「Y!mobile」の版間の差分

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紙請求書は有料。
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== ショップ ==
== キャリアショップ ==
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[[キャリアショップ]]については、[[2014年]][[8月]]に、従来の「イー・モバイル」店舗(一部を除き「[[ウィルコムスポット]]」を併設)と「[[ウィルコムプラザ]]」(一部の拠点では「[[イー・モバイル スポット]]」を併設)および、「[[ウィルコムカウンター]]」の一部店舗のブランド及びサービスレベルを統一して、「'''[[ワイモバイルショップ]]'''」となった。


各店舗の名称は「ワイモバイル○○」のようになり、「ショップ」という文字は各店舗の名称には含まれない。
各店舗の名称は「ワイモバイル○○」のようになり、「ショップ」という文字は各店舗の名称には含まれない。

2014年11月2日 (日) 13:43時点における版

Y!mobile(ワイモバイル)は、ワイモバイル株式会社が2014年8月1日にサービスを開始した、移動体通信サービスのブランド名である。

概要

2014年6月1日、携帯電話サービス・イー・モバイル等を行っていたイー・アクセス株式会社が、PHSサービスを行っていた株式会社ウィルコムを吸収合併し、7月1日にワイモバイル株式会社に社名を変更し、翌8月1日にイー・モバイルとウィルコムの両ブランドを統合して、新ブランド「Y!mobile」が誕生した。

ワイモバイルを巡っては、ヤフー株式会社がソフトバンク株式会社からイー・アクセスの株式を買収すると発表したものの、最終的に買収をとりやめ業務提携に留めるといういきさつがあった[1]。Y!mobileの「Y」はその名残ともいえるものだが、エリック・ガンCEOは「Yahoo!のYだけでなく、EnjoyのYやHappyのYなど、Yを含む言葉の持つ力でユーザーに魔法をかけたい」と語っている[2]

Y!mobileブランド発足前に用いられていたサービス名称のほとんどは当ブランドで使用されず、後継の名称も設定されない(WILLCOM CORE 3GEMOBILE 4G-Sなど)。旧サービス名称のものも、約款上は、新契約の内容に読み替えられるものと旧契約が経過措置で残される形のいずれかとなっている。

Y!mobileの製品ラインアップは、スマートフォンケータイPocket WiFiの3つに大別されている。

  • スマートフォン:スマートフォン形状の通信端末が集約されており、旧ウィルコムで販売されていたPHSとソフトバンクモバイルの3GとのWバンド対応端末や、旧イー・モバイルで販売されていたソフトバンクモバイルの3G・LTE網を利用する端末(EMOBILE 4G-S)など、自社網と他社網が混在、あるいは異なる通信規格を利用する端末が混在している。
  • ケータイ:旧ウィルコムのPHS端末の大半があてはまる。なお、固定電話形状のPHS端末・イエデンワ2(WX05A)は「その他の端末」扱いとなっている。
  • Pocket WiFi:旧イー・モバイルのモバイルWi-Fiルーターが該当。

約款上、電話番号の回線としてソフトバンクモバイルの通信網を使用するものを「電話サービス(タイプ1)」[3]、旧イー・アクセスの通信網を使用するものを「電話サービス(タイプ2)」[3]、ソフトバンクモバイルの通信網と旧ウィルコムのPHS通信網の両方を使用するデュアルモードを「電話サービス(タイプ3)」[4]、旧ウィルコムのPHSを「PHSサービス」[5]、旧イー・アクセス回線を利用したデータ契約は「データ通信サービス」[6]と規定され、区別されている。また、WILLCOM CORE 3Gとイー・アクセス時代からの契約などについては、別途約款が規定されている(それ以外は、「電話サービス(タイプ1・2・3)」、「PHSサービス」、「データ通信サービス」へ移行されている)。新規停止された基本料金プランの利用者は、経過措置扱いで旧約款による契約が継続されるが、原則は新約款が適用される。すなわち、「電話サービス(タイプ1)」と「電話サービス(タイプ3)」の3G回線は、MVNOということになる。

よって、電話番号については、MNPではない新規で契約した場合、後述のymobile.ne.jpドメインが割り当てられる(すなわち、「電話サービス(タイプ1)」)契約(及びデュアルモード(「電話サービス(タイプ3)」)の3G番号)については、総務省がソフトバンクモバイルに割り当てたものが、同じくymobile1.ne.jpのドメインが割り当てられる契約(「電話サービス(タイプ2)」)およびデータ契約(「データ通信サービス」)については、総務省が旧イー・アクセスに割り当てたもの、ワイモバイルが「ケータイ」と称するy-mobile.ne.jpドメインが割り当てられる(「PHSサービス」)契約(およびデュアルモード(「電話サービス(タイプ3)」)のPHS番号)については、総務省が旧ウィルコムに割り当てたもの(070-5xxx、6xxx)がそれぞれ割り当てられる。

