「西浦博」の版間の差分
→北海道の緊急事態宣言: 出典無効(まとめサイト) |
タグ: 取り消し |
||
65行目: | 65行目: | ||
2月27日までに、札幌だけではなく、北海道各地で感染源としてのクラスターへのリンクのわからない孤発例が非常に広範に報告された。札幌都市圏に大きなクラスターかその連鎖が存在すると考えられたため、押谷や政府の専門家会議の[[鈴木基]]と深刻な状況の可能性があると議論し、2月28日に[[鈴木直道]]北海道知事に提言し、知事の判断で「新型コロナウイルス緊急事態宣言」が発表された<ref name=":0" /><ref>{{Cite web|title=これまでの宣言等(コロナ) | 総合政策部知事室広報広聴課|url=http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tkk/koronasengen.htm#2/28|website=www.pref.hokkaido.lg.jp|accessdate=2020-05-11|publisher=北海道}}</ref>。 |
2月27日までに、札幌だけではなく、北海道各地で感染源としてのクラスターへのリンクのわからない孤発例が非常に広範に報告された。札幌都市圏に大きなクラスターかその連鎖が存在すると考えられたため、押谷や政府の専門家会議の[[鈴木基]]と深刻な状況の可能性があると議論し、2月28日に[[鈴木直道]]北海道知事に提言し、知事の判断で「新型コロナウイルス緊急事態宣言」が発表された<ref name=":0" /><ref>{{Cite web|title=これまでの宣言等(コロナ) | 総合政策部知事室広報広聴課|url=http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tkk/koronasengen.htm#2/28|website=www.pref.hokkaido.lg.jp|accessdate=2020-05-11|publisher=北海道}}</ref>。 |
||
宣言が終了した3月19日、政府の専門家会議の記者会見に参加し |
宣言が終了した3月19日、政府の専門家会議の記者会見に参加した西浦は「北海道民の皆様にはその行動を自粛して頂いて不便をおかけして大変申し訳なかったと思っていますが、地域の医療現場だったりあるいは地域保健の皆さんが寝ずに努力していただいたことの賜物で北海道モデルといえるものが成功したものと感謝しています。もちろんまだ札幌を中心として二次感染の伝播のチェーンが切れてる状態にありませんから、一切予断を許さない状況であるのですけども、緊急事態宣言を発出後には実効再生産数は明確に減少したということが見てとれました」と述べた<ref>{{Cite web|title=3.19専門家会議会見全文 新型コロナ対策の状況分析・提言 前半 - 新型コロナ(COVID-19)嫌儲対策本部|url=https://hackmd.io/@covid19-kenmo/03-19expert-group-meeting#%E8%A5%BF%E6%B5%A6%E6%95%99%E6%8E%88%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%81%AE%E8%A7%A3%E8%AA%AC|website=HackMD|accessdate=2020-05-11|language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|title=「北海道モデル成功」、「全国的に流行減少の兆し」だが予断を許さず|医療維新 - m3.comの医療コラム|url=https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/742297/|website=www.m3.com|accessdate=2020-05-11|language=ja}}</ref>。 |
||
==== 8割おじさん ==== |
==== 8割おじさん ==== |
2020年5月20日 (水) 09:54時点における版
にしうら ひろし 西浦 博 | |
---|---|
生誕 |
1977年 大阪府 |
居住 |
日本 タイ イギリス ドイツ オランダ 中国 |
国籍 | 日本 |
研究分野 |
医学 保健学 |
