東根市
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東根市(ひがしねし)は、山形県中央部にある人口約4万6千人の市。明治以前は 出羽国(後の羽前国)村山郡であった。
村山地方の北部の北村山に位置し、北は村山市、南は天童市と接し、東の奥羽山脈を越えると宮城県仙台市である。
サクランボやリンゴをはじめとする果樹の栽培が盛んで、果樹王国として全国的に知られ、サクランボの生産量は日本一である。なお、サクランボの主要品種である「佐藤錦(さとうにしき)」は東根市で生まれている。
目次 |
[編集] 地理
山形盆地の北部に位置し、山形盆地で最大の乱川扇状地の扇端に市街地がある。市の東部は奥羽山脈があり、市の東半分ほどが山地となっている。とくに北東部には黒伏山、御所山があり、御所山県立自然公園が置かれている。
しかし、関山峠に至る国道48号線付近では、大掛かりな砕石事業所が多く点在し、国道から見えない山間部も含めて山林が伐採され土壌が流出し、自然破壊がかなり進んでいる。これによる影響か、近年は関山付近を源流とする乱川の増水が多発している。西部は最上川の河川付近を市境とし、大小の河川が東から西へと流れる平地がある。羽入地区にある湧水の小見川は、環境庁(現環境省)の選定した名水百選に定められている。
市街地は平地部を南北に貫く奥羽本線に沿って分散している。市の南西部には山形空港があり、中央部には近年の山形新幹線延伸にともなって作られた「さくらんぼ東根駅」(旧蟹沢駅)と、その周辺地域に出店した「ジャスコ新東根店」や「ヨークベニマル東根店」といった大型ショッピングセンターエリアを中心とした新興商業地帯が形成され、東根市の新たな中枢市街地が生まれている。また、山形臨空工業団地、大森工業団地・大森西工業団地(旧山形県畜産試験場跡地とその周辺の果樹園地帯)などの工業地帯や陸上自衛隊神町駐屯地などでは東根市内だけでなく周辺の市町村からも多くの労働力を集めている。
この様に、県内でも比較的整備されている市街地のインフラ環境や商工業地帯、東北地方の中心都市である宮城県仙台市に隣接しているという地理的環境を生かして、近年には市が積極的にそれまでは主に(サクランボ、リンゴ、ラ・フランスなどの)果樹園が点在していたさくらんぼ東根駅周辺の農業地帯の農地を大規模な工業地帯や商業施設、更には宅地開発によって新興住宅地区に区画整理をして分譲している。その為、急速に市街地の風景が以前に比べ著しく変化しているが、県内の周辺市町村などからの移住者を中心に同市への定住者を増やしており、さくらんぼ東根駅周辺を中心に新たな『東根都市圏』を形成するまでになっている。そんな市の急激な人口増加に合わせる様に市は「さくらんぼタントクルセンター」や旧東根市立第一中学校跡地に新たに「東根市立東根中部小学校」を新設させ、市内の子育て環境を急速に充実させている。ただ、現状では急増する生徒数に対して現存する市内の小中学校では既存の校舎では到底間に合わず、プレハブの仮校舎で辛うじて間に合わせている所も多い。
しかし、その一方で「ジャスコ東根店」などの大型商業店舗がさくらんぼ東根駅周辺への店舗移転を機に相次いで撤退した「さくらんぼ東根温泉」(旧東根温泉)がある「東根駅」周辺地域などの様に近年のさくらんぼ東根駅周辺を中心とした大規模な土地区画整理事業からはほとんど取り残されている他の地区では正反対に地元住民の急速な高齢化が進んでいる。また、市内の人口が急増傾向にも関わらず、市内には交番(東根交番・神町交番) や派出所(山形空港警備派出所)、駐在所(大富駐在所・東根温泉駐在所・高崎駐在所)はあるものの、同市を管轄する警察署は無く(同市は隣の村山市にある村山警察署の管轄)、さくらんぼ東根駅構内に簡易の図書館(東根市立さくらんぼ図書館)が整備されているものの、いわゆる独立した形での公立図書館や美術館といった一般的な文化施設も一切無い。ただ、市は図書館や文化施設の建設を検討しているが予算のめどが立たず、建設は見送られている模様。
- ダム
- スキー場
- 瀑布
[編集] 人口
| 東根市と全国の年齢別人口分布図(比較) | 東根市の年齢・男女別人口分布図 | ||||||||||||||||||
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■紫色は東根市
■緑色は日本全国 |
■青色は男性
■赤色は女性 |
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| 総務省統計局 / 国勢調査(2005年) | |||||||||||||||||||
