トーンモバイル

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トーンモバイル株式会社
Tone mobile inc.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
150-0044
東京都渋谷区円山町3-6
設立 2015年1月16日
業種 情報・通信業
事業内容 インターネット通信事業
代表者 代表取締役社長CEO 石田宏樹
資本金 10億2300万円
主要株主 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(51%)
フリービット(49%)
外部リンク http://www.tone.ne.jp/
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トーンモバイル株式会社仮想移動体通信事業者(MVNO)として通信サービスを提供する企業である。

概要[編集]

「すべてのヒトに、安心品質。」をコンセプトに、初めてスマートフォンを手にする初心者や子供、シニア層を主なターゲットとし、家族で安心して使えるスマートフォンサービスを目指す。

・通信端末「TONE」(トーン)の開発を自社で行う

・親会社であるフリービットがMVNEを担当し、端末と通信用SIMを一括で提供する

・親会社であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)傘下のTSUTAYAの店舗ネットワークを活用した販売網を構築

などにより、すべてのサービスを自社グループ内で「垂直統合型」で提供。また、これにより、家族向け見守りサービス「TONEファミリー」や、遠隔で端末を操作してサポートができる「遠隔サポート」など、利用者のニーズに応えた独自のサービスを展開している。[1]

沿革[編集]

  • 2013年

  11月13日 ドリーム・トレイン・インターネットによりfreebit mobileサービス開始[2]、スマートフォン「PandA」発売。トータルプロデューサーとして建築デザイナーの迫慶一郎を迎え、端末や店舗のデザインを一任し、「垂直統合型」のサービスにより、日本で初めてのキャリア型MVNO」を目指すとしている[3]

  12月7日 直営販売店「ATELIER」一号店を福岡市天神にて開店[4]

  • 2014年

  3月11日 直営販売店「ATELIER’」を北九州市小倉に開店、スマートフォン「PandA 2nd lot」発売。

  4月 小型移動店舗「STAND freebit」、マリノアシティ福岡にて初運用[5]

  5月 直営販売店「ATELIER」二号店を名古屋市大須にて開店[6]

  6月15日 日本初となるスマートフォンのテレビショッピングを行う。

  7月31日 日本初となるスマートフォンのラジオショッピングを行う。

  8月7日 直営販売店「ATELIER」、首都圏に進出。[7]渋谷スペイン坂に三号店をオープン。スマートフォン「PandA 3rd lot」発売[8]

  8月20日 - エイブルと業務提携。

  10月 グッドデザイン賞を受賞[9]

  11月 小型移動店舗「STAND freebit」を函館蔦屋書店に出店

  • 2015年

  1月16日 フリービットモバイル株式会社設立[10]

  3月1日 ドリーム・トレイン・インターネットのfreebit mobile事業をフリービットモバイル株式会社に譲渡。フリービットモバイル株式会社の社名をトーンモバイル株式会社に変更[10][11]

  3月12日 トーンモバイル株式会社がカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に第三者割当増資を実施(増資後の出資比率:CCC 51%、フリービット 49%)[10][11]

  5月5日 サービス名を「TONE」に変更、TSUTAYA店頭での販売を順次開始。

  11月17日 スマートフォン「TONE m15」を発売開始[12]

  • 2016年

  2月 俳優の坂口健太郎をイメージキャラクターに起用し、坂口健太郎単独初出演となるCMをオンエア開始[13]

  11月 「TONE m15」が、MVNOとして初めて「全国子ども会連合会」の推奨商品に認定される[14]

  • 2017年

  2月 女性誌「VERY」との子供向けサービスの共同開発を発表[15]

  3月 「TONEファミリー」がスマートフォンとして初めて、東京都を含む九都県市の推奨機能に認定される[16]

  8月1日 スマートフォン「TONE m17」発売開始[17]

TONE[編集]

端末[編集]

