攻撃機
攻撃機(こうげきき)とは、軍用機の種類のひとつ。明確な定義は無いが現代では戦闘機と同じ程度の大きさで爆撃機と同じように対地攻撃を主とする飛行機のことをさす。[1]
ロシアなど旧東側諸国では、「シュトゥルモヴィーク」と呼ばれる機種や「戦闘爆撃機」と呼ばれる機種が攻撃機としての任務を行っている。
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攻撃機と爆撃機と戦闘機 [編集]
攻撃機と爆撃機については歴史的に呼称が錯綜している。そのため、両者の歴史・特徴については一括して爆撃機に記載してあるので、詳細はそちらを参照のこと。
一般的には、攻撃機のほうが爆撃機より小型であるとされるが例外も多い。
第二次世界大戦後、アメリカ海軍が急降下爆撃と雷撃の両方の任務をこなせるスカイレイダーを”A-1"攻撃機と称し、その後急降下爆撃や雷撃が廃れた後においても、対艦・対地攻撃をこなすスカイホーク(A-4)やイントルーダー(A-6)などの機体を攻撃機(A)と称した。必然的に艦上機である以上は、あまり大型の機体にはできない。一方、アメリカ空軍においては、第二次世界大戦中に稼動したダグラス・ボストン/ハヴォックをA-20とするなど比較的小型で運動性の良い爆撃機にA(攻撃機)の名称を付していた。これにより攻撃機は、爆撃機より小型の機体であるという認識ができあがった。逆に収容能力が大きく低速な輸送機を改造したガンシップ、たとえばベトナム戦争で使用されたAC-119や現在も現役のAC-130もA(攻撃機)である。
一方で戦闘機との区別についても、錯綜している状態である。主な攻撃機の欄にあげられているF-1/F-117は、一応はF番号がつけられており、戦闘機に分類されているものの、F-1は戦闘機としての能力は低く、F-117は戦闘機としての使用は不可能であるとされる。ハリアーはイギリス空軍とアメリカ海兵隊ではAV-8Bと称し対地攻撃を主任務とする装備を有し攻撃機とされているが、イギリス海軍が装備する改良型は戦闘機用のレーダーなどを搭載して艦上戦闘機として使用されている。元来、攻撃機といえど航空機関砲やミサイルを装備し、一部の例外を除いて戦闘機としての使用は不可能ではない(米海軍ではA-4は艦隊防空戦闘機として使用された時期があり、また、亜音速であるMiG-15やMiG-17に飛行性能が似ているために仮想敵機として用いられていた)。しかし、本来の戦闘機の能力が高度化し、逆に1960年代以降に出現した攻撃機(A-7、AMXなど)は戦闘機に近似した機体を採りつつも攻撃能力強化に努めるようになったため(ほとんどの攻撃機は亜音速となっており、戦闘機のように音速は出せない場合が多い)、現在では自衛戦闘以外は不可能とみられる。ともあれ、戦闘機が攻撃機(ないし爆撃機)としても十分な能力を持つに至って、両者の区別が錯綜している。
日本海軍での分類 [編集]
日本海軍では 急降下爆撃を行える機体を爆撃機、水平爆撃および雷撃のみを行える機体を攻撃機(艦上攻撃機および陸上攻撃機)と呼んだ。そのため現代の定義とは逆に、攻撃機のほうが爆撃機より大型の機種になる。例えば下記九六式陸上攻撃機や一式陸上攻撃機は、当時のドイツのHe111に相当する中型爆撃機、連山に至ってはアメリカのB-17に匹敵する大型爆撃機であるが、急降下爆撃を行えないため攻撃機とされた。
太平洋戦争末期の銀河は機体強度を増して急降下爆撃が可能だったので、陸上爆撃機に分類されているものの、同様に急降下爆撃機を兼用する流星は攻撃機に分類されている。
第二次世界大戦後の攻撃機 [編集]
脚注 [編集]
関連項目 [編集]
- 軍用機 - 戦闘機 - 爆撃機 - 戦略爆撃機
- 艦上攻撃機 - 陸上攻撃機
- 軍用機のコックピット
- COIN機
- シュトゥルモヴィーク
- ガンシップ