問合せ用の電話番号は、ウィルコムが使用していたナビダイヤルと自動音声のみのフリーコールDXで統一され、イー・モバイルのフリーダイヤルは、旧来からの利用者向けに2014年10月31日まで並行して利用可能として、以降は廃止を予定している。

メールアドレス

いわゆる、「キャリアメール」は、2014年8月以降に新規発行あるいは変更した場合は、以下のドメインが割り当てられる。

  • ymobile.ne.jp…「電話サービス(タイプ1・3)」の契約者。または、EMOBILE 4G-Sないしは、WILLCOM CORE 3Gの契約者。→従来のemobile-s.ne.jpおよびwcm.ne.jpに相当
  • ymobile1.ne.jp…「電話サービス(タイプ2)」の契約者。
  • y-mobile.ne.jp…「PHSサービス」の契約者。または、旧ウィルコムのPHS契約者。→従来のwillcom.comおよびそれ以前のpdx.ne.jpまたはxx.pdx.ne.jpに相当

EMOBILE 4G-Sを除く旧イー・モバイルブランドの契約者は、従来と変わらず以下のドメインが割り当てられる。

  • emobile.ne.jp…EMOBILE 4G-Sを除く全ての旧イー・モバイルブランドの契約者(データ契約も含む)。
  • emnet.ne.jp…EMnetメール対応機種の利用者。

なお、2014年8月以降にデータ契約をした場合は、従前とは異なりキャリアメールは割り当てられない。

これらとは別に、「スマホプランS/M/L」または「Pocket WiFiプラン」で契約している場合は、Yahoo! JAPAN IDとひも付けを行うことで、yahoo.ne.jp(Y!mobile メール)のアドレスが割り当てられる。

因みに、Y!mobileブランドのスマートフォンについては、EM01L同様、Google+ ハングアウトを利用して、キャリアメールを利用する形となる(旧ブランドのものは、ワイモバイルまたは端末メーカーが旧ブランド時代から提供するそれぞれに対応したメールアプリを使用)。

利用者専用ログインサイト

旧来の「My WILLCOM」および「My EMOBILE」並びにEMOBILE 4G-S利用者が「My SoftBank」に乗り入れるという形で、ログインサイトが旧社・利用形態ごとに分かれていたが、「My Y!mobile」に名称を統一することになった。

2014年8月以降は、EMOBILE 4G-S利用者、旧ウィルコム利用者・2014年8月以降に音声契約(持ち込み新規等にて旧イー・モバイルブランドの料金プランで契約した場合を除く)をした顧客向けのログインサイト(「My WILLCOM」ベース)、旧イー・アクセスの顧客向けのログインサイト(「My EMOBILE」ベースで、従来通り、emobile.ne.jpのアドレスが利用可能)、2014年8月以降にデータ契約した顧客向けのログインサイト(「My EMOBILE」ベースだが、emobile.ne.jpのメールアドレスではなく、UIMに記録されている電話番号がログインIDとなる)の大きく3つに分かれる。

料金体系

本節では、「Y!mobile」ブランドでの料金プラン・オプションサービス・割引サービスを述べる。記載の料金には消費税が含まれていない。なお、「Y!mobile」にブランド移行後も、旧ウィルコムブランド、旧イー・モバイルブランドでそれぞれ新規申込受付ができる料金プラン・オプションサービス・割引サービスがある。旧ウィルコムブランドの料金体系はウィルコム#料金体系を、旧イー・モバイルブランドの料金体系は公式サイトのその他の料金・割引を参照。 紙請求書は有料(150円)。