TONE m17
キャリア トーンモバイル(NTTドコモ網使用)
製造 富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社
発売日 2017年8月1日
概要
OS Android 7.1.1
CPU 1.2GHz(クアッドコア)
音声通信方式 4GXiLTE
3GFOMAW-CDMA
2GGSM
(3G 800/850/1900/2100
2G 850/900/1800/1900)
データ通信方式 3G:FOMA HSDPA・HSUPA
無線LAN(IEEE 802.11ac/b/g/n)
形状 ストレート(タッチパネル
サイズ 144 × 71 × 8 mm
質量 148 g
バッテリー 2580mAh
内部メモリ RAM:2GB
ROM:16GB
外部メモリ microSDHC(最大256GB)
FeliCa あり
赤外線通信機能 なし
Bluetooth Bluetooth ver. 4.1
備考 SIMフリー
メインディスプレイ
方式 TFT液晶
解像度 画素数:
qHD(1280×720ドット
サイズ 約5インチ
表示色数
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式 約1310万画素
サブカメラ
画素数・方式 約500万画素
カラーバリエーション
White
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

トーンモバイルで販売するスマートフォン「TONE」は、2015年発売の「TONE m15」、および2017年発売の「TONE m17」(富士通コネクテッドテクノロジーズ製造[18])の2種類を販売している。どちらもSIMフリー端末だが、トーンモバイル以外では販売しておらず、端末の単体販売もしていない。

「TONE m17」は、富士通コネクテッドテクノロジーズの製造のもと、米国国防総省の調達基準であるMIL規格の23項目に準拠した耐久性と防水・防塵性能に、ディスプレイ面、フレーム面、背面塗装までを統合したTONE独自の設計構造「TONEダメージレス構造」により、丈夫さを追求。1.5mの高さからコンクリートに落としても割れない堅牢設計や、食器用洗剤やハンドソープでも洗えるのが特徴となっている。

サービス開始からTONEへの移行時まで、機種名はいずれも「PandA」で、ロット表記で区分していた。一時は「PandA 2」のように別の機種名とする案もあったが、フリービット社外取締役の出井伸之から指摘を受けて踏みとどまった[19]

TONE m17以前に販売されていた機種は下記の通り。

  • PandA (2013年11月発売)
    • Android4.1.1搭載
    • 外寸・重量:147×76.5×9.7mm、164g
    • CPU:デュアルコア 1GHz
    • ディスプレイ:480×854ピクセル(5.0インチ)
    • フロントカメラ:800万画素
  • PandA 2nd Lot(2014年3月発売)
    • Android4.2.1搭載
    • CPU:クアッドコア 1.2GHz
    • その他の仕様はPandAと同じ
  • PandA 3rd Lot → TONE m14(2014年8月発売)
    • Android4.2.2搭載
    • 外寸・重量:151×77.5×9.5mm、189g
    • CPU:クアッドコア 1.3GHz
    • ディスプレイ:540×960ピクセル(5.5インチ)
    • フロントカメラ:800万画素、サブカメラ:約300万画素
  • TONE(m15)
    • Android 5.1搭載
    • 外寸・重量:147×74.5×8.6mm、165g
    • CPU:クワッドコア 1.3GHz
    • ディスプレイ:720×1280ピクセル(5.5インチ)
    • フロントカメラ:約1200万画素、サブカメラ:約500万画素

通信サービス[編集]

NTTドコモ網を利用し、基本プランではLTE・FOMA網での通信が可能で、通信量の制限はない。より高速の通信を利用したい場合、1GBあたり300円の高速チケットオプションを契約することにより、最大速度での通信が可能。

音声通話は、基本プランでは端末内のIP電話アプリを利用する形態である。3G回線を使用する通話サービス(090音声オプション)は月953円の別料金で利用でき、他キャリアからのMNPにも対応している。

料金[編集]