[編集] 歴史
- 東根市内の沖積平野には遺跡が多く残されており、古代から人が住んでいた。
- 天童市成生から当市郡山にかけては条里制の地割が見られる。延喜式に記述がある「村山駅」は、郡山にあったのではないかと推定されている。
- 戦国時代には、はじめに天童氏、天童氏滅亡後に最上義光に仕えた国人、東根氏が支配した。現在の東根小学校を中心とした場所に、東根城(小田島城)が存在した。
- 江戸時代には米津氏長瀞藩により長瀞陣屋が置かれた。大手門が現存移築されている。また、東根代官陣屋が置かれた。
- 1954年(昭和29年)8月1日 - 北村山郡東根町、東郷村、高崎村、大富村、小田島村、長瀞村が合併し、東根町となる。
- 1958年(昭和33年)11月3日 - 北村山郡東根町が、東根市となる。
- 2001年(平成13年)10月17日 - 国際環境規格ISO14001の認証を山形県内の市町村で初めて取得。
- 2008年(平成20年)5月30日 - レジ袋有料化を実施。実施は山形県内初で、東北では仙台市に次いで2番目。
[編集] 市名の由来
大昔、村山盆地の真ん中に「藻が湖(もがうみ)」という大きな湖があり、この湖の東に連なる奥羽山脈の麓に最も早く拓けたところを東根と呼び、この地名が付けられたといわれている。ちなみに、寒河江市には西根という地名もある。
[編集] 市政
[編集] 市議会
- 東根市議会は、条例定数18人
- 現在の任期は、平成19年8月1日-平成23年7月31日
- 議長 岡崎賢治(平成19年8月6日就任)
- 副議長 奥山重雄(平成19年8月6日就任)
- 市議会の組織
議会運営委員会の他、常任委員会3つと、特別委員会が1つが設置されている。
- 議会運営委員会:定員7名
- 常任委員会
- 総務文教:定員6名
- 経済建設:定員6名
- 厚生:定員6名
- 議会広報特別委員会:定員7名
[編集] 行政機構
2006年(平成18年)4月1日現在の市職員数(短期契約職員を除く)は396人である。
- 市長
- 副市長
- 市民生活部-市民課・生活環境課
- 健康福祉部-福祉課・子育て環境課
- 経済部-農林課・商工観光課
- 建設部-建設課・都市整備課・区画整理課
- 総務部-総合政策課・庶務課・財政課・プロジェクト推進課
[編集] 公共機関
[編集] 国・県の施設
- 警察
- 消防
- 山形空港には山形県消防防災航空隊の基地がある。そのためか市内上空を低空で飛行していたり、市内東部地域で消火訓練をしていたりする。
- 東根市を管轄する、東根市消防署・消防本部庁舎は、2007年(平成19年)4月1日に一本木地区に新築移転オープンした。
- 平成19年の出動は、火災11件 救急1,233件であった。
- その他の情報は消防本部のホームページを参照。
[編集] 自治体交流
[編集] 都市宣言
- 交通安全都市東根の宣言
- 東根市非核平和都市宣言
- 暴力のない明るい都市宣言
- 東根市健康づくり都市宣言
- 果樹王国ひがしね宣言
[編集] 市民憲章
- 自然を愛し 環境をととのえ美しいまちをつくります。
- 奉仕と感謝の輪を広げあたたかいまちをつくります。
- からだをきたえ 楽しく働き豊かなまちをつくります。
- 教養を深め香り高い文化のまちをつくります。
- きまりを守り 進んで力をあわせ住みよいまちをつくります。
[編集] 産業
[編集] 農業
- さくらんぼ生産量全国1位 (3,600t)
- 1戸当たり果樹農家所得全国3位(300万円)
- 果実の産出額全国5位(96億円)
- りんご生産量山形県1位
- もも生産量山形県1位
- ラフランス生産量山形県2位
[編集] 工業
- 主な企業
- 山形スリーエム(本社)
- 山形富士通(本社)
- オーデリック(山形工場)
- THK(山形工場)
- 紀文食品(山形工場)
- フタバ食品(山形工場)
- 日東ベスト(東根工場)
- 山形カシオ(本社)
- アイジー工業(本社)
[編集] 金融機関
- 東根市農業協同組合 東根市指定金融機関
[編集] 郵便
[編集] 教育
[編集] 高等学校
[編集] 中学校
[編集] 小学校
- 東根市立東根小学校
- 東根市立神町小学校
- 東根市立東郷小学校
- 東根市立高崎小学校
- 東根市立大富小学校
- 東根市立小田島小学校
- 東根市立長瀞小学校
- 東根市立東根中部小学校
- ※平成23年度に東根市立神町北部小学校(仮称)が開校する予定である。
