DivX

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DivX
開発元 DivX, Inc.
最新版 7 / 2009年1月6日
対応OS WindowsWindows MobileMac OS XLinux
プラットフォーム クロスプラットフォーム
種別 ビデオコーデックメディアプレーヤーメディアフォーマット
ライセンス プロプライエタリ・ソフトウェア
公式サイト DivX.com
  

DivX(ディビックス[1][2])はビデオコーデックの一種。

目次

[編集] 概要

DivXはDivX, Inc.(旧称DivX Network)がMPEG-4技術をベースに独自に開発したビデオコーデックである。当初はオーディオ(音声)コーデックも存在していたが、近年のバージョンでは除外されており、ビデオコーデックやメディアプレーヤーエンコーダなどが提供されている。

DivXコーデックは、MPEG-4 Part 2(MPEG-4 ASPとして知られている)をベースにした圧縮技術である。DivXコーデックは高い画像品質を保ちながら、長時間のビデオを小さいファイルに圧縮できることから広く使われるようになった。また、多くの「DivX認証」 (DivX Certified) が付与されたDVDプレーヤーをはじめ各種家電製品でDivX形式での動画再生が可能となっている。最近はビデオコーデックというより、むしろ異なる家電メーカーの異なる機種間でビデオの互換性を提供するユニークな技術と見られるようになってきた。[要出典]

[編集] コンテナ形式

DivXビデオは基本的にAVIコンテナに格納されるが、ASFOGMMOVMP4などに格納することもできる。しかし各種ハードウェアでの再生互換性を維持するため、AVI形式(DivX形式も含む)での作成が推奨されている。またAVI2.0に非対応の機器も数多く存在しているため、その場合はAVI1.0へ変換する必要がある。

また、バージョン7では従来のAVIに代わりMatroska(MKV)を標準コンテナとして採用している[3]

[編集] インターレース解除に対応

2007年のバージョン6.5からインターレース動画を、リアルタイムでのデインターレース化に対応。 これによりインターレース撮影(DVD映像やビデオカメラ映像など)された物をDivx用に変換する際、エンコードの時にデインタレース化することなく、再生できるようになり、MPEG-2と同等にPCで観覧可能に。 (オープンソースで作られたコーデックパック集《例:CCCPなど》にはこのフィルターは搭載されておらず、オフィシャルプログラムインストール時のみの機能となる)

[編集] DivX Media Format

DivX Media Format
拡張子 .divx
タイプコード DIVX
開発者 DivX, Inc
包含物 動画音声字幕
派生元 AVI
  

バージョン6では新たにDivX Media Format (DMF)に対応した。DivXファイル、DivXコンテナなどと呼ばれている。拡張子.divx

DivX Media FormatはAVI2.0(OpenDML)を基に作られたファイルフォーマットで、従来のAVIフォーマットとの互換性も維持されている。

XSUB字幕、対話式ビデオメニュー、複数のDivXビデオを格納、複数音声、チャプターポイント、XTAGビデオタグなどに対応している。

これら新機能を含むDivXビデオはDivX Ultra(ディビックスウルトラ)とも呼ばれ、DivX Ultra対応機器で再生できる(パソコンではDivX Playerで対応)。

ただしDMFのフォーマットはAVIフォーマットを拡張したものであり複数音声、XSUB字幕などといった情報はAVIのRIFFヘッダの中に格納されている。従って、DMFに盛り込まれた新しい機能に対応していないプレーヤーであってもビデオと音声の再生をすることが可能である。

代表的なDivX用オーサリングツールとして、DivX Authorがある。

[編集] DivX Plus

DivX Plus
拡張子 .mkv
開発者 DivX, Inc
包含物 動画音声字幕
派生元 Matroska
  

バージョン7では映像コーデックとしてH.264、音声コーデックとしてAAC、そしてコンテナ形式としてMatroskaを採用した。この組み合わせの動画ファイルはDivX Plus(ディビックスプラス)と呼ばれている。 従来のDivXビデオとの互換性は無い。

[編集] プロファイル

プロファイル Qmobile Mobile Home Theater HD 1080p
DivXバージョン 5? 5? 3.11? 3.11?
最大ビットレート 0.46Mbit/s 1.25Mbit/s 8Mbit/s 36Mbit/s
最大解像度 176x144@15fps 320x240@30fps 720x480@30fps
720x576@25fps
1920x1080@30fps
1280x720@60fps
オーディオ MP3 MP3 MP3/MPEG Layer 2 MP3/MPEG Layer 2
AC3
MP3 Surround
多重音声 1チャネル 1チャネル 最大8チャネル 最大8チャネル
字幕 無し 無し 最大8つ 最大8つ
DRM DivX DRM DivX DRM DivX DRM DivX DRM