基本プランの月額料金は、容量無制限のインターネット使い放題とIP電話の基本料金込みで1000円(消費税別、以下同じ)。IP電話は従量制だが、「IP電話かけ放題オプション」に加入すると、月額500円で10分以内の国内通話が回数無制限でかけ放題になる。

また、いわゆる「持ち込み新規」ができず、新規契約の際必ず端末を購入するため端末代金が別途必要である。なお、端末代金の分割払いはクレジットカードによる割賦販売のみとなっているため、大手キャリアと違い金利・手数料が別途必要である。

最低契約期間は24か月で、期間内の解約は違約金9800円が発生する。090音声オプション契約が6ヶ月経過する前にMNP転出する場合は転出手数料9800円が発生するが、前記の違約金とは二重に請求されない。

サービス[編集]

TONEファミリー[編集]

子供などに「TONE」を持たせた際のペアレンタルコントロールが可能になる家族向け見守りサービス。被保護者が利用する「TONE」に対し、保護者によるアプリ利用状況の管理や、現在地・移動状況の確認などの行動把握が可能。スマホの利用を「制限」するのではなく、家族でコミュニケーションをとりながら子供の成長や環境にあわせた柔軟なコントロールができる。

保護者は管理画面にブラウザからアクセスするか、「TONE見守り」アプリ(Android、iOS対応)をダウンロードすると、「TONE」以外の端末でも簡単に、現在地確認やアプリの時間制限、被保護者の行動の通知などの各種サービスが利用可能になる。

スマホの機能として初めて、青少年の健全育成に配慮した機能として東京都を含む関東の九都県市に推奨されている。また、「TONEファミリー」により、端末自体も「全国子供会連合会」の推奨商品に認定されている。

2017年7月には、女性誌「VERY」と共同開発した子供向けサービスとして、「夜は使えなくなる機能」を発表[20]

アフターサポート[編集]

オペレーターによる電話サポートや、オペレーターが「TONE」を遠隔で操作しサポートする「遠隔サポート」、初心者向けの「スマホ教室」など、無料で受けられるアフターサポートを充実させている。「TONE m15」からは、NFCチップと連動し、電源を入れたまま本体を端末の入っていた箱に置くだけで、不具合を自動的に検知・修復する「置くだけサポート」を搭載。丁寧なアフターサポートを提供することで、シニア層などの需要に応えている。

販売チャネル[編集]

「TONE」取扱のTSUTAYA店頭や、オンライン、電話での新規契約が可能になっている。freebit mobile時代は、他のMVNOに先駆けた直営店舗による販売など、多種多様な販売チャネルを活用していた。

TONEストア[編集]

フリービットによる直営の販売店(旧名:ATELIER)。店舗のデザインはトータルプロデューサーである迫慶一郎による。端末の販売だけでなく、佐賀県唐津市にあるサポートセンターを介したサポートサービスや、店内で撮影した写真を元にした端末ケースの作成も可能である。最大4店舗を展開していたが、2016年12月現在ではTONEストア小倉(北九州市小倉北区)のみとなっている。

この他、短期間の出店を想定した可動型店舗「STAND」も用意されている[21]

テレビ・ラジオショッピング[編集]

2014年6月15日、『今日感テレビ 日曜版』(RKB毎日放送)内で日本初となるスマートフォンのテレビショッピングを放送した[22]。端末が到着後遠隔操作によりセットアップを行う方法により、購入者全員のセットアップに成功したという。

また2014年7月31日には、『PAO〜N』(九州朝日放送)内でやはり日本初となるスマートフォンのラジオショッピングを放送した[23]

パートナープログラム[編集]

2014年8月20日、賃貸住宅仲介業のエイブルとフリービットが業務提携し、フリービットがエイブルに対してPandA 2nd Lotをベースにソフトウェアをカスタマイズした「エイブルPandA」を供給することで合意した[24]。2015年10月31日をもって新規契約を終了した。

ServersMan SIM LTE[編集]

