維新政党・新風

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日本の旗 日本の政党
維新政党・新風
Restoration Political Party・New Wind
代表 鈴木信行
副代表 板東義宣
黒田秀高
成立年月日 1995年12月9日
本部所在地
〒103-0014
東京都中央区日本橋蛎殻町1-6-4第三カネタツビル103
衆議院議席数
0 / 480   (0%)
2014年6月28日現在)
参議院議席数
0 / 242   (0%)
2014年6月28日現在)
党員・党友数
1200人[1]
(2012年党費納入者数)
政治的思想・立場 極右
民族主義
反グローバリズム
日本国憲法無効論
機関紙 「新風」
政党交付金
0 円
公式サイト 維新政党・新風
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維新政党・新風(いしんせいとう・しんぷう、英語名称:Restoration Political Party・New Wind)は、日本政治団体[2]。略称は「新風」。

概要[編集]

新右翼青年民族派の流れを汲み、YP体制戦後体制)の打倒を主張する右翼系の政治団体として、1995年12月9日魚谷哲央初代代表らが中心となって結成された。現代表は鈴木信行で、東京都中央区に本部を置く。

戦後体制を否定する立場から、右は自民党、左は共産党に至る既存政党を「戦後体制派」と批判し、唯一の「反戦後体制派」である新風が国政に進出し、「戦後体制派」と戦っていく必要があると主張している[3]。この目的を達成するために、街宣活動や講演会などで知名度上昇を図りつつ、各級選挙に候補者を擁立しているが、現時点では公認候補の当選例はない。

党史[編集]

政策・主張[編集]

憲法[編集]

天皇[編集]

統治機構[編集]

国防・外交[編集]

歴史観[編集]

経済政策[編集]

教育・文化[編集]

医療・健康・社会保障[編集]

  • 年金健康保険制度を国営一元化し、基礎部分の税負担化と自助努力保険の並行システム化を実現する。
  • 公営・民営の最適組合せによる医療制度を実現する(混合診療)。
  • 生活保護制度を真の弱者救済制度にする(現在の『貰い得』的国民意識劣化の是正のためとしている)。
  • 職業訓練の無償制度充実、雇用保険の国営一元化を実現する。
  • 相互扶助的社会保障制度の模索(ボランティアの時間積立相互システム化を実現)、低負担の公営保育所大幅増設(待機児童ゼロを目指す)
  • 堕胎人工妊娠中絶の禁止、処罰。

その他の主張・活動[編集]

竹島問題慰安婦問題への反論や糾弾などに力を入れており、「竹島の碑」を韓国内で打ち込むなどの活動を行っている。なお、韓国に入国禁止処分となっている新風関係者は、代表の鈴木信行、学生部長で機関紙編集長の山本和幸、国民運動委員長で自治基本条例に反対する市民の会会長の村田春樹、元在特会千葉支部長の櫻井達郎の四名である。

8回目の竹島の日を前にした2013年2月21日、鈴木信行代表が島根県隠岐の島町の竹島に不法上陸したとして入管難民法違反(不法入国)容疑で、韓国の朴槿恵次期大統領を松江地検に告発した。告発状では、朴氏はハンナラ党(現・セヌリ党)国防委員だった2005年10月5日、韓国軍のヘリコプターで竹島に不法上陸したとしている。

選挙への出馬状況[編集]

概要でも述べたように議会への進出を目指しており、その第一歩として政党要件の確保を目標に掲げている。

衆議院議員総選挙[編集]

結党以来、衆議院議員総選挙に公認候補を擁立したことはない。

思想的に近く、新風の党友となっている他党の候補者を推薦支持することはある。これまでに推薦・支持した候補として若泉征三(現職・民主党福井県本部推薦)、西村眞悟(前職・民社党新進党自由党→民主党→無所属改革クラブたちあがれ日本大阪府本部推薦)、大前繁雄(前職・民社党→自民党兵庫県本部支持)がいる[12]

上に挙げた議員は新風の党友として党大会に祝電を送り、あるいは来賓として出席している。塩田晋(元衆議院議員・民社党→新進党→自由党→民主党)や滝沢幸助(元衆議院議員・民社党、現新風顧問)も同様に祝電を送るなどしている[13]

また2012年第46回総選挙では、神奈川11区から国替えして東京18区菅直人に挑戦した改革の志士代表の横粂勝仁を支援した。

参議院議員通常選挙[編集]