研究機関 |
エバーハルト・カール大学 テュービンゲン ユトレヒト大学 香港大学 東京大学 北海道大学 |
出身校 |
宮崎医科大学医学部卒業 広島大学大学院 保健学研究科博士課程修了 |
影響を 受けた人物 |
ロイ・アンダーソン ロバート・メイ |
プロジェクト:人物伝 |
西浦 博(にしうら ひろし、1977年 - )は、日本の医師、医学者、保健学者(理論疫学・医療管理学・衛生学)。学位は博士(保健学)(広島大学・2006年)。北海道大学大学院医学研究院教授。
東京都立荏原病院内科・感染症科臨床研修医を経て、エバーハルト・カール大学テュービンゲン医系計量生物学研究所研究員、ユトレヒト大学博士研究員、香港大学公衆衛生大学院助理教授、東京大学大学院医学系研究科准教授などを歴任した。
来歴
生い立ち
1977年、大阪府にて生まれ、兵庫県神戸市にて育った。幼いころから、ロボットコンテストやソーラーカーの開発に興味を持っていた。そのため、神戸市立工業高等専門学校に進学し[1]、電気工学科にて学んだ[2]。
しかし、兵庫県南部地震によって引き起こされた阪神・淡路大震災に罹災し[1]、被災者を救助するAMDAの医師の姿に心を打たれ、一転して医学の道を志す[2]。1996年(平成8年)4月、宮崎医科大学に進学し[註釈 1]、医学部の医学科にて学んだ[3]。学生インターンとして発展途上国での麻疹とポリオの予防接種対策に参画したところ、医学者のロイ・アンダーソンらの著した『Infectious Diseases of Humans -- dynamics and control』[4]を紹介され、感銘を受ける[2]。2002年(平成14年)3月、宮崎医科大学を卒業した[註釈 1][3]。2002年5月から2003年(平成15年)3月にかけて、東京都立荏原病院にて内科や感染症科の臨床研修医として非常勤で勤務した[3][註釈 2]。
その後、タイに渡り、2003年(平成15年)4月より同年10月までマヒドン大学の熱帯医学校の大学院にて学んだ[3]。2004年(平成16年)4月、広島大学の大学院に進学し、保健学研究科にて学んだ[3]。大学院生として「Mathematical and statistical epidemiology of emerging/re-emerging infectious diseases with particular emphasis on inference of key parameters」[5]と題した博士論文を執筆した。また、その間、2004年(平成16年)4月から2005年(平成17年)3月にかけて、イギリスのインペリアル・カレッジ・ロンドンの医学部にて客員研究員を務め[3]、かつて感銘を受けたロイ・アンダーソンから直接指導を受け[2][6]、感染症疫学について研究していた[3]。2006年(平成18年)3月、広島大学の大学院における博士課程を修了し[3]、博士(保健学)の学位を取得した[5]。
医学者、保健学者として
まだ大学院生だった2005年(平成17年)4月から、ドイツのエバーハルト・カール大学テュービンゲンの医系計量生物学研究所にて研究員となっており、2007年(平成19年)8月まで勤務した[3]。その傍ら、2006年(平成18年)4月から2007年(平成19年)8月にかけて、長崎大学の熱帯医学研究所にて特任准教授を兼任した[3]。2007年(平成19年)9月より、オランダのユトレヒト大学にて博士研究員となり、理論疫学を研究した[3]。その後、さきがけ主任研究者となり[3]、2011年(平成23年)3月までユトレヒト大学に在籍した[3]。2011年(平成23年)4月、香港特別行政区の香港大学に転じ、2013年(平成25年)4月まで公衆衛生大学院の助理教授を務めた[3]。
2013年(平成25年)6月には東京大学に転じ、大学院の医学系研究科で准教授に就任し、国際社会医学講座を受け持った[3]。2016年(平成28年)3月まで東京大学に在籍し[3]、翌月より北海道大学に転じ、大学院の医学研究院にて教授に就任し、社会医学分野を受け持った[3]。
新型コロナ対策
感染症の数理モデル
2019年から2020年にかけての新型コロナウイルス感染症の流行に際して、コンピュータでシミュレーションする「数理モデル」でウイルスの流行状況の特徴を明らかにする疫学研究に取り組み、2020年1月末から共同研究者とともに次々と論文を発表し、記者会見やメディアの取材に対応して、感染拡大防止のための情報を提供した[7][8]。