[編集] FOURCC

コーデック FourCC
DivX3.11 DIV3 (= MP43)
OpenDivX DIV4
DivX5 DX50
DivX6 DX50
DivX7 無し

[編集] 略歴

バージョン3.11がリリースされ2時間前後の動画データをCD1枚分である約700MB程度にまで圧縮できることで人気を集めた。しかし、このバージョンはビデオコーデック・オーディオコーデック (DivX Audio)共にマイクロソフト社の提供していたMS-MPEG4WMA海賊版であり(DivX,Incは否定している)、FourCCをDIV3からMP43に書き換えればそのまま再生できていた。

その後、MS-MPEG4のバイナリを使用せず独自に開発したビデオコーデックがバージョン4としてリリースされた。MPEG LAからのライセンスも取得しており法的な問題は完全に解決された。またこのバージョンからオーディオコーデックは除外されており、現在においてもこの構成は引き継がれている。近年では一部のDVDプレーヤーゲーム機、ネットワークプレーヤーなどがAVIコンテナに格納されたDivXビデオの再生をサポートするなどパソコン上で使用できるビデオコーデックという枠を超えた広がりを見せはじめている。

[編集] DivX, Inc.

フランスエンジニアのジェローム・ロタによってMS-MPEG4のバイナリを改造して公開されたものであったが、人気の高まりに伴い2000年に元MP3.com社のジョーダン・グリーンホールらと共にDivX, Inc.(旧称:DivX Network)が設立され主力商品となっている。基本部分については無償で提供されており、インストールするとその時点から一定期間はDivX Proと呼ばれる拡張機能の部分が試用中として共に動作する。2005年9月29日(日本時間)にはこのDivX, Inc.創立5周年を記念して、通常は同社サイト上で販売されているDivX Proのライセンスキーの無償配布が行われた。ウィキニュース

また、一時期DivX, Inc.はOpenDivXとしてDivXの開発をオープンソースプロジェクトとする動きも見せたが方針を転向している。この際のプロジェクト参加者の一部はDivX開発チームを去り、オープンソースプロジェクトとして活動を継続し同プロジェクトの成果として現在フリーの独自ビデオコーデック・Xvidが完成している。

2007年秋にはH.264技術を有するメインコンセプト社を買収しており、バージョン7ではH.264技術が採用された。

DivXソフトウェアにはYahoo!ツールバーが含まれ、DivX, Inc.は広告収入を得ていた。 しかし、米Yahoo!側から一方的に契約を打ち切られたためDivX, Inc.は契約不履行でYahoo!を提訴している[4][5]

[編集] DivX エコシステム

DivXをビデオ再生における共通メディア言語とし、パソコンだけではなくDVDプレーヤーを始めとしたビデオ再生機能を持つさまざまなデジタル機器に搭載することで、より簡単に便利にビデオを楽しむ環境のこと。共通メディア言語のDivXが搭載されたデジタル機器が増えることでビデオの撮影・編集・再生・鑑賞をファイル形式などにユーザーが悩まされることなく、スムーズに楽しめるという。DivXが搭載されているデジタル家電はDVDプレーヤー、ポータブルメディアプレーヤー、デジタルカメラホームシアターカーナビ携帯電話、ゲーム機、テレビ等。

[編集] ゲーム機への対応

2007年11月13日に、ソニーのゲーム機・プレイステーション3 (PS3)にDivXビデオテクノロジーが搭載されると発表された[6]

同年12月18日に、PS3のエンドユーザー向けのシステムソフトウェアアップデート(バージョン2.10)によりPS3がDivXビデオ再生を公式にサポートする最初のゲームシステムになると発表された[7]

[編集] Stage6

詳細は「Stage6」を参照

[編集] 沿革

1999年
2000年
  • 5月 - DivX Networksを設立。
2004年
2005年
  • 6月15日 - DivXバージョン6を公開。DivX Media Formatに対応。
  • 9月29日 - 会社設立5周年を記念して、DivXソフトウェアのライセンスキーを無償配布。
2007年
2008年
2009年
  • 1月6日 - DivXバージョン7を公開。
  • 3月31日 - DivXバージョン6.xのサポートを終了。

[編集] 脚注

  1. ^ 公式サイト上での表記。
  2. ^ 以前、2004年頃の公式サイトの画像プレス向けに配布されたTシャツに「デイヴエツクス」という文字が入っていたこともある。
  3. ^ MKVをコンテナに採用、H.264/AACに対応した「DivX Player」v7.0 Beta 1が公開
  4. ^ 米ヤフー、広告提携契約の打ち切りでDivXに提訴される
  5. ^ DivX、契約不履行でYahoo!を提訴
  6. ^ DivX, Inc. (2007-12-13). "DivX Technology to be Added to PLAYSTATION®3" (英語). 2008-12-30 閲覧。
  7. ^ DivX, Inc. (2007-12-18). "DivX® Video Support Added to PLAYSTATION®3 With Latest System Software Update" (英語). 2008-12-30 閲覧。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク