RADEON

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Radeon HD 4870

Radeon は、AMD社が開発するGPUを搭載したビデオチップ、ビデオカード、およびそれらの製品シリーズ名である。

「Radeon」の米国 AMD 社における読みは「レイディオン」で、日本ではローマ字読みの「ラデオン[1]」や「ラディオン[2]」をはじめとして多様な呼称が用いられ、しばしば「ラデ」と略して呼称される。

歴史[編集]

ATI Rage128 GL

ATI Technologies 社のビデオチップ「Rage」シリーズの後継製品で、当時性能面で先んじていた NVIDIA 社の GeForce シリーズの対抗製品として登場。しばらくは苦戦が続いたが、RADEON 8500 で並び、そして RADEON 9700 Pro で一歩抜きん出た。一時は奪われたシェアを取り戻した以降も、より高速な PCI Express バスの採用やマルチ GPU 環境を実現する CrossFire など技術向上に余念がなく、同じく性能向上のめざましい NVIDIA の GeForce シリーズとは互いに抜きつ抜かれつの競争を繰り広げている。

一方で、シェーダー技術を動画再生の支援に転用する技術の開発にも注力している。マイクロソフトDirectX Video Acceleration (DXVA) にも対応し、メディアプレーヤーソフトとの連携により高画質・高品質な DVD (MPEG-2) やDivXWindows Media Video などの動画を再生する際の CPU の負担を大幅に軽減させた。UVDAVIVO はこうした技術をさらに発展させたものである。

モバイル用途には省電力技術を搭載し消費電力を低減した「Mobility Radeon」がある。チップセットの開発も進められており、「Radeon IGP」や「RADEON XPRESS」には Radeon のグラフィックス・コアが統合されている。これらチップセット シリーズは ATI が AMD に買収されたことをきっかけに、Radeon の名は冠さなくなった。

Radeon を採用したビデオカードは多くのメーカーから販売されている。テレビチューナを搭載し、ビデオキャプチャ機能を備えた製品が「ALL-IN-WONDER」である。

伝統的に大手PCメーカーへの大量供給に強く、メーカー製PCにおいて幅広いシェアを築いている。主に、AppleASUSDELLMSINECSONYエイサー(Gateway)、エプソンダイレクトヒューレット・パッカード富士通レノボ製のデスクトップパソコン、ノートパソコンにおいて Radeon を採用したビデオカードが搭載されている。

GPU の半導体製造はファウンドリ企業へ発注しており、台湾を拠点とする TSMCUMC が担っている。また、AMD の半導体製造部門が独立した GLOBALFOUNDRIES にも発注しているとされる。

デバイスドライバおよびユーティリティ群は AMD Catalyst という名称で提供されている。

2010年10月発表発売の Radeon HD 6800 シリーズから ATI ブランドが廃止され、AMD に統一された。

製品命名規則[編集]

ATI RADEON 9700 Pro

同一世代であれば数字が大きいほうが高い性能になるように規定されている。 なお、DirectX 9 対応の製品から DirectX 10.0 対応製品までは、製品名末尾の記号[3]で製品間の性能の高低を示した。

デスクトップ[編集]

R100 世代 (7xxx)[編集]

R100
初代RADEON。RAGEシリーズの後継として登場。カリスマエンジンと名付けられた新しいアーキテクチャを採用し、0.18μmで製造された。メモリバス幅128bit。
RV100
廉価版RADEON。メモリバス幅64bit・ハードウェアT&Lユニットの省略・ダイサイズ縮小等により、性能の低下と引き換えに低価格化を実現した。
RV200
改良版RADEON。R200の技術をフィードバックし、0.15μmで製造されたが、DirectX 7 対応に留まった。
HydraVisionにより、マルチモニターに対応。
モデル コードネーム コア クロック
(MHz)
メモリ フィルレート
(MPix/s)
フィルレート
(MTex/s)
対応 API 備考
クロック
(MHz)
バス型 バス幅
(ビット)
DirectX OpenGL
Radeon 256 R100 200 200 DDR 128 7 1.3
Radeon LE R100 148 148 DDR 128 286 858 7 1.3
Radeon LE Ultra R100 164 164 DDR 128 7 1.3
Radeon SDR R100 164 164 SDR 128 7 1.3
Radeon 7200 R100 157 143 SDR 128 7 1.3
ALL-IN-WONDER RADEON R100 166 166 DDR 128 333 1000 7 1.3
Radeon VE RV100 200 200 DDR 64 167 500 7 1.3
Radeon 7000 RV100 183 183 DDR 64 7 1.3
Radeon 7500 RV200 270 230 DDR 128 580 1750 7 1.3
Radeon 7500 LE RV200 250 200 DDR 7 1.3
Radeon 7500 SDR RV200 250 166 SDR 7 1.3
ALL-IN-WONDER RADEON 7500 RV200 260 180 DDR 7 1.3
ALL-IN-WONDER RADEON VE RV200 260 250 DDR 7 1.3

