日本のプロ野球監督一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。118.11.171.127 (会話) による 2016年4月2日 (土) 03:02個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎三軍)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

日本のプロ野球監督一覧(にほんのプロやきゅうかんとくいちらん)は、日本プロ野球において監督(代行を含む)となった者のチーム別一覧である。

( )は監督代行を表す。また、太字は現在指揮を取る監督。

日本プロ野球(NPB)

セントラル・リーグ

巨人

(東京巨人軍→読売ジャイアンツ

  • 藤本定義(1936 - 1942)
  • 中島治康(1943)※選手兼任
  • 藤本英雄(1944、1946 - 1946途)※選手兼任
  • 中島治康(1946途 - 1947途)※選手兼任
  • 三原修(1947途 - 1949)
  • (中島治康)(1949途)※三原の出場停止処分に伴う一時的な代行、選手兼任
  • 水原茂(1950 - 1960、1955 - 1959は「水原円裕」)※1950年のみ選手兼任
  • 川上哲治)(1960途)※水原の出場停止処分に伴う一時的な代行[1]
  • 川上哲治(1961 - 1974)
  • 長嶋茂雄(1975 - 1980)
  • 藤田元司(1981 - 1983)
  • 王貞治(1984 - 1988)
  • 藤田元司(1989 - 1992)
  • 長嶋茂雄(1993 - 2001)
  • 原辰徳(2002 - 2003)
  • 堀内恒夫(2004 - 2005)
  • 原辰徳(2006 - 2015)
  • 川相昌弘)(2014途)※原の一時離脱(病気の親族の見舞い)に伴う一時的な代行
  • (川相昌弘)(2015途)※原の病気療養に伴う一時的な代行
  • 高橋由伸(2016 - )

阪神

(大阪タイガース→阪神軍→大阪タイガース→阪神タイガース

中日

(名古屋軍→産業軍→中部日本軍→中日ドラゴンズ→名古屋ドラゴンズ→中日ドラゴンズ

DeNA

(大洋ホエールズ→大洋松竹ロビンス→大洋ホエールズ→横浜大洋ホエールズ→横浜ベイスターズ→横浜DeNAベイスターズ

広島

(広島カープ→広島東洋カープ

ヤクルト

(国鉄スワローズ→サンケイスワローズ→サンケイアトムズ→アトムズ→ヤクルトアトムズ→ヤクルトスワローズ→東京ヤクルトスワローズ

パシフィック・リーグ

オリックス

(阪急軍→阪急ベアーズ→阪急ブレーブス→オリックス・ブレーブス→オリックス・ブルーウェーブ→オリックス・バファローズ

ソフトバンク

(南海軍→近畿日本軍→グレートリング→南海ホークス→福岡ダイエーホークス→福岡ソフトバンクホークス

日本ハム

(セネタース→東急フライヤーズ→急映フライヤーズ→東急フライヤーズ→東映フライヤーズ→日拓ホームフライヤーズ→日本ハムファイターズ→北海道日本ハムファイターズ

ロッテ

(毎日オリオンズ→毎日大映オリオンズ→東京オリオンズ→ロッテオリオンズ→千葉ロッテマリーンズ

西武

(西鉄クリッパース→西鉄ライオンズ→太平洋クラブライオンズ→クラウンライターライオンズ→西武ライオンズ→埼玉西武ライオンズ

楽天

東北楽天ゴールデンイーグルス

イースタン・リーグ

楽天(二軍)

東北楽天ゴールデンイーグルス

ロッテ(二軍)

(毎日グリッターユニオンズ→毎日大映オリオンズ→東京オリオンズ→ロッテオリオンズ→千葉ロッテマリーンズ

ヤクルト(二軍)

(国鉄スワローズ→国鉄フレッシュスワローズ→国鉄スワローズ→サンケイスワローズ→サンケイアトムズ→アトムズ→ヤクルトアトムズ→ヤクルトスワローズ→東京ヤクルトスワローズ

西武(二軍)

