外部リンクを参照。
  • 第3次スーパーロボット大戦α電脳戦機バーチャロンが参戦した際、テムジン747Jのパイロット名が「チーフ」になっており、声優も谷昌樹が務めている。

脚注[編集]

  1. ^ Game Icons We Love(businessweek)
  2. ^ http://www.madametussauds.com/hollywood/ourfigures/moviecharacters/masterchief.aspx
  3. ^ HALO1では、全10章中彼が喋るのは1,5,8,10章のみである。
  4. ^ http://japan.gamespot.com/news/story/0,3800076565,20365117,00.htm
  5. ^ http://www.gpara.com/kaigainews/eanda/2007092801/index.php
  6. ^ [1]
  7. ^ PC版Halo2付属マニュアル
  8. ^ 日本語版において、チーフは重大な発言ミスを犯している。詳細はHalo 2#ストーリー#エンディングの誤訳を参照。
  9. ^ [2]
  10. ^ http://japanese.engadget.com/2007/09/09/madam-masterchief-tussaud/
  11. ^ http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20369797-23,00.htm
  12. ^ http://www.4gamer.net/news/history/2004.01/20040116110700detail.html

関連項目[編集]

外部リンク[編集]