はつゆき型護衛艦

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はつゆき型護衛艦
JMSDF DD-127 Isoyuki.jpg
DD-127 いそゆき
艦級概観
艦種 汎用護衛艦(DD)
建造期間 1979年 - 1986年
就役期間 1982年 - 就役中
前級 DD:あきづき型護衛艦
DDA:たかつき型護衛艦
DDK:やまぐも型護衛艦
次級 DD:あさぎり型護衛艦
性能諸元
排水量 基準 2,950トン
(8番艦以降100トン増)
満載 4,000トン
(8番艦以降200トン増)
全長 130m
全幅 13.6m
深さ 8.5m
吃水 4.2m(8番艦以降4.4m)
機関 COGOG方式
RM1Cガスタービンエンジン
(巡航用; 4,620ps
2基
TM3Bガスタービンエンジン
(高速用; 22,500ps)
2基
スクリュープロペラ
(5翼, 可変ピッチ)
2軸
速力 最大30kt
航続距離 5,590海里 (20ノット巡航時)[1]
乗員 195名 - 200名
兵装 62口径76ミリ単装速射砲 1基
高性能20mm機関砲
CIWS Mk.15 mod.2)
2基
シースパロー短SAM 8連装発射機 1基
ハープーンSSM 4連装発射筒 2基
アスロックSUM 74式8連装発射機 1基
HOS-301 3連装短魚雷発射管 2基
艦載機 HSS-2B/SH-60J 哨戒ヘリコプター 1機
C4I OYQ-5 TDPS 1基
FCS-2-21-A 主砲FCS 1基
FCS-2-12 ミサイルFCS(短SAM用) 1基
SFCS-6A 水中FCS 1基
レーダー OPS-14B 対空捜索用 1基
OPS-18 対水上捜索用 1基
ソナー OQS-4 艦底装備式 1基
OQR-1 曳航式 1基
電子戦
対抗手段
NOLR-6C ESM装置
OLT-3 ECM装置
OLR-6C レーダー警報受信機
Mk.137 チャフフレア発射機 2基
曳航具3型(対魚雷デコイ 2基

はつゆき型護衛艦(はつゆきがたごえいかん、英語: Hatsuyuki-class destroyer)は、海上自衛隊が保有する汎用護衛艦(DD)の艦級[2]。本級の艦名は「雪」に由来する命名となっている。

概要[編集]

日本では初となるオール・ガスタービン機関COGOG)を採用し[2]ヘリコプターC4Iシステム、各種ミサイルなどの兵装をバランスよく搭載するなど、当時の欧米のフリゲートと比較しても遜色のない護衛艦として評価されている。

8艦8機体制時代の第1世代汎用護衛艦として12隻が建造され[2]護衛艦隊を長く支えたが、現在では老朽化に伴って順次に退役が始まっている。ただし後期建造艦のうち3隻は延命改修を受けて、今後も現役にとどまる予定であるほか、3隻がしまゆき型練習艦として練習艦隊において運用されている。


来歴[編集]

第4次防衛力整備計画(4次防)を終えた1977年度(昭和52年度)計画において、海上自衛隊は次代を担う新型護衛艦の整備に迫られた。当時としては、草創期に建造したはるかぜ型(28DD)あやなみ型(30〜33DDK)むらさめ型(30/31DDA)などの退役が間近に迫っており、これらの代艦が必要となっていた。

4次防以前の海上自衛隊においては、8艦6機体制のコンセプトのもとで、多目的護衛艦(DDA)対潜護衛艦(DDK)の2系列の護衛艦を整備していた[3]。しかし情勢変化を受けた研究により、新たに8艦8機体制(いわゆる新八八艦隊コンセプトが採択され、これに基づき、本型ではDDAとDDKを統合する充実した装備が求められることとなった[4]

