伊賀健二

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いが けんじ
伊賀 健二
生年月日 (1976-12-10) 1976年12月10日(41歳)
出生地 日本の旗, 大阪府大阪市
血液型 A型
職業 吉本新喜劇俳優
ジャンル 舞台
配偶者 既婚(離婚歴あり)

伊賀 健二(いが けんじ、1976年12月10日 - )は、日本お笑い芸人である。

大阪府大阪市出身。吉本興業所属。

人物・略歴[編集]

成器高等学校(現大阪学芸高等学校)卒業。

大阪NSC15期生。現在は吉本新喜劇に在籍する。

特徴は、顔(横顔は新幹線)。

経歴[編集]

  • 1996年新喜劇入団。「新喜劇Jr.」の主力として出演。その後は長らく舞台説明の脇役として出演する。主な役柄は店の若旦那やもろもろの跡継ぎ、恋人役、刑事、警官、不良の息子、ブサイク専門ホスト、記憶をなくした泥棒、駆け落ちしたカップル、作家、恋人を亡くしたカメラマンなど。2016年8月27日の放送では弁護士を目指すニューハーフ「アリス」として登場。既婚で子供もいるが、副業として複数のアルバイトもしている。2010年に離婚[1]2015年1月15日に一般企業のOLと再婚する[2]
  • 辻本茂雄が座長の時に出ることが多く、「横顔が新幹線」といじられる。このほか若手中心の"金のひよこライブ"では座長格、2006年の新春公演ではセリフのある役を演じた(新春公演では1時間30分の上演時間中に新喜劇の座員が全て出演。上演時間は2時間程度で若手はセリフの全くないその他大勢役を振られていたのだが、伊賀は唯一セリフのある役であった)。
  • 同じく新喜劇で元アクション俳優の「燃焼系燃焼系」や「バック転」を芸とする平山昌雄と「伊賀・平山」というコンビを結成し、漫才を披露。2005年M-1グランプリでは初出場ながら3回戦進出。

ギャグ[編集]

どちらかというと舞台のストーリー進行役が多く、これといった持ちギャグがなかったが、最近は周りにイジられることで様々なキャラクターが定着しつつあり、特に後述の新幹線ネタが有名になっている。

  • 犯人を説得する際「母さんが夜なべをして手袋編んでくれた」と歌い出すも誰もついてこない。邪魔をされたりする。
  • のっぺりとした顔つきを「新幹線」「ゆで卵」「負け犬」「タマゴマン」「不細工でもなく、カッコよくもなく、中途半端」「沢田亜矢子の元ダンナ」「ニセもんの香港スター」などとイジり倒される(特に頻発する「新幹線ネタ」については後述)。
  • 平山昌雄と殴り合いになるが、お互いうまい具合に避ける。
    • その後、茂造が「もう1回見たい?アンコール!アンコール!」などと言い客にアンコールを促すと、2人でもう一度殴り合いになったあとにシンクロのように2人が同時に正面を向いて手を上げる。

新幹線イジリ[編集]

2005年後半あたりから辻本茂雄らに「横顔新幹線」などとイジられ始め、2006年には本格的なイジリが生まれた。髪をオールバックに固め、白いスーツやボトムを着用し、青いネクタイを締めるか青いポロシャツを着用して登場した時にイジられる。その際には冷酷で臆病な金持ちの御曹司役(または一流会社の社長役)で、婚約者を(婚約者の)彼氏等に奪われてしまう役回りが多い。最近は御曹司や社長だけでなく、正体はただのヤクザであるなど設定が異なっている。辻本の座長公演時には下記のイジリが披露されるが、舞台回しもしくはストーリーに関係のある役柄を担当する時は「この横顔新幹線!」などと短い台詞だけと簡略化されることが多い。他の座長公演時にはこれといったイジリのない役が多いが、2015年現在、ほぼ辻本座長公演時しか出演していない(稀に、すっちーがいじる横顔新幹線ネタが存在する)。なお、新幹線イジリの起源は辻本であることをブログで明かしている[3]

