中條健一

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ちゅうじょう けんいち
中條 健一
中條 健一
桂文枝一門の定紋である結び柏。
別名義 (通称)ヤクザの中條
生年月日 (1965-03-17) 1965年3月17日(53歳)
出生地 日本の旗 日本 兵庫県神戸市須磨区
血液型 A型
職業 吉本新喜劇俳優
ジャンル 舞台
活動期間 1987年 - 現在
活動内容 1988年六代桂文枝に入門。
配偶者 秋田久美子
主な作品
バラエティ
よしもと新喜劇

中條 健一(ちゅうじょう けんいち、1965年3月17日 - )は、日本お笑い芸人

兵庫県神戸市須磨区出身・在住、よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪本部所属。吉本新喜劇の中堅俳優。通称、ヤクザの中條

人物・略歴[編集]

髪型リーゼントで、顔は面長である。

兵庫県立舞子高等学校関西大学経済学部卒業。

芸歴[編集]

[1] 1987年4月、関大を3回生で1年間休学し、復学したのち4回生になったときに関西大学落語研究会『落語大学』の先輩である六代桂文枝に付いた。弟子入りを志願したが、「落語は今からやるにはまだ早い」「ピンでやったらいい」と言われ、落語家ではなくピン芸人として心斎橋筋2丁目劇場でデビューした。当初から本名で活動していた(大学時代には「浪漫亭呂澪(ロミオ)」という芸名もあった)。

今田耕司東野幸治ほんこんたちが東京進出するのを受け、1992年春に吉本新喜劇のオーディションに会社から呼ばれ、池乃めだかと身長差で絡めることからそのまま入団。新喜劇の舞台に立って2週目に、石田靖が座長の舞台で「炊飯器」...「じゃあ」のギャグを作った。目立ったギャグはないものの、ボケの多い新喜劇にあって場の仕切りがうまく、長セリフもこなせる名脇役である。ヤクザ以外では秘書などの役が主だが、川畑泰史の座長公演では中條を主要キャストとして起用することが多い。

文枝に弟子入り志願した理由は、中條が落研の発表会で演じたギャグを、たまたま来ていた文枝が見ており、後日中條がテレビを見ていると、文枝がそのときの自分のギャグをパクって使っていたためである。大師匠に自分のギャグをパクられたことに対して、中條は「師匠は自分のギャグセンスを解ってくださっている」と感銘し、文枝門下に入ることを決意したという。

弟子入りについて中條は、「弟子ではなく、後輩」と、強い口調で述べている[2]。正式には一門弟子にはなっておらず、あくまでも後輩であり(元)付き人である。または桂文枝が開いた落語以外のお笑い塾『維新塾』の塾生である。塾生をもって文枝の弟子とすることもあるが、いわゆる落語界における桂一門としての正式な弟子ではなく、中條本人もしっかりと否定している。しかしながら中條は文枝のことを、“あの人”などと呼ぶ一方で、“うちの師匠”と呼ぶこともある。

2009年10月28日に、同じ新喜劇座員の秋田久美子と婚約。2010年1月1日に結婚。2012年3月2日に第1子となる長男が誕生。

持ちネタ[編集]

眉なしヤクザ[編集]