クラスター対策
2月25日、厚生労働省新型コロナウイルスクラスター対策班に、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の押谷仁らとともに参画した[9][10][11]。
3つの密
2月25日、押谷との議論の中で、クラスターの共通項を見つけて、類型化すれば、より有効な行動変容を呼びかけることができるはずだと認識を共有した。そして、多くの人に感染させた人は「密閉」された環境にいたことが分かったこと、患者の集積が起きる環境では人が「密集」していること、「密接」した関係で発話があることから、のちに「3つの密(3密)」と呼ばれる条件を特定した[12]。
北海道の緊急事態宣言
2月27日までに、札幌だけではなく、北海道各地で感染源としてのクラスターへのリンクのわからない孤発例が非常に広範に報告された。札幌都市圏に大きなクラスターかその連鎖が存在すると考えられたため、押谷や政府の専門家会議の鈴木基と深刻な状況の可能性があると議論し、2月28日に鈴木直道北海道知事に提言し、知事の判断で「新型コロナウイルス緊急事態宣言」が発表された[12][13]。
宣言が終了した3月19日、政府の専門家会議の記者会見に参加した西浦は「北海道民の皆様にはその行動を自粛して頂いて不便をおかけして大変申し訳なかったと思っていますが、地域の医療現場だったりあるいは地域保健の皆さんが寝ずに努力していただいたことの賜物で北海道モデルといえるものが成功したものと感謝しています。もちろんまだ札幌を中心として二次感染の伝播のチェーンが切れてる状態にありませんから、一切予断を許さない状況であるのですけども、緊急事態宣言を発出後には実効再生産数は明確に減少したということが見てとれました」と述べた[14][15]。
8割おじさん
- 流行拡大を防ぐには人との接触を8割削減することが必要である、と3月の初めから提唱し、インターネット上で「8割おじさん」と名乗るようになった[16]。名付け親は押谷である[17]。
- 接触減の割合をめぐってせめぎ合いがあった。とりわけ、4月7日、新型インフルエンザ等緊急事態の要件に該当するか諮問を受け、第2回基本的対処方針等諮問委員会[註釈 3]が開催されたが、審議当日の早朝、西浦は会長の尾身茂と委員の押谷からそれぞれ電話で連絡を受け、押谷は「どこまで頑張れるかわからないけれども、8割おじさんの願いが叶うように精一杯やってみよう」と述べたという。また、西浦らは基本再生産数を「2.5」とする前提で資料を作成していたが、審議の場に提出された資料では値が「2.0」に書き換えられていたという。提出された資料の値に疑問を感じた尾身から、西浦に「これで大丈夫なのか?」と確認の電話があったことで、西浦に無断で資料の値が書き換えられたことが発覚したという[17]。同日夜、安倍晋三内閣総理大臣は、緊急事態宣言発出後の記者会見で「専門家の試算では、私たち全員が努力を重ね、人と人との接触機会を最低7割、極力8割削減することができれば、2週間後には感染者の増加をピークアウトさせ、減少に転じさせることができます」と発言した[18]。
- 4月15日の記者意見交換会で、対策を全く取らない場合、日本国内では約85万人が人工呼吸器や集中治療室での治療を要する重篤患者となり、重篤患者の49%が死亡したとする中国のデータなどに基づけば、うち約42万人が死亡するとの試算を公表した上で、人と人の接触を8割減らせば、約1か月で流行を抑え込めるとした[19]。ただし、菅義偉内閣官房長官は翌16日、西浦の試算は「厚労省の公式見解ではない」としている[20]。
休業要請の2週間見送り
- 緊急事態宣言の発出に際し、西村康稔新型コロナ対策担当大臣は7都府県知事に対して休業要請を2週間見送るよう要求した。一方、東京都庁は休業要請を打ち出そうとしており、国と都が対立した。4月9日、ジャーナリストの田﨑史郎は、『羽鳥慎一モーニングショー』に出演し、西村に電話で聞いたと前置きしたうえで、専門家の「2週間やめたら効果が出る可能性があります」という意見を西村が都府県に伝えただけに過ぎないと主張した。さらに、その専門家が誰なのかという話題になると、田﨑は「それ、西浦さんがおっしゃっていますよね」「データ、先週の金曜日に出しましたでしょ? 彼の予測で」などと発言し、休業要請を2週間先送りしようとしたのは西浦の意見によるものと主張した[21]。