結党以来、1998年2001年2004年2007年と4回連続で参議院議員通常選挙確認団体として10名の公認候補を擁立している。

これまでのところ、選挙区では2013年第23回参院選東京都選挙区鈴木信行が記録した77,465票(得票率1.4%)が、比例区では2007年の第21回参院選で記録した170,515票(同0.3%)がそれぞれ最高得票記録であり、当選者を出したことはなく、選挙区・比例区ともに供託金を全額没収されている。

基本的に選挙区は地方本部の幹部を、比例区は党本部の幹部をそれぞれ候補者としている。第20回参議院議員通常選挙の際には、増元照明を推すべきとの意見もあったが、実現しなかった。第21回参議院議員通常選挙の際には、東條英機首相の孫であり、党の講師を務めていた東條由布子の比例区出馬を模索していたが、頓挫した(その後、東條は無所属で東京都選挙区から出馬し、新風公認候補の鈴木信行が獲得した21,548票を上回る59,607票を獲得したものの落選に終わっている)。

当初は2010年第22回参議院議員通常選挙にも10名の公認候補を擁立するとして候補者の内定まで進めていたが、資金難などの諸事情により同年5月に立候補を取り止めると発表し[14]、この選挙に対しては比例区は自主投票、選挙区は各地方本部の判断によって支持する候補者を決めることとした。東京都本部は東京都選挙区から立候補した日本創新党山田宏を支持したが、落選した[15]

2013年の第23回参院選で6年ぶりに国政選挙に参加した。主要公約には「韓国との国交断絶、TPP反対、移民受け入れ反対、核武装実現」を掲げ選挙戦に臨んだ。比例代表には候補を立てず、東京都選挙区・千葉県選挙区神奈川県選挙区の3選挙区のみに候補者を擁立した。選挙の結果全員が落選し、供託金も全額没収されている。ただ、東京選挙区の鈴木信行は2007年選挙の得票数の3倍以上の77,465票を獲得した。この結果を党は肯定的に受け止め「善戦した」というコメントを発表している[16]

地方首長・地方議会選挙[編集]

衆院選と同様、思想的に近い他党や保守系無所属の候補者を推薦・支持し、当選者も出している。公認候補が当選したケースはない。公式サイトによると、過去4年間の地方議会議員選挙で推薦・支持した党員または党友候補者は以下の通り。

2012年4月常陸大宮市長選挙では現職の三次真一郎を支持、三次は無投票で再選した[23]2014年第19回東京都知事選挙では田母神俊雄を支持した。田母神は4位で落選したが、約60万票を獲得し供託金も返還された。

党勢と現状[編集]

参議院議員通常選挙における選挙区得票数は、初めて候補者を立てた第18回参議院議員通常選挙では42,904だったが、2013年の第23回参議院議員通常選挙では157,972まで増やしている。

党員党友になるには日本国民である事が必須とされる。ネットサポーター組織も設けている。党員数は2003年から2007年まで毎年約100人のペースで増加していたが、2008年は30人増、2009年は31人増に留まり、2010年以降は減少傾向に転じた。2012年時点ではピーク時(2009年・1950人)の6割程度まで党員数を減らしている[24]

2008年1月から2009年11月まで松村久義と代行の板東義宣が代表を務めたのを除くと、結成以来大半の時期の代表を創設者の魚谷哲央が務めている。元党副代表で2007年参院選の候補者だった瀬戸弘幸によると、新風は魚谷の個人政党的な側面があり、選挙資金についても魚谷が個人的に捻出する部分があったという[25]

2000年代後半頃から、在特会をはじめとする行動する保守系の諸団体との交流も積極的に行っている。在特会員が新風に入党、あるいは新風党員が在特会支部を設立したり、行動する保守系の団体と共同でデモや街宣活動を行うなど、共闘する姿勢を明確にしている。2009年4月11日に行われたカルデロン一家追放デモ後に党本部が「民族差別を許さない」[26]という声明を発表したが、共闘を維持するために取り下げるべきという主張が支持者から出されるなど、一時期交流が低調になった期間もあった。2010年、鈴木信行が代表に就任してからは行動する保守との交流は再び活発となり、さまざまな活動において相互に強い共闘関係を結んでいる。

2013年第23回参議院議員通常選挙でも在特会の支援を受け、レイシストをしばき隊と衝突する場面があった。選挙後、柏崎刈羽原子力発電所を視察し、原発再稼働を推進している。

歴代党代表一覧[編集]

