なんばグランド花月

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なんばグランド花月
Namba Grand Kagetsu
Namba Grand Kagetsu (2014.02.16) 2.jpg
情報
通称 NGK(エヌジーケー)
正式名称 なんばグランド花月ビル
旧名称 吉本会館
開館 1987年
客席数 858席
(補助椅子込みで約900席)
用途 漫才吉本新喜劇寄席
運営 株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー
所在地 542-0075
大阪府大阪市中央区難波千日前11番6号
位置 北緯34度39分53.8秒
東経135度30分13.4秒
座標: 北緯34度39分53.8秒 東経135度30分13.4秒
アクセス #最寄駅を参照
公式サイト なんばグランド花月(NGK)

地理院地図 Googleマップ なんばグランド花月

なんばグランド花月(なんばグランドかげつ)は、大阪府大阪市中央区にある、よしもとクリエイティブ・エージェンシーが運営するお笑い喜劇専門の劇場2007年9月まで吉本興業が運営していた)。略称はNGK(エヌジーケー)。キャッチコピーは「笑いの殿堂」。

概要[編集]

老朽化したなんば花月に代わる劇場として、1987年昭和62年)11月1日に新築開場した。1988年になんば花月が閉館されるまでは両劇場が併用されていた。

吉本新喜劇は、基本的には毎日ここで公演されている。テレビ番組の収録などに使われる「ヨシモト∞ホール大阪」(一時期「NGKホール」→「NGKスタジオ」と称していた)が存在したが、2012年のリニューアルに伴い閉鎖している。吉本興業主催の演芸コンテスト『M-1グランプリ』や『R-1ぐらんぷり』の準決勝大阪会場にもなっている。また関西ローカル番組時代のR-1では決勝戦会場としても使用されていた。2007年3月18日にはスタジオ機器のデジタル化工事が完了し、屋上を含めビル内どこからでもハイビジョン収録・生中継が可能となっている。

平日は2回公演、土日祝日は3-4回公演である。また開始時間の15分前から無名の若手芸人の前説がある。座席数は全席指定の約900席(混雑時の補助席を含めた席数。固定席は858席)で、お笑い・喜劇専門の劇場としては国内最大級の収容人数を誇る。2階席を設けたことにより、それまでの三劇場(なんば・うめだ・京都)よりも約100席ほど座席を多く設置している。観客の大半が大阪の観光ルートの1つとしてやってくる地方からの団体枠であり、団体席については、全席自由席だった頃から団体を先に指定箇所に着席させ、着席完了後に一般客をようやく入れる扱いの差があった。

全席自由席のころは立ち見を含め客を極限まで詰め込むことができたため、「こんなにようさん入ってんのに、窓口では『まだ入れます〜』言うてますねん。吉本はホンマすごいですわ」などとトミーズ漫才のつかみにもなっていたが、消防法もあり2001年ごろから、全席自由席を止め2階部分のみ指定、さらに完全座席指定制へと徐々に入場制限を厳しくし、それにつれて入場料金の値上げを図っている。また客席から舞台の芸人を撮影することも大衆劇場らしく自由であったが、一連の指定席制の拡大と並行して禁止になった。

吉本興業最大級の劇場であり、また上述の団体客も有り観客の年齢層が高い。近年吉本の全国展開により近畿地区以外出身のタレントも同劇場に出演する機会が増えているが、特に若手のタレントは『(客の視線は)ここが一番厳しい』と語っている[1]

2012年には、オープンから25年が経過したことによる施設の老朽化等に対応すべく劇場開設以来となる大規模なリニューアル工事が実施され、客席の座席の取替、バリアフリー対応として劇場共有スペースへのエレベーターの新設、地下1階-2階のテナントスペースの一新などが行われ、2012年4月8日にリニューアルオープンした。座席の取替に伴う定員の増減はないものの、シートを薄型化することにより体感的な前後間隔を若干拡げるといった工夫が施されている。また、これに先行して、1階テナントスペースに日本国内で3か所目、関西地方では初のAKB48カフェとなる「AKB48 CAFE&SHOP NAMBA」が2012年4月4日にグランドオープンした。これに伴い建物の名称も「吉本会館」から「なんばグランド花月ビル」に改称された。

