A

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Moway3352 (会話 | 投稿記録) による 2022年11月21日 (月) 02:43個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (rvv ももももももとと (会話) による ID:92523988 の版を取り消し)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

Aa Aa
ラテン文字
Aa Bb Cc Dd    
Ee Ff Gg Hh    
Ii Jj Kk Ll Mm Nn
Oo Pp Qq Rr Ss Tt
Uu Vv Ww Xx Yy Zz
  • 太字で表した字は母音である。

Aは、ラテン文字アルファベット)の1番目の文字。小文字は aギリシャ文字Α(アルファ)に由来し、キリル文字Аに相当する。

字形

筆記体
ジュッターリーン体

大きく分けて3つの字形が使われる。

  1. 三角形の左辺と右辺が下にのびた形であり、大文字に使われる。
  2. 丸の右に縦に接線を付けた形 (single-storey) であり、多く小文字に使われるが、大文字の筆記体でこの字形を使うことがある。またフラクトゥールではのようである。
  3. 2の変形として、接線を上に延ばして左に曲げて折り返した形 (double-storey) がある。この形は多く小文字印刷書体に使われる。

歴史

牛の角を逆にした形に由来する。

呼称

音素

この文字が表す音素は原則として[a]非円唇前舌広母音)もしくは[ɑ]非円唇後舌広母音)、またはその類似音である。

Aの意味

学術的な記号・単位

文法
単位
数学
  • 既知の数を示す数学の記号(慣習)
  • 既知の集合を示す数学の記号(慣習)
  • 既知の行列を示す数学の記号(慣習)
  • 大文字で (anneau) を表す(慣習)
  • フラクトゥール小文字でイデアルを表す(慣習)
  • 幾何学において軌道長半径を表す。
  • を意味する数字。十六進法二十進法など、十一進法以上(参照:位取り記数法#Nが十を超過において十(十進法の10)を一桁で表すために用いられる。
    • 一つの部品に、0を用いずに十個以上でチャンネルを嵌合する場合、九を「9」、十を「A」、十二を「C」、十五を「F」、二十を「K」というようにも用いられる。
コンピューター
音楽
  • 音名の一つ(英米式、独式)。イタリア式では「la」、日本式では「」、音高では440Hzに相当。
  • 6を表す音楽関係者の隠語
その他

その他の記号

商品名・作品名

  1. FR世代のセリカカリーナ/コロナスープラを意味する車両識別記号(例:TA22、AA63、JZA80)。
  2. トヨタ・A型エンジン、またはそれを搭載していることを表す(例:AE86、AT210)。

符号位置

大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
A U+0041 1-3-33 A
A
a U+0061 1-3-65 a
a
半角
U+FF21 1-3-33 A
A
U+FF41 1-3-65 a
a
全角
U+24B6 Ⓐ
Ⓐ
U+24D0 1-12-33 ⓐ
ⓐ
丸囲み
🄐 U+1F110 🄐
🄐
U+249C ⒜
⒜
括弧付き
U+1D2C ᴬ
ᴬ
U+1D43 ᵃ
ᵃ
上付き文字
𝐀 U+1D400 𝐀
𝐀
𝐚 U+1D41A 𝐚
𝐚
太字
𝐴 U+1D434 𝐴
𝐴
𝑎 U+1D44E 𝑎
𝑎
イタリック体
𝑨 U+1D468 𝑨
𝑨
𝒂 U+1D482 𝒂
𝒂
イタリック体太字
𝒜 U+1D49C 𝒜
𝒜
𝒶 U+1D4B6 𝒶
𝒶
筆記体
𝓐 U+1D4D0 𝓐
𝓐
𝓪 U+1D4EA 𝓪
𝓪
筆記体太字
𝔄 U+1D504 𝔄
𝔄
𝔞 U+1D51E 𝔞
𝔞
フラクトゥール
𝔸 U+1D538 𝔸
𝔸
𝕒 U+1D552 𝕒
𝕒
黒板太字
𝕬 U+1D56C 𝕬
𝕬
𝖆 U+1D586 𝖆
𝖆
フラクトゥール太字
𝖠 U+1D5A0 𝖠
𝖠
𝖺 U+1D5BA 𝖺
𝖺
サンセリフ
𝗔 U+1D5D4 𝗔
𝗔
𝗮 U+1D5EE 𝗮
𝗮
サンセリフ太字
𝘈 U+1D608 𝘈
𝘈
𝘢 U+1D622 𝘢
𝘢
サンセリフイタリック
𝘼 U+1D63C 𝘼
𝘼
𝙖 U+1D656 𝙖
𝙖
サンセリフイタリック太字
𝙰 U+1D670 𝙰
𝙰
𝚊 U+1D68A 𝚊
𝚊
等幅フォント
記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
U+1D00 ᴀ
ᴀ
LATIN LETTER SMALL CAPITAL A
🄰 U+1F130 🄰
🄰
SQUARED LATIN CAPITAL LETTER A
🅐 U+1F150 🅐
🅐
NEGATIVE CIRCLED LATIN CAPITAL LETTER A
🅰 U+1F170 🅰
🅰
NEGATIVE SQUARED LATIN CAPITAL LETTER A
U+2090 ₐ
ₐ
LATIN SUBSCRIPT SMALL LETTER A

他、EBCDIC では、「A」は 193 で表され、「a」は 129 で表される。

他の表現法

フォネティックコードはANSIでは"Alpha"、ICAO, ITU, IMO, FAAでは"Alfa"である。

関連項目