海上自衛隊では、4次防の時点で、戦術情報処理装置艦対艦ミサイルを搭載した3,600トン型汎用護衛艦(DDA)、ガスタービン主機と戦術情報処理装置と短SAMを搭載した2,500トン型対潜護衛艦(DDK)を計画していたものの、オイルショックの影響により前者は計画中止、後者も従来通りのあおくも型(やまぐも型対潜護衛艦後期型)の最終艦「ゆうぐも」に設計修正して建造されることとなった。本型はこれらの装備を兼ね備え、新八八艦隊の基幹兵力を構成するものとして計画されることとなった。[5]

船体[編集]

三段形式の特徴的な後部甲板

従来、やまぐも型(37DDK)以降の護衛艦においては、ソナーの装備要領の関係から大型のバウ・ドームが設置され、これに伴って主錨1個を艦首に格納する方式としていた。これに対して、本型のソナーはハル・ドームとされたため、艦首の左右両舷に主錨を格納するオーソドックスなデザインに戻った。このため、やまぐも型などのバウ・ドーム設置艦から転属した乗員には戸惑うものが多かった[5]

船型としては長船首楼型が採用されたが、ヘリコプター甲板とミサイル発射機の位置関係や重心降下策の都合から、後部甲板は三段形式となり、かなり変わったラインとなっている。水線下の船型はおおむね「あまつかぜ」(35DDG)と類似している。

また対潜戦のパッシブ戦への移行に対応し、水中放射雑音を低減するため、3番艦以降では船体にマスカー、プロペラにプレーリーが装備され、これは後に1・2番艦にもバックフィットされた。また航空機の搭載に伴いフィンスタビライザーも搭載されているほか、洋上補給においてドライカーゴを受給するためのスライディング・パッドアイなど、艤装品にも多くの新装備が導入された[5]

前期建造艦においては、大綱に定められた単年度会計における単艦の建造費の圧縮の必要性から、排水量低減のため、艦橋構造やマスト、煙突や格納庫など上部構造物の相当部分にアルミ合金が使用されている。ただしアルミ合金は熱伝導率が高く、日射熱による電子機器への悪影響が指摘された[6]ほか、1975年米巡洋艦「ベルナップ」の衝突事故1982年フォークランド紛争の戦訓から、1981年度計画の8番艦「やまゆき」(1983年2月25日起工)からはアルミ合金の使用は中止され、船体構造はすべて鋼製とされた。これに伴う重心降下策として、船底に相当量のバラストが設置されたこともあり、同艦以降では基準排水量は100トンの増加を見ている[5]

機関[編集]

本型の最大の特徴は、海上自衛隊初のオール・ガスタービン推進方式の採用にある。軽量で瞬発性・整備性に優れた航空機転用型ガスタービンの搭載は1970年代後半当時、すでに列国の趨勢となっていた。護衛艦へのガスタービン採用は、これもまた「いしかり」と軌を一にしたものだったが、同艦はディーゼルエンジンと組み合わせたCODOG方式であり、オール・ガスタービンの採用は本型が自衛艦として初めてである[5]

本型では高速用のロールス・ロイス社製オリンパスTM3Bと巡航用のタインRM1Cの2種を組み合わせたCOGOG方式を採った。これは、イギリス42型駆逐艦に範を取ったものであり、エンジン構成もこれに準じたものとなっている。なお、イギリス海軍においては、21型フリゲートで採用されたCOGOG構成を42型駆逐艦、さらには22型フリゲートのバッチ2に至るまで採用し続けており、本型の機関はこの系譜の傍流と言えるものである[5]

従来の蒸気タービン艦やCODAD艦では、被弾時の抗堪性向上のため、両舷の機関を前後にずらして配置するシフト配置が行なわれていたが、スペースの制約から、本型では両舷に並べて配置するパラレル配置とされており、前部の第1機関室にTM3B、中部の第2機関室に減速装置、後部の第3機関室にRM1Cを各2基、それぞれ両舷に配置している。推進器は5翼の可変ピッチ・プロペラで、水中放射雑音低減のため、後期艦ではスキュー翼が採用されている。速度制御は、低速時においては主機の回転数を100rpmで固定して、翼角制御により行ない、14ノット以上においては翼角は最大として、主機の回転数により行なう。巡航機(RM1C)から高速機(TM3B)への切り替え点は回転数160rpm、速度24ノットであり、全力時の回転数は260rpmである[7]