R200 世代 (8xxx/9xxx)[編集]

R200
DirectX 8.1対応。0.15μmで製造され、Vertex Shader1.1・Pixel Shader1.4各2基・パイプライン4本を持つ。
RV250
R200廉価版。Vertex Shader・パイプライン半減。
RV280
RV250を、AGP 8xに対応させた物。Vertex Shaderは2基。
モデル コードネーム コア クロック
(MHz)
メモリ フィルレート
(MPix/s)
フィルレート
(MTex/s)
対応 API 備考
クロック
(MHz)
バス型 バス幅
(ビット)
DirectX OpenGL
Radeon 8500 R200 275 275 DDR 128 1100 2200 8.1 1.3 P4/V2
Radeon 8500 LE R200 250 250 DDR 128 1000 2000 8.1 1.3
Radeon 8500 LELE R200 230 230 DDR 128 8.1 1.3
ALL-IN-WONDER RADEON 8500 R200 275 275 DDR 128 1100 2200 8.1 1.3
ALL-IN-WONDER RADEON 8500 DV R200 230 190 DDR 128 920 1840 8.1 1.3
Radeon 9100 R200 250 250 DDR 128 1000 2000 8.1 1.3
Radeon 9000 Pro RV250 275 275 DDR 128 1100 1100 8.1 1.3 P4/V1
Radeon 9000 RV250 250 200 DDR 128 1000 1000 8.1 1.3
Radeon 9000 LE RV250 250 183 DDR 128 8.1 1.3
ALL-IN-WONDER RADEON 9000pro RV250 275 275 DDR 128 1100 1100 8.1 1.3
Radeon 9200 Pro RV280 275 275 DDR 128 8.1 1.3 P4/V2
Radeon 9200 RV280 250 250 DDR 128 1000 1000 8.1 1.3
Radeon 9200 SE RV280 200 166 DDR 64 800 800 8.1 1.3
ALL-IN-WONDER RADEON 9200 RV280 250 200 DDR 128 8.1 1.3
Radeon 9250 RV280 240 200 DDR 128 960 960 8.1 1.3

R300 世代 (9xxx/X3xx/X5xx/X6xx/X10xx)[編集]

ATI Radeon 9800 XXL
R300
Vertex Shader2.0・Pixel Shader2.0に対応した、DirectX 9.0世代 (メモリバス幅256bit)。T&Lは省略され、Vertex Shader4基・パイプライン8本。廉価版は、メモリバス幅128bit・パイプライン半減。0.15μmで製造される。
R350
R300改良版。R300のノイズを軽減している。
R360
R350改良版。内部温度が確認可能となった。
RV350
R300を0.13μmで製造し、メモリバス幅128bit・パイプライン半減によって低発熱化・サイズ縮小を行ったもの。
RV360
RV350に、低誘電層間絶縁膜技術 (Low-K) を使用して、性能向上・省電力化を行ったもの。
RV351LX
RV350を0.11μmで製造することで低コスト化を行ったもの。X1050を冠したものでも、RV370と異なりこちらはAGPネイティブとなる。
RV370
RV360を、PCI Expressに対応させ、0.11μmで製造することで低コスト化を行ったもの。
RV380
RV360を、PCI Expressに対応させ、同時に高クロック化したもの。
モデル コードネーム コア クロック
(MHz)
メモリ フィルレート
(MTex/s)
対応 API 備考
クロック
(MHz)
バス型 バス幅
(ビット)
DirectX OpenGL
Radeon 9500 R300 275 270 DDR 128 1100 9.0 2.1 P4/V2
Radeon 9700 R300 275 270 DDR 256 2200 9.0 2.1 P8/V4
Radeon 9600 RV350 325 200 DDR 128 1300 9.0 2.1 P4/V2
Radeon 9550 / X1050 RV351LX 250 200 DDR 128 1000 9.0 2.1 P4/V2
Radeon 9600 XT RV360 500 300 DDR 128 2000 9.0 2.1 P4/V2
Radeon 9800 R350 325 290 DDR 256 2600 9.0 2.1 P8/V4
Radeon 9800 XT R360 412 365 DDR 256 3296 9.0 2.1 P8/V4
X300 RV370 325 200 DDR, DDR2 128 9.0 2.1 PCI-Ex P4/V2
X600 XT RV380 500 370 DDR, DDR2 128 9.0 2.1 PCI-Ex P4/V2
X1050 RV370 400 333 DDR, DDR2, DDR2 128, 64, 128 9.0 2.1 PCI-Ex P4/V2
Radeon Xpress 200/200M X300 を基とした統合グラフィクス チップセット。M はモバイル向け製品。