楽屋にて(ドーランを塗っているとき)
辻本「お前横顔新幹線やな」
伊賀「ほんまですか。ほな僕、舞台出て行くときふぁーん言うて出てきますわー」
辻本「いや、それやったら自分で認めてもうてるやん」
伊賀「ほんまっすね」
(本番の舞台に出る)
辻本「こいつ横顔めっちゃ新幹線やん」(このアドリブで客がドッと笑う)
という流れで出来上がったとのこと。

当初、後述の「A」のセリフは安尾信乃助、「B」のセリフは烏川耕一が担当していたが、2007年頃から「A」は山田亮高井俊彦清水けんじ吉田裕西川忠志らが、「B」は秋田久美子五十嵐サキ高橋靖子島田珠代宇都宮まきといった女性演者や桑原和男すっちー信濃岳夫らが担当している。 なお、アキは「A」に加えて辻本の役割、新名徹郎は「A」・「B」の両方を担当した経験がある。

  • 新幹線イジりの概ねの流れ
(伊賀)「こんにちは」(舞台に入る)
(辻本)(家政婦のネタの場合)「あなたは伊賀健二35歳。昭和39年10月に開通された。横顔が新幹線そっくりである」
(辻本・A・B)「ふはははははははははっ!!」(笑いながら伊賀に向けて指を差す)
(辻本)「どんな人(役柄名を言う場合も多い)が来たんかと思ったら横顔新幹線やーん!横顔新幹線!」(囃し立てながらA・Bと共に各々新幹線の先頭部の形を手で示す)
(伊賀)「誰が新幹線なんですか」(家政婦のネタの場合「あの、それ新幹線ですよね!?」)
(辻本)「新幹線やから白と青で決めてるんやろ?(ネタの場合「あなた新幹線じゃないのですか?」)」
(伊賀)「違いますよ!」
(辻本)「ははー。今、東京(または博多)向いてるやろ?」
(伊賀)「向いてませんよ!」
(A)「のぞみ?」
(伊賀)「誰がですか」
(B)「ひかり?」
(伊賀)「それも違う!」
(辻本)「(指を差しつつ変顔をしながらネイティブ風の発音で)レールスター!(当初はこだまもしくはさくらと言う場合もあった)」
(伊賀)「いや、違うんです! 新幹線じゃないんです。○○さん!(または「オーナー」、「社長」や「あなたね!」など)」
(伊賀)(歩いてくる)
(辻本)「フア〜ン」
(伊賀)「何の音なんですか、それ!!」
(辻本)「前を通過したからー」
(伊賀)「通過しましたけどもそんな音を鳴らさんといてください!」
(A)(指差確認をする)
(伊賀)「何で確認しとんねんあんた!」
(B)「ビールにおー(または「ビールにおつまみはー」。烏川のみ「お弁当にお茶ー」)」
(伊賀)「売りにも来んでええねん!」
(辻本)「タタタッ、ぷしゅー、チッ(舌打ち)、待ってくれよー」(または「ん、やめろよ!」、「えっ、誰!?」、「ん?ハッ!、ウソー、ウソやろー!」)
(伊賀)「乗り遅れた人もせんといてください!」(または「肘掛けを取り合うな!」、「座席がひっくり返ってびっくりしたのもせんでええねん!」や「トイレで用足してたらドアが開いてもうて閉めたくても閉められないのもせんでええねん!」)
(伊賀)「何をしているんですか」(辻本の方へ近づく)
(辻本)(A・Bと同時に後ろへ一歩下がる)
(伊賀)「ちょっと、何で下がるんですか?」
(辻本)「黄色い線(当初は白線)まで下がらんと」
(伊賀)「新幹線ちゃう言うとんねん!」
※「フア〜ン」からここまで2〜3回ぐらい繰り返す。2回目以降は動作に対する伊賀のツッコミが全て「○○(動作名)すな!」と簡略化されることが多い。
(伊賀)「いい加減にして下さい(辻本の肩を掴む、もしくはそこにいたマドンナ役の人と手を繋ぐ)」
(辻本)「やったー!(または「ハハハッ!」)連結、連結!」
(伊賀)「連結って何やねん」
(辻本)(数人で肩を組み、伊賀を後ろにして走り出す)
(辻本)「あんた、先頭無理や。こうなってへんから。(島田一の介が先頭の場合は「あんたが先頭になったら“ひかり”になるやろ」)先頭はこっちや」(その後方向転換して伊賀が先頭になる)
(辻本)「そのほうがしっくり来る。しっくり来る」
(伊賀)「やめてくださいよ!」
(辻本)「ワシら先頭無理やでー。それは何故か・・・こうなってへんから」(再度、辻本・A・Bが新幹線の先頭部の形を手で示す)
(伊賀)「だから、新幹線違う言うてんねん」