装備[編集]

本型の戦闘システムの概略図。

本型では、多用途護衛艦(DDA)と対潜護衛艦(DDK)を統合するとともに、欧米列国の趨勢に匹敵しうる、対潜・対空・対水上のどの任務にも対応可能な戦闘艦として計画された。この要求を実現するため、本型は海上自衛隊のワークホースとして初めてセンサー・武器を戦術情報処理装置と連接し、戦闘システムを構築したシステム艦とされており、極めてエポックメイキングな艦である。その戦闘システムの構成は、その後たかなみ型(10〜13DD)に至るまで基本的に変化せず、その原型となった。

C4I[編集]

戦闘システムの中核となる戦術情報処理装置としては、国産のOYQ-5 TDS(Target Designation System)が搭載された。海上自衛隊がこれまで使用してきたOYQシリーズの戦術情報処理装置は通常、AN/USQ-20(CP-642)シリーズAN/UYK-7といった大型のコンピュータを使用してきたが、容積面の制約のため、OYQ-5は小型のAN/UYK-20コンピュータを1基のみ使用する構成となっており、これと4基または5基のAN/UYA-4(OJ-194B)ワークステーションを組み合わせていた[8]。またこれらが設置される戦闘指揮所(CIC)は、抗堪性を考慮して、護衛艦として初めて主船体内の第2甲板に設置されている[9]

OYQ-5は、センサー情報をもとに目標の脅威評価を行ない、シースパローIBPDMSおよび76mm単装速射砲による適切な武器の指向をリコメンドする(すなわちTEWA機能を備えた)システムであり、性能的にはミサイル護衛艦向けのOYQ-1 WESにおおむね匹敵するものとされている。ただしOYQ-5では、コストや電力所要の制約上、標準的な戦術データ・リンクであったリンク 11を搭載できなかった。このため、本来はラジオテレタイプ(RTTY)での受信用であるリンク 14を通じて受信した情報を入力するという変則的な方式を採用している[10]

対空戦[編集]

前甲板の76ミリ単装速射砲
 
艦尾甲板のMk29 8連装ミサイル発射機

本型は、シースパローIBPDMS62口径76ミリ単装速射砲高性能20mm機関砲と3重の対空火網を備えており、従来の海上自衛隊の対潜護衛艦(DDK)・多用途護衛艦(DDA)に類を見ないレベルの個艦防空力を具備している。またこれらの火器は、OYQ-5を中核として連接され、半自動システムを構成している。そのサブシステムは下記のとおりである。

  1. OPS-14二次元対空捜索レーダー
  2. OYQ-5戦術情報処理装置
  3. FCS-2射撃指揮装置
  4. シースパローIBPDMS (NSSMS)
  5. 62口径76ミリ単装速射砲

経空脅威に対しては、まずOPS-14対空捜索レーダーで目標を探知・捕捉したのち、その諸元をOYQ-5戦術情報処理装置に手動で入力する。この情報をもとにOYQ-5とオペレータが情勢を判断して攻撃の優先順位を決定したのち、攻撃する目標の諸元をFCS-2に手動で入力、シースパローIBPDMSまたは76ミリ速射砲による攻撃に至る。

このうち、シースパローPDMSについては、先行して搭載したしらね型ヘリコプター護衛艦(50/52DDH)がBPDMSを採用していたのに対し、本型では新型のIBPDMSを採用しており、ミサイル発射機は即応性を向上させ小型化したMk.29(ないしこれを国産化したGMLS-3)、射撃指揮装置も国産のFCS-2-12型となっている。また、76ミリ砲は、同年度計画で建造された「いしかり(52DE)」とともに初の導入であり、その射撃指揮には、やはり国産のFCS-2-21が使用される。