R400 世代 (X7xx/X8xx)[編集]

ATI Radeon X850XT Platinum Edition
R420 チップ (Radeon X800PRO AGP用)
R420
コード名不明(Radeon X800 GT PCI-E x16用)
R430 チップ (Radeon X800 GTO PCI-E x16用)
GTOだがPROと記載あり
Vertex Shader2.0b・Pixel Shader2.0aに対応した、DirectX 9.0世代RADEON。メモリバス幅256bit・GDDR3対応、0.13μmで製造され、Vertex Shader6基・パイプライン16本。
R423
PCI Express対応版R420。
R4??[4]
Pixel Shader2.0bに対応。Pixel Shader・パイプライン16本、Vertex Shader6基・パイプライン6本、
R430
0.11μmで製造される、R423。パイプライン12本・DDRの廉価版もある。PCI-E x16対応。
R480
R423改良版。0.13μmで製造される。
RV410
R430の廉価版。メモリバス幅128bit・パイプライン半減の8本。DDRメモリにも対応。
モデル コードネーム コア クロック
(MHz)
メモリ 対応 API 備考
クロック
(MHz)
バス型 バス幅
(ビット)
DirectX OpenGL
X700 XT RV410 475 525 GDDR3 128 9.0b 2.0
X800 PRO[5] R430 475 900 GDDR3 256 9.0b 2.0 AGP
PCI-E x16
X800 XT R420 500 1000 GDDR3 256 9.0b 2.0 AGP
X800 XT Platinum Edition[5] ? 520 1120 GDDR3 256 9.0b 2.0
X800 GT R423 475 490 GDDR3 256 9.0b 2.0 AGP
PCI-E x16
X800 GTO[6][7] R430 400 1000 GDDR3 256 9.0b? 2.0 PCI-E x16
X800 XL R430 400 500 GDDR3 256 9.0b 2.0
X800 SE[8] ? 425 800 GDDR3 256 9.0b? 2.0? PCI-E x16
X850 XT R480 520 540 GDDR3 256 9.0b 2.0

R500 世代 (X1xxx)[編集]

2005年10月5日にRadeon X1000シリーズを発表。
R520
OpenGL 2.0対応。ATIのDirectX 9.0c世代のグラフィックスカードである。2005年10月にローンチされ、このシリーズはいくつかの拡張が持ち込まれている。つまりアンチエイリアシング付きのHDRレンダリング用途で必要とされる浮動小数点レンダーである。
モデル コードネーム コア クロック
(MHz)
メモリ 対応 API 備考
クロック
(MHz)
バス型 バス幅
(ビット)
DirectX OpenGL
X1300 HM RV515 450 1000 DDR2, GDDR3 32, 64 9.0c 2.0
X1300 RV515 450 500 DDR, DDR2 128, 128, 64 (PCI) 9.0c 2.0 p4/v2
X1300 Pro RV515 600 800 DDR2 128 9.0c 2.0 p4/v2
X1300 XT RV530 500 800 DDR2 128 9.0c 2.0 p12/v5
X1550 RV516 / RV505pro 550 800 DDR2 128 9.0c 2.0 p4/v2
X1600 Pro RV530 500 780 DDR2 128 9.0c 2.0 p12/v5
X1600 XT RV530 590 1380 GDDR3 128 9.0c 2.0 p12/v5
X1650 Pro RV530 / RV535 600 1400 DDR2 128 9.0c 2.0 p12/v5
X1650 XT RV560 575 1350 GDDR3 128 9.0c 2.0 p24/v8
X1800 XL R520 500 1000 GDDR3 256 9.0c 2.0 p16/v8
X1800 XT R520 625 1500 GDDR3 256 9.0c 2.0 p16/v8
X1950 GT RV570 500 1200 GDDR3 256 9.0c 2.0 p36/v8
X1950 Pro RV570 575 1380 GDDR3 256 9.0c 2.0 p36/v8
X1900 XT R580 625 1450 GDDR3 256 9.0c 2.0 p48/v8
X1900 XTX R580 650 1550 GDDR3 256 9.0c 2.0 p48/v8
X1950 XTX R580+ 650 2000 GDDR4 256 9.0c 2.0 コア自体は「X1900 XTX」と同じ
X1950 CrossFire 650 2000 GDDR4 256 9.0c 2.0 コアは「X1950 XTX」と同じ

