日本創新党

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日本の旗 日本の政党
日本創新党
The Spirit of Japan Party
党首 山田宏
代表幹事 中田宏
成立年月日 2010年4月18日
本部所在地
〒105-0001
東京都港区虎ノ門1-20-5
栗原虎ノ門ビル2階
衆議院議席数
0 / 480
(0%)
(2011年6月3日)
参議院議席数
0 / 242
(0%)
(2011年8月20日)
党員・党友数
1047人
政治的思想・立場 右派
新保守主義
反共主義
政党交付金
0 円
公式サイト 日本創新党
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日本創新党(にっぽんそうしんとう、The Spirit of Japan Party[1])は、日本政治団体である。

目次

[編集] 概要

現職・元職の地方首長地方議員を中心として、2010年4月に結成された。党名の「日本創新党」は、「大化改新」「明治維新」に倣った「根こそぎの改革」としての「平成創新」を目指すべく命名されたものである[2]

国政への進出を目指しているが、結党以来国会議員が所属したことは一度もない。また政党要件を満たしたこともない。

杉並区、横浜市における採択に尽力し、新しい歴史教科書をつくる会と協力関係にある山田宏党首・中田宏代表幹事を始め、松下政経塾出身者が党の中枢を占めている[3]こともあって、主張や政策(後述)には新保守主義的な色彩が強く現れている。そのため地方分権政策に期待して賛同者となった地方首長から右派イデオロギーを前面に出すスタンスへの批判が寄せられたこともあった[4]

[編集] 党史

[編集] 結党

よい国つくろう!日本志民会議」(現在の「日本を創新する会」)を母体として、2010年4月18日保守系地方首長地方議員らによって結成された。結成記者会見において、上田清司埼玉県知事松沢成文神奈川県知事など26名の現職・元職地方首長を「応援首長連合」として発表[5]。さらに1週間後の4月25日には、47名の現職・元職地方議員政策賛同者として発表した[6]

ただし応援首長・賛同議員の多くは日本創新党に入党せず、外部から政策面で連携するというスタンスをとった。また彼らの大半は政令指定都市中核市特例市などの都市部や三大都市圏内の地方自治体に所属しており、地方からの支援者は少数に留まった。

[編集] 第22回参院選前

2010年7月11日執行の第22回参院選に向けて選挙区4名・比例区6名の計10名を公認候補として擁立。5月17日には選挙に備えて党本部を東京都渋谷区から新宿区本塩町へと移転した[7]

また共に「日本を救うネットワーク」に参加しているたちあがれ日本との協力体制を構築し、青森茨城千葉神奈川大阪の5選挙区で両党の候補を一本化して互いに推薦し合い、選挙後には統一会派を結成することで合意した[8]。さらに資金難から同選挙への出馬を断念した右派政治団体維新政党・新風と協議を行った結果、東京都選挙区から出馬する山田宏党首を新風が支持する運びとなった[9]

[編集] 参院選の結果

第22回参院選では選挙区・比例区ともに議席を獲得できず、政党要件である得票率2.0%にも到達できなかった。またたちあがれ日本推薦候補も全員が供託金没収のうえ落選。目標の一つであった民主党政権の過半数割れは結果的に達成したものの、党としては惨敗を喫した形となった。なお議席を獲得できなかったため、たちあがれ日本との統一会派結成案は立ち消えとなった。

選挙区では東京都選挙区から出馬した山田宏党首が200,692票(得票率3.3%)を獲得して供託金没収点[10]を上回ったものの、残る3名は全員供託金を没収された。比例区でも493,620票(得票率0.8%)の獲得に留まり、1議席の獲得に627,748票不足した[11]

都道府県別の比例区得票率では、比例区から出馬した齋藤弘政策委員長が知事を務めた山形県では得票率6.0%で公明党に次ぐ第5位と善戦したものの、多数の党幹部・支援者が地盤とする大票田の東京都千葉県神奈川県大阪府はいずれも得票率1%台と低迷。その他の42道府県はすべて得票率0%台に沈み、うち福井岐阜三重和歌山鳥取島根徳島高知佐賀大分沖縄の11県では女性党幸福実現党の得票をも下回り、名簿届出政党中最下位の結果に終わっている[12]

この選挙で同党が没収された供託金は総額で4500万円に上った[13]。さらに比例区での得票率が1.0%を割り込んだため、選挙中の新聞広告について実費負担を強いられることになった[14]

[編集] 参院選後

参院選直後の記者会見では、たちあがれ日本を始めとする保守政党との連携を強めつつ、地方選挙に候補を擁立していきたいとする意向を示した[15]。また8月16日には東京都港区虎ノ門に事務機能を移転[16]し、同年10月6日をもって党本部自体も同地に移転している[17]

11月7日に臨時党大会を開催。山田宏中田宏はそれぞれ党首・代表幹事に再任されたが、齋藤弘は政策委員長を辞任し、公式サイトの「メンバー」欄からも削除された[18][19][20]。また同大会にはたちあがれ日本代表の平沼赳夫衆議院議員自民党衛藤晟一参議院議員が、大会後の懇親会には自民党の下村博文衆議院議員が、それぞれ出席し、保守政党間での連携の必要性を確認した。

