はるな型護衛艦

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はるな型護衛艦
JMSDF ship Haruna (DDH 141).jpg
DDH-141 はるな
艦級概観
艦種 ヘリコプター搭載護衛艦
建造期間 1970年 - 1973年
就役期間 1973年 - 2011年
次級 DDH:しらね型護衛艦
性能諸元
排水量 基準
改装前:4,700トン
改装後:4,950トン(DDH-142は5,050トン)
満載
改装前:
改装後:6,850トン(DDH-142は6,950トン)
全長 159m
全幅 17.5m
深さ 11.0m
吃水 5.2m
機関 蒸気タービン, 2軸推進(70,000hp
ボイラータービン 2組
速力 31kt
定員 370名
兵装 73式54口径5インチ単装速射砲 2基
高性能20mm機関砲CIWS 2基
シースパロー短SAM8連装発射機 1基
74式アスロックSUM8連装発射機 1基
HOS-301 3連装短魚雷発射管 2基
艦載機 HSS-2B / SH-60J哨戒ヘリコプター 3機
レーダー OPS-11 対空レーダー
OPS-28 対水上レーダー
言語 表記
日本語 はるな型護衛艦
英語 Haruna class Destroyer

はるな型護衛艦(はるながたごえいかん、JMSDF DDH HARUNA class)は、海上自衛隊が運用していた対潜ヘリコプター3機搭載のヘリコプター搭載護衛艦(DDH)。

目次

[編集] 概要

海上自衛隊は1960年頃から対潜作戦の中枢としてヘリ空母を建造する構想を抱いていたが実現していなかった。当時、カナダ海軍がベア・トラップ着艦拘束装置を実用化、サン・ローラン級駆逐艦に搭載し、駆逐艦クラスでもヘリコプターを運用可能なことを実証していたことから、第3次防衛力整備計画(3次防)中の1968年対潜空母の代替として計画され、1973年1974年に1隻ずつが就役した。

イタリア海軍アンドレア・ドリア級ヘリコプター巡洋艦ヴィットリオ・ヴェネト、カナダ海軍のイロクォイ級ミサイル駆逐艦と似た運用ではあるが、この規模で大型ヘリコプターを3機搭載するのは海上自衛隊のみとなっている。

艦中央部から後部にかけてヘリ格納庫と発着甲板を配置している。基準排水量は4,700tと、太平洋戦争中の軽巡洋艦に匹敵する規模となり、兵装は73式54口径5インチ単装速射砲2門と74式アスロック発射機を前部に集中して搭載する。「ひえい」と「はるな」は、マック(煙突とマストの複合構造物)の形状が異なる。

「はるな」は就役時にHSS-2を搭載していたが、後に「ひえい」と同じHSS-2Aに改め、両艦ともHSS-2B、SH-60Jと順次更新していった。

1987年及び89年に両艦とも近代化改装(FRAM)を終え、拡大改良型であるしらね型に匹敵する内容の艦となった。装備の面では近接防空火器高性能20mm機関砲艦対空ミサイルシースパローを搭載して対空能力を強化している。シースパロー発射機はヘリコプター格納庫上部に、CIWSは艦橋の後上部に設置された。対空・対水上レーダーもそれぞれOPS-11型とOPS-28型に更新し、戦術情報処理装置データ・リンクシステムも搭載された。この結果、排水量において「はるな」は250t、「ひえい」は350t拡大している。

2007年12月14日、横須賀基地に発生した「DDH-143 しらね」の火災事故により、「しらね」の指揮通信系統の部品をすべて交換する必要が生じた。「しらね」の完全な修理には時間と費用がかかるとの見積もりが出た為、損傷した「しらね」をそのまま退役させ退役予定の「はるな」を延命させる案と、退役予定の「はるな」の部品を「しらね」に移植修理させる2つの案が検討された。最終的に「はるな」の部品による「しらね」の修理が行われ、「はるな」は予定通り退役した。

2011年3月16日には「ひえい」が退役した。

[編集] 建造計画時の逸話

建造計画当初、格納庫無しの全通飛行甲板案も構想されていた。

他にも「5インチ砲を1基にして飛行甲板を拡大する事により対潜ヘリコプター2機の同時発着を可能にすべきだ」との航空機関係者の意見と、あくまで5インチ砲2基装備に拘る砲雷関係者の意見が対立し、5インチ砲2基装備に落ち着いたとされている。

[編集] 同型艦

艦名 艦番号 起工 進水 竣工 除籍 建造
はるな DDH-141 1970年
(昭和45年)
3月19日
1972年
(昭和47年)
2月1日
1973年
(昭和48年)
2月22日
2009年
(平成21年)
3月18日
三菱重工業
長崎造船所
ひえい DDH-142 1972年
(昭和47年)
3月8日
1973年
(昭和48年)
8月13日
1974年
(昭和49年)
11月27日
2011年
(平成23年)
3月16日
石川島播磨造船所
東京第1工場

[編集] 登場作品

映画
ゴジラ捜索へ向かう、護衛艦と哨戒ヘリの編隊飛行シーンで近代改装前の「はるな」が登場。
「ひえい」が登場、以後の『平成ゴジラシリーズ』(『ゴジラvsキングギドラ』他)に常連登場。『ゴジラvsスペースゴジラ』では国連Gフォースに参加。
戦艦大和」の航跡のCG素材用として、「ひえい」を撮影に使用した(「ひえい」以外の護衛艦数隻も、「大和」の航跡のCG素材用の撮影に使用した)。また、「大和」に着任したばかりの海軍特別年少兵たちが大和の機関室を見学するシーンでは、「ひえい」の機関室が撮影に使用された。
アニメ
劇中、沼田徳治司令座乗の第2護衛隊群旗艦として「はるな」が登場。
「はるな」が登場、東京湾を航行中に機界四天王のペンチノンに融合されゾンダーロボEI27に変貌してしまう。
OVA第19巻『赤道大海戦』の中で近代化改装前の姿で確認できる(艦名表示なし)。
回想シーンで近代改装前の「ひえい」が登場。
「はるな」が登場。航空自衛隊小松救難隊に所属する主人公達の搭乗した航空自衛隊のUH-60Jが給油のため着艦する。
ゲーム
ゲーム中では駆逐艦ユニットとして登場し対潜ヘリを3機[1]を搭載し派生形のしらね型にも引き継がれている。ネットゲーム版の『大戦略WEB』においてはゲーム中唯一の「対潜攻撃しかできない艦船」として登場する[2]

[編集] 脚注

  1. ^ ゲームでの対潜ヘリユニットは4機で1ユニットを構成するため1機を分離するか生産段階で3機に留めなくては搭載できない
  2. ^ それまでのシリーズではシースパローや5インチ砲を用いての対空・対艦・対地攻撃が可能だった。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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