※以下の台詞は2016年現在、これらの台詞は省かれることが多い。

(伊賀)「下がっといてください」
(辻本)「黄色い線(白線)まで?」
(伊賀)「違う! (秘書に)社長はまだこられないのですか?」
(辻本)「おい、車掌来るで、車掌が」
(伊賀)「違います、違います、車掌きたら怖いでしょ?」
(伊賀)「では、失礼します」(舞台から出ていく)
(辻本)「ファーン」(入り口のドアを開けた時や座る時に「プシュッ、プシュ〜」と言ったり、短く「ファン」「ファン」と言った後、「首をかしげるのは『不安』」と言うパターンもある)
(伊賀)「鳴らすな! (一緒に来ている秘書に向かって)○○! お前も何とか言いなさい!」
(秘書)「とりあえず、車庫へ戻りましょう(または、「東京(博多)行きは何番線でしたっけ?」「間も無く3番線に電車が参ります」「最高速度は何kmですか?」等)」
(伊賀)「お前もかい」

※近年では上記の台詞に代わって以下の2つのパターンもある。

  • パターン①
(全員)「タン、タン、タンタ、タン!」(東海道・山陽新幹線のJR東海所有編成車内チャイム)
(伊賀)「駅に着く前の曲もしないでください」
  • パターン②
(全員)「新神戸」、「新大阪」、「京都」、「名古屋」、「新横浜」、「品川」、「東京」(下手から上手の順にのぞみの停車駅を連唱する。頭数が多い場合、更に「博多」、「小倉」、「広島」、「岡山」、「姫路」が追加される。2017年からは「鹿児島中央」、「熊本」が追加された)
(伊賀)「駅名を言うな」
(全員)「よ」、「こ」、「が」、「お」、「しん」、「かん」、「せん」(上手から下手の順。頭数次第で区切る所が変わる。頭数が多い場合、「しん」・「かん」・「せん」を分けるほか、更に「の」、「ぞ」、「み」、「ご」、「う」が追加される)
(伊賀)「やかましいわ」

現在のところ、上述の「のぞみ」「ひかり」「こだま」で連結作業を行うものはないが、東北新幹線の「はやて」と「こまち」、「やまびこ」と「つばさ」では実際に常時連結作業が行われている。ただし『新喜劇』の放送地域の事情からか、ネタで取り上げられるのは、専ら東海道・山陽新幹線関係のJR東海およびJR西日本の管轄する分のみで、東北新幹線や上越新幹線などのJR東日本管轄分、北陸新幹線は全く出てこない。なお、JR九州管轄の九州新幹線は「家政婦のネタ〜看護師編〜」における「さくら」号と2017年における「駅名・横顔新幹線のぞみ号」のネタで扱われた。

東海道・山陽新幹線のくだりが多い理由は、伊賀の横顔が東海道・山陽新幹線を走っていた0系に似ているからとされており、アキからは北海道新幹線のPRイベントに登場した際、「(車体前方を長く突き出したデザインを採用しているE5系・H5系と)全然違う」とツッコまれている[4]

2012年11月4日の放送では高井俊彦が新幹線のトイレの音が入るボケを指差確認・売り子のボケの後に追加して行った(このボケ自体は2006年12月16日放送の「幸せのジングルベル」で辻本自身が行っている)。

(高井)「コッ!」
(伊賀)「トイレすな!」

さらには、下のマットや前掛け、伊賀の持つ鞄などが緑色の場合や全身緑色の服装をした中條健一がその場にいる場合は、「グリーン車や」とイジられる。このグリーン車のネタは初めて