  • 髪を尖らせ眉なし顔(無論隠している)にし、靴下や靴、さらには財布や名刺や携帯まで全身緑のスーツのヤクザ役で、借金取りの場合グリーンファイナンスのもんやと名乗ったり、新幹線の席がグリーン車であったり、緑茶を持ち歩いていたり、かかってきた電話の相手がみどりといったり徐々に増えつつある。最近ではドスまで緑である(稀にスーツではなく緑のスカジャンで舞台に出ることも。他、復讐に来た建設会社の社長、家出した大会社の御曹司、極道風の釣り客など)。「アスパラガス」「ニワトリ」(「ウコッケイ」「名古屋コーチン」など)「トサカ」「ネギ」「カマキリ」「キュウリ」「観葉植物」「非常口」「京阪電車」 「青汁訪問販売」、「生協」、「ミドリちゃん」といじられる。ヘアスタイルは吉田ヒロが考案した。最近では「居酒屋のメニュー、ベーコン巻いて食べたい!(=アスパラガス)」という応用編も使われる。この他、辻本茂雄から「ニワトリ怪獣・トサカーン」といじられたり、「日本語が通じやん奴やな…」「(「やるんかい!!」と挑発されて)やったろやないかい!!」っと言って「コケーッ!!!コッコッコッコッ!!…コケーッ!!コッコッコッ…」とジェスチャーを交えていじられたり、内場勝則から「確か、にわ・とり夫(名古屋コーチン/烏骨鶏)さんとおっしゃいましたね?」といじられたこともあった。特に髪は紙飛行機が引っかかっているのに本人が気付かなかったり、板前をやることになったのに三角巾でなくフランス料理コックを思わせる長帽子を被ったりと自発的ギャグにも使われる。
  • ヤクザ役の時、スーツをいじられ「センスのわからん奴っちゃのう、イタリア製のオーダーメイドのコーディネートや」「目に優しい緑やろ」とよく言うが、これは紫色のスーツで出たときヒロに「アスパラガス!」といじられ、その後にヒロが「アスパラガスやったら緑色にせなあかんな」と意見したこともあり、緑色物の衣装を用意してもらったことから。特に元座長吉田ヒロと共演するときはちょっとこうして?と言われて走るポーズをして『非常口』といじられる。また、スーツでいじられる時に、「靴まで黄緑色なん、どこ探してもないで」といじられることもある。
  • 吉田ヒロの座長引退公演の際には緑のスーツだけでなく、全身黄色のスーツや全身赤のスーツを着て出てくる場面があった。
  • なお、眉なし顔のヤクザ役を演じる際には、他の出演者(ヒロなど)がツッコミとして「眉毛は?」と聞くと(なお、最初の頃は眉毛がないことに気づいた共演者が「どの辺に落としたの?」と探すことがあった)、「剃ったんや!」と手を眉毛の辺りに添え、続けてその手を上に掲げながら答え(「なんで剃ったんですか?」と聞かれると、「ファッションや!」と答えることもある)、さらに、「あ、剃ったんですか?」「剃ったんや!」(あるいは、「ファッションですか?」「ファッションや!」)というやりとりが2、3回続いた後に、最後は、「桂三枝は?」のギャグ(ツッコミ)に反応し、彼(三枝)の名ゼリフである「いらっしゃ〜い」を、ポーズ付きでヒロなどと一緒に言うこともある。これを最初にやったのは石田靖アドリブだった。手の動きが「いらっしゃ〜い」をパクッていると指摘されたことがあるらしいが三枝自身は認めているという。
  • 眉なしで登場して、後にスーツを着替えて不自然な太さの付け眉を付けて登場したこともあった(お寿司のバラン)。
  • 2009年4月の放送でヤクザではないが全身緑の服を着た医師を演じた(役名は「グリーンクリニック院長」)。

持ちギャグ[編集]

  • 去り際に:
(中條)「炊飯器」
(共演者)「炊飯器?」
(中條)「いや、ジャー(じゃぁ)」

なお、この持ちギャグは、最近はブログで使用している程度で封印しているが、『なにわ人情コメディ 横丁へよ〜こちょ!』の2008年3月9日放送の回(朝日放送テレビでの放送日)に借金取りのヤクザ役でゲスト出演した際に、去り際において、久しぶりに披露した。

  • (中條)これでお茶でも飲んでください(香典などの封筒を渡す。封筒の色も緑)
中條が帰った後 いったいいくら入っているかと言って開けると、ティーバッグが一つ入っている。
(共演者)「お茶でも」って、お茶しか飲まれへんやん!

結婚までの流れ[編集]

妻は後輩芸人の秋田久美子であり、新喜劇座員同士での結婚である。当初、秋田は中條のことを、同じ空気を吸うのも嫌なほど嫌っていたという。秋田が初めてマドンナ役をやることが決まった際に、中條から舞台外さらには舞台上で「何でこんなブサイクな奴がマドンナやねん」などと執拗に言われたことが理由である。しかしこれは、秋田に秘かに想いを寄せていた中條の、(小中学生が好きな子にちょっかいを出したり、逆にいじめたりするような)屈折した行動であった[3]

そんな中、関西ローカルの番組で秋田が中條オススメのお店で食レポをする仕事があり、“そのお店は誰がオススメするお店でしょうか?”といった構成で、最後に中條が登場。秋田は仕事として最低限のリアクションとやりとりをこなして収録を終えたが、中條が「このまま食べて帰ろか?」と秋田を誘った。秋田は「打ち合わせが入っているので」と断り(打ち合わせは入っていなかった)、次の週にNGKで中條に会った際、改めてロケのお礼と併せて100%の社交辞令で「今度また連れて行ってくださいごはん」と言ったところ、その「また今度」を口実にされ、「いつ行くよ?あの店」と、会う度に食事に誘われるようになった。数回は断っていたが、先輩であることもあり、いよいよ断りづらくなり、秋田は「また今度」の約束を終わらせるためだけに仕方なく食事に応じた(前述の収録に使った店はその日休みで、別の店に行った)。このときはデートとしての誘いだとは思ってもみなかったといい、

