ツツジ科

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ツツジ科
Mitsubatsutsuji.JPG
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : キク類 asterids
: ツツジ目 Ericales
: ツツジ科 Ericaceae
学名
Ericaceae Juss.1789

ツツジ科 (Ericaceae) は被子植物の1つ。現在主流のAPG植物分類体系では、約125属4000種ほどの大きな科で、木本草本を含め、温帯から寒帯に広く分布する。 次のような系統樹が推定されている。

ツツジ科

Enkianthoideae(ドウダンツツジ亜科:ドウダンツツジ属のみ)




Monotropoideae(シャクジョウソウ亜科:旧シャクジョウソウ科・イチヤクソウ科)




Arbutoideae(イチゴノキ亜科:ウラシマツツジ属など)





Cassiopoideae(イワヒゲ亜科:イワヒゲ属のみ)



Ericoideae(ツツジ亜科:旧ガンコウラン科も含む)





Harrimanelloideae(ジムカデ亜科:ジムカデ属のみ)




Stypheloideae(スティフェリア亜科=旧エパクリス科)



Vaccinoideae(スノキ亜科)








従来のクロンキスト体系等の分類では、イチヤクソウ科(・シャクジョウソウ科)・エパクリス科ガンコウラン科を含む4科または5科に分けられていた。

旧ツツジ科[編集]

従来の分類におけるツツジ科(旧ツツジ科)は、上記のツツジ亜科(旧ガンコウラン科を除く)・ドウダンツツジ亜科・イチゴノキ亜科・イワヒゲ亜科・ジムカデ亜科・ドウダンツツジ亜科・スノキ亜科からなるもので、約100属1350種が含まれる。

園芸用樹木のツツジサツキシャクナゲアザレア(以上ツツジ Rhododendron 属)、ドウダンツツジ Enkianthus perulatusカルミア Kalmia sp.、エリカErica sp.、アセビ Pieris japonica など、果樹のブルーベリー Vaccinium sp.やクランベリー(ツルコケモモ Vaccinium macrocarpon)、高山植物のコケモモ Vaccinium vitis-idaeaシャシャンボなどがよく知られる。

性質[編集]

木本(一部つる性)で、石灰土壌を嫌い酸性土壌に育つものが多い。また菌根菌と共生し「ツツジ型菌根」を形成する。温帯から寒帯に多く分布する。

分類[編集]

従来は子房上位ツツジ亜科と、子房下位スノキ亜科に大きく分けられていた(現在は一部の属がさらに分けられている:上記参照)。

主な属[編集]

外部リンク[編集]