[編集] 自動体外式除細動器
- 東根市内全小中学校に、自動体外式除細動器をH20年度配置。
[編集] 学校給食
- 東根市学校給食センターで作っている。なお、2008年(平成20年)4月より民営化。施設を移転新築し、ごはん給食の回数を原則週4回に増やすなどより充実した給食を出している。また学校で割り箸を使用する生徒をゼロにするため、箸もセンターで準備する。
[編集] 公民館
- 東根公民館
- 神町公民館
- 東郷公民館
- 高崎公民館
- 大富公民館
- 小田島公民館
- 長瀞公民館
[編集] その他施設
- 東根市立さくらんぼ図書館(さくらんぼ東根駅内タント館1階2階部分)
- 東の杜資料館 650種類、約1000点の民俗資料が展示されている。
- さくらんぼタントクルセンター(東根市休日診療所も併設されている)
[編集] 体育施設(市立)
- 屋内スポーツ施設
- 東根市民体育館
- 東根市屋内ゲートボール場
- 屋外スポーツ施設
- 市民プール
- ゲートボール場
- 大森山緑地公園野球場
- 大森山テニスコート
- 大森パークテニスコート
- 大森山公園多目的広場
- 大森山公園芝公園
[編集] 交通
[編集] 空港
山形空港が東根市神町にある。
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- 東京(羽田)から、55分
- 札幌(千歳)から、70分
- 大阪(伊丹)から、75分
- 名古屋から、65分
(開港当時は神町空港だったが、直後に山形空港に変更された。)
[編集] 道路
東北中央自動車道 東根ICがある。これは東北中央自動車道の開通区間の北端で、山形空港付近に接続する。しかし、開通区間の南端は上山市北部にある山形上山ICであり、一般道を走ってもさほど苦ではない距離のため利用者は少ない。国道13号は周辺市町村との連絡としてよく利用される。国道48号は仙台市周辺で買い物をする人や、山形・宮城の両県間への観光に行く人に利用される。大半が片側1車線のため、休日などには渋滞することがある。
- 高速道路
- 一般国道
- 県道(主要地方道)
[編集] タクシー
- 東根交通
- 神町タクシー
以上2社が東根市に本社を置く会社で、市内の医療機関などにはタクシー会社直通の電話機が備えられているところもある。
[編集] バス路線
- 山交バスが運行している路線バスと、山形空港連絡バス、東根市民バス「さくらんぼ号」、河北町路線バスが走っている。
- 都市間バスは山交バスが東京行TOKYOサンライズ号(東北急行バス共同運行)と仙台行特急48ライナーを運行している。(尚、停留所はTOKYOサンライズ号がさくらんぼ東根駅、特急48ライナー がさくらんぼ東根駅と北村山公立病院前、東郷、原宿、休石、大滝に停車する。)
- さくらんぼ号は乗車区間を問わず大人200円、小中高生100円、幼児無料で乗ることができる。平日のみ運行。
[編集] 鉄道路線
山形新幹線のさくらんぼ東根駅は、果物の名前を冠した駅で、山形新幹線の山形〜新庄間開通に合わせて既存の蟹沢駅を廃止し、1999年(平成11年)12月4日に新設された。
[編集] 観光
- 自然
- 歴史・文化
- 普光寺の鐘(平安時代と鎌倉時代の鐘の特徴が見られる。県指定文化財)
- 大森山の磨崖仏(大森山南麓にある、県内最古の磨崖仏。鎌倉時代末期の作と推定されている。)
- 仏心寺の大仏(沼沢にある、東根市の文化財として指定された大仏)
- 長瀞城跡 (特に指定なし。城郭ファンが訪れる)
- イベント
- 東根元旦マラソン (毎年1月1日開催。8km、3km、歩いて3kmコースがある。)
- さくらんぼマラソン大会 (毎年6月上旬に陸上自衛隊神町駐屯地周辺その他で開催)
- ひがしね祭 (毎年8月10日11日市役所周辺その他で開催)
- 最上川舟唄全国大会(毎年9月に開催)
- ひがしね湯けむり映画祭 (毎年秋に開催。場所「さくらんぼ東根温泉」)
- 東根市総合文化祭 (毎年秋に開催。場所「さくらんぼタントクルセンター )
[編集] 出身有名人
- 阿部和重(作家)
- 阿部文男(政治家)
- 阿部正俊(政治家)
- 岡崎裕美子(歌人)
- 国分一太郎(教育実践家・児童文学者)
- 桜井進(数学者)
- 成海亜紀(タレント)
- 村山士郎(教育評論家・大学教授)
- 本間朋晃(プロレスラー)
- 矢萩喜從郎(建築家、デザイナー)
[編集] 外部リンク
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