モモ
| モモ | |||||||||||||||||||||
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モモ
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| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Amygdalus persica | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| モモ(桃) | |||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||
| Peach |
| 100 g (3.5 oz)あたりの栄養価 | |
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| エネルギー | 165 kJ (39 kcal) |
| 炭水化物 | 9.54 g |
| - 糖分 | 8.39 g |
| - 食物繊維 | 1.5 g |
| 脂肪 | 0.25 g |
| - 飽和脂肪酸 | 0.019 g |
| - 一価不飽和脂肪酸 | 0.067 g |
| - 多価不飽和脂肪酸 | 0.086 g |
| タンパク質 | 0.91 g |
| - トリプトファン | 0.01 g |
| - トレオニン | 0.016 g |
| - イソロイシン | 0.017 g |
| - ロイシン | 0.027 g |
| - リシン | 0.03 g |
| - メチオニン | 0.01 g |
| - シスチン | 0.012 g |
| - フェニルアラニン | 0.019 g |
| - チロシン | 0.014 g |
| - バリン | 0.022 g |
| - アルギニン | 0.018 g |
| - ヒスチジン | 0.013 g |
| - アラニン | 0.028 g |
| - アスパラギン酸 | 0.418 g |
| - グルタミン酸 | 0.056 g |
| - グリシン | 0.021 g |
| - プロリン | 0.018 g |
| - セリン | 0.032 g |
| 水分 | 88.87 g |
| ビタミンA相当量 | 16 μg (2%) |
| - βカロテン | 162 μg (2%) |
| - ルテインおよびゼアキサンチン | 91 μg |
| ビタミンB1 | 0.024 mg (2%) |
| ビタミンB2 | 0.031 mg (2%) |
| ビタミンB3 | 0.806 mg (5%) |
| パントテン酸(ビタミンB5) | 0.153 mg (3%) |
| ビタミンB6 | 0.025 mg (2%) |
| 葉酸(ビタミンB9) | 4 μg (1%) |
| コリン | 6.1 mg (1%) |
| ビタミンB12 | 0 μg (0%) |
| ビタミンC | 6.6 mg (8%) |
| ビタミンD | 0 IU (0%) |
| ビタミンE | 0.73 mg (5%) |
| ビタミンK | 2.6 μg (2%) |
| カルシウム | 6 mg (1%) |
| 鉄分 | 0.25 mg (2%) |
| マグネシウム | 9 mg (2%) |
| マンガン | 0.061 mg (3%) |
| セレン | 0.1 μg (0%) |
| リン | 20 mg (3%) |
| カリウム | 190 mg (4%) |
| 塩分 | 0 mg (0%) |
| 亜鉛 | 0.17 mg (2%) |
| %はアメリカにおける成人向けの 栄養摂取目標 (RDI) の割合。 出典: USDA栄養データベース(英語) |
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モモ(桃、学名 Amygdalus persica)はバラ科モモ属の落葉小高木。また、その果実のこと。春には五弁または多重弁の花を咲かせ、夏には水分が多く甘い球形の果実を実らせる。中国原産。食用・観賞用として世界各地で栽培されている。
目次 |
[編集] 部位と利用法
