自作パソコン
自作パソコン(じさくパソコン、homebuilt computer)とは、個別販売されている自作パソコン向けのマザーボード、CPU、電源、ハードディスク・ソリッドステートドライブ、光学ドライブ、メモリ、各種拡張カードなど、パソコンを構成する部品(パーツ)を自身で購入し、組み立てたパソコンのことを指す。 すべてのパーツがセットになっている組み立てキットなどを組み立てただけのPCは自作パソコンに分類されない[要出典]。
目次 |
[編集] 概説
主に大手電機メーカーなどが自社製品として販売するメーカーブランドの完成品のパソコンと対比する意味で、自作パソコンと呼ばれる。
同じ予算でも自分の要求する機能・性能に応じてパーツを選択し、性能を高めたい部分に投資し必要としない部分は削減するなど、適切に構成すれば無駄なくコストパフォーマンスに優れたパソコンや特定の使用目的に特化した仕様のパソコン[1]が自在に構築できる。カスタマイズの自由度は最も高い。
個人で組み立てができるのはPC/AT互換機である。構成する各パーツの規格・コネクタなどに一定の規格が定められており、組立自体はプラスドライバーさえあれば概ね可能であるが、作業をするにあたっては各パーツの規格や取り扱いの注意点等について一定の知識が要求される[2]。本格的なワークステーションもパーツ単位での入手が可能ならば自作パソコンと同様の要領で組み立てることが可能である[3]。
構成する各パーツのハードウェアについてはブラックボックスとして外から見た機能やインターフェースと付属するドライバやアプリケーションのインストールの手順のみ理解しておけばよく、パーツ内部の電子回路や部品、制御プログラムなどに関する知識や技術は必ずしも要求されない。むしろ、各パーツの詳細仕様や相性・性能などの点が、組立中・完成後のトラブル防止や性能追求については要求される。
Macintoshを自作することも理論的に可能であるが、自作ハードウェアにMac OS Xをインストールすることをアップルがライセンス違反としているためほとんど行われていないだけであり、既にMacintoshもATX系の規格で構成されているため、これにPC/AT互換機のパーツを組み合わせることで(技術的には)可能である。また、本来修理部品として流通しているロジックボードを販売しているショップも存在する。それを利用し、古いMacintoshに新しい機種のロジックボードを入れるなどの大掛かりな改造を好む人たちも存在する。
自分は部品構成を考えるだけで実際の組み立ては業者に行わせるという方法(以下は自作パソコンとは言わない)(BTO, Build to Order)もある。工作に不慣れな場合や、時間的余裕のない場合、事業所向けに独自構成のパソコンを多数導入する場合など、自作パソコン関連品を販売する業者に対してこのような形態の注文を出すことがある。厳密な意味では自作パソコンではないが、設計や仕様は自分で考え、組立の実作業を外注していると考えれば、それも広義の意味で自作パソコンの範疇として考えることができる。また、俗に「直販メーカー」などと呼ばれる通販とBTOを販売主体とするメーカーの中には、自社設計・自社製造によるオリジナルのパーツは一切存在せず[4]、全ての製品において既存の市販パーツやベアボーンキットを仕入れて、自社や委託先の工場で自作パソコンと同様の要領で組み立てることによっていわゆるホワイトボックスパソコンの製品に仕立てているメーカーも存在する。ただし、こうなるとハードウェア面ではもはや自作パソコンとの性質的差異は全く無く、自作パソコンを製作可能な知識と技術があればパーツ交換も自在に行うことができる。また、直販メーカーには全製品[5]でBTOオーダーが可能という究極的には1個1個の仕様が異なってくるともいえる販売スタイルを取るものもあり、この様な場合には大手家電メーカーが同一構成で大量生産する製品ではごく標準的な、簡単に購入時の状態を復元するための「リカバリディスク」「リカバリ領域」の作成が困難であるため、OSを再インストールする際の手順は、まずインストールディスク[6]からOSをインストール後に各パーツ毎にデバイスドライバをインストールするという、自作パソコンとほぼまったく同じものになる。その為、自作の入門として直販メーカーのBTOパソコンを購入し、パーツの交換や再インストールなどを行ってパソコンの構造に対する知識と経験をある程度蓄えてから本格的な自作に挑む者や、いわゆる「半自作パソコン」のカスタマイズのベースにすることを目的に直販メーカーのパソコンを購入する者もいる。