さらに1979年度計画の3番艦「みねゆき」からは近接防空火器 (CIWS) として高性能20mm機関砲(CIWS Mk.15 mod.2; ファランクス ブロック0)2基を搭載し、1・2番艦にも就役後に後日装備された。なおファランクスCIWSは、基本的には艦のシステムから切り離された独立したシステムとして攻撃を実施することになる。

対水上戦[編集]

本型の特徴の一つが、ハープーン艦対艦ミサイルによる長距離対水上打撃力を備えたことにある。これは、同じ77年度計画の小型護衛艦 (DE) 「いしかり」と同時に導入された新装備であり、護衛艦隊配備の護衛艦としては初の装備であった。

ハープーンは4連装のMk.141発射筒2基に収容されて、艦中央部の煙突脇に搭載されており、SWG-1 HSCLCSによる射撃指揮を受ける。対水上戦において、本型が使用する主要なセンサーはOPS-18対水上レーダーおよびNOLR-6C ESM装置である。

対潜戦[編集]

74式アスロックランチャー
 
68式3連装短魚雷発射管

本級の対潜戦闘システムは、基本的には従来の対潜護衛艦(DDK)・多用途護衛艦(DDA)の発展型であるが、いくつかの点で大幅な性能の向上がなされている。

本型の主たる対潜センサーは、船体装備のOQS-4ソナー、OQR-1曳航ソナー(TACTASS; 後日装備)、および哨戒ヘリコプター装備のディッピングソナーソノブイである。このうち、ソノブイからの情報のみがOYQ-5に入力されて処理を受け、それ以外のセンサーからの情報は、いずれも水測員によって処理された上で、直接に水中攻撃指揮装置SFCS-6Aに移管される。なお、OQR-1曳航ソナーはアメリカのAN/SQR-18 TACTASSの日本版であると考えられており、長距離での敵潜水艦の探知が可能である。また、OQS-4は、従来のDDA、DDKが艦首装備式(バウ・ソナー)を採用していたのに対し、艦底装備(ハル・ソナー)としたため、艦首の形状は通常のクリッパー型となっている。

一方、対潜攻撃兵器としては、従来より使用されてきたアスロック対潜ミサイルの8連装発射機(74式アスロックランチャー(B)、Mk.112(J)Mod.2Nとも)および68式3連装短魚雷発射管HOS-301(D)に加え、搭載するヘリコプターの短魚雷を使用することができる。従って、本型は長射程においてはヘリコプター、中射程においてはアスロック、短射程においては短魚雷と3段構えの対潜火力を行使することができるが、これは、同世代の欧米の同級艦と比して極めて強力なものである。特に対潜ミサイルについては、オランダ海軍コルテノール級西ドイツ海軍ブレーメン級など当時盛んに建造された列国の3,000トン級フリゲート(いわゆるStandard Frigate)には無い装備である。また、従来の護衛艦装備のアスロック発射機が人力装填であったのに対し、艦橋構造物下部の弾庫から直接次発装填する方式に改められている。ダメージコントロールの配慮として、弾庫が何らかの原因で爆発しても艦橋が破壊されないよう、艦橋の側面の壁には円形の小窓が各6個ずつ設置されている。

これらのうち、アスロックおよび短魚雷発射管はSFCS-6A水中攻撃指揮装置によって統制を受ける。一方、本型の搭載する対潜哨戒ヘリコプターは、アメリカ海軍LAMPSとは異なり、かなり高度な独立作戦能力を有しており、固有のディッピング・ソナーからの情報に基づいて攻撃を実施することもできるが、LAMPSと同様、母艦からの統制のもとで攻撃を実施することもできる。

電子戦[編集]

本型は、ESM装置としてNOLR-6C、ECM装置としてOLT-3を有する。また、対ミサイルのソフト・キル用として、OLR-6Cミサイル警報装置、Mk 36 SRBOCおよび曳航式デコイを備えている。

航空機[編集]