2012年にサービスを開始した通信サービスで、2015年10月にドリーム・トレイン・インターネットより移管を受ける。

SIM単体のみ提供のサービスでLTE帯にも対応しているが、最大通信速度は250kbpsに制限されている。料金は月467円(税抜)。

CM出演者[編集]

脚注[編集]

  1. ^ [1]子供とシニアを重視、独自路線を進むトーンモバイルの戦略 マイナビニュース 2017年7月27日
  2. ^ [2]freebit mobile (2013年11月3日)
  3. ^ [3]“フリービットが目指す“キャリア型MVNO”とは?――石田社長が事業戦略を語る”ITmedia mobile. (2014年4月24日) 2014年9月7日閲覧。
  4. ^ [4]freebit mobile (2013年12月7日).
  5. ^ [5]freebit mobile (2014年4月3日).
  6. ^ [6]5月3日正午、「ATELIER freebit 名古屋大須」がオープン
  7. ^ [7]freebit mobileの旗艦店「ATELIER freebit 渋谷スペイン坂」が8/9 OPEN!
  8. ^ [8]ケータイWatch. (2014年8月7日) 
  9. ^ [9] ITmedia mobile. (2014年10月3日) 2014年10月3日閲覧。
  10. ^ a b c [10]フリービット (2015年2月18日).
  11. ^ a b [11]フリービット (2015年2月24日).
  12. ^ [12]トーンモバイル、LTE対応の新端末「TONE(m15)」発売——11月17日から先行販売スタート ITmedia 2015年11月17日
  13. ^ [13]坂口健太郎、マザコン役でCM単独初出演 『TONE』イメージキャラに抜擢 ORICON STYLE 2016年2月26日
  14. ^ [14]トーンモバイルのスマートフォン端末「TONE」を子ども会推奨マーク認定商品に認定しました 全子連NEWS 2016年11月30日
  15. ^ [15]トーンモバイルがVERYとコラボ 3月に見守りアプリを提供 ASCII.jp 2017年2月27日
  16. ^ [16]子供を有害情報等から守るスマートフォンの機能を初めて推奨!! 東京都 2017年3月16日
  17. ^ [17]泡ソープで洗えるMILスペックスマホ「TONE m17」が登場 日本仕様も盛り込んで8月1日発売 ITmedia 2017年7月25日
  18. ^ TONE新スマホ「m17」、富士通製で防水・おサイフ対応”. ケータイWatch (2017年7月25日). 2017年8月13日閲覧。
  19. ^ “端末も、サービスも、ショップもやります――“異色のMVNO”フリービットの戦略を石田CEOに聞く”. ITmedia mobile. (2014年9月12日). http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1409/12/news050.html 2014年9月15日閲覧。 
  20. ^ 月額1000円の子供向けスマホ 夜間は自動で操作禁止 NIKKEI STYLE  2017年8月27日
  21. ^ freebit mobile あらゆる場所が僅か30分でATELIER(店舗)に早変わり 移動型店舗用コアモジュール「STAND freebit」の量産化に成功 小型化(従来の約60%)、パッケージ化、低価格化を実現し、今後のパートナー企業等との販売展開に向けたベーシックパッケージを完成(フリービット、2014年7月30日)
  22. ^ freebit mobile 日本初!電話一本でスマホが購入できセットアップも完了する「新しいテレビショッピング」のテスト販売を実施(フリービット、2014年6月13日)
  23. ^ freebit mobile TV/ラジオメディア等を使った制作体制を内部に構築し、 柔軟な非店舗型販売の拡大を開始。電話一本でスマホが購入でき特許技術によりセットアップも完了するスタイルを訴求。テレビショッピングの成果を活かし、ラジオショッピングの試験を開始(フリービット、2014年7月30日)
  24. ^ “賃貸仲介のエイブル、独自の格安スマホ販売に参入、月額2000円から”. INTERNET Watch. (2014年8月20日). http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20140820_662881.html 2014年9月15日閲覧。 
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外部リンク[編集]