料金プラン

  • スマホプランS/M/L
    • 月額基本使用料:3,980円(S)/4,980円(M)/6,980円(L)
    • 本プランは2014年7月をもって新規受付を終了した旧ウィルコムブランドの「ウィルコムプランLite」・「ウィルコムプランD+」、旧EMOBILE 4G-Sの「4G-Sプラン」に替わって新たに提供を開始したスマートフォン向け料金プランである。「スマホプランS」は「ウィルコムプランLite」、「スマホプランM」は「4G-Sプラン」、「スマホプランL」は「ウィルコムプランD+」にそれぞれ相当する。
    • 旧ブランドの従来プランでは月額基本使用料と別料金になっていたインターネット接続料(「WEB接続料(旧ウィルコム)」や「EMベーシックパック-S(旧EMOBILE 4G-S)」)、パケット定額サービス(「パケット定額料(ウィルコム)」や「データ定額3-S(EMOBILE 4G-S)」)、旧EMOBILE 4G-Sでオプションサービスとして提供されていた「だれとでも定額 for EM-S」がすべて月額基本使用料に組み込まれた。これらによって、データ量を選ぶだけのシンプルな料金体系となり、旧ブランドよりも割安な料金設定となった。
    • 通常は上記の月額基本使用料だが、新規契約(ソフトバンクモバイル、ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクからのMNPを除く)または機種変更と同時に「スマホプラン」に加入した場合、「スマホプラン割引」が適用となり、加入当月から25ヶ月間、基本使用料が1,000円(月途中の契約時は加入当月のみ日割分)割引になる。さらに、「スマホプランM」と「スマホプランL」は加入当月とその翌月のみ、「お試しキャンペーン」として「スマホプランM」は1,000円、「スマホプランL」は3,000円割引(月途中の新規契約の場合、加入当月は日割分を割引)となる。「お試しキャンペーン」については契約変更による加入でも割引が適用される(「お試しキャンペーン」については、開始当初、加入当月のみの適用だったが、2014年8月15日に適用期間が延長され、同年8月1日から同年8月14日の間に契約した方を含め、割引期間が加入当月の翌月まで延長された。いずれのキャンペーンも期間限定だが、現時点で終了時期は明記されていない)。
    • 相手先を問わず、1回あたり10分以内の通話なら月300回まで無料。通話料がかかるのは1回あたり10分を超える通話の10分超過分と料金月内で301回目以降の通話(通話時間を問わず)で20円/30秒となる。なお、後述の「スーパーだれとでも定額」を追加することで一定時間を超えた分(通常は10分超過時、PHS回線同士の通話は2時間45分超過時)の通話も無料になる。
    • PHSと3Gのデュアルモード対応端末(WX10KWX04SHWX05SH)の場合、PHS・3G各々月300回まで(実質月600回まで)の通話が無料。またPHS回線での通話時は、相手先もワイモバイルのPHS回線であれば通話回数は無制限となる(PHS回線同士の通話の場合、悪用防止のため1回あたり2時間45分を超えた場合は超過分の通話料がかかり、1回あたり16時間を超える通話については切断される場合がある)。
    • ひと月の高速データ通信容量は「スマホプランS」が1GB、「スマホプランM」が3GB、「スマホプランL」が7GBである。各プランに設定された月額の高速データ通信容量を超えた場合、当月月末まで通信速度が128kbpsに低速化するが、「My Y!mobile」から設定を行うか、カスタマーセンターに申し込むことで通常速度に戻すことができる。その際、追加料金として500MB(0.5GB相当)毎に500円かかる。
    • SMSは1通につき3円かかる。MMS及びWX10Kで利用できるライトメールは無料である。Y!mobile メールの通信料はパケット定額サービスに含まれる。
    • 本プランは2年契約で、申し出がない限り契約を2年ごとに自動更新される。契約更新月(契約満了日の翌料金月)以外の期間で回線の解約や契約期間が2年間未満の料金プランに変更した場合、契約解除料として9,500円がかかる。
    • なお、契約期間を伴わない「スマホベーシックプラン」も用意されており、月額使用料は「スマホプラン」よりも1,500円割高になる。また、前述の「スマホプラン割引」の適用外となる。
    • 対象機種は「Y!mobile」ブランドのスマートフォン、旧ウィルコムブランドのWX10KWX04SHWX05SH201HW、旧イー・モバイルブランドのEM01F、およびEM01Lである(ただし201HW・EM01Fについては、ブランド統合前からの契約者によるプラン変更のみアナウンスされている[7])。
    • 他社の端末を利用するなどの理由により、UIMカードのみの契約も可能。約款上は、タイプ1の利用形態となる。
  • ケータイプラン
    • 月額基本使用料:1,381円