大手電機メーカーと自作用パーツメーカー・直販メーカー・ショップブランドを比較した場合、大きな違いがあるといえるのはユーザーサポートの質的な面やサポートシステムの規模、メーカー純正の関連製品のバリエーションの量とそれらのサポート範囲である。いずれにおいても、基本的な無料ユーザーサポートの対応範囲は自社が販売した製品に限定されるということは同じである。しかし、大手電機メーカーは幅広いユーザーのニーズに一貫して応えられる多種多様なオプション製品やアプリケーションを自社や関連会社の型番を付けた製品・OEM品で用意し、これも含めてパソコン初心者でも気軽に受けられる総合的なサポートサービス体制を大規模に構築しており、そこが強みとなっている。対して、直販メーカー・ショップブランドパソコンについては、パソコン本体とその付属品以外の純正の関連製品のラインナップはごく基本的なもの以外は乏しいのが一般的で、サポート内容もパソコンとその付属セット品[7]のみに限定されている。また、総じてサポートセンターの規模やサポート担当スタッフの対応スキルも含めて、サポート体制は品質・規模の両面において初心者ユーザー・ライトユーザーの要求に確実に応えられる水準のものとは言い難く、大手電機メーカーの総合的なサポート能力を前にすれば到底見劣りするのが実態である。自作用パーツメーカーやその輸入代理店にしても、サポート内容はパーツ単体での故障・初期不良への対応に限定され、異なるメーカー間でのパーツ接続はもとより、同一パーツメーカーであっても異なる輸入代理店を経由して販売された製品との接続については相性問題なども含めてサポート対象外という姿勢を取ることも多く、自作慣れしたユーザーにとってもあてにできない程度の内実であることが多い。
その様なこともあり、自作パソコンやそれに準ずるホワイトボックスパソコンにおいては、後述のようにソフトウェアのみならず、組立・システム変更時の相性問題や使用中のハードウェアやシステム全体のトラブルについて対処のほぼ全てを自身で行う必要が求められる。そのため、ハードウェアの構成や内容を把握し、障害発生時には原因を切り分けられること、並びに、ドライバを含むシステムをインストールできる程度のスキルが要求されることになる。
[編集] 方法
大きく分けて、次の二つの方法がある。
- ケース、マザーボード、CPU、メモリなどのパソコンを構成する部品を一つ一つ寄せ集めて組み立てる方法。
- ベアボーンと呼ばれるケースに電源・マザーボードが組みつけられた半完成品をベースに、CPUやメモリなどパソコンを構成する残りの部品を装着して組み立てる方法。
汎用規格品の部品が使われる大型パソコンは (1) の方法が取られる。一部専用部品を使って小型化したパソコンは主に (2) の方法が取られることが多い。ノートパソコンを作る場合は (2) の方法のみである。
かつての様にパターンが印刷されておらずパーツをはんだ付けするための穴のみが無数に設けられたユニバーサル基板に部品を自ら半田付けし、場合によってはパターン設計から行うことや、ワンボードマイコンの様に、マイコンキットとして用意されたパーツを自ら半田付けするような作業は「自作パソコン」としては要求されない。 例外的に玄人志向がTSCHOOLシリーズ[8]として、コネクタやコンデンサのみを半田付けするキットを幾つか販売しているが、主要部品は既に実装済みの上、普通に完成品を買ったほうが同等品が安く入手できる為、コスト的なメリットは存在しない。
[編集] 自作パソコンの長短
自作パソコンには以下のような長所と短所がある。
[編集] 長所
自作することによって不要な部分やパーツをオミットし、また必要な部分を強化することで自分のニーズに最適化されたパソコンが手に入ることが主な利点である。
- メーカー製のパソコンでは自分のニーズに合致するモデルがない特殊な仕様でも、自作ならば必要なパーツさえ確保すれば手に入る。
- OSの選択肢の自由度が高い。OSの知識さえあればWindows以外のOS(Linuxなど)も自由に選択できる[9]
- 本体を組み立て、周辺機器を接続したあとOSやデバイスドライバをインストールするだけで最低限の機能を利用できるため、余分なアプリケーションの常駐やスタートアップのプロセス、レジストリなどが含まれない環境を利用できる。性能改善や、トラブルシューティングの切り分けに効用がある場合がある。
- 必要に応じ市販のソフトを別途で購入するか、シェアウェアやフリーソフトウェアをダウンロードし、インストールすれば良いため、ソフトウェア分の価格を抑えることができる。
- 大手メーカー製の場合、最初から多種多様なソフトウェアや専用サイトへのアクセスリンク、プロバイダへの契約を自動化するソフトなどがプリインストール(またはCD-ROMが付属)されている場合が多く、これらソフトの価格も上乗せされて割高になっている事が多い他、HDD容量などを圧迫することになるが、これらの余分なソフトの代金をカットできる(プリインストール#プリインストールの利点と欠点も参照のこと)[10]。
- ケースを自由に選べるので、既製パソコンにはないような大胆なデザインのものからオフィス向けのシンプルなデザインまで、好みや用途に合わせたもので仕上げることができる(オーディオ機器と組み合わせてAVシステムを構成できるようにデザインされたケース、ロボットのようなデザインのケースもある)。また、一般的な自作用ケースは多くのメーカー製パソコンよりも若干大型で拡張性が高いので、パーツの交換や増設が容易である。
- 一般には市販されていないOEM規格や、独自開発の規格のパーツを多用するメーカー製PCと違い、自作PCはユニットがほとんど汎用的な規格化をされているため、ユニット単体での交換が容易で、記憶容量や処理能力などに不満が出てきた時や故障の時にパーツ交換で対応できる。また、故障したパーツを単体で修理に出したり交換したりするということができる。