- この報道を知った西浦は、そのような提案はしていないと反論し、「休業補償2週待つっていうニュース、耳を疑いました」とコメントしている。さらに西浦は、田﨑を名指しして「田崎さんのソースは官◯ですね。ぷんぷん。休業は補償つきで今すぐやらないといけません」と重ねて反論した[22]。さらに西浦は、田﨑の発言について「『西浦が2週様子を見てから休業補償』と言ったという田崎=西村ラインの嘘話」[23][24]と批判している。
略歴
- 1977年 - 大阪府にて誕生[1]。
- 2002年 - 宮崎医科大学医学部卒業[3]。
- 2002年 - 東京都立荏原病院内科・感染症科臨床研修医[3]。
- 2004年 - インペリアル・カレッジ・ロンドン医学部客員研究員[3]。
- 2005年 - エバーハルト・カール大学テュービンゲン医系計量生物学研究所研究員[3]。
- 2006年 - 広島大学大学院保健学研究科博士課程修了[3]。
- 2006年 - 長崎大学熱帯医学研究所特任准教授[3]。
- 2007年 - ユトレヒト大学博士研究員[3]。
- 2011年 - 香港大学公衆衛生大学院助理教授[3]。
- 2013年 - 東京大学大学院医学系研究科准教授[3]。
- 2016年 - 北海道大学大学院医学研究院教授[3]。
著作
博士論文
- 西浦博「新興・再興感染症に関する数理及び理論疫学的研究 : 特に主要なパラメータ推定を中心に」 広島大学 博士論文, 甲第3913号, 2006年, NAID 500000348757
編纂
- 西浦博編『感染症数理モデルの実用化と産業及び政策での活用のための新たな展開』九州大学マス・フォア・インダストリ研究所、2014年
寄稿、分担執筆、等
- 西浦博, 稲葉寿「感染症流行の予測:感染症数理モデルにおける定量的課題」『統計数理』54巻2号 pp.461-480 特集「予測と発見」、2006年
- 西浦博「第2章 感染症数理モデルのデータサイエンス」稲葉寿編著『感染症の数理モデル』培風館、2008年 所収
- 西浦博「感染症の検疫期間の決定手法の開発とその疫学的効果の推定」『日本オペレーションズ・リサーチ学会和文論文誌』 52巻 pp.20-37、2009年
- 西浦博「オランダ発パンデミック東方見聞録」『数学セミナー』日本評論社、2009年4月号~2010年3月号 連載
- 西浦博「新型インフルエンザの国境検疫(水際対策)の効果に関する理論疫学的分析」『科学』岩波書店、2009年9月号 79巻9号
- 西浦博「ワクチン接種と集団免疫――新型インフルエンザの予防接種戦略」『科学』岩波書店、2009年11月号 79巻11号 特集「インフルエンザワクチンの理想形」
- 西浦博, 合原一幸「新型インフルエンザの予防戦略(1-3)」『数学セミナー』日本評論社、2010年2月号~4月号 連載
- 西浦博「うつる病を読み解くモノサシ」『数学セミナー』日本評論社、2014年4月号~2016年3月号 隔月連載
- 西浦博, 茅野大志「感染症数理モデル入門――モデリングの威力を知る」岩田健太郎編集主幹『J-IDEO』[註釈 4]中外医学社、3巻5号、2019年9月。ISSN 24327077
- 小林鉄郎, 西浦博「新型コロナウイルスの数理」『数学セミナー』日本評論社、2020年5月号
メディア出演
- TBSラジオ 久米宏 ラジオなんですけど「数理モデルで感染症対策 西浦博さん」2019年3月23日放送[1]
- NHKクローズアップ現代+「新型ウイルス肺炎 封じ込めはできるのか」2020年1月28日放送[25]
- NHKクローズアップ現代+「新型ウイルス “瀬戸際”の現場で何が起きているのか」2020年3月3日放送[26]
- NHKスペシャル「新型コロナウイルス 瀬戸際の攻防 〜感染拡大阻止最前線からの報告〜」[27]2020年4月11日放送[28]
- 「第1回 記者意見交換会」2020年4月15日開催[29][30]
- NHKスペシャル「緊急事態宣言 いま何が起きているのか」[31]2020年4月18日放送[32][33]
- 「第2回 記者意見交換会」2020年4月24日開催[34][35][36][37][38]
- NHKスペシャル「新型コロナウイルス どうなる緊急事態宣言〜医療と経済の行方〜」2020年4月25日放送[39]
- NHKスペシャル「新型コロナウイルス 出口戦略は」2020年5月10日放送[40][41]