2011年3月に発生した東日本大震災では党の関連組織の「日本を創新する会」が、義捐金の受け付けや、宮城、福島、茨城の三県に救難ボランティアを派遣して物資の輸送や炊き出しなどの支援活動を行った[21]

[編集] 第17回統一地方選挙

第17回統一地方選挙では、改選を迎える所属議員5名のうち、港区の山本閉留巳を除く4名と元職1名・新人4名の計9名を公認。また他党公認および無所属の候補8名(内訳は大阪維新の会4名・たちあがれ日本1名・中央みらい1名・無所属2名)と山本の計9名を推薦した。

選挙の結果、公認候補は現職3名・元職1名が当選し、現職1名・新人4名が落選した。また推薦候補は大阪維新の会公認候補2名と無所属の1名が当選したが、党所属の山本を含め残りの6名は落選した。

これにより、党所属の地方議員数は公示前より1名減となったが、その後大阪維新の会公認の推薦候補2名が入党した[22]ため、差し引き1名増となった。2011年08月の埼玉県杉戸町議会議員選挙で公認候補が1名当選した[23]

[編集] 現状

2012年2月5日に東京都内で開いた党大会において、橋下徹大阪市長が率いる大阪維新の会との連携を強化し、政界再編を目指す方針を示した[24]

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関する党内の意見は割れている。中田宏代表理事は日本のTPP加盟を推進する立場であるが、党所属の土屋敬之都議は日本のTPP参加に反対している[25]

[編集] 主張・政策

前述の通り、松下政経塾出身者が中心メンバーであることと、地方首長地方議員らによって構成されていることから、国粋主義地方分権が大きな柱となっている。

以下、党公式サイトにて発表されたマニフェスト[26]の要約を記載する。

[編集] 他の政党・政治団体との関係

民主党政権打倒を掲げ、超党派の保守系グループ「日本を救うネットワーク」(救国ネット)に参加している[27]

頑張れ日本!全国行動委員会維新政党・新風など、非自民の反米保守系団体との協力関係も深く、各種集会、国政・地方選挙において共闘しているが、日本創新党は日米同盟を基軸としており公約でも「日米同盟の将来にわたる発展・深化を期す」と定め親米保守の立場をとっている[26]

大阪維新の会とは、山田代表、中田代表幹事が大阪市特別顧問を務め、橋下徹大阪市長に協力するなど蜜月の関係にある。また、大阪維新の会公認で日本創新党推薦の大阪府議会議員、大阪市議会議員が在籍している。

[編集] 党関係者

[編集] 党幹部

党首 山田宏(元杉並区長)
代表幹事 中田宏(元横浜市長)
政策委員長 岡野俊昭(元銚子市長)
地方議員会長 松浦芳子(杉並区議会議員)
組織委員長 小坂英二荒川区議会議員)
党紀委員長 清水隆司(元岸和田市議会議員)
国民運動本部長 山本閉留巳(元港区議会議員)
常任幹事 阪中勝行(東京繊維製品総合研究所理事長)

[編集] 所属地方議員

公式サイトでメンバーとして紹介されている議員[28]のみ掲載する。

都道府県議会議員(2名)
土屋敬之東京都 中野稔子大阪府
市区町村議会議員(7名)
安田真也(吉川市 松浦芳子杉並区 佐々木浩(杉並区)
小坂英二(荒川区 村上栄二(大阪市 千住啓介(明石市
石井幸子(杉戸町

なお中野稔子大阪府議・村上栄二大阪市議は、いずれも第17回統一地方選挙において大阪維新の会公認・日本創新党推薦で当選した議員であり、現在も大阪維新の会のメンバーに含まれている[29]

また党発足時には山本閉留巳(港区)・工藤裕一郎(横浜市)・佐賀和樹(藤沢市)・小林哲雄(開成町)・北岡隆浩(高槻市)の5名も所属していたが、山本・工藤は統一地方選で落選し、佐賀・小林・北岡の3名はいずれも統一地方選までに公式サイトのメンバー欄から削除されている。

[編集] 後援者

紳士服業界第2位のAOKIホールディングス代表取締役社長を務める青木擴憲ら企業経営者による勉強会「だるまの会」が党に資金援助を行っている、とする説が複数のメディアで報じられている。

週刊朝日は、党結成前の2010年1月25日に青木社長と山田宏中田宏齋藤弘らが会合を持ち、新党への資金援助について青木社長から「カネの心配はするな。俺だけじゃないから任せろ」との発言が行われたとする関係者の談話を伝え[30]、結成直後には別の政界関係者の談話として、青木社長を始めとする「だるまの会」のメンバーが党の支援に回る可能性が出てきていると報じた[31]。また月刊リベラルタイムは、「だるまの会」が党のスポンサーとなっており、青木社長から2億円の資金提供が行われたとの説を報道した[32]