8艦8機体制をとる護衛隊群のワークホースとして考えたとき、本型のもっとも重要な装備と言えるのが、搭載する対潜哨戒ヘリコプターである。搭載機種は、当初はHSS-2Bであったが、のちにSH-60Jに更新された。搭載機数は1機である。

上部構造物の後方の後方01甲板がヘリコプター甲板とされ、全長25メートルが確保された[11]。なお、航空機の運用の安全性を確保するため、設計にあたっては、ヘリコプター甲板後方の一段低い艦尾甲板に装備されたシースパローIBPDMSのミサイル発射機には厳格な高さ制限が課せられた。

ヘリコプター格納庫 ヘリコプター格納庫と艦尾甲板
ヘリコプター格納庫
ヘリコプター格納庫と艦尾甲板


遍歴[編集]

上述のように本型はわずか5年で12隻(準同型艦を含めれば20隻)が建造され、護衛艦としてはちくご型(41〜49DE)の11隻を上回る大量建造の記録を樹立した。これは既に述べられているように海上自衛隊創設期の艦艇の大量除籍に対応したポスト4次防に伴うものである。51大綱の影響は、拡大改良型のあさぎり型における大型化やP-3C哨戒機の調達数増加にみることができる。

本型の最大の弱点は、3,000トンの艦体にあれもこれも詰め込んだことによる余裕の無さとする意見があるが、これは問題の主客が逆転している。現代の汎用駆逐艦として必要な要素(ガスタービン主機、システム艦、ミサイル装備、ヘリコプター搭載)は確定しており、それを安価に達成するために排水量の縮小(基準排水量で3,000トン以下が至上命令とされた)と発達余裕の放棄、艦齢延長の可能性の断念等を呑んだ設計としたものである。この最小艦型への要求は、調達時期が四次防終了後の単年度会計であったことも関係している。

また電波妨害装置(ECM)や衛星通信アンテナを追加搭載するなど、逐次近代化を図っている。

むらさめ型(03〜09DD)たかなみ型(10〜13DD)といった新時代のDDが就役するにつれ、本型は護衛艦隊傘下の護衛隊群を離れ、地方隊に転籍していった。この際には哨戒ヘリコプターは搭載しない運用となった。

最終艦「しまゆき」は、海上自衛隊の艦艇が時代の趨勢と共にシステム艦化し、実習員などの教育と訓練もこれに適合したものが求められるようになったため、就役から十数年という異例の早さで練習艦に艦種変更された。続いて「しらゆき」、「せとゆき」も練習艦とされ、これら3隻はしまゆき型練習艦と称されている。これらの処遇については決定していないが、適当な代艦がないため、おそらくは今後しばらく現役に留まるものとみられる。

2008年3月の大改編に伴い、地方隊から護衛艦隊(司令部:横須賀)直轄所属の護衛隊に転籍となり、これと同時に哨戒ヘリコプター搭載も復活した。また後期建造艦のうち3隻(「やまゆき」、「まつゆき」、「あさゆき」)については延命改修が施され、今後もしばらく(10年ほど)は現役にとどまる予定である。

尖閣諸島国有化以降続発する尖閣諸島中国船領海侵犯事件に対応するため、くにがみ型巡視船の新造船が就役する2016年3月までの3年間、退役したはつゆき型を海上保安庁巡視船として転用する計画が持ち上がった。これを受けて、2013年1月に海上保安官の担当者が「みねゆき」を視察するなどしていたが[12][13]、同年6月14日に小野寺五典防衛大臣が転用計画は見送りとなったことを発表した[14]

同型艦[編集]