R600 世代 (HD 2xxx/HD 3xxx)[編集]

Radeon HD 2900XT
Radeon HD 3870 X2
2007年05月14日にRadeon HD 2000シリーズを発表
R600
DirectX 10.0 に初めて対応し、 DirectDraw の対応はしない。また、AMDにとってピクセルシェーダバーテックスシェーダを統合したユニファイドシェーダを用いた2番目のグラフィックス製品でもある(初代は Xbox 360 に採用された Xenos)。このプラットフォームによる製品名は HD 2400、HD 2600、HD 2900 である。シェーダアーキテクチャにVLIW命令を採用している。
RV670
R600 を基に、DirectX 10.1 に新たに対応するほか様々な変更が加えられている。この世代からはハイエンドで新しいアーキテクチャを採用し、ミドルレンジ、ローエンドと派生製品を作っていくのではなく、$200~300のミドル(正確にはアッパーミドル)チップをダイサイズを抑えて作り、ハイエンドは CrossFire を使用して競合他社に対抗している。そのためハイエンドの製作コストが下がるだけではなく、ミドルレンジやローエンドの新アーキテクチャ採用チップの登場が早くなっている。この世代では世界初の55nmプロセスが採用された。この世代より XT や Pro 等の表記は外され数値は絶対性能順になっている。PCI Express 2.0 に対応。
モデル コードネーム 製造プロセス
(nm)
定格クロック(MHz) シェーダ数 メモリ TDP
(W)
補助電源 動画再生支援 対応 API 備考
コア メモリ バス幅
(ビット)
タイプ Idle Max DirectX OpenGL
Radeon HD 2000 Series
HD 2400 Pro RV610 65 525 400 40 64 DDR2 25 なし UVD 10.0 3.3 Hybrid CrossFire 対応。
AGP・PCIあり
HD 2400 XT RV610 65 700 800 40 64 GDDR3 25 なし UVD 10.0 3.3
HD 2600 Pro RV630 65 600 120 128 DDR2
GDDR3
45 なし UVD 10.0 3.3 AGPあり
HD 2600 XT RV630 65 800 700
1100
120 128 GDDR3
GDDR4
45 なし UVD 10.0 3.3 AGPあり
HD 2900 Pro R600 PRO 80 600 800
1000
320 512 GDDR3
GDDR4
200 8ピン+6ピン AVIVO 10.0 3.3
HD 2900 XT R600 XT 80 743 825
1100
320 512 GDDR3
GDDR4
240 8ピン+6ピン AVIVO 10.0 3.3
Radeon HD 3000 Series
HD 3450 RV620 LE 55 600 500 40 64 DDR2 なし UVD+ 10.1 3.3 Hybrid CrossFire 対応。AGPあり
HD 3470 RV620 PRO 55 800 950 40 64 GDDR3 なし UVD+ 10.1 3.3 Hybrid CrossFire対応
HD 3650 RV635 PRO 55 725 800
不明
120 128 GDDR3
GDDR4
67 なし UVD+ 10.1 3.3 AGPあり
HD 3830 RV670 PRO 55 668 828 320 128 GDDR3 UVD+ 10.1 3.3 HD 3850のメモリバスだけを半減した廉価版。
元々はHD 3690と呼ばれていた。発売は中国のみ。
HD 3850 RV670 PRO 55 668 828 320 256 GDDR3 95 6ピン UVD+ 10.1 3.3 AGPあり
HD 3870 RV670 XT 55 775 900
1125
320 256 GDDR3
GDDR4
105 6ピン UVD+ 10.1 3.3 AGPあり
HD 3850 X2 R680 55 668 828 320x2 256x2 GDDR3 8ピン+6ピン UVD+ 10.1 3.3 RV670を二基搭載。ASUSのみ製造販売。
HD 3870 X2 R680 55 825 900
1126
320x2 256x2 GDDR3
GDDR4
8ピン+6ピン UVD+ 10.1 3.3 RV670を二基搭載