[編集] 花
3月下旬から4月上旬頃に薄桃色の花をつける。「桃の花」は春の季語。桃が咲き始める時期は七十二候において、中国では桃始華、日本は桃始笑と呼ばれ、それぞれ啓蟄(驚蟄)の初候、次候にあたる。
淡い紅色であるものが多いが、白色から濃紅色まで様々な色のものがある。五弁または多重弁で、多くの雄しべを持つ。花柄は非常に短く、枝に直接着生しているように見える。観賞用の品種(花桃)は源平桃(げんぺいもも)・枝垂れ桃(しだれもも)など。庭木として、あるいは華道で切り花として用いられる。
[編集] 葉
葉は花よりやや遅れて茂る。幅5cm、長さ15cm程度の細長い形で互生し、縁は粗い鋸歯状。湯に入れた桃葉湯は、あせもなど皮膚の炎症に効くとされる。ただし、乾燥していない葉は青酸化合物を含むので換気に十分注意しなければならない。
[編集] 実
7月 - 8月に実る。「桃の実」は秋の季語。球形で縦に割れているのが特徴的。果実は赤みがかった白色の薄い皮に包まれている。果肉は水分を多く含んで柔らかい。水分や糖分、カリウムなどを多く含んでいる。栽培中、病害虫に侵されやすい果物であるため、袋をかけて保護しなければならない手間の掛かる作物である。また、痛みやすく収穫後すぐに軟らかくなるため、賞味期間も短い。生食する他、ジュース(ネクター)や、シロップ漬けにした缶詰も良く見られる。食用の品種(実桃)の分類を以下に示す。
- 水蜜(すいみつ)種
- 一般的な桃。果肉の色は、白色系、黄色系、赤・ピンク系など。皮には柔らかい毛が生えている。
- 白桃(はくとう)・白鳳(はくほう)系
- 現在、日本の市場に多く出回っている品種は、「白桃(はくとう)」系と「白鳳(はくほう)」系の桃である。
- 「あかつき」「暁星」「明星」「ゆうぞら」「川中島白桃」「清水白桃」「まどか」、冬に実が熟す「名月」などの品種がある。
- 黄桃(おうとう)系
- 果肉が黄色い桃。缶詰に加工され出回ることが多い。近年、生食用の黄桃「黄金桃(おうごんとう)」「ゴールデンピーチ」の出荷、販売が多くなっている。
- ネクタリン(Nectarine)・椿桃(つばいもも・つばきもも)
- 皮が赤く、毛は、ほとんど無い。果肉は、黄色でやや硬い。「光桃(ひかりもも)」「油桃(あぶらもも)」とも呼ばれる。
- 蟠桃(ばんとう)
- 扁平な形をしている。中国神話では、西王母と関連がある。
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[編集] 種子・つぼみ
種子の内核は「桃核(とうかく)」あるいは「桃仁(とうにん)」と呼ばれる。
漢方においては血行を改善する薬として婦人病などに用いられる。また、つぼみは「白桃花(はくとうか)」と呼ばれ、利尿薬、便秘薬に使われる。
[編集] 樹木
割れにくく丈夫であるため、箸などに利用される。
[編集] 樹皮
樹皮の煎汁は染料として用いられる。
[編集] 桃の栽培と利用史
原産地は中国西北部の黄河上流の高山地帯。欧州へは1世紀頃にシルクロードを通り、ペルシア経由で伝わった。英名ピーチ(Peach)は“ペルシア”が語源で、ラテン語のpersicum malum(ペルシアの林檎)から来ている。種小名persica(ペルシアの)も同様の理由による。
日本列島では桃の存在を示す桃核の出土事例が縄文時代後期からあり、弥生時代後期には大陸から栽培種が伝来し桃核が大型化し、各時代を通じて出土事例がある。桃は食用のほか祭祀用途にも用いられ、斎串など祭祀遺物と伴出することもある。平安時代 - 鎌倉時代には水菓子と呼ばれ珍重されていたが、当時の品種はそれほど甘くなく主に薬用・観賞用として用いられていたとする説もある。江戸時代に更に広まり、全国で用いられた。明治時代には、甘味の強い水蜜桃系(品種名:上海水蜜桃など)が輸入され、食用として広まった。現在日本で食用に栽培されている品種は、この水蜜桃系を品種改良したものがほとんどである。
春先の温度が低い時期に雨が良く降ると縮葉病に掛かりやすく、実桃の栽培には病害虫の防除が必要である。また果実の収穫前には袋掛けを行わないと蟻やアケビコノハ等の虫や鳥の食害に合うなど(商品価値の高い果実を栽培しようとするならば)手間暇が掛かり難易度が高い果樹である。