行ってみると中條の印象は、“最悪”から、“意外と悪い人でもないな”、に変わったという。これについて秋田は、「大嫌いだったので(もう評価が今よりも下に行きようがなく)、上に行くしかない」と分析している。この帰り際には、「あの店はいつ行くよ?」と誘われ、秋田は嘘の番号とアドレスを渡したという[3]

その後も何度か会ううちに、内容も次第にデートに近いものとなっていき、秋田は付き合うことについて、相当悩んだという。正式に付き合い始めて半年後、中條から「(座員同士のため、隠れて付き合わなければならないことなどを理由に)このまま、付き合ってもええんか?(別れるなら別れてもええで。俺は嫌やけど)」と聞かれた。秋田はこれについて、「セコイ男や」と述べている。

付き合うようになって最初の正月から実家に呼ばれたこともあり、秋田は早い段階から、「これは、結婚するだろうな」と思っていたという。その後、実に4年4ヶ月間隠し通しての交際を実らせて結婚に至った。座員の森田展義は、稽古場で中條が婚約の発表をするために急に立ち上がったとき、「この人、(芸人を)『辞める』言うんちゃうか?!」と思ったという。結婚祝いとして、中條と仲のよいイチローから、7泊9日のファーストクラスで行くアメリカ旅行をプレゼントされた。イチローの試合にも招待され、家族席で観戦し、その試合でイチローはホームランを打って花を添えた。当初中條は、イチローは大スターで忙しいだろうし、今度でいいかと思い、結婚の報告をしていなかった。報道で結婚を知ったイチローから、「中條さん、なんで教えてくれないの?」と、逆に連絡がきたという[3]

エピソード[編集]

  • 巡業先でトラブルを目撃し、機転をきかせて怖い声で怒鳴って人助けをしたこともある。
  • 1988年、「やすきよ」最後の正月に司会を任されるも漫談になってしまい、出番の時間を食ってしまう。このことに怒った横山やすしが近寄り、「怒られる」と思った矢先に自分の目の前を素通りして行った。やすしは、その奥にいた三枝に対し、弟子のしつけが成っていないことを厳しく説教し、その姿を中條に見せつけたのである。
  • 修行時代に曽根崎の路上でひったくりを目撃し、捕まえた。
  • 「ゲラゲラ・ハッピィ」で、「周囲に眉がないと思われている」と答えた。
  • 秋田久美子のブログによると、大分県臼杵市の野外での地方公演で、演じている最中大雨だったのに「俺は晴れ男やさけ、晴れるやろ」と言っていたという。
  • 吉田ヒロが考案したトサカのヘアースタイルを作るために整髪料を大量に使うため、近年は抜け毛に悩んでいる。この事は最近になって、末成由美にネタとして扱われるようになっている。
  • 「なかじょう」と読み間違えられることを極度に嫌う。
  • 吉田ヒロとのコンビでM-1グランプリに参加したことがある。
  • プロ野球選手と幅広い交遊があり自主トレに参加したりすることもある。オフには、選手がNGKを訪れ新喜劇を観賞することも多い。さらには、夜一緒に飲み歩いた選手を、妻の久美子に予告なく自宅に招き入れ泊まらせることもあり、久美子がお風呂から上がると、酔った中條と共に選手たちがいたこともあるという[3]
  • 緑色のサインペンを携帯しており、サインを求められた際はそれを使ってサインをするというサービスを行っている。緑色のサインペンを使う姿や緑色の持ち物を自身のブログ・チンピラエレジ~真ん中より上や!で公開している。
  • 有名スポーツ選手やスポーツチームとのコラボレーションTシャツなどを手掛けるデザイナーマツダと交友があり魂Tシャツを愛用している。

仕事[編集]

TV出演[編集]

CM[編集]

  • はぴeカフェ~「関電ガス 切替簡単」篇~(関西電力 2017年04月 - )

舞台[編集]

  • なんばグランド花月その他
  • 2005年、ヒロとの単独ライブ「しろとみどり」を開催した。
  • 2007年1/27 中條健一20周年記念芝居開催
  • 2008年10/5 - 10/29 中日劇場吉幾三特別公演・人情喜劇「十六代目婿養子」出演

脚注[編集]

  1. ^ よしもと新喜劇 座員数珠つなぎ 第46回 中條健一
  2. ^ 森田展義アワー2014/04/08公開分
  3. ^ a b c 森田展義アワー2012/11/27公開分

関連項目[編集]

外部リンク[編集]