R700 世代 (HD 4xxx)[編集]

2008年6月25日にRadeon HD 4800シリーズを発表。 RV670 を基に強化が行われた。RV770 アーキテクチャではストリームプロセッサ (SP) 及びテクスチャ ユニットが増強され高負荷時に強くなった。更に今までの高解像度、AA 時に弱いという弱点は ROP (RBE) の 強化で克服している。またリングバスが廃止されたことなどにより、チップ面積や電力あたりの性能が以前の世代に比べ劇的に向上している。その上でアッパーミドル (RV770) 以上のチップでは GDDR5 に対応して高性能化を図った。またこの世代からは新たに UVD 2 が搭載されており、専用ソフトでアップスケール(解像度の大きいディスプレイで拡大してもジャギーなどを抑えて綺麗に見える機能)が可能になっている。RV770 は2008年6月発売以来、高い描画性能と比較的安価な価格設定により好調な売行きを記録した。2008年8月に発売された HD 4870 X2 では海外のベンチマークで発売当時の単体カードでは最速を記録した。HD 4850、HD 4870 は 800 のストリーム プロセッサを搭載しており、GDDR3、GDDR5 のビデオメモリをそれぞれ使用している。R700 は合計 1600 のストリームプロセッサを搭載しており、GDDR5 のビデオメモリを使用している。

モデル コードネーム 製造プロセス
(nm)
定格クロック(MHz) シェーダ数 メモリ TDP
(W)
補助電源 動画再生支援 対応 API 備考
コア メモリ バス幅
(ビット)
タイプ Idle Max DirectX OpenGL
HD 4350 RV710 PRO 55 575 500 80 64 DDR2 22 なし UVD 2.2 10.1 3.3 AGP版あり PCI版あり
HD 4550 RV710 XT 55 600 800 80 64 DDR3 25 なし UVD 2.2 10.1 3.3
HD 4650 RV730 PRO 55 600 500 320 128 DDR2 48 なし UVD 2.2 10.1 3.3 AGP版(補助電源6ピン要)あり
HD 4670 RV730 XT 55 750 1000
900
1100
320 128 DDR3
GDDR3
GDDR4
59 なし UVD 2.2 10.1 3.3 AGP版(補助電源ペリフェラル用4ピン要)あり
HD 4730 RV770 CE 55 700 900 640 128 GDDR5 165 6ピン+6ピン UVD 2 10.1 3.3 RV770のユニット数を減らし消費電力が増した廉価版
HD 4770 RV740 XT 40 750 800 640 128 GDDR5 80 6ピン UVD 2.2 10.1 3.3 R700世代で唯一の40nm製造プロセス
HD 4830 RV770 LE 55 575 900 640 256 GDDR3 110 6ピン UVD 2 10.1 3.3
HD 4850 RV770 PRO 55 625 1000 800 256 GDDR3 110 6ピン UVD 2 10.1 3.3 1チップでは世界初の1TFLOPSを達成
HD 4860 RV790 GT 55 700 750 640 256 GDDR5   6ピン UVD 2 10.1 3.3 SAPPHIREのみ製造販売
HD 4870 RV770 XT 55 750 900 800 256 GDDR5 90 160 6ピン+6ピン UVD 2 10.1 3.3
HD 4890 RV790 XT 55 850 975 800 256 GDDR5 60 190 6ピン+6ピン UVD 2 10.1 3.3
HD 4850 X2 R700 55 625 1000 800x2 256x2 GDDR3 250 8ピン+6ピン UVD 2 10.1 3.3 RV770を二基搭載
HD 4870 X2 R700 55 750 900 800x2 256x2 GDDR5 286 8ピン+6ピン UVD 2 10.1 3.3 RV770を二基搭載

Evergreen 世代 (HD 5xxx)[編集]

2009年9月23日にRadeon HD 5800シリーズを発表。 Cypressは RV770 を改良し、世界で初めて DirectX 11 に対応した。ストリームプロセッサ (SP) とテクスチャユニットを前世代のちょうど 2 倍搭載し、より高いクロックで動作する新しい GDDR5 メモリの採用によってメモリ帯域やそれに関する性能も強化されている。また ROP 数も比例して 2 倍に増えたことで高負荷時のパフォーマンスが更に向上した。 HD 5870 のフルロード時最大消費電力は前世代 HD 4870 より増加したが、可変クロック機能を導入し、アイドル時にはコア クロック、メモリ クロック共に低下させることで、消費電力の低減に成功した。また、CrossFireでのアイドル時にはスレーブ側カードを完全に停止、シングルカード CrossFireの HD 5970 ではアイドル時に片GPUを停止させるなど、省電力設計に気を配っている。 当世代より OpenCL に最適化した設計がなされた。 全モデル3画面以上の出力を可能とする Eyefinity 技術を搭載する。