(西鉄ライオンズ→太平洋クラブライオンズ→クラウンライターライオンズ→西武ライオンズ→インボイス→グッドウィル→埼玉西武ライオンズ

日本ハム(二軍)

(急映チックフライヤーズ→東急チックフライヤーズ→東映チックフライヤーズ→東映フライヤーズ→日拓ホームフライヤーズ→日本ハムファイターズ→北海道日本ハムファイターズ

巨人(二軍)

(読売ジュニアジャイアンツ→読売ジャイアンツ

DeNA(二軍)

(大洋ホエールズ→大洋松竹ロビンス→洋松ジュニアロビンス→大洋ジュニアホエールズ→大洋ホエールズ→横浜大洋ホエールズ→横浜ベイスターズ→湘南シーレックス→横浜ベイスターズ→横浜DeNAベイスターズ

ウエスタン・リーグ

中日(二軍)

(名古屋ドラゴンズ→名古屋ダイヤモンズ→中日ドラゴンズ

阪神(二軍)

(大阪タイガース→阪神ジャガーズ→阪神タイガース

オリックス(二軍)

(阪急ブレーブス→オリックス・ブレーブス→オリックス・ブルーウェーブ→サーパス神戸→サーパス→オリックス・バファローズ

広島(二軍)

(広島カープ→広島グリーンズ→広島カープグリナーズ→広島カープ→広島東洋カープ

ソフトバンク(二軍)

(南海ホークス→福岡ダイエーホークス→福岡ソフトバンクホークス

三軍

巨人(三軍)

読売ジャイアンツ

広島(三軍)

広島東洋カープ
※「監督」ではなく「統括コーチ」の肩書きであるが、事実上の三軍監督扱いである。

ソフトバンク(三軍)

福岡ソフトバンクホークス

ロッテ(三軍)

千葉ロッテマリーンズ

四国アイランドリーグplus

愛媛

愛媛マンダリンパイレーツ

香川

香川オリーブガイナーズ

徳島

徳島インディゴソックス

高知

高知ファイティングドッグス

ベースボール・チャレンジ・リーグ

新潟

新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ

富山

(富山サンダーバーズ→富山GRNサンダーバーズ

石川

石川ミリオンスターズ

信濃

信濃グランセローズ

群馬

群馬ダイヤモンドペガサス

福井

福井ミラクルエレファンツ

武蔵

武蔵ヒートベアーズ

福島

福島ホープス

BASEBALL FIRST LEAGUE

兵庫

兵庫ブルーサンダーズ

06BULLS

06BULLS

姫路

姫路GoToWORLD

日本女子プロ野球機構

フローラ

(京都アストドリームス→ウエスト・フローラ→京都フローラ

ディオーネ

(兵庫スイングスマイリーズ→サウス・ディオーネ→兵庫ディオーネ

レイア

(大阪ブレイビーハニーズ→ノース・レイア→東北レイア

アストライア

(イースト・アストライア→埼玉アストライア

過去にあったチーム

1リーグ時代

翼軍

(東京セネタース→翼軍→名古屋金鯱軍と合併)

名古屋金鯱軍

名古屋金鯱軍→翼軍と合併)

西鉄軍

(大洋軍→西鉄軍→解散)

  • 苅田久徳(1941)※選手兼任
  • 石本秀一(1942 - 1943)

大和軍

(イーグルス→黒鷲軍→大和軍→解散)

セントラル・リーグ

西日本

西日本パイレーツ→西鉄クリッパースと合併)

松竹

(大東京軍→ライオン軍→朝日軍→パシフィック→太陽ロビンス→大陽ロビンス→松竹ロビンス→大洋ホエールズと合併)

パシフィック・リーグ

高橋

(高橋ユニオンズ→トンボユニオンズ→高橋ユニオンズ→大映スターズと合併)

大映

(ゴールドスター→金星スターズ→大映スターズ→大映ユニオンズ→毎日オリオンズと合併)

近鉄

(近鉄パールス→近鉄バファロー→近鉄バファローズ→大阪近鉄バファローズ→オリックス・ブルーウェーブと合併)

