デュアルチャネル
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デュアルチャネルまたはデュアルチャンネルは、広義には同一の規格の通信インターフェイスを二重に備えること。狭義としてはDDR SDRAMあるいはDDR2 SDRAMのランダムアクセスメモリ(RAM)の規格に対応したマザーボードで、メモリとノースブリッジ間(メモリバス)のデータの転送速度を二倍に引き上げる技術である。
本稿では狭義について述べる。
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[編集] 経緯
かつて、高速ではあるが技術的断絶を必要とした Direct RDRAM の一般普及に失敗したインテルが、DRDRAM の転送速度を前提に開発したPentium 4のメモリ転送能力要求に見合う速度を、市場で一般的な安価ではあるが相対的に低速なSDRAM系技術を利用して実現する代替手段として、同社の Intel 865 chipset に DDR2 SDRAM インターフェイスを2つ並列で実装した
[編集] 技術
二枚一組のDDR SDRAMあるいはDDR2 SDRAMをマザーボードに挿入し同期させることで効果が得られる。例として、DDR SDRAMでは一枚のメモリで64ビットのデータ幅で転送されるが、デュアルチャネルの環境下では128ビットとなる。転送速度もPC4000(DDR 500)であれば4.0GB/秒の速度で転送されるが、デュアルチャネルでは8.0GB/秒となる。周波数は二枚のメモリが同期をとる特性上、同じとなる。
デュアルチャネルで動作させるためには制約があり、マザーボード(正確にはチップセット)がデュアルチャネルに対応していること、対応するメモリの規格が二枚とも同じである必要がある。前者ではDDR SDRAMやDDR2 SDRAMを使っていても、チップセットがデュアルチャネルに対応していなければ恩恵を受けることはできない。後者では例えば512MBのメモリと1GBのメモリで、あるいは容量が同じでもPC4300とPC4000のメモリでデュアルチャネルにしようとしても同期がとれない問題などでデュアルチャネルで動作することはできない。ただし、インテルのフレックス・メモリ・テクノロジなどでは容量やモジュールが異なるメモリであっても、メモリの上位互換によりデュアルチャネル動作が可能なチップセットもある。
[編集] 利点
「フロントサイドバス#FSBとメインメモリのバランス」を参照
デュアルチャネルを利用することで、CPUや各種バス間とのやりとりを効率よくすることができる。
メモリ(メモリコントローラ)はCPUと各種バスの間に位置しており、CPUや各種バスよりメモリの帯域幅が狭い場合、そこがボトルネックとなりコンピュータのパフォーマンスを低下させる原因になる。デュアルチャネルを利用することで帯域幅を増やすことができるため、パフォーマンスを向上させることができる。
[編集] 注意
市販のPCのメモリを増設する際に問題になることがある。 メモリは高価なオプションであるため、初期導入時には標準容量で使用し、予算の確保の後にメモリを追加することは一般的に行われている。
この際、既設のメモリとデュアルチャネル動作するスロットに新規のメモリを増設すると、期待されるデュアルチャネル動作が正常にできなくなり、誤動作することがある。 代表的な症状としては、MS-Windowsではエクスプローラがフリーズする。カーネルモードで停止する(BSOD)などがある。
この場合、増設前にBIOSの設定でシングルチャネル動作に変更するか、既設のメモリを除去し、同一ロットのメモリを2枚増設することでこの問題を回避できる。


