千葉治平
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千葉 治平(ちば じへい、1921年10月31日 - 1991年6月23日)は、秋田県仙北市(旧田沢湖町)出身の小説家。本名は堀川 治平(ほりかわ じへい)[1]。秋田県出身者としては、第41回(1959年)の渡辺喜恵子に次ぐ2人目の直木賞受賞者。
人物
[編集]秋田工業学校(現・秋田県立秋田工業高等学校)で電気科を学び、1940年で旧満洲で満鉄調査部科学研究所入社を経て、南満洲工業専門学校を卒業した。
終戦後は故郷の秋田に戻り、農業の傍ら「月刊さきがけ」で懸賞小説に応募して、一席入選し、伊藤永之介に師事し、共に秋田文学を創刊する。
1966年に「秋田文学」23号から27号まで連載された「虜愁記」は第54回直木賞を受賞した。
著書
[編集]- 虜愁記 文藝春秋, 1966
- 八郎潟 ある干拓の記録 講談社 1972
- アンデスの花 家の光協会 1977.6
- 山の湖の物語 田沢湖・八幡平風土記 秋田文化出版社 1978.10
- ふるさと博物誌 三戸印刷出版 1988.9
- 南部牛方ぶし 盛岡タイムス社 1991.12
脚注
[編集]関連項目
[編集]- 渡辺喜恵子 第41回(1959年)秋田県出身者で初めての直木賞受賞者。千葉治平と同じ仙北市出身。
- 西木正明 第99回(1988年)秋田県出身者で3人目の直木賞受賞者。千葉治平と同じ仙北市出身。
- 石川達三 第1回(1935年)芥川賞受賞者。秋田県横手市出身。2023年現在秋田県出身者としては唯一の芥川賞受賞者。