- 日本科学技術ジャーナリスト会議主催「【8割おじさん西浦教授に聞く】新型コロナの実効再生産数のすべて オンライン講演会」2020年5月12日放送[42]
脚注
註釈
- ^ a b 宮崎医科大学は、西浦卒業後の2003年に(旧)宮崎大学と統合して(現)宮崎大学医学部となった。
- ^ 東京都立荏原病院は、のちに東京都から財団法人東京都保健医療公社に移管され、荏原病院となった。
- ^ 基本的対処方針等諮問委員会は、新型インフルエンザ等対策閣僚会議の新型インフルエンザ等対策有識者会議の下に設置されている組織である。新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態の要件に該当するか諮問を受け審議する組織であり、新型インフルエンザだけでなく新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態の要件も審議する。なお、名称が類似しているが、新型コロナウイルス感染症対策本部の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の下に設置されている組織ではない。
- ^ 隔月刊の感染症総合雑誌(2017年3月創刊)。『J-IDEO』は『Journal of Infectious Diseases Educational Omnibus』の略称。
出典
- ^ a b c d 久米宏 ラジオなんですけど『数理モデルで感染症対策西浦博さん(北海道大学大学院教授)』TBSラジオ、2019年3月23日。
- ^ a b c d 藤田正美『数理モデルで感染症対策を効果的に - POLICY DOOR ~研究と政策と社会をつなぐメディア~』
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa 「西浦博」『西浦 博 (Hiroshi Nishiura) - マイポータル - researchmap』国立情報学研究所、2020年4月4日。
- ^ Roy M. Anderson and Robert M. May, Infectious diseases of humans -- dynamics and control, Oxford University Press, 1992.
- ^ a b 西浦博,「Mathematical and statistical epidemiology of emerging/re-emerging infectious diseases with particular emphasis on inference of key parameters / 新興・再興感染症に関する数理及び理論疫学的研究 : 特に主要なパラメータ推定を中心に]」 広島大学 博士論文, 甲第3913号, 2006年, NAID 500000348757。
- ^ 西浦博・森田朗『感染症対策の政策形成に数理モデルを活用する|SciREX 科学技術イノベーション政策における「政策のための科学」推進事業』科学技術イノベーション研究センター。
- ^ CoSTEP. “いいね!Hokudai - コロナウイルスの感染力と致死率を数理モデルで推定”. costep.open-ed.hokudai.ac.jp. 北海道大学 高等教育推進機構 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP). 2020年5月11日閲覧。
- ^ “患者数急増,西浦さんたちの論文(2020年1月20日,23日)”. http://minato.sip21c.org/2019-nCoV-im3r.html (2019-nCoVについてのメモとリンク). 中澤港 神戸大学大学院保健学研究科・教授(パブリックヘルス領域/国際保健学分野). 2020年5月11日閲覧。
- ^ “新型コロナウイルス クラスター対策班の設置について”. www.mhlw.go.jp. 2020年5月11日閲覧。
- ^ 尾身茂・地域医療機能推進機構理事長、脇田隆字・国立感染症研究所長、押谷仁・東北大学教授、司会は日本経済新聞論説委員長の原田亮介。 (2020年2月27日). “新型コロナ:新型コロナ座談会 連鎖断てるか、この1~2週が正念場”. 日本経済新聞. 2020年5月11日閲覧。 “押谷氏 新型コロナウイルスについて最大の謎は、濃厚接触者を調査しても感染の連鎖が全然みつからないことだった。それなのに、なぜ流行するのか。1人が10~20人に感染させているようなクラスターがあるはずだ。それ以外の感染の連鎖は自然に消えていく。 だからクラスターを見つけて、他に広がらないようにつぶせばよいと、2週間前に気がついた。かなりの確率で収束に向かわせられるチャンスはある。感染の広がりの予測を手がける北海道大学の西浦博教授に話したところ、同じことに気づいていた。クラスターが確認されれば、対策を講じて連鎖を抑えれば、早い時期に収束させられるはずだ。”