    • 本プランは2014年7月をもって新規受付を終了した「新ウィルコム定額プランS」に替わって新たに提供を開始したPHS電話機(旧ウィルコムブランドの端末を含む)向けの料金プランである。以前、旧イー・モバイルブランドにおいて提供されていた料金プランの名称を「Y!mobile」の発足に合わせて名称を復活したが、旧イー・モバイルブランドで提供されていた同一名称のプランと料金体系が異なる。
    • 通話料はワイモバイルのPHS回線同士の通話は無料、ワイモバイルの3G回線への通話や他社のスマートフォン・携帯電話への通話は20円/30秒である。なお、「スマホプランS/M/L」でPHS回線による通話を行った場合同様、悪用防止のため1回あたり2時間45分を超えた場合は超過分の通話料がかかり、1回あたり16時間を超える通話については切断される場合がある。
    • 電子メールはワイモバイルから提供されたドメインを利用する場合は相手先を問わず無料、ライトメールも無料である。
    • パケット通信料は0.1円/1パケットの従量制だが、上限額が設けられており、2,667円に達した時点で定額になる。
    • 本プランは3年契約となっており、終了の申し出がない限り自動更新される。契約更新月(契約満了日の翌料金月)以外の期間で回線の解約や契約期間が3年間未満の料金プランに変更した場合にかかる契約解除料は「スマホプランS/M/L」に準じる。
    • なお、契約期間を伴わない「ケータイベーシックプラン」も設定される。月額基本使用料は「ケータイプラン」よりも1,500円割高(2,881円)となる。
    • 法人契約の場合、ワイモバイルのPHS電話機を購入し、後述のオプションサービス(「だれとでも定額」または「スーパーだれとでも定額」)とセットで新規契約または機種変更を行った場合、「法人かけ放題プログラム」が適用され、該当する回線の「ケータイプラン」の基本使用料が永年無料となる。本キャンペーンについては条件を満たせば申込なしで適用される(本キャンペーンは期間限定であるが、現時点で終了時期は明記されていない)。
  • Pocket WiFiプラン
    • 月額基本使用料:7,500円(ベーシック)/6,200円(にねん)/7,791円(バリューセットY)/7,248円(バリューセットライトY)
    • 本プランは2014年7月をもって新規受付を終了した「4Gデータプラン」に替わって新たに提供を開始したPocket WiFi(モバイルWi-Fiルーター、旧イー・モバイルブランドの端末を含む)向けの4Gデータ通信専用プランである。
    • 最大110Mbpsの高速データ通信ができるひと月のデータ通信料は「スマホプランL」と同じ7GBに設定。7GBを超えた場合、当月末まで通信速度が最大128kbpsに低速化されるが、「My Y!mobile」や一部端末でできる本体のタッチスクリーンから申し込むことで通常速度に戻すことができる。その際の追加料金として、2GBごとに2,500円かかる。
    • 契約種別は4種類あり、契約期間を伴わない「ベーシック」、2年間の契約を約束することで基本使用料が割安になる「にねん」、契約と同時にワイモバイル指定のパソコンやタブレットを同時に購入した場合、長期契約割引が適用される「バリューセットライトY」・「バリューセットY」が用意される。「ベーシック」を除く契約種別で後述の「バリュースタイル」に加入するか、「にねん+アシスト2800」で契約することで「ずっとおトク割」が適用となり、対象のプラン加入中はずっと基本使用料が2,504円割引となる。
    • 「にねん」は契約更新月(契約満了日の翌料金月)以外の期間で回線の解約や契約期間が2年間未満の料金プランに変更した場合にかかる契約解除料は「スマホプランS/M/L」や「ケータイプラン」に準じる。「バリューセットライトY」・「バリューセットY」は契約期間中の解約又は他の契約種別への変更(同一契約種別への変更を含む)を行った場合、契約期間に応じた解約手数料がかかる。なお、「バリューセットライトY」・「バリューセットY」は初回の更新月をもって「にねん」に自動移行される。
    • 「バリューセットライトY」・「バリューセットY」は個人のみ申込できる。
  • Pocket WiFiプラン+
    • Pocket WiFi 305ZTの発売に合わせて2014年10月3日より提供を開始したキャリアアグリゲーション対応Pocket WiFi向け4Gデータ通信専用プランである。
    • 月額基本使用料・ひと月のデータ通信料・契約種別は前述の「Pocket WiFiプラン」と同一である。ただし、ひと月のデータ通信料を超え、通常速度に戻す際の追加料金は「スマホプランS/M/L」と同じ、500MBごとに500円となる。
    • 本プランでは「ベーシック」を除く契約種別で、後述の「バリュースタイル」に加入した場合、「おトク割」が適応となる。「Pocket WiFiプラン」に適応される「ずっとおトク割」と異なり、加入月を含む24ヶ月目までは「ずっとおトク割」同様、基本使用料から2,504円割引となるが、25ヶ月目以降は2,004円割引となる。