2016年3月31日の本公演3回目にて、年間来場者が100万人を突破。1987年のオープン以来過去最高の動員となり、来場者全員に大入り袋が配られた[2]

備考[編集]

なんばグランド花月の正面看板
  • こけら落としのCMはダウンタウンが務めた。
  • 開館当初は、昼間興行を演芸を主体とし「なんばグランド花月」の名前で興行を行い、夜間は世界のショウや洒落た演劇を「NGKシアター」の名前で興行していた。なんば花月閉館後は、新喜劇の興行も始まった。
  • 地下1階は当初、洋画ロードショーを行う映画館として建築される予定であったが、竣工間近に「もはや映画の時代でもない」と、急遽ディスコに転換。「デッセ・ジェニー」としてオープンした。吉本はこれまでも甘食屋などを経営していた事はあるが、これで本格的に飲食事業にも進出した。なお、店名の由来は明石家さんまが吉本の企業体質を皮肉って「銭でっせ」ともじり、これを命名した事によるもの。
  • 正面に掲げられている看板には左からあきれたぼういず柳家金語楼横山エンタツ花菱アチャコ笑福亭仁鶴中田ダイマル・ラケットミスワカナ・玉松一郎わらわし隊の肖像画が描かれている。
  • 過去には中国雑技団や海外の有名なアクロバットなどのパフォーマーがスペシャルゲストで出演してた。
  • かつてはプロボクシング興行に貸し出され、石田順裕がメインを務めたこともある。
  • 2007年11月4日「なんばグランド花月20周年ありがとうございます興行」がオープン時の料金2000円で販売された。
  • 本公演では大御所(中田カウス・ボタン、オール阪神・巨人など)の出演どきには後ろのジャンボトロンが隠されるようなセットが建てられめくりが使用される。
  • 若手芸人の登竜門となる舞台であるよしもと漫才劇場が向かいのYES-NAMBAビル5階に、吉本興業も運営に関与しているNMB48の専用劇場であるNMB48劇場(旧・baseよしもと)が同ビル地下1階にそれぞれ位置する。
  • 地下1階は2004年3月20日から2009年8月31日まで「吉本笑店街」という施設があった。これは新横浜ラーメン博物館にも似た昭和風のレイアウトで、その中で吉本所属芸人や主要番組の歴史を展示していた。2012年からは「よしもと47ご当地市場」になり吉本制作の番組(『なにしよ』など)で公開生放送が行われていた。その後、エフエムちゅうおうにより2015年4月4日(プレオープンは3月20日)YES THEATERへと改修され、47ご当地市場は規模を縮小し1階に移転された。地下1階は326席の劇場、1階には同局のサテライトスタジオ(YES-NAMBAビルから移転)が設けられた。
  • 2010年7月27日より、年2回程度で吉本興業がプロデュースするアイドルユニット「YGA」とフジテレビジョンがプロデュースするアイドルユニット「アイドリング!!!」の合同ライブ「品はちライブ in NGK」「ジュクはちライブ in NGK」が開催されていた。
2012年4月にオープンした、AKB48 CAFE&SHOP NAMBA
  • 前述のリニューアル工事のため、2012年3月27日 - 4月7日の間は休館となり、この間は「おでかけ!! なんばグランド花月ツアー」として、御堂会館新神戸オリエンタル劇場松下IMPホール(公演順)で出張公演が行われた。
  • 2015年4月4日には、地下1階のテナントスペースだった場所に多目的劇場「YES THEATER」(イエス シアター)がオープンした。また、エフエムちゅうおう(YES-fm)のサテライトスタジオもなんばグランド花月近くの吉本本館から移設する形で設置された[3]

最寄駅[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ ロングインタビュー#10 平成ノブシコブシ吉村 http://gyao.yahoo.co.jp/player/00309/v09912/v0987100000000543550/
  2. ^ “なんばグランド花月、年間来場者100万人突破!西川きよしら大入り袋を手渡し”. お笑いナタリー. (2016年3月31日). http://natalie.mu/owarai/news/181855 2016年4月1日閲覧。 
  3. ^ なんばから世界へ情報発信!NGK地下に多目的劇場「YES THEATER」誕生”. よしもとニュースセンター. 吉本興業 (2015年3月20日). 2015年12月19日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

なんばグランド花月
AKB48 CAFE&SHOP NAMBA
YES THEATER