- ^ “なぜクラスター対策が重要か(2020年2月26日)”. http://minato.sip21c.org/2019-nCoV-im3r.html (2019-nCoVについてのメモとリンク). 中澤港 神戸大学大学院保健学研究科・教授(パブリックヘルス領域/国際保健学分野). 2020年5月11日閲覧。
- ^ a b “「3つの密」、誕生の背景とは? - 押谷・東北大教授(厚労省クラスター対策班)|医療維新 - m3.comの医療コラム”. www.m3.com. 2020年5月11日閲覧。
- ^ “これまでの宣言等(コロナ) | 総合政策部知事室広報広聴課”. www.pref.hokkaido.lg.jp. 北海道. 2020年5月11日閲覧。
- ^ “3.19専門家会議会見全文 新型コロナ対策の状況分析・提言 前半 - 新型コロナ(COVID-19)嫌儲対策本部”. HackMD. 2020年5月11日閲覧。
- ^ “「北海道モデル成功」、「全国的に流行減少の兆し」だが予断を許さず|医療維新 - m3.comの医療コラム”. www.m3.com. 2020年5月11日閲覧。
- ^ Nishiura, Hiroshi (2020年4月9日). “これ、まじで僕も怒ってます。8割おじさんとして許せまじhttps://twitter.com/KP5khc0UcrJixnX/status/1248397205569818628 …”. @nishiurah. 2020年5月11日閲覧。
- ^ a b 岩永直子・千葉雄登『「このままでは8割減できない」 「8割おじさん」こと西浦博教授が、コロナ拡大阻止でこの数字にこだわる理由』2020年4月11日。
- ^ “令和2年4月7日 新型コロナウイルス感染症に関する安倍内閣総理大臣記者会見”. 首相官邸. 2020年5月11日閲覧。 “専門家の試算では、私たち全員が努力を重ね、人と人との接触機会を最低7割、極力8割削減することができれば、2週間後には感染者の増加をピークアウトさせ、減少に転じさせることができます。そうすれば、爆発的な感染者の増加を回避できるだけでなく、クラスター対策による封じ込めの可能性も出てくると考えます。その効果を見極める期間も含め、ゴールデンウイークが終わる5月6日までの1か月に限定して、7割から8割削減を目指し、外出自粛をお願いいたします。”
- ^ “新型コロナ、42万人死亡も 対策ない場合の試算公表―重篤85万人・厚労省班”. 時事ドットコム. 時事通信社 (2020年4月15日). 2020年5月9日閲覧。
- ^ “専門家試算「公式見解でない」 コロナ死者で菅官房長官”. 時事ドットコム. 時事通信社 (2020年4月16日). 2020年5月9日閲覧。
- ^ 『「2週間の休業要請見送り」で田崎史郎と西村大臣がデマ!根拠にされた西浦教授が「田崎=西村ラインの嘘話」「休業はすぐに」①|LITERA/リテラ』ロストニュース、2020年4月10日。
- ^ 『「2週間の休業要請見送り」で田崎史郎と西村大臣がデマ!根拠にされた西浦教授が「田崎=西村ラインの嘘話」「休業はすぐに」②|LITERA/リテラ』ロストニュース、2020年4月10日。
- ^ 『「2週間の休業要請見送り」で田崎史郎と西村大臣がデマ!根拠にされた西浦教授が「田崎=西村ラインの嘘話」「休業はすぐに」④|LITERA/リテラ』ロストニュース、2020年4月10日。
- ^ Hiroshi Nishiura『Hiroshi NishiuraさんはTwitterを使っています』ツイッター、2020年4月10日。
- ^ 日本放送協会. “新型ウイルス肺炎 封じ込めはできるのか”. NHK クローズアップ現代+. 2020年4月23日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “新型ウイルス “瀬戸際”の現場で何が起きているのか”. NHK クローズアップ現代+. 2020年4月23日閲覧。
