関門国道トンネル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

国道2号標識

関門国道トンネル(かんもんこくどうトンネル)は、山口県下関市福岡県北九州市を結ぶ国道2号トンネル海底トンネル)。「車道」と「人道」の2層構造になっている。

1937年に試掘導坑掘削開始、1939年に本坑掘削に着工したが太平洋戦争激化で工事を中断し、1952年の工事再開を経て1958年3月9日に開通した。

西日本高速道路九州支社管理の有料道路である。日本道路公団等民営化関係法施行法第二十六条により、通行料金は維持管理のために徴収されている。料金の徴収期限は存在しない。

関門国道トンネルリフレッシュ工事が平成20年10月15日から12月13日まで行われ全面通行止めとなっていたが、工事が完了し翌14日から通常とおり通行できるようになっている。

目次

[編集] 車道

  • 起点:山口県下関市椋野町2丁目
  • 終点:福岡県北九州市門司区東門司一丁目
  • 距離:3,461m(うち海底部分780m)

県境関門海峡の海面下56mにある。本州側は下関ICと繋がっており、トンネルが通行止めになると関門橋が迂回路として使われる。2車線の為、事故などでしばしば通行止めとなる場合があり、左記の場合や改修工事等により通行止めが長期にわたる場合は関門橋が関門トンネルと同額で通行できる特例措置が執られる。なお、九州側の入り口には、大きなフグが口を開けた絵が描かれている。海底トンネルの為、タンクローリーなどの危険物積載車両は通行できない。

下関市側のアクセス道路が下関ICと一体化し複雑な構造となっており、下関市街地からトンネルに向かうルート(またはその逆)がわかりにくいと言われることがある。

[編集] 休憩施設

九州側入口には門司PAが設置されていたが、2006年2月28日に閉鎖された。

[編集] 料金

2006年4月1日からの料金。維持及び修繕に要する費用と釣り合うよう見直され値下げされた。なおETCは使用できない(ETCコーポレートカード・クレジットカードは使用可能である)。

※50cc以下の原付は通行できないため、人道を利用する(後述)。

[編集] 交通量

2005年度(平成17年度道路交通センサスより)
平日24時間交通量(台)

  • 下関市 - 山口県・北九州市境:34,017

[編集] 人道

歩行者自転車、50cc以下の原付用の幅4mのトンネル。両端とも国道2号とは別路線に接続しているが、人道も国道2号である。車道の下部に人道がある2層構造となっており、地上とトンネルの間はエレベーターを利用する。県境は海面下58mにある。本州側人道出入口には下関PAが設置されている。料金は下関側に設置されたポストに投入する(2006年3月1日より無人化したが、両替などは窓口で係りの人に頼める)。

歩行者専用道路のため右側通行。自転車、原付は乗車での通行は認められておらず、自転車は下車、原付はエンジンを停止しキーをオフにして下車、ともに押し歩きが必要。トンネルの構造上最初の約300mは下り坂であるため、自転車などに跨って下る姿がしばしば見られるが、歩行者専用道であるため違反である(カメラで監視しており放送マイクで注意される)。本州・九州側両方に警告看板が設置されている。雨・日焼け対策が不要なジョギングウォーキングコースとして地元住民に利用されている。観光地の門司港レトロもあるため、下関と門司港を結ぶ観光周遊ルートとして賑わっている。

なお、車道が大規模工事のために長期通行止めとなる際は、関門橋へ迂回できない50cc超125cc以下の二輪車も人道を通行することとなる(同様にエンジンをオフにして押し歩きで通行)。

[編集] 料金

  • 歩行者:無料
  • 車両(軽車両、原付):20円

[編集] ギャラリー

[編集] 発行物

  • 1958年3月9日、関門トンネル開通記念の額面10円の切手が発行された。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

他の言語