オプションサービス

以下のオプションサービスは旧ウィルコムブランドで提供されていたオプションサービスで、「Y!mobile」にブランド移行後もほぼ同じ内容で提供される。ウィルコム#オプションサービスも参照。

  • スーパーだれとでも定額
    • 月額料は料金プランによって異なり、「スマホプランS/M/L」の場合は1,000円、「ケータイプラン」の場合は1,500円である。
    • 「ケータイプラン」で「スーパーだれとでも定額」に加入した場合、通話料だけでなく、パケット通信料も月額料のみで利用できる。
  • だれとでも定額
    • 月額料:934円

割引サービス

割引サービスを適用する際、各種適用条件の可否があるため、公式サイトも参考のこと。

個人向け

  • 家族割引サービス
    • ワイモバイル指定の料金プランで契約した場合に、2回線目以降(副回線)の基本使用料を割引するサービス。家族割引サービスの申込は新規契約と同時でなくても可能。
    • 主回線の料金プランは「Y!mobile」ブランドの「スマホプランS/M/L」「ケータイプラン」「Pocket WiFiプラン」と旧イー・モバイルブランドの「4G-Sプラン」「4Gデータプラン」及び旧ウィルコムブランドの「新ウィルコム定額プランS/G/GS」「ウィルコムプランLite/D/D+/W」が対象。副回線の料金プランは「Y!mobile」ブランドの「スマホプランS/M/L」「ケータイプラン」と旧ウィルコムブランドの「パス専用プラン」が対象。
    • 主回線がモバイルWi-Fiルーターの場合、「電話サービス(タイプ1・2)」の「スマホプランS/M/L」で契約した回線を副回線に指定することは不可(この組み合わせの場合は「Wi-Fiセット割」の対象となる)。
    • 家族内の副回線において、スマートフォン向けの「スマホプランS/M/L」の場合で月額基本使用料を500円割引、PHS向けの「ケータイプラン」「パス専用プラン」の場合で月額基本使用料が無料となる。割引や無料化は最大9回線まで適用される。
    • 新規契約と同時に家族割引サービスの申込を行った場合、副回線の契約事務手数料が無料となる。
    • 副回線のユニバーサルサービス料や契約解除料が免除となる。
  • バリュースタイル/月額割引
    • 「バリュースタイル」はワイモバイル指定のPocket WiFiを購入し、「Pocket WiFiプラン」を契約することで、端末が特別価格で購入できるサービス。
    • 「月額割引」は前述の「バリュースタイル」に加入し、ワイモバイルが指定したPocket WiFiを購入することで、最大24ヶ月間、基本使用料を一定額割引するサービス。
    • なお、スマートフォンについては月額割引制度が存在しない[8]
  • W-VALUE SELECT
    • 旧ウィルコムブランドから提供されている電話機の購入にあたって支払方法が選べるサービス。PHS電話機を購入した場合には、最大24ヶ月間又は36ヶ月間にわたり、使用料(基本使用料など)を一定額割引する「W-VALUE割引」も適用となる。詳細記事を参照のこと。

法人向け

  • 法人割引サービス
    • 「スマホプラン」や「ケータイプラン」、旧ブランドの対象プラン(「4G-Sプラン」、「新ウィルコム定額プランS/GS」、「プランW」、「Portus for Biz」など)を同一請求書内に2回線以上契約した法人に対し、「スマホプラン」の基本使用料を500円割引する法人向けサービス。
    • 本割引サービスは適用条件を満たせば申込不要で適用される。
  • ビズ割サービス
    • 「スマホプラン」や「ケータイプラン」、旧ブランドの対象プラン(「4G-Sプラン」、「新ウィルコム定額プランS/GS」、「プランW」、「Portus for Biz」など)を同一請求書内に6回線以上契約した法人に対し、「スマホプラン」の基本使用料を500円割引する法人向けサービス。前述の「法人割引サービス」との併用も可能。

料金請求形態

旧ウィルコム利用者およびワイモバイルブランド移行後にPHSや「電話サービス(タイプ3)」で音声契約した場合は、旧ウィルコムの料金請求システムを継承しワイモバイルからの請求、旧イー・アクセス契約者(EMOBILE 4G-Sを除く)およびワイモバイルブランド移行後にデータ契約した場合は、従来のイー・アクセスの料金請求システムを継承しワイモバイルからの請求、旧EMOBILE 4G-Sや「電話サービス(タイプ1・2)」で契約の場合は、ソフトバンクモバイルがワイモバイルから受託されて請求される形となる。

このため、契約内容により、引落日が毎月26日になるケースと27日になるケースがある(27日引落は、従来のイー・アクセスの請求形態)。26日引落分は、ソフトバンクモバイルないしはセディナからの収納代行によるもの、27日引落分は、SMBCファイナンスサービスからの収納代行によるものとなる。

請求書発行時についても、上述の請求元(システム)に応じてバラバラとなる。

紙請求書は有料。

キャリアショップ

ワイモバイル梅田OS
(大阪府大阪市北区)