[編集] 党勢の推移

[編集] 衆議院

選挙 当選/候補者 定数 得票数(得票率) 備考
比例区 選挙区
(結党時) 0/- 480 - -

[編集] 参議院

選挙 当選/候補者 非改選 定数 得票数(得票率) 備考
比例区 選挙区
(結党時) 0/- - 242 - -
第22回参院選 ●0/10 0 242 493,620(0.8%) 296,697(0.5%)

[編集] 脚注

  1. ^ 英文名を直訳すると「日本精神党」となる。
  2. ^ 中田 宏BLOG | 日本創新党の立ち上げ ~これまでの政党と何が違うか 1
  3. ^ “日本創新党、松下政経塾色濃く”. 東京新聞. (2010年4月21日). http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2010042102000068.html 2010年11月2日閲覧。 
  4. ^ “「イデオロギーほどほどに」熊谷千葉市長、創新党に不信感”. 千葉日報. (2010年7月13日). http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/local_kiji.php?i=nesp1278984834 2010年11月2日閲覧。 
  5. ^ “現役首長らが新党「日本創新党」を結成”. 読売新聞. (2010年4月18日). http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100418-OYT1T00433.htm 2010年11月2日閲覧。 
  6. ^ “賛同地方議員ら47人発表 日本創新党の山田党首”. 産経新聞. (2010年4月25日). http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100425/stt1004251837002-n1.htm 2010年11月2日閲覧。 
  7. ^ 日本創新党 (2010年5月17日), “日本創新党本部が移転いたしました”, プレスリリース, http://www.nippon-soushin.jp/news/office/post-1.html 
  8. ^ “たちあがれ日本・日本創新党、5選挙区で協力”. 読売新聞. (2010年6月22日). http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100622-OYT1T00880.htm 2010年11月2日閲覧。 
  9. ^ 日本創新党山田宏候補を支持! - 鈴木信行の維新通信 - Yahoo!ブログ
  10. ^ 有効得票総数÷定数÷8=6,097,768÷5÷8=152,444.2
  11. ^ 48議席目を獲得するのに1,121,368票必要なことから。詳細は総務省|第22回参議院議員通常選挙結果 党派別議席配分表(比例代表)
  12. ^ 総務省|第22回参議院議員通常選挙結果 都道府県別党派別得票数(比例代表)
  13. ^ 300万円×3人+600万円×6人=4500万円
  14. ^ 公職選挙法第149条第6項
  15. ^ “【参院選】日本創新党・山田氏「時間の制約あった」”. 産経新聞. (2010年7月12日). http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100712/elc1007120154029-n1.htm?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter 2010年7月12日閲覧。 
  16. ^ 日本創新党 (2010年8月16日), “事務機能移転のお知らせ”, プレスリリース, http://www.nippon-soushin.jp/news/office/post-21.html 
  17. ^ 日本創新党 (2010年10月6日), “党員および支援者の皆様との懇親会”, プレスリリース, http://www.nippon-soushin.jp/action/other/post-13.html 
  18. ^ 日本創新党 (2010年11月7日), “創新フォーラム”, プレスリリース, http://www.nippon-soushin.jp/action/speech/post-17.html 
  19. ^ Twitter / 中田宏: 本日の党大会で、山田党首、私、斎藤政策委員長辞任。新 ...
  20. ^ 日本創新党 | メンバー
  21. ^ 「日本を創新する会」緊急ホームページ”. 「日本を創新する会」緊急ホームページ (2010年3月). 2011年8月29日閲覧。
  22. ^ 公式サイトの地方自治体議員欄でメンバーとして紹介されるようになった。
  23. ^ ザ・選挙 2011年杉戸町議選挙2011年8月29日閲覧
  24. ^ 再編目指し維新と連携 日本創新党が大会 2012年2月5日産経ニュース 2012年2月24日閲覧
  25. ^ TPP賛成の「維新塾」応募を取り下げた 今日のつっちー 2012年2月12日2012年2月24日閲覧
  26. ^ a b 日本創新党, “日本創新党のマニフェスト”, プレスリリース, http://www.nippon-soushin.jp/manifesto/manifesto.shtml 
  27. ^ “「反民主」で連携、保守系が「救国ネット」設立”. 読売新聞. (2010年6月10日). http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news1/20100610-OYT1T00918.htm 2010年6月10日閲覧。 
  28. ^ 日本創新党 | メンバー | 地方自治体議員2011年8月29日閲覧。
  29. ^ 大阪維新の会 | 維新会のメンバー
  30. ^ “民主、自民以外の「第三局つくれ」"小沢切り"新党構想”. 週刊朝日. (2010年2月12日) 
  31. ^ “「たちあがれ日本」「首長新党」 "雨後のタケノコ"新党 金脈と実力”. 週刊朝日. (2010年4月23日) 
  32. ^ “「日本創新党」に二億円出した? 人物”. 月刊リベラルタイム. (2010年6月3日) 

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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