なお、“もも”の語源には諸説あり、「真実(まみ)」より転じたとする説、実の色から「燃実(もえみ)」より転じたとする説、多くの実をつけることから「百(もも)」とする説などがある。
- 変わり種の品種
- 源平桃 - 1本の木に白花と紅花を咲かせる品種(観賞用花桃)。環境によっては白と紅の混ざった花も咲く。
- 照手水密 - 枝垂れ性の花桃だが小さいながら果実も食用とする事が出来る[1](一般的な花桃は果肉が固く食べられない)。
[編集] 主な生産地
日本国内では福島県、山梨県、長野県、岡山県など盆地で栽培される。日本最北端の生産地は北海道札幌市であり、出荷数は極僅かだが南区の農園で栽培される。他は、和歌山県も栽培されている。外国の主な生産国は、中国、アメリカ、イタリアなど。
[編集] 収穫量
市町村別収穫量
- 笛吹市(山梨県)22,900t
- 福島市(福島県)11,500t
- 山梨市(山梨県)10,100t
- 伊達市(福島県)8,510t
- 甲州市(山梨県)8,330t
[編集] 風習・伝説・年中行事など
中国において桃は仙木・仙果(神仙に力を与える樹木・果実の意)と呼ばれ、昔から邪気を祓い不老長寿を与える植物として親しまれている。桃で作られた弓矢を射ることは悪鬼除けの、桃の枝を畑に挿すことは虫除けのまじないとなる。桃の実は長寿を示す吉祥図案であり、祝い事の際には桃の実をかたどった練り餡入りの饅頭菓子・壽桃(ショウタオ、shòutáo)を食べる習慣がある。壽桃は日本でも桃饅頭(ももまんじゅう)の名で知られており、中華料理店で食べることができる。
日本においても中国と同様、古くから桃には邪気を祓う力があると考えられている。『古事記』では、伊弉諸尊(いざなぎのみこと)が桃を投げつけることによって鬼女、黄泉醜女(よもつしこめ)を退散させた。伊弉諸尊はその功を称え、桃に大神実命(おおかむづみのみこと)の名を与えたという。また、『桃太郎』は桃から生まれた男児が長じて鬼を退治する民話である。3月3日の桃の節句は、桃の加護によって女児の健やかな成長を祈る行事である。
[編集] “モモ”の名を持つ植物
地方によっては甘い果実の総称として“もも”の語を用いることもあり、別種でありながら名前に“モモ”と付けられている植物も多い。
- スモモ(李/酸桃):バラ科サクラ属
- ヤマモモ(山桃):ヤマモモ科
- コケモモ(苔桃):ツツジ科
- クルミ(胡桃):クルミ科クルミ属
- フトモモ(蒲桃):フトモモ科
- ハナモモ(花桃):バラ科サクラ属
- キウイフルーツ(獼猴桃、びこうとう):マタタビ科マタタビ属
- ゴレンシ(楊桃、ようとう):カタバミ科
[編集] その他、桃に関すること
- 桃太郎
- 御伽噺のひとつ。岡山県伝承のものが有名だが、各地に様々な伝承がある。
- 桃色
- 色のひとつ。薄い赤色。ピンク。
- 桃栗三年柿八年(ももくりさんねんかきはちねん)
- 発芽から結実まで、桃や栗は三年、柿は八年かかる。物事を成し遂げるには時間がかかることを示唆することわざ。
- 桃栗三年柿八年 梨の大馬鹿十八年(-なしのおおばかじゅうはちねん)
- 桃栗三年柿八年 くるみの大馬鹿二十年(-くるみのおおばかにじゅうねん)
- などと言われる地方もある。
- 桃割れ(ももわれ)
- 日本髪の髪型。丸くまとめた髷(まげ)の部分が二つに分かれていて、割った桃のように見える。明治期に考案され、大正期までは未婚女性の髪型として盛んに結われていた。
- 桃尻
- モモの実はすわりが悪い事から、馬に乗るのが下手で鞍に尻が落ち着かないことを指す言葉。この語源以外に、(専ら女性の)モモのように美しい形をした尻を表現する際に使われている。
- 桃源郷
- 俗世間を離れた、素晴らしいところ。理想郷。ユートピア。
- 日本文学
- 夏目漱石『三四郎』で、三四郎は、列車内で広田先生から水蜜桃を振る舞われる。桃をめぐる正岡子規やレオナルド・ダ・ヴィンチのエピソードも出る。
- 花言葉
- 天下無敵・チャーミング・私はあなたのとりこ
- すもももももももものうち(李も桃も桃のうち)
- 早口言葉
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
[編集] 外部リンク
- 福島県くだもの消費拡大委員会
- 岡山果物市場 岡山の白桃
- 新潟県 桃品種画像データベース
- モモ(桃) 江戸時代の植物図鑑(長野電波技術研究所)