国民野球連盟

熊谷(旧)

熊谷ゴールデン・カイツ→宇高レッドソックスと合併)

熊谷

(宇高レッドソックス→熊谷レッドソックス→解散)

結城

東京カッブス→グリーンバーグ→結城ブレーブス→解散)

大塚

(大塚アンブレラ→大塚アスレチックス→金星スターズと合併)

唐崎

唐崎クラウン→解散)

四国アイランドリーグplus

長崎

長崎セインツ→解散)

福岡

福岡レッドワーブラーズ→活動休止)

三重

三重スリーアローズ→解散)※2010年はジャパン・フューチャー・ベースボールリーグ

関西独立リーグ

紀州

紀州レンジャーズ→プロリーグ脱退)

9クルーズ

神戸9クルーズ→解散)

明石

明石レッドソルジャーズ→活動休止)

ヘチ

(コリア・ヘチ→韓国ヘチ→ソウル・ヘチ→活動休止)

大阪(関西)

大阪ホークスドリーム→プロリーグ脱退)

サンズ

神戸サンズ→活動休止)

侍レッズ

大和侍レッズ→活動休止)

ジャパン・フューチャーベースボールリーグ

大阪(JFBL)

大阪ゴールドビリケーンズ→解散)※2009年は関西独立リーグ

備考

監督と出身地

  • 1992年図書新聞『監督術―それぞれのベースボール』の記述によると「プロ野球の監督を最も輩出しているのは兵庫県で20人。ただ、優勝経験者は天知俊一1人というのはさびしい。続いて東京都広島県が16人で続いているが、東京は小西得郎王貞治と二人の優勝監督を出し、土橋正幸田淵幸一と二人の現役監督(当時)がいるが、通算勝利30傑には一人も入っていない。それに対し、広島県出身者は、最多優勝記録を持つ鶴岡一人をはじめ、広岡達朗石本秀一濃人渉白石勝巳など、綺羅星のごときメンバーである。特に通算勝利30傑を表にすると、30人中6人を数え、なんと全体の20%を占めているのである。この他にも、岩本義行藤村富美男、現役では山本浩二など、広島勢は衰えを見せていない。また四国出身者が三原修藤本定義水原茂上田利治中西太とベスト10の半分を占めている。元来、野球が盛んな地域とはいえ、プロ野球界全体に占める人数はさほど多くはない(人口自体が少ないので)から、いかに野球のレベルが高いかわかる。現役でも藤田元司須藤豊ともに高い評価を得ている。一方、意外に少なかったのが、大阪府。プロ野球には数多くの人材を送り込んでいるが、監督となると蔭山和夫笠原和夫高田繁坪内道則藤田宗一本堂保次の僅か6人。優勝経験は一人もなく、通算勝利30傑にも誰も入っていない。その他の地方では、やはり北海道東北出身者が少ない。北海道はいまだゼロ、東北では二人の監督が誕生しているが、秋田県出身の伊藤勝三監督は史上最低勝率で解任、宮城県出身の佐藤孝夫監督はシーズン途中からの代理監督で、一シーズンつとめた監督はまだ出ていない[2]。また、九州も数ではさほど多くはないが、川上哲治古葉竹織両監督を生んだ熊本県が抜きんでている。熊本県は、九州の中でも昔から野球の盛んなお国柄だからなのだろう」と論じている[3]

外国人監督

NPBにおける外国人監督は次の通り。

ラミレス(ベネズエラ出身)以外はアメリカ出身。

脚注

  1. ^ 川相“監督代行”で一丸1勝 1点差制す 日刊スポーツ 2014年5月6日閲覧
  2. ^ 出版後、北海道は若松勉が道内出身者では初めての監督に就任。東北では秋田県出身の山田久志が初めて一シーズン通して監督を務めた(翌年途中解任されている)
  3. ^ 『監督術―それぞれのベースボール』図書新聞運動部編、洋泉社、1992年、219-221頁。CiNii 図書 - 監督術 : それぞれのベースボール
  4. ^ スポーツニッポン、2011年12月1日、20面。