キャリアショップについては、2014年8月に、従来の「イー・モバイル」店舗(一部を除き「ウィルコムスポット」を併設)と「ウィルコムプラザ」(一部の拠点では「イー・モバイル スポット」を併設)および、「ウィルコムカウンター」の一部店舗のブランド及びサービスレベルを統一して、「ワイモバイルショップ」となった。

各店舗の名称は「ワイモバイル○○」のようになり、「ショップ」という文字は各店舗の名称には含まれない。

ウィルコムプラザが前身の店舗と従前の「イー・モバイル」店舗が前身の店舗の一部は、PHS番号を店舗への連絡用番号としてワイモバイルのホームページ上で公開している(その場合であっても、店頭で発行される契約・説明文書に印字・記載されるショップの電話番号は、固定電話の番号となるショップもある)。家電量販店に併設された「ワイモバイルショップ」店舗の一部(主に、旧イー・モバイルのショップ店併設拠点および旧・ウィルコムカウンターの店舗)は、量販店の代表番号とは別に、直通の固定番号を公開している拠点もある。

直営店は、それぞれ、ワイモバイルが六本木に1ヶ店、ウィルコム沖縄沖縄県内に3ヶ店設けており、それ以外はすべて代理店運営となっている。

通信端末

「Y!mobile」へのブランド移行と同時に端末の品番ルールを変更し、グループ会社のソフトバンクモバイルと同じく、3桁の数字と製造メーカーを示すアルファベットで構成される(ワイモバイルではアルファベットは2文字で統一されているが、これに併せて、ソフトバンクモバイルでは1文字のメーカーを2文字化している)。スマートフォンの「タイプ1・2・3」は、電話サービス約款上の区分を指す。

