TVチューナー
TVチューナー(テレビチューナー)とはテレビ放送を受信するための機器、部品、あるいはその部品を含む集積回路や基板(拡張カードなど)をいう。
受信機を内蔵していないモニタ、あるいはテレビに実装された放送波以外を受信し映像信号を出力するBS・CSチューナーなどについては一般的にセットトップボックスと同義で扱われることが多い。
また初期の薄型テレビでは、チューナーユニットがディスプレイユニットと別筐体の製品も数多く見受けられた。
目次 |
[編集] パソコンにおける形態
パソコンにおけるテレビチューナーは大別して2系統5種類ある(ここでは地上アナログ放送のチューナーのみを扱う)。
[編集] パソコン連携系
パソコン内に映像・音声データとして取り込んだ上でパソコンの画面などに表示する。
テレビチューナー自体にはテレビを視聴する機能しかない。
パソコン連携のテレビチューナーは、ビデオ信号をパソコンに取り込むキャプチャ機能を併せ持っている。そのため、テレビキャプチャという表現が一般的でパソコンのHDDに録画することもできる。
コンポジット入力やS端子入力も備えていることが多い。動画としてのデータサイズを小さくするためのハードウェアエンコード機能を備えたものもある。
- 拡張カード型
- PCIスロットやPCMCIAスロットなどに挿入する。別売りのものが一般的だが、ディスプレイ一体型でないパソコンでは拡張カード型が標準装備されているモデルも多い。(en:TV tuner card)
- 内蔵型
- テレビ代替指向の据置き機やノートパソコン(テレビパソコン)に組み込まれて出荷される。
- USB接続型
- USB端子に接続する。一般的にはハードウェアエンコーダーを備え、圧縮済みのデータとしてパソコンに取り込む。USB 1.1規格の場合は6Mbps程度が限界だが、USB2.0対応の製品は内蔵型と同様の高ビットレートで録画できる。USBに比べるとわずかではあるがIEEE 1394接続型の製品も存在する。
- ネットワーク接続型
- LANに繋がっており、LANに接続したパソコンからならどこででも視聴することができるものもある。ただし視聴ソフトのライセンス上、制限が加わることがある。
[編集] 独立系
基本的にはパソコンの処理の外にあり、単にパソコンのディスプレイを間借りして利用する装置。運用上は高解像度のテレビ受像機にパソコンを繋いで利用しているのと大差ない。
- 外付けユニット
- テレビ受像機から画面だけを取り除いたような装置。あまり一般的ではない。パソコン専用ディスプレイに表示できるが、パソコンで映像を取り込んで扱えるわけではない。
- テレビチューナー内蔵ディスプレイ
- パソコン用ディスプレイとして設計されているが、パソコンがなくてもテレビ受像機として稼働できる。そのためのリモコンやコンポジット入力などを備えているものもある。パソコンに取り込めないことは外付けユニットと同様。
[編集] デジタルチューナー
アナログ放送しか受信できないテレビ受像機に対して、BSや地上デジタル放送を受信して、映像信号を出力する単体チューナが発売されている。ほとんどのものはRCA端子やS端子、D端子へ出力される。
大ざっぱには、一般的なビデオレコーダ(録画再生機器)から録画再生に関わる部分を抜いたものである。
[編集] UHFコンバータ
過去UHF放送が開始された初期(1963年から)の頃にはテレビにUHF受信回路がなかったため、外付けのUHFコンバータ(UHF信号をそのままVHF波に変換するだけで映像信号は出力しない)が使われた[1]。UHF民放テレビの開局(第2局)が進んだ1969年前後からUHF受信回路が内蔵される(オールチャンネルと呼ばれた)ようになり、2011年のアナログ放送終了まで生産された。