艦番号 艦名 建造 起工 進水 竣工 練習艦への
艦種変更
除籍 所属
DD-122 はつゆき 住友重機械
追浜造船所浦賀工場
1979年
(昭和54年)
3月14日
1980年
(昭和55年)
11月7日
1982年
(昭和57年)
3月23日
-------
2010年
(平成22年)
6月25日
最終所属
護衛艦隊第11護衛隊
横須賀
旧:DD-123
現:TV-3517
しらゆき 日立造船
舞鶴工場
1979年
(昭和54年)
12月3日
1981年
(昭和56年)
8月4日
1983年
(昭和58年)
2月8日
2011年
(平成23年)
3月16日
練習艦隊
(呉)
DD-124 みねゆき 三菱重工業
長崎造船所
1981年
(昭和56年)
5月7日
1982年
(昭和57年)
10月19日
1984年
(昭和59年)
1月26日
-------
2013年
(平成25年)
3月7日
最終所属
護衛艦隊第14護衛隊
舞鶴
DD-125 さわゆき 石川島播磨重工業
東京第1工場
1981年
(昭和56年)
4月22日
1982年
(昭和57年)
6月21日
1984年
(昭和59年)
2月15日
-------
2013年
(平成25年)
4月1日
最終所属
護衛艦隊第11護衛隊
(横須賀)
DD-126 はまゆき 三井造船
玉野事業所
1981年
(昭和56年)
2月4日
1982年
(昭和58年)
5月27日
1983年
(昭和58年)
11月18日
-------
2012年
(平成24年)
3月14日
最終所属
護衛艦隊第14護衛隊
(舞鶴)
DD-127 いそゆき 石川島播磨重工業
東京第1工場
1982年
(昭和57年)
1月23日
1983年
(昭和58年)
9月19日
1985年
(昭和60年)
1月23日
-------
2014年
(平成26年)
3月13日
最終所属
護衛艦隊第13護衛隊
佐世保
DD-128 はるゆき 住友重機械
追浜造船所浦賀工場
1982年
(昭和57年)
3月11日
1983年
(昭和58年)
9月6日
1985年
(昭和60年)
3月14日
-------
DD-129 やまゆき 日立造船
舞鶴工場
1983年
(昭和58年)
2月25日
1984年
(昭和59年)
7月10日
1985年
(昭和60年)
12月3日
護衛艦隊第11護衛隊
横須賀
DD-130 まつゆき 石川島播磨重工業
東京第1工場
1983年
(昭和58年)
4月7日
1984年
(昭和59年)
10月25日
1986年
(昭和61年)
3月19日
護衛艦隊第14護衛隊
(舞鶴)
旧:DD-131
現:TV-3518
せとゆき 三井造船
玉野事業所
1984年
(昭和59年)
1月16日
1985年
(昭和60年)
7月3日
1986年
(昭和61年)
12月11日
2012年
(平成24年)
3月14日
練習艦隊
(呉)
DD-132 あさゆき 住友重機械
追浜造船所浦賀工場
1983年
(昭和58年)
12月22日
1985年
(昭和60年)
10月16日
1987年
(昭和62年)
2月20日
護衛艦隊第13護衛隊
(佐世保)
旧:DD-133
現:TV-3513
しまゆき 三菱重工業
長崎造船所
1984年
(昭和59年)
5月8日
1986年
(昭和61年)
1月29日
1987年
(昭和62年)
2月7日
1999年
(平成11年)
3月18日
練習艦隊
(呉)

登場作品[編集]

映画

平成ゴジラシリーズでは、はつゆき型を模した護衛艦がよく登場する(護衛艦のミニチュアには、兵装の種類や配置などにアレンジが加えられているものもある)。

『はつゆき』がはるな型護衛艦ひえい』と共に浦賀水道沖でゴジラと交戦[15]。はつゆき型の日本映画初登場であり、護衛艦がゴジラを攻撃する場面[16]が描かれるのも初めてとなる。
幼虫モスラの迎撃に、『はるゆき』[15]架空の護衛艦DD-134 『もりゆき』[要出典]が出動。
鹿児島湾沖に出現したゴジラを『しらゆき』が迎え撃った。自衛隊では無く国連Gフォースの所属[15]であり、煙突にGフォースのマーキングがある。
上述の『しらゆき』[15]沖縄沖に出現したゴジラを追跡(所属は海上自衛隊)。
『はつゆき』が太平洋上でゴジラを捜索(実写映像)[15]
横須賀基地に停泊中の『さわゆき』(実物)の前で、ゴジラについてレポーターが報道する。
アニメ映画
 漫画
  • レイドオントーキョー