モデル コードネーム 製造プロセス
(nm)
定格クロック(MHz) ユニット数 メモリ TDP
(W)
補助電源 動画再生支援 対応 API 備考
コア メモリ シェーダ テクスチャ ROP バス幅
(ビット)
タイプ Idle Max DirectX OpenGL OpenCL
HD 5450 Cedar PRO 40 650 400
800
80 8 4 64 DDR2
DDR3
6.4 なし UVD 2.2 11 4.1 1.1 AMD Dual Graphics対応
標準消費電力19.1W[9] PCI有り
HD 5550 Redwood LE 40 550 400
800
320 16 8 128 DDR2
DDR3
なし UVD 2.2 11 4.1 1.1 ロシアではOEMとしてHD 6390にリネームされている
HD 5570 Redwood PRO 40 650 900 400 20 8 128 DDR3 9.69 42.7 なし UVD 2.2 11 4.1 1.1
HD 5670 Redwood XT 40 775 1000 400 20 8 128 GDDR5 14 61 なし UVD 2.2 11 4.1 1.1 2010年で640SP版HD5670を発売した
HD 5750 Juniper PRO 40 700 1150 720 36 16 128 GDDR5 16 86 6ピン UVD 2.2 11 4.1 1.1
HD 5770 Juniper XT 40 850 1200 800 40 16 128 GDDR5 18 108 6ピン UVD 2.2 11 4.1 1.1
HD 5830 Cypress LE 40 800 1000 1120 56 16 256 GDDR5 25 175 6ピン+6ピン UVD 2.2 11 4.1 1.1
HD 5850 Cypress PRO 40 725 1000 1440 72 32 256 GDDR5 27 151 6ピン+6ピン UVD 2.2 11 4.1 1.1
HD 5870 Cypress XT 40 850 1200 1600 80 32 256 GDDR5 27 188 6ピン+6ピン UVD 2.2 11 4.1 1.1
HD 5870
Eyefinity 6 Edition
Cypress XT 40 850 1200 1600 80 32 256 GDDR5 34 228 8ピン+6ピン UVD 2.2 11 4.1 1.1 1カードで最大6画面同時出力可能
HD 5970 Hemlock XT 40 725 1000 1600
x2
80
x2
32
x2
256
x2
GDDR5 51 294 8ピン+6ピン UVD 2.2 11 4.1 1.1 Cypressを二基搭載

Northern Islands 世代 (HD 6xxx)[編集]

2010年12月15日にRadeon HD 6900シリーズを発表。 開発コードネームはカリブ海の島々に由来している。 Evergreen と同じく 40 nm プロセスで製造されている。Caymanとそれ以外ではシェーダ構成が違っており、2つのアーキテクチャから成り立った世代である。 またDisplayPort 1.2やHDMI 1.4が搭載され、動画再生支援も UVD3.0 に対応し MPEG-4 MVC (Blu-ray 3D)、DivX、Xvid 形式の動画が新たにサポートされた他、MPEG-2の対応も強化された。Eyefinityも改良されており、HD 6800、HD 6900シリーズではリファレンスモデルで5画面の同時出力が可能となっている。HD6750、HD 6770は前世代HD 5750、HD5770のリネームであるが、Blu-ray 3D対応、HDMI出力1.4aとなっている。

モデル コードネーム 製造プロセス
(nm)
定格クロック(MHz) ユニット数 メモリ TDP
(W)
補助電源 動画再生支援 対応 API 備考
コア メモリ シェーダ テクスチャ ROP バス幅
(ビット)
タイプ Idle Max PowerTune
Limit
DirectX OpenGL OpenCL
HD 6450 Caicos 40 750 900 160 8 4 64 DDR3
GDDR5
9 18
27
- なし UVD 3.0 11 4.1 1.1 消費電力27W(GDDR5),

18W(DDR3)