- 自分で作ったものである為、仕様が明確であり、代替パーツの調達さえ可能ならば万一の故障の際にも自分で素早く対処がしやすい。
- また、ドライバが固定されない状態からインストールを行うため、パーツの変更が容易である。
[編集] 短所
自作の場合は、トラブルが発生した場合にも自分自身の力で解決する必要が生じる(制作するときには注意が必要)
- 自分で組み立て、自分でBIOSを設定し、自分でOSや各種ソフトウェアをインストールおよび設定する労力が発生する。取り付けられるパーツの組み合わせを理解するため規格や互換性の知識、新たな規格が出た場合にはそのスペックやコネクタ形状、既存パーツや新製品の対応状況を把握しておかなければならないなどの手間がある。
- 自作の場合、組み立てたパソコンについての動作保障はなく、パーツ同士の相性や組み立てミスなどでパソコンが正常に起動・動作しない場合がある。パーツ単位ではメーカー・輸入代理店毎、あるいは販売店による動作保証程度はあり、またメモリにはパソコンショップが独自に有料や会員サービスで相性保証を付けている場合があるものの、大手メーカー製のような広範囲のアフターケアは期待できず、トラブル時には自分自身の手で対処する必要がある。また、パーツ単体で購入した場合、同じパーツメーカーの製品同士の組み合わせでも異なる輸入代理店・小売店を経由して販売された製品については相性や動作にまつわるサポートや保証が無いことが珍しくない。
- Windows XP以降のOSをインストールしたあと、マザーボードやビデオカードなどのパーツを交換した場合、ハードウェアの構成が大きく変わったと認識されるため、再認証が必要になる場合がある。自作パソコンで頻繁にパーツの交換を伴う場合、再認証の手続きにおいてカジュアルコピーの疑いをかけられるおそれもある(Windows XPの場合、半年以内に再認証を行う場合、オペレータを通し、口頭で手続きを行う必要がある)。
- 大手メーカー製パソコンの場合、緊急に備え購入時の状態に回復するための手段(リカバリーディスク)が用意されているが、自作パソコンでは自分でバックアップなどをしない限り、OSのセットアップからやり直す必要がある。
- 故障時の対処・修理を全て自分でしなければならない。[11]
- 故障した場合でも、本体丸ごとではなくパーツ単体で修理に出すことが可能で、一時的に代替できるパーツがあればパソコン自体はそのまま使用できるというメリットがあるものの、国内家電メーカー製のパソコンと比較した場合、大半の海外メーカーの日本国内アフターサポート体制は貧弱であり、購入した小売店で故障修理の手続きをしても、そこから輸入代理店を介してメーカー工場へ海外発送となれば修理・交換の完了までに数カ月単位の長期間を要することが一般的である[12]。結果として、故障したパーツについては、保証期間内であっても修理をあてにすることは難しく、必然的に買い換えを余儀なくされることも多い。
- パーツメーカーや輸入代理店と小売店の販売契約の内容如何によっては、明確な初期不良であっても小売店が店舗独自の判断による店頭での即時交換という形でのパーツの交換対応を一切できないことがある。その場合は店舗側によるパーツメーカー・輸入代理店との連絡や手続が必要となり、実際に交換品を入手できるまでにかなりの時間を待たされる。
- メーカー製やショップブランドのパソコンと比較した場合、同等のスペックで構成をしてパーツ単位で個別に調達すると、トータルの価格で見て割高となることがある[13]。
- 資源の有効な利用の促進に関する法律(通称リサイクル法)に基づくリサイクル料金の支払いを自分で行わなければならない。
- ハードディスクが不要になり売却や処分を行う時にも個別に処分する必要があることが多く、必要に応じてデータの消去、若しくはHDD自体の物理的な破壊など、個人情報や機密情報を保護するための処置を自分で行うことが必要である。
- パーツの選択の前提となる評価はWeb並びに書籍などの情報を頼りに検討しなければならず、その信憑性について保証するものはない。
[編集] 日本における自作パソコンの歴史
[編集] 黎明期(1970年代前半-1990年代前半)
当時はLKIT-8、NECのTK-80、PC-9800シリーズ全盛期であったが、日本IBMがPC/AT互換機で日本語処理を実現するDOS/Vを開発したことにより、DOS/Vブームが起こる。Windowsの発売により、PC/AT互換機は安価で高性能なWindowsパソコンとして地位を徐々に確立していった。
日本独自アーキテクチャであったNECのPC-9800シリーズなどに比べ、世界共通のパーツなど大量生産による量産効果から国内外のパソコンに対して競争力があった。その一方で、NECや東芝などは海外では著名なPC/AT互換機のメーカーであったが、日本国内では価格競争をもたらすPC/AT互換機の発売を意図的に避けていた。
日本国内でPC/AT互換機を入手するには、代理店経由で高価格な大手メーカー製を購入するか、それよりは比較的安価なホワイトボックスを個人輸入で購入するしか方法はなかった。PC/AT互換機のホワイトボックスによる自作が、日本の黎明期の自作パソコンである。秋葉原などの電気街周辺に住むパソコンのマニアにより、細々と自作が行われるなど、多くは趣味の域を脱しないレベルのものであった。また日本語対応のアプリケーションもそれほど多くはなく、やりたいことが高度なものになるにつれて英語の読解力を求められることも多々見られるものであった。
「コンパック・ショック」により、メーカー製パソコンの低価格化が促進された。
この頃、部品メーカーの仕様に若干の違いが生じた場合、同じ規格に見えるものでも「相性」のある物が存在するなどの問題が表面化した時代でもある。これは、一見同じように、あるいは規格に合致しているように見え、しかし正常に動作しない場合が多々あった。「製品の数だけ規格がある」などとも揶揄された[15]。また、マザーボードも何れかのグループの基準に合わせ製作されていた為、異なるグループの物は実装できないか実装できたとしても間欠的ながらストール状態に陥ることが多かった。
そこで、それらの現象をひと括りにしてしまう用語として「相性」という言葉が使われる。利用者側が原因を特定できない、あるいは販売者側やメーカーであっても原因を特定できない場合に用いられることとなる。
[編集] 発展期(1990年代)
この頃、Microsoft Windows 3.x(3.0、3.1)が発売された。また、NECのPC-9821シリーズが発売となり、PC/AT互換機用の一部のメモリ、ハードディスクなどのパーツの流用が可能となった。
また、Windows 95の発売により、それまで事務機器あるいはマニアの趣味に留まっていたパソコンが一般消費者にも使われるものとなり、その市場の拡大にあわせて自作パソコンも最盛期を迎えた。
オーバークロックなどが流行したのもこの時期である。ただし、秋葉原や日本橋の電気街を持たない地方では、特殊なパーツの入手は概ね通信販売の利用が必要であった。
その後にWindows 98、Windows 2000とリリースされた頃にDual CPUやRAIDが流行し始め、多くの熱狂的なヘビーユーザーを生むきっかけとなった。
[編集] 成熟期(2000年 -)
この頃には、パソコンの自作に必要なパーツを販売する店舗の全国展開や玄人志向、挑戦者など家電量販店や通信販売などで扱える流通ルートが整備され、地方居住者でもそれなりに自作用パーツを調達しやすい環境が整った。
この時期には、次の要因により、コスト面において自作パソコンのメリットは相対的に小さくなり、成熟期から縮小期を迎える。
- パーツのモジュール化と製品そのもののコモディティ化のさらなる進展により、デルなどの直販・BTOメーカーの台頭が進み、メーカー製パソコン全般の低価格化が進んだ。
- 単体発売されているWindowsOS(リテール版)について、パソコンメーカーへの卸(OEM版)の価格よりも大幅に高額の価格設定がされていること[16]
- 一部パーツメーカーが販売促進やシェア確保を目的に、一定規模以上のパソコンメーカーに対して大幅な価格割引や販売奨励金などの名称で割戻を行っていること[17]
しかし、自作パソコン自体が趣味の対象になったり、既製品では不可能な特殊なニーズを満たすパソコンの入手手段として自作は未だ健在である。また、自作を嗜好するユーザーらの意見が全体の市場の方向性に強く関係している。[要出典]
また、プロセッサの進化により処理能力に余裕ができた一方で、消費電力や発熱が増大したことから、自作ユーザーの興味の先は、オーバークロックから、静音化、省電力化、小型化(キューブパソコンなど)にトレンドが移っている。
[編集] 最近の状況(2010年)
2006年以降のIntel Core 2、AMD Phenom II、Core i5、Core i7などの発売により、CPUのマルチコア化や、消費電力や発熱量の抑制などにより、冷却や静音化の問題の解決は比較的容易になった。
最新マルチコアCPUのオーバークロック耐性が高いという評判、および相応の知識がなくてもオーバークロックのための設定を自動的にしてくれるマザーボードの機能の普及などによって、オーバークロックへ挑戦するユーザーが増えている[要出典]。
また、日本では地上デジタル放送(地デジ)の移行期限が2011年7月に迫っていること、エントリークラスでも地デジには十分対応できるスペックになってきたこと、関連デバイスやソフトウェアが小慣れてきたことなどから、自作パソコンにおいても地デジ視聴対応の動きは一般的にも盛んになっている。
他方で、インターネット通信販売などに圧される形で、電気街では2007年のPCサクセスの経営破綻や2010年のT-ZONEの閉店に代表されるように店舗型パソコンショップの衰退は確実に進んでおり、地方の中核都市においてもまたパソコンパーツを扱う小売店舗の閉店や大手家電量販店の自作用パーツコーナーの撤去[18]が相次いだ結果、地元が自作用パーツ取扱店の空白地域になるなどといった形で店頭での自作用パーツの調達が困難になるケースも少なからず見られる様になっている。
[編集] 自作パソコンの構成
[編集] 最低限必要なもの
現状で自作パソコンを作成する場合、最低限揃えなければならないものを紹介する。
- ディスプレイ(図中1)
- 一般には自作パソコンの範疇には含まれない。地デジやBDをフルHD再生するには、HDMI、またはHDCP対応DVI-Dへの対応が必須である。[19]
「ディスプレイ (コンピュータ)」も参照
- マザーボード(図中2)
- 選択したマザーボードの仕様によって、使用可能なCPUの型番、メモリーの規格および搭載できる量、拡張ボードの規格および搭載できる数が決まる。
- 「チップセット」はマザーボードに搭載されたバスを管理するチップ(集積回路)である。古いモデルのチップセットを搭載したマザーボードは安価であることが多いが、パソコン全体の性能を最大限に引き出すには、最新のCPUに最新のチップセットを組み合わせるのが基本である。[20]
- マザーボードにグラフィックス機能を統合したもの(オンボードグラフィック)[21]であれば、ビデオカードは不要となる。(後述)[22]
- 内部バス(PCI Express、シリアルATAなど)、外部インターフェイス(USBポート、イーサネット)や、サウンドデバイスのサポートの度合いも重要である。
- また、電解コンデンサの品質がマザーボードの選択の一つの基準になることが増えている。[23]
- CPU(図中3)
- パソコンの性能を決定付ける部品の一つ。大抵はCPUに合うマザーボードを選ぶこととなる[24]。基本的にはAMD系とインテル系で選択することになる。それ以外にはマイナーであるがVIA系がある。
- パッケージング販売されているリテール品のCPUには、ほとんどの場合純正の冷却ファン(リテールファン)が付属する。バルク品やアウトレット品は付属していなことが多いため、別途購入する必要がある。
- CPUは自身の発熱を抑えるためのクーラーが必要であり、クーラーをつけないとCPUは発熱で破損してしまう。[25]
- 性能面で見るべき点は、マイクロアーキテクチャと動作クロック数、キャッシュメモリの容量、コア数[26]などである。
- マザーボードとの関係で見るべき点は、ソケット規格である。特にソケット規格が異なると、上下互換の関係にある一部の例外的な組み合わせを別にすれば、物理的に装着・使用ができない。また、チップセットとの適合性や、マザーボード自体のCPUサポートも重要である。マザーボードについては、当初はサポートが無い新製品のCPUでも、チップセットが対応可能な場合にはマザーボードのメーカーがBIOSの更新によって対応させることが多い。他方で、たとえソケットが適合しチップセットのハードウェア的対応が可能でも、マザーボードのメーカーによるBIOS更新などのサポートが無ければCPUは動作保証されず、また正常動作しないこともある。
- メモリ(図中4)
- マザーボード(チップセット)により搭載可能なメモリの仕様が決まっている。近年はDDR2、DDR3などが主流である[27]。
- なお、デュアルチャネルやトリプルチャネルをサポートするチップセットでは、同一の2枚組または3枚組のメモリを使用すると性能が得られる。
- ビデオカード(図中5)※構成によっては不要
- ビデオカードとマザーボードとの間のインタフェースとしてPCI Express、AGP、PCI、がある。どれを用いるかはマザーボードがどのインタフェースを搭載しているかによって決まることになる。前者の方が新しい規格で、より高速である。
- ビデオ出力もアナログVGA端子と、DVIやHDMIなどがあり、こちらはディスプレイ(図中1)の対応入力によって選択する。
- CG制作、3Dゲーム、オンラインゲームなどの目的で使用する場合には、ビデオカードに高い性能が要求される。また、動画再生やウィンドウの表示支援機能を搭載しているカードもある。[28]
- 地デジやBDをフルHD再生するには、HDMI、またはHDCP対応DVI-Dへの対応が必須である。[19]
- あまり高い性能を要求しない場合[29]には、前述のマザーボードやCPUにグラフィックス機能を統合したもの(オンボードグラフィック)を使用すれば、ビデオカードは不要となる。[30]
- 電源(図中6)
- ATX規格に対応した「ATX電源」と呼ばれる電源装置が主流である。単体で広く販売されているが、後述のケースに付属している場合もある。
- 電源仕様はPCI Expressに対応したATX2.1以降の仕様のものが主流だが、ATX2.0以前の仕様に基づいた製品もいまだ流通している。電源も仕様によってコネクタの形状やピン数が微妙に異なるが、コネクタの変換で対応可能な組み合わせに関しては多種多様な各種変換コネクタが販売されている。
- 「電源ユニット付ケース」という形でそれぞれ個別に購入するよりも安価に販売されていることも多いが、この様な製品の中でも特に安価なものに付属している電源ユニットでは、多くの場合、コストダウンの為に同じメーカーの単体別売品の同等出力のものと比較してコネクタや内部パーツなどにおいて何らかのオミットがされていたり、最新の規格に対応するコネクタが無い場合がある。
- マザーボードと同様の理由で、使用されている電解コンデンサが電源の選択の一つの基準になることや、「選別品」や「日本製」のコンデンサの使用が製品のセールスポイントとなることが往々にして見られる。[31]
- ストレージ(ハードディスクドライブ、Flash SSD)(図中8)
- インターフェイス規格としては、シリアルATA(SATA)とパラレルATA(PATA)がある。PATAをIDEと記述する場合があるが、ストレージへのコマンドモード(AHCIまたはIDEエミュレーション)と混同しないように注意が必要。SATAの方がデータ転送速度が速い新しい規格であり、1.5Gbps/3.0Gbps/6.0Gbpsの規格がある[32]。2006年頃からPATA非サポートのチップセットを搭載するマザーボードが自作市場に現れ、2011年現在のマザーボードではPATAのインターフェイスを備えないものが多い。
- ハードディスクよりもおおむね高速に利用できる[33]SSDの低価格化にともない、ハードディスクに代わりSSDを採用するユーザーも増えてきている。
- キーボード(図中9) マウス(図中10)
- 自作パソコンの範疇には含まれないが、パソコンの使用や設定のためには欠かせない。マザーボード側にPS/2インターフェイスが無い場合が増えて来ており、注意が必要な場合もある。
- ケース
- ケースがなくても部品同士を結線すればパソコンとして動作するが(バラック接続。性能証明のための店頭展示で行なわれている例が多い)、使い勝手・安全性などの点から通常はケース内に収納する。基本的にはマザーボードのフォームファクターによってケースの大きさが決まる。ケース選びにおいてはドライブベイの数やサイズ[34]などの仕様、材質、デザイン、使いやすさ、工作精度、重量などが評価基準となる。
- ケース付属の電源については前述の電源の項を参照。ほか、冷却用のケースファンや、装着キットのパーツが付属する場合が多い。
- エンスージアストの中には、ケース自体の自作、あるいは業者へのオーダーメイド、テーラーメイドをする者もいる。純木製、ポリタンク、鑑賞魚用水槽、キャラクターフィギュア風のPCケースなどもある。
- ソフトウェア(OS、デバイスドライバなど)
- アプリケーションのみではプラットホームが存在せず、多くの用途では、OSや、各種パーツのデバイスドライバなどが最低限必要になる。
- OSは、自作の場合は別途購入するか、使用を終了したパソコンからの転用などにより準備することになる。BTOではオプション扱いでプレインストールされる場合も、またはOSは別途準備でユーザーがインストールする場合もある。WindowsではDSP版・OEM版などと呼ばれるバージョンを導入する場合が多い[16]。
近年では画像解析などが主な目的の場合Linux系のソフトウェアを導入することも多く見られる。
- デバイスドライバーは通常、各種パーツに光学メディアとして添付されていることが多い[35]。OSのインストール直後に、デバイスドライバーのセットアップを行う。OSに最初から入っている標準ドライバーでも動作する物も多い[36]が、性能やサポート機能、安定性に問題があることも多い。[37]
- 古いマザーボードに最新OSやデバイスを使う場合、まれにBIOSのアップデートが必要になることもある。
この他、マザーボードのBIOSのアップデート用や、HDDなどのデバイスのツール起動にフロッピーディスクドライブ(FDD)を組み込む場合もあるが。近年ではレガシーデバイスとしてサポートしないマザーボードも多く、導入しないことが多く、これに変わる存在としてUSBメモリが用いられることも多い。
[編集] 拡張要素
- ビデオカードの複数枚搭載(マルチGPU)
- ゲーム向けの高性能ビデオカードを2枚、あるいは3枚以上取り付けて性能を向上させられる場合がある。ATIのCrossFire、NVIDIAのSLI、S3のMultiChromeがある。マザーボードが対応していることも必要。アプリケーション(ゲームソフト)側の対応も必須。反面、消費電力や排熱の大きいビデオカードが複数枚となるため、それを十分にサポートできる電源ユニットを用意し、ケースを冷却性の良いものにする必要がある。
- カードリーダー
- 内蔵型を3.5インチベイに搭載するのが主流。
- 拡張カード
- 主な拡張スロットインターフェイスは、ISA、PCI、PCI Expressがあり、ISAは2000年代前半までにほぼ消滅した。また、ビデオカード向けの拡張バスはAGPからPCI Expressに移行している。近年は高速なデバイスにはPCI Express、それ以外はPCIと言う棲み分けになっている。[38]
- ISAの時代付近までは、各種デバイスのインターフェイスやビデオカードは拡張スロット(拡張バス)を利用し、マザーボードに対して増設する場合が殆どだったが、近年は各種インターフェイスがマザーボードに統合(オンボード)されることが多くなり、拡張スロットを利用する頻度は、減少している。しかしオンボードにない機能や性能を要求する場合は、拡張スロットによる増設が必要となる。最近では地デジボードが良く増設される。
- 外付けハードディスク
- 規格外ではあるが、SATAのケーブルをeSATAを使わずそのままSATAとしてケース外インターフェイス経由で接続することも行われている。またSATA以降、ハードディスクのドライブをケースに入れず裸のままケーブルを繋いで利用したり[39]、ドライブを裸のまま出し入れできるリムーバブルフレームも使われている。
- CPUクーラー(CPUの冷却装置)
- オーバークロックにより設計以上の発熱で利用したり、定格であってもPentium 4~Pentium Dの時代を頂点とする大消費電力・高発熱CPUが普及し、CPUの冷却装置も冷却性能に注目を浴びることになった。リテールファン[40]よりも優れた冷却性能や静音性を求めて、より大型なファンに換装する場合も多い。BTOでも高性能ファンをオプションで選べるメーカーがある。[41]
- 空冷ファンのほか、水冷やガス冷却等の選択もある。水冷の場合は空冷より冷却能力の限界が高いが、値段の安いものだと冷却性自体に問題が起きる可能性がある。また漏水や結露による本体の破損と危険も考慮しなければならない。ガス冷却は冷蔵庫の仕組みから応用されたものであり、他者よりもはるかに高性能だが価格も性能に比例して高く、稼動時の消費電力や設置の手間まで考えれば費用対効果という意味で空冷や水冷に劣る面がある。
[編集] 脚注
- ^ たとえば、オンラインゲーム用専用機や、DTM専用機などといった仕様である。
- ^ 組立工作の難度自体は、ドライバーが扱えれば大丈夫、と言う意味である。昨今では多くの場合逆挿し防止の仕組みなどがあるため、注意深く行えば事故に繋がることは少ないが、コネクター類接続の間違い、粗雑な扱い、静電気に弱かったり故障しやすいパーツ(CPU・メモリ・CPUソケット)の扱い方によっては当然物理的に破損するため動作しない。物理的な空間の制約や構造によっては、パーツの取り付ける順番を間違えるとケースに入らないなどの組立作業上の要点も存在する。また、それ以降の動作試験や、不具合時の故障の切り分け、並びに動作させるために必要なシステムやドライバのインストールなどには、一定の知識を要求される。
- ^ ただし、これは技術的な意味で自作組立ができるという話であり、ワークステーション向けパーツの入手の簡便性やコスト面のこと、OSのインストールにまつわる難易度などはまた別の問題である。
- ^ 「直販メーカー」が完全に自社専用仕様として用意するものをしいて挙げるならば、メーカーロゴのデカール(パソコンケース・キーボード・マウスなどの外装に貼付するためのもの)・マザーボードのBIOS(自社ロゴを起動画面に表示させ、一部設定項目を隠す)・梱包のダンボール箱・マニュアルや保証書類といった程度である。
- ^ ただし、家電量販店向けの店頭販売モデルなど、販売の都合からカスタマイズを前提としない製品モデルが存在する場合もある。
- ^ メーカーパソコンに付属しているWindows系OSの場合、基本的に「DSP版」と呼ばれるバージョンが利用される。
- ^ 付属品のキーボード・マウスの他、パソコンのセット・オプションやBTOの範囲として同時販売した他社製のキーボード・マウス・モニタ・プリンターなどを指す。
- ^ TSCHOOLシリーズ
- ^ メーカー製のPCでは、その採用パーツにより、Linuxや、BSD等への理解を得にくいベンダの物が含まれ動作させるのに苦労することがあるが、自分でパーツを選択するのであれば、動作実績が存在するものを予め選択することが可能である。またメーカー製の場合は、プリインストールされたOS並びに、公式にサポートを表明しているもののみが動作対象の前提であるため、システムの変更により商品のサポートを受けにくくなるケースもある。
- ^ BTOの場合は自作と似たような状況にある。また、大手メーカー製であっても、ビジネス向けなど一部モデルは極力ソフトウェアライセンス費用を絞るような構成で販売している所もある。
- ^ 自作パソコンや他社製ホワイトボックスパソコンでも動作チェックや修理を受け付けてくれるパソコンショップは少なからず存在するが、高額な技術料・手数料を取られることがほとんどである。
- ^ 日本国内の輸入代理店が修理の窓口となっていても、輸入代理店側には修理受付品の交換や修理はもとより、故障判断の権限すら無い代理店契約の内容となっていることが珍しくない為である。この様な代理店を経由して販売されたパーツについては、輸入代理店が預かった修理依頼品は全て台湾などのメーカーに1ヶ月に1度などの間隔で一括輸送して、メーカーの修理工場で故障か否かの判断や修理を行う。また、世界中から同様の修理依頼品が集まる為、メーカー到着後の実際の作業の開始までにさらに数週間を要する場合がある。春節などの長期休業が入った場合にはさらに延びることもある。
- ^ OSや各種パーツについて、シェア確保や販売促進を目的に、メーカーが大口の取引先であるメーカーに対しては自作用よりも遥かに格安で販売したり、販売奨励金などの名目で割戻を行っているため、トータルで見た場合、完成品として販売されているものの方が割安という結果になることがある。
- ^ ただし、対象は「パーソナルコンピュータ(パソコン)」であり、パーツ単体ごとは対象外となっている。その為マザーボード単体のみなど、パーツごとに処分する際には、従来通り自治体のゴミ回収に出すこととなる。ただし、自治体によってはパーツ単体のゴミ出しでも回収しない場合がある。居住地のゴミ処理施設へ事前に確認を取る必要がある。
- ^ 一例を挙げると、16MビットメモリのICを用いたSIMMに於いてはクロックマージンに2つのグループが存在し、グループの異なるメモリの実装は困難でもあった。
- ^ a b ショップの店頭で、OEM版のWindowsを、何か特定のパーツ(ケースや、USB増設ボードですら可能)のバンドルとして販売するケースが殆どである。なおOEM版の場合は、マイクロソフトからのメール、電話などによるOSサポートは受けられない。
- ^ ショップの店頭で販売されるパーツメーカーの正規販売製品(リテール品)のメリットは、保証期間が3年と長目なことである。これに対して、パーツメーカーからPCメーカーやPCショップへの卸製品(バルク品)は、パーツメーカーが直接のサポートや製品保証を行わないのが通例である。
- ^ 2000年頃まではヤマダ電機やケーズデンキなどが自作パーツの取り扱いに積極的であったものの、現在では共に一部の拠点級の大規模店舗に限定した取り扱いとなっており、「地域最大級」を謳う大型店舗であってもメモリやSATAケーブル、ネジ程度に限定された「自作パーツコーナー」というには程遠い内容になっている。
- ^ a b 通常のDVI-D接続では表示できない。AACSの仕様による。デジタル出力の場合であり、アナログ接続は禁止されていない。詳細はBlu-ray Disc#IT用途を参照。
- ^ ただし、メーカーリリース直後のチップセットは未知の不具合があることも多く、安定性を重視しなければならない用途の場合、敢えて、既に問題が出尽くして対処されている古い(一世代以上前の)チップセットを選択するという手段もある。
- ^ 近年はCPUにGPU(グラフィックス機能)が内蔵されることがあり、その場合はGPU搭載CPUに対応したチップセット、マザーボードが必要。
- ^ ビデオカードのトラブル発生時のバックアップとして、あるいはマルチディスプレイのために、オンボードグラフィックのマザーボードにビデオカードを搭載する場合もある。
- ^ マザーボード#不良コンデンサ問題を参照。
- ^ ただしCPUは比較的手軽に換装できるパーツであるため、CPUのアップグレードの自由度が高い(サポートする上位CPUの数が多い)マザーボードを選ぶとよい。
- ^ 安全装置が無い場合、近年のTDPの高いCPUでは焼損や破裂のおそれがある。
- ^ HT(ハイパースレッディング)を搭載している場合、仮想的に「コア数×2」だけコアがあるような動作をする。
- ^ 詳細はRandom Access Memoryを参照。
- ^ DVDやハイビジョン画像の再生時にCPU負荷を軽減できる。またWindows Aeroではデスクトップの描画にDirectXを使用するので、対応したビデオカード(または対応したオンボードグラフィック)が必要となる。
- ^ 2000年以降はIntel 815などの性能、機能面でローエンドのビデオカードに遜色ないものも出ている。
- ^ 多くのオンボードグラフィックは、描画処理に用いるメモリを共用しているため、メインメモリのバス帯域幅を消費したり、メインメモリの空き容量を消費する。その分のパフォーマンスの低下はありえる。
- ^ BTOメーカー・直販メーカーが販売しているパソコンにおいては、コスト削減のために大量一括仕入れを行うことでパーツ類について大幅なコストカットを実現しているが、特に電源についてはケースと一括で極めて安価に調達されることも多く、品質・信頼性について疑問視するユーザーの中にはパソコン本体とは別に単体製品の電源ユニットを別途購入し交換する者も少なくない。
- ^ それぞれSATA Revision 1.x/2.0/3.0と表記される場合もある。詳細はシリアルATAを参照。
- ^ 連続(シーケンシャル)アクセスは7200rpmのハードディスクより劣るものの、シーク動作やディスク回転待ちが原理的に無いため、ランダムアクセスではハードディスクより遥かに高速となる。
- ^ 5インチ、3.5インチ、2.5インチなどがある。
- ^ OSのサービスパックも含めて、最新版はインターネットからダウンロードという形で入手手段が確保されていることが多い。
- ^ 古いOSに最新パーツやデバイスの場合は、動作しないこともある。特に容量の壁問題に見られる、HDDやメインメモリー容量には要注意で、OSが起動しないこともある。
- ^ 最新のドライバを用意した方が良いとされる。しかし、稀に相性などの問題で最新の物ではないほうが良いとされる場合もあり、その時々で調査が必要。
- ^ PCI Expressは拡張バスのスロットサイズとして主にx16、x4、x1がある。それぞれのスロットの通信レーン数は、それぞれの物理的スロットサイズを上限として、組み合わせによる割り当てがサポートされる。その仕様はチップセット、マザーボードにより異なる。
- ^ もっとも高速大容量のHDDでは発熱も大きいため、冷却が重要になる。ファンレスでの利用は推奨されない。
- ^ 単体リテール販売のCPUには、CPUメーカー標準のCPUクーラーが付属する場合が多く、これをリテールファンと言う。
- ^ 小型やリテールのファンはヒートシンクにファンが付いただけだが、高性能・大型ファンにはヒートパイプを流用したものが多い。