参画メーカーとアルファベットは以下の通り

なお、旧ブランド(イー・モバイル/ウィルコム)の端末を扱う以下のメーカーもワイモバイルの参画メーカーとして扱われている。

2014年

  • 華為技術日本製
    • STREAM S 302HW 8月1日発売、スマートフォン(タイプ2、旧EMOBILE LTEベース)
      • 旧ウィルコム、旧イー・モバイル両ブランドで発売されていたスマートフォン「STREAM(ストリーム)」の「Y!mobile」ブランド1号機。メタルフレームを基調としたフルフラットボディを採用することで、厚さ約6.8mm・重量約110gの薄型・軽量設計としている。カメラは背面のメインと正面のサブにそれぞれ備えているが、サブカメラは500万画素を備えており、若返り効果の「ビューティレベル」機能により、自分撮りでも美しく撮影できる。さらに、ホーム画面をカスタマイズできる「Emotion UI」を搭載している。
    • Pocket WiFi 303HW 8月1日発売、Pocket WiFi(旧EMOBILE 4G
      • フルセグ/ワンセグ自動切替機能を備えたテレビチューナーを搭載しており、あらかじめテレビ機能がないスマートフォンやタブレットに専用アプリをダウンロードすることで外出先などでもテレビの視聴が可能。約5秒で素早く起動でき、約2,400mAhの大容量バッテリーを搭載することで約9時間の長時間稼働を実現。タッチパネル式の2.4インチカラーディスプレイも搭載したモバイルWi-Fiルーター。
  • 日本無線製
    • BISINESTA 301JR 8月1日発売、ケータイ
      • 自営標準第2版(電波産業会が策定した第二世代コードレス電話システム規格の一部)や「W-VPN」に対応しており、事務所用コードレスシステムに対応したPBXに登録することでオフィス用の内線子機としてそのまま使え、外出先からでも内線番号のみで呼び出すことができる。また、IPX5/IPX7等級相当の防水性能とIP5X等級相当の防塵性能を備えており、水濡れが気になる病院や飲食店、埃っぽい環境下の工事現場でも安心して使用できる。そのほか、ブラウザ機能、ICレコーダー機能、リモートロック機能、管理者ロック機能といったビジネスシーンに便利な機能を搭載する一方、カメラを非搭載にしているため、セキュリティ上カメラの持ち込みが禁止されている場所でも使用できる。基本性能においても内蔵型と引き出し型のダブルアンテナで安定した通信品質を実現し、ノイズキャンセラー機能も備えている。
      • なお、本機種は法人向けに販売されているモデルで、個人向けには販売されていない。
  • 京セラ製
    • STOLA 301KC 9月4日発売、ケータイ
      • 後述のWX08Kの後継モデル。通話・赤外線通信・ライトメールに特化したシンプルな機能と軽量・コンパクト設計のストレート型PHS電話機で、カメラは非搭載。リアカバーが別売りで5色用意されており、着せ替えが可能。また、連続通話時間約10.5時間、連続待受時間約1,020時間の優れたスタミナ性能で、1回のフル充電で1週間は充電不要で使うことができる。「緊急速報メール」や「モバイル迷惑電話チェッカー」にも対応している。
      • 当初は8月1日の予定だったが、発売前日になり、製造上の都合に発売を延期することが発表された[9]。その後、同年8月28日に発売予定日を発表[10]。し、当初予定から約1ヶ月遅れで発売を開始した。
    • DIGNO T 302KC 9月14日発売、スマートフォン(タイプ1、旧EMOBILE 4G-SHybrid 4G LTEベース)
      • IPX5/IPX7等級相当の防水性能、IP5X等級相当の防塵性能、MIL規格準拠の耐衝撃性能を持ったタフ仕様のスマートフォン。屋外での騒がしい場所でもディスプレイ全体を振動させて音を伝えることで聞き取りやすくする「スマートソニックレシーバー」を搭載。通信方式は海外でも使えるW-CDMA方式、高速データ通信ができるAXGP方式に加え、FDD-LTE方式にも対応。カラーは「ツール・ド・東北 2014」のスペシャルカラーであるグリーンを含めた5色展開である。ただし、自社網は一切利用できない。
    • LIBERIO 401KC 10月以降予定、ケータイ
      • スマートフォンへの着信を本機で受けたり、本機でスマートフォンの電話番号経由で発信できるほか、ヘッドセットやハンズフリー機器ともリンクできるBluetooth機能を搭載し、「モバイル迷惑電話チェッカー」や「緊急速報メール」にも対応。防水・防塵・耐衝撃性能のタフ仕様としたストレートタイプのPHS電話機。
    • CRESTIA 402KC 10月以降予定、ケータイ
      • スマートフォンの子機として使えるだけでなく、手持ちのAndroidスマートフォンに「だれとでも定額パス アプリ」をダウンロード・インストールすることで本器を親機としてスマートフォンからPHS回線による通話や、スマートフォンやタブレットとの連携でPHSデータ通信によるテザリングもできる充実のBluetooth連携機能を備え、ディスプレイ全体を振動させて音を伝えることで騒がしい場所でも相手の声が聞き取りやすい「スマートソニックレシーバー」、相手の声の速度を落としてゆっくり話しているように聞こえる「ゆっくり通話」や音量を大きくして聞き取りにくい音域を補正する「はっきり通話」も備えて聞き取りやすさにこだわり、モバイルライト付のオートフォーカスカメラを搭載し、「モバイル迷惑電話チェッカー」・「緊急速報メール」にも対応。防水・防塵・耐衝撃設計のタフ仕様とした折り畳みタイプのPHS電話機。
  • ZTEジャパン製
    • Pocket WiFi 305ZT 10月3日発売予定、Pocket WiFi(旧EMOBILE 4G
      • LTEの超高速通信規格「LTE-Advanced」の技術を応用し、複数の周波数帯を束ねて同時にデータ通信を行うことでAXGPの高速化を実現したCA(キャリア・アグリゲーション)に対応するとともに、Wi-Fiの高速通信規格であるIEEE 802.11 acや他のWi-Fi機器との干渉を減らす5GHz帯のIEEE 802.11 aにも対応した2.4型カラー液晶搭載モバイルWi-Fiルーター。先に発表された、SoftBank 303ZTは、当端末のリモデル。
  • モトローラ・モビリティ製

旧ブランドから継続している通信端末

◆印:旧イー・モバイルブランドの端末、◇印:旧ウィルコムブランドの端末、◎印:法人向け専用端末

  • エイビット製
  • 富士通モバイルコミュニケーションズ製
  • 華為技術日本製
    • STREAM X GL07S◆ スマートフォン
      • 料金プランは「LTE電話プラン」のみ加入可能
    • STREAM 201HW◇ スマートフォン(タイプ1)
    • GL08D◆ Pocket WiFi
      • 端末自体にはPocket WiFiのブランドは付けられていない。料金プランは「LTEプラン」のみ加入可能。
    • Pocket WiFi GL09P◆ Pocket WiFi
    • Pocket WiFi GL10P◆ Pocket WiFi
  • 日本無線製
  • 京セラ製
  • LGエレクトロニクス製
    • Nexus 5 EM01L◆ スマートフォン(タイプ1)
      • 端末自体にはイー・モバイルのブランドは付けられていない。
  • セイコーソリューションズ製
    • PORTUS WX02S/XWX02S◇ ケータイ
      • 料金プランはWX02Sは「プランW(旧名称:ウィルコムプランW)」のみ、XWX02Sは「プランGS(旧名称:新ウィルコム定額プランGS)」のみ加入可能。
    • PORTUS For Biz WX02S-H◇◎ ケータイ
      • 料金プランは「プランW(旧名称:ウィルコムプランW)」のみ加入可能。
    • iiro WX04S◇ ケータイ
  • シャープ製
  • TJC製
  • ZTEジャパン製
    • 007Z◇ Pocket WiFi
      • 端末自体にはPocket WiFiのブランドは付けられていない。料金プランは「3Gデータ定額(S)」のみ加入可能。
    • HX008ZT◇◎ Pocket WiFi
      • 端末自体にはPocket WiFiのブランドは付けられていない。料金プランは「3Gデータ定額ビジネス(S)」のみ加入可能。
    • HX009ZT◇◎ Pocket WiFi
      • 端末自体にはPocket WiFiのブランドは付けられていない。料金プランは「3Gデータ定額ビジネス(S)」のみ加入可能。