HD 6570 Turks 40 650 900
1000
480 24 8 128 DDR3
GDDR5
10
11
44
60
- なし UVD 3.0 11 4.1 1.1 標準消費電力60W
HD 6670 Turks 40 800 1000 480 24 8 128 DDR3
GDDR5
12 66 - なし UVD 3.0 11 4.1 1.1 標準消費電力66W
HD 6750 Juniper PRO 40 700 1150 720 36 16 128 GDDR5 16 86 - 6ピン UVD 2.2 11 4.1 1.1 HD 5750のリネーム 標準消費電力86W
HD 6770 Juniper XT 40 850 1200 800 40 16 128 GDDR5 18 108 - 6ピン UVD 2.2 11 4.1 1.1 HD 5770のリネーム 標準消費電力108W
HD 6790 Barts LE 40 840 1050 800 40 16 256 GDDR5 19 150 - 6ピン+6ピン UVD 3.0 11 4.1 1.1 標準消費電力150W
HD 6850 Barts PRO 40 775 1000 960 48 32 256 GDDR5 19 127 - 6ピン UVD 3.0 11 4.1 1.1 標準消費電力127W
HD 6870 Barts XT 40 900 1050 1120 56 32 256 GDDR5 19 151 - 6ピン+6ピン UVD 3.0 11 4.1 1.1 標準消費電力151W
HD 6950 Cayman PRO 40 800 1250 1408 88 32 256 GDDR5 20 140 200 6ピン+6ピン UVD 3.0 11 4.1 1.1 標準消費電力200W
HD 6970 Cayman XT 40 880 1375 1536 96 32 256 GDDR5 20 190 250 8ピン+6ピン UVD 3.0 11 4.1 1.1 標準消費電力250W
HD 6990 Antilles 40 830 1250 1536
x2
96
x2
32
x2
256 GDDR5 37 375 450 8ピン+8ピン UVD 3.0 11 4.1 1.1 Cayman XTを二基搭載 標準消費電力375W

Southern Islands 世代 (HD 7xxx)[編集]

2011年12月22日にRadeon HD 7970を発表。 28nmプロセスで製造されておりPCI Express Gen3、DirectX 11.1に対応した。 シャープの4K解像度ディスプレイPN-K321において3860x2160ドットの60Hzの映像伝送は、ドライバソフトの仕様制約により、AMD系GPU(RADEON HD7000系、Fire Pro)の方は動作できているが、NVIDIA系GPUはMosaic機能を有するQuadro K5000でしか現状は利用ができない。 NVIDIA GeForce GTX600系は60Hzの映像伝送ができない。(2012年12月時点)。[10]

モデル コードネーム 製造プロセス
(nm)
定格クロック(MHz) ユニット数 メモリ 消費電力
(W)
補助電源 動画再生支援 対応 API 備考
コア メモリ シェーダ テクスチャ ROP バス幅
(ビット)
タイプ Idle MAX PowerTune
Limit
DirectX OpenGL OpenCL
HD 7730 Cape Verde 28 800 1125 384 24 8 128 DDR3 GDDR5 なし UVD3 VCE 11.1 4.2 1.2 標準消費電力55W[11]
HD 7750 Cape Verde PRO 28 800 1125 512 32 16 128 DDR3 GDDR5 75 なし UVD3 VCE 11.1 4.2 1.2 標準消費電力55W[12]
HD 7770[13] Cape Verde XT 28 1000 1125 640 40 16 128 GDDR5 100 6ピン UVD3 VCE 11.1 4.2 1.2 標準消費電力80W
HD 7790 Bonaire XT 28 1000 1500 896 56 16 128 GDDR5 6ピン UVD3 VCE 11.1 4.2 1.2 標準消費電力85W
HD 7850 Pitcairn PRO 28 860 1200 1024 64 32 256 GDDR5 155 6ピン UVD3 VCE 11.1 4.2 1.2 標準消費電力130W
HD 7870 Pitcairn XT 28 1000 1200 1280 80 32 256 GDDR5 190 6ピン+6ピン UVD3 VCE 11.1 4.2 1.2 標準消費電力175W
HD 7950 Tahiti PRO 28 800 1250 1792 112 32 384 GDDR5 200 200 6ピン+6ピン UVD3 VCE 11.1 4.2 1.2 標準消費電力200W
HD 7970 Tahiti XT 28 925 1375 2048 128 32 384 GDDR5 250 250 8ピン+6ピン UVD3 VCE 11.1 4.2 1.2 標準消費電力250W

Sea Islands 世代 (HD 8xxx)[編集]

HD 7xxxシリーズのOEMである。

Volcanic Islands 世代 (Rx 2xx)[編集]