代表 就任日 退任日
1 1 魚谷哲央 1995年12月9日 1998年12月31日
2 1999年1月1日 2001年12月31日
3 2002年1月1日 2004年12月31日
4 2005年1月1日 2007年12月31日
2 5 Replace this image JA.svg 松村久義 2008年1月1日 2008年6月17日
(任期中死去)

Replace this image JA.svg 板東義宣
(副代表)
2008年6月18日 2009年11月13日
[27][28]
3 魚谷哲央 2009年11月14日 2010年12月31日
4 6 鈴木信行 2011年1月1日 (現職)

党勢の推移[編集]

参議院[編集]

選挙 当選/候補者 定数 得票数(得票率) 備考
選挙区 比例代表
(結党時) 0/- 252 - -
第18回通常選挙 ●0/10 252 42,904(0.1%) 56,966(0.1%)
第19回通常選挙 ●0/10 247 72,066(0.1%) 59,385(0.1%)
第20回通常選挙 ●0/10 242 117,780(0.2%) 128,478(0.2%)
第21回通常選挙 ●0/10 242 129,222(0.2%) 170,516(0.3%)
第22回通常選挙 0/0 242 - - 支持0/1
第23回通常選挙 ●0/3 242 157,972(0.3%) -

関連人物[編集]

党役員[編集]

2014年1月1日時点のもの[29]

党講師団[編集]

その他関係者[編集]

関係団体[編集]

企業[編集]

政治団体・その他[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 平成24年分政治資金収支報告書 (PDF)”. 総務省. p. 2 (2013年11月29日). 2014年6月28日閲覧。
  2. ^ 団体名に「政党」とあるが、法律上の要件を満たした「政党」ではない。
  3. ^ 広報誌「新風」平成16年6月号[リンク切れ]
  4. ^ “維新政党・新風 立候補取りやめ”. 北海道新聞. (2010年5月17日). http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2010sanin/231736.html 2010年5月18日閲覧。 [リンク切れ]
  5. ^ 国体憲章案第一条・第二条、日本国憲法案第一条(『憲法』政策方針
  6. ^ 主権国家たる対応を取れ!
  7. ^ 実際にこのような行動に出れば、国際連合憲章の敵国条項が適用され、中国やロシアによる対日武力制裁が行なわれる恐れがある。
  8. ^ 自衛隊の皆さん、行先が違います。「イラク」ではなく「北朝鮮」です
  9. ^ 日本国崩壊法案成立、断固阻止
  10. ^ 田母神俊雄航空幕僚長を断固支持する!
  11. ^ 「教育における体罰を考える」シンポジウムなど
  12. ^ 広報誌「新風」平成15年12月号[リンク切れ]
  13. ^ 広報誌「新風」平成15年1月号[リンク切れ]
  14. ^ 選挙:参院選・京都選挙区 維新政党・新風の魚谷代表が不出馬 /京都(毎日新聞)[リンク切れ]
  15. ^ 日本創新党山田宏候補を支持! - 鈴木信行の維新通信 - Yahoo!ブログ
  16. ^ 右派政党勢力台頭への道! 2013年7月22日 鈴木信行ブログ(アメーバ)
  17. ^ 祝当選!群馬県渋川市議選”. 維新政党・新風. 2014年8月26日閲覧。
  18. ^ a b c d 23年統一地方選挙 後半戦結果”. 維新政党・新風. 2014年8月26日閲覧。
  19. ^ 平成25年11月の地方選挙の結果”. 維新政党・新風. 2014年8月26日閲覧。
  20. ^ 祝当選!島根県議会選挙(松江選挙区)”. 維新政党・新風. 2014年8月26日閲覧。
  21. ^ 祝当選!つくば市議会議員選挙”. 維新政党・新風. 2014年8月26日閲覧。
  22. ^ 23年統一地方選挙 前半戦結果”. 維新政党・新風. 2014年8月26日閲覧。
  23. ^ 祝当選!茨城県常陸大宮市長選挙”. 維新政党・新風. 2014年8月26日閲覧。
  24. ^ 平成15年~平成24年分政治資金収支報告書より
  25. ^ 維新政党・新風が参院選出馬断念
  26. ^ 民族差別を許さない-維新政党・新風本部広報委員会
  27. ^ 党代表選挙
  28. ^ 維新政党・新風平成二十一年党大会報告
  29. ^ 月刊新風213号 (PDF)”. 維新政党・新風. p. 2 (2014年3月1日). 2014年6月28日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]