太平洋艦隊の演習監視任務にしまゆきが登場対艦ミサイルが直撃、撃沈

小説
  • 『大逆転!ミッドウェー海戦』(檜山良昭作品 『大逆転!』シリーズ小説)
環太平洋合同演習(リムパック)」へ参加する為、ミッドウェー島沖を航行中だった、海上自衛隊の護衛艦8隻が、アメリカのタイムトラベル実験に巻き込まれ、このうち4隻がミッドウェー海戦勃発直前の同沖にタイムスリップしてしまい、その4隻中1隻に『さわゆき』が含まれるが、『さわゆき』は米潜水艦の魚雷攻撃を受け撃沈される。
テレビ番組
DD-122 『はつゆき』・DD-125 『さわゆき』が再現ドラマ撮影に協力。
その他
ナノの「SAVIOR OF SONG」(アニメ「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」のオープニングテーマ)のPVに『せとゆき』が登場。同艦の甲板でPV撮影が行われた[17]

出典[編集]

  1. ^ 長崎県防災会議 (2012年6月). “長崎県地域防災計画 基本計画編 自衛隊派遣要請計画 (PDF)”. 2013年11月20日閲覧。
  2. ^ a b c 自衛隊装備年鑑 2006-2007 朝雲新聞 P220-221 ISBN 4-7509-1027-9
  3. ^ 長田博「8艦8機の4個群体制ついに完成!」、『世界の艦船』第497号、海人社、1995年6月、 96-99頁。
  4. ^ 野田 正巳「短SAM発射! 射撃指揮装置2型の登場」、『世界の艦船』第493号、海人社、1995年3月、 84-87頁。
  5. ^ a b c d e f 「初ものずくめ! 護衛艦建造史に一期を画した「はつゆき」」、『世界の艦船』第729号、海人社、2010年9月、 148-153頁、 NAID 40017199804
  6. ^ 江畑謙介『艦載ヘリのすべて 変貌する現代の海洋戦』原書房、1988年
  7. ^ 阿部 安雄「2.推進システム (護衛艦の技術的特徴)」、『世界の艦船』第742号、海人社、2011年6月、 106-111頁、 NAID 40018815745
  8. ^ Norman Friedman (2006). The Naval Institute guide to world naval weapon systems. Naval Institute Press. ISBN 9781557502629. http://books.google.co.jp/books?id=4S3h8j_NEmkC. 
  9. ^ 技術開発官(船舶担当) 『技術研究本部50年史』(PDF)、2002年、72-115頁。2012年8月25日閲覧。
  10. ^ 山崎眞「わが国現有護衛艦のコンバット・システム」、『世界の艦船』第748号、海人社、2011年10月、 98-107頁、 NAID 40018965310
  11. ^ 「現代軍艦の航空艤装 (特集 航空機搭載水上戦闘艦)」、『世界の艦船』第758号、海人社、2012年4月、 94-99頁、 NAID 40019207474
  12. ^ 朝日新聞 (2013年3月5日). “尖閣監視へ退役海自艦の転用検討 海保、巡視船に”. 2013年9月3日閲覧。
  13. ^ NHKオンライン (2013年3月6日). “護衛艦の巡視船転用 課題多く”. 2013年3月7日閲覧。
  14. ^ 時事通信 (2013年6月14日). “退役護衛艦の転用見送り=小野寺防衛相”. 2013年9月3日閲覧。
  15. ^ a b c d e 東宝特撮メカニック大全 1954-2003(新紀元社・2003年)p312
  16. ^ フリゲート艦隊が爆雷攻撃を実施する『ゴジラ』では「海上保安庁」でクレジットされている。
  17. ^ 海上自衛隊 イベント・メディア掲載情報

関連項目[編集]

9番艦「まつゆき」が相模湾での公試中に事故機の垂直尾翼を偶然発見、回収し事故原因解明に大きく寄与したというエピソードがある。