2013年10月8日にR9,R7シリーズを発表。開発コードネームは火山島に由来する。 28nmプロセスで製造されDirectX 11.2に対応した。

モデル コードネーム 製造プロセス
(nm)
定格クロック(MHz) ユニット数 メモリ 消費電力
(W)
対応 API 備考
コア メモリ ストリームプロセッサ テクスチャ ROP バス幅
(ビット)
タイプ Idle MAX DirectX OpenGL OpenCL
R7 240 Oland PRO 28 730 1125 320 20 8 128 DDR3
GDDR5
30 11.2 4.3 1.2 標準消費電力30W
R7 250 Oland XT 28 1000 1150 384 24 8 128 DDR3
GDDR5
65 11.2 4.3 1.2 標準消費電力65W
R7 260X Bonaire XTX 28 1100 1625 896 56 16 128 GDDR5 115 11.2 4.3 1.2 標準消費電力115W
R9 270 Curacao PRO 28 900 925 1280 80 32 256 GDDR5 150 11.2 4.3 1.2 標準消費電力150W
R9 270X Curacao XT 28 1000 1400 1280 80 32 256 GDDR5 180 11.2 4.3 1.2 標準消費電力180W
R9 280X Tahiti XT2
Tahiti XTL
28 850 1500 2048 128 32 384 GDDR5 250 11.2 4.3 1.2 標準消費電力250W
R9 290 Hawaii PRO 28 最大947 1250 2816 176 64 512 GDDR5 250 11.2 4.3 1.2 標準消費電力250W
R9 290X Hawaii XT 28 最大1000 1250 2816 176 64 512 GDDR5 250 11.2 4.3 1.2 標準消費電力250W
R9 295X Vesuvius 28 最大1018 1250 2816×2 176×2 64×2 512×2 GDDR5 550 11.2 4.3 1.2 標準消費電力500W

IGP (Integrated Graphics Processor)[編集]

モデル コードネーム 製造プロセス
(nm)
定格クロック(MHz) シェーダ数 メモリ TDP
(W)
動画再生支援 対応 API チップセット名 備考
コア メモリ バス幅
(ビット)
タイプ DirectX OpenGL
HD 3000 RV610 55 350 40 32 DDR2
DDR3
- 10.0 3.3 AMD 760G
HD 3200 RV610 55 500 40 32 DDR2
DDR3
15 UVD 10.0 3.3 AMD 780G Hybrid CrossFire対応
HD 3300 RV610 55 700 40 32 DDR2
DDR3
11.4 UVD 10.0 3.3 AMD 790GX Hybrid CrossFire対応
HD 4200 RV620 55 500 40 32 DDR2
DDR3
15 UVD 2 10.1 3.3 AMD 785G Hybrid CrossFire対応
HD 4250 RV620 55 560 40 32 DDR3 18 UVD 2 10.1 3.3 AMD 880G AMD Dual Graphics対応
HD 4290 RV620 55 700 40 32 DDR3 25 UVD 2 10.1 3.3 AMD 890GX AMD Dual Graphics対応

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ RADEON とは - コトバンク
  2. ^ RADEONとは - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典
  3. ^ 性能順にXTX>XT>Pro>(無印)>SE、LEが標準であるが、GTやGTOなどの例外的命名や、性能の逆転もある。また、Dual GPU製品にはX2Xなどもある。
  4. ^ ADEON X800 PRO搭載ビデオカードが発売、SAPPHIRE製 SAPPHIREからリテールパッケージ品がまず登場 2004年5月15日号
  5. ^ a b 3Dゲームファンのための「RADEON X800」講座 守りを固め始める新RADEON 2004年5月5日
  6. ^ RADEON X800 GTO搭載ビデオカードが登場、X800 GTの上位 2005年9月23日
  7. ^ ビデオカードの新製品 2005年9月23日
  8. ^ ピクセルパイプが8本の「RADEON X800 SE」搭載カードが登場 2004年10月16日号
  9. ^ ATI Radeon™ HD 5450 グラフィックス 機能概要 最大消費電力は公表されておらず、代わりに標準消費電力が公表されている。
  10. ^ IGZOが開けるディスプレイの新たな扉 西川善司が最新4K2Kディスプレイをレポート
  11. ^ HD 7800シリーズおよびHD 7700シリーズの最大消費電力およびTDPは非公開
  12. ^ HD 7800シリーズおよびHD 7700シリーズの最大消費電力およびTDPは非公開
  13. ^ コアクロックが1GHzに達したことから、HD 7770 GHz Editionと称している。

外部リンク[編集]