Yahoo! JAPAN連携サービス

以下のサービスを利用するには、Yahoo!サービスの利用開始設定を行う必要がある。

パケットマイレージ
  • 対象プラン:スマホプラン
  • スマートフォン版Yahoo! JAPANのトップページにアクセスしたり、Yahoo! JAPANアプリを利用すると毎日マイルがもらえる。さらに、5日間連続で利用すると「連続アクセスボーナスくじ(パケくじ)」を1回引くことができ、1等~5等に当たるとボーナスマイルが加算される(ボーナスマイルがもらえないハズレもある)。
  • 月末に当月の獲得マイル数に応じてランクが確定となり、当月の獲得マイルが80マイル以上になると翌月の「スマホプラン」のデータ容量を無料で追加できる(ランクに応じて追加できる容量が変わり、ブロンズランクで0.5GB増量、シルバーランクで1GB増量、ゴールドランクで5GB増量)。当月の獲得マイルが600マイル以上となるとプラチナランクとなり、翌月はどれだけ増量しても無料(容量無制限)となる[11]
  • なお、本サービスは月額料無料で申込の必要もないが、マイルをもらうには電話番号と連携済みのYahoo! JAPAN IDでログインした状態でアプリやトップページを利用する必要がある。その際、Yahoo! JAPANアプリに初めてログインして利用すると、「Yahoo! JAPANアプリ初回ログインボーナス」として1回だけボーナスマイルがもらえる。
Enjoyパック
  • 月額料:500円(税抜)
  • 対象プラン:スマホプラン、Pocket WiFiプラン
  • 本サービスに加入すると、各プランに設定されたデータ容量を超えた時にSMSでメールが通知され、通知メール内のリンクをクリックするか、「My Y!mobile」やサービスセンターから申し込むことで、500円分割引となる(「スマホプラン」の場合は1回分(500MB)の追加料金が無料、「Pocket WiFiプラン」の場合は2GBの追加料金を500円割引)。
  • さらに、Yahoo! JAPAN内のコンテンツが月額料のみでどれだけ使っても無料で利用できたり、割引クーポンの利用ができるなど、Yahoo!プレミアム会員と同等のサービスを受けることができる[11]
Y!mobileメール
  • 対象プラン:スマホプラン、Pocket WiFiプラン
  • yahoo.ne.jpドメインのメールが利用可能。前述した、いわゆる「キャリアメール」とは別物となる。

脚注・出典

  1. ^ ヤフーがイー・アクセス買収を中止、両社は得意領域に特化(IT Pro、2014年5月19日)
  2. ^ 生まれ変わる「Y!mobile」の新戦略--レイトマジョリティ層をターゲットに(CNET Japan, 2014年7月18日)
  3. ^ a b ワイモバイル通信サービス契約約款(電話サービス編) (タイプ1・2)
  4. ^ ワイモバイル通信サービス契約約款(電話サービス編) (タイプ3)
  5. ^ ワイモバイル通信サービス契約約款(PHSサービス編)
  6. ^ ワイモバイル通信サービス契約約款(データ通信サービス編)
  7. ^ よくあるご質問(ワイモバイル)※2014年8月28日閲覧
  8. ^ “SIMロックは? 端末価格は? メルアドは引き継げる?――Y!mobileの“ここ”が知りたい”. ITmedia mobile. (2014年7月23日). http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1407/23/news104.html 2014年8月28日閲覧。 
  9. ^ 「STOLA 301KC」の発売延期について - ワイモバイル株式会社 お知らせ 2014年7月31日(2014年8月1日閲覧)
  10. ^ STOLA 301KCの発売について - ワイモバイル・ウィルコム沖縄 2社連名によるリリース(配信元:ワイモバイル株式会社) 2014年8月28日(2014年9月18日閲覧)
  11. ^ a b ワイモバイル、「パケットマイレージ」などヤフーと連携した特典ケータイWatch、2014年7月17日)

外部リンク

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