- ^ 日本放送協会『「新型コロナウイルス 瀬戸際の攻防 〜感染拡大阻止最前線からの報告〜」 - NHKスペシャル - NHK』 。2020年4月23日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “NスペPlus 新型コロナウイルス感染拡大阻止 最前線からの報告”. NスペPlus | NHKスペシャル. 2020年4月23日閲覧。
- ^ “「接触8割減の徹底を」 北大教授、最大40万人超死亡”. 日本経済新聞 電子版 (2020/4/15 22:02). 2020年4月25日閲覧。
- ^ 三上元、後藤一也、市野塊 (2020年4月16日 7時00分). “8割おじさん、西浦さんの危機感 甘い削減ほど長期化:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年4月25日閲覧。
- ^ 日本放送協会『「緊急事態宣言 いま何が起きているのか」 - NHKスペシャル - NHK』 。2020年4月23日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “NHKスペシャル「緊急事態宣言 いま何が起きているのか」”. NHK 番組表. 2020年4月23日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “NスペPlus 緊急事態宣言 この難局を乗り切るには?”. NスペPlus | NHKスペシャル. 2020年4月23日閲覧。
- ^ 北大・西浦教授「8割接触削減」評価の根拠について説明(2020年4月24日)THE PAGE(ザ・ページ)YouTube ノーカット中継動画
- ^ “感染者は発表の「少なくとも10倍超える」 北大教授、慶大病院事例も「貴重な情報」(THE PAGE)”. Yahoo!ニュース (4/24(金) 22:59配信). 2020年4月25日閲覧。
- ^ 姫野直行 (2020年4月24日 23時53分). “「接触8割減」西浦教授が評価方法提案 一部地域達成か:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年4月25日閲覧。
- ^ 千葉雄登 (2020年4月25日16:28). “"8割おじさん" こと西浦博教授がPCR検査について語ったこと。実際の感染者数、現在の10倍いる可能性にも言及”. BuzzFeed. 2020年4月26日閲覧。
- ^ 橋本佳子 (2020年4月25日). “「接触の8割減、どう評価?」西浦北大教授が解説|医療維新 - m3.comの医療コラム”. www.m3.com. 2020年4月26日閲覧。
- ^ 日本放送協会『「新型コロナウイルス どうなる緊急事態宣言〜医療と経済の行方〜」 - NHKスペシャル - NHK』 。2020年4月26日閲覧。
- ^ 日本放送協会『「新型コロナウイルス 出口戦略は」 - NHKスペシャル - NHK』 。2020年5月11日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “NHKスペシャル「新型コロナウイルス 出口戦略は」”. NHK 番組表. 2020年5月11日閲覧。
- ^ “【8割おじさん西浦教授に聞く】新型コロナの実効再生産数のすべて オンライン講演会生中継/主催:日本科学技術ジャーナリスト会議”. ニコニコ生放送. 2020年5月19日閲覧。
関連人物
関連項目
外部リンク
- Hiroshi Nishiura's Website - 西浦の公式ウェブサイト
- Hiroshi Nishiura (@nishiurah) - X(旧Twitter)
- 西浦 博 - researchmap
- 西浦 博 - J-GLOBAL
- 西浦 博 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- 論文一覧(KAKEN、IRDB)
- 北海道大学大学院医学研究院社会医学分野衛生学教室 | Department of Hygiene, Graduate School of Medicine, Hokkaido University - 西浦が所属する研究室の公式ウェブサイト
- 新型コロナウイルス感染症に関する専門家有志の会 - 西浦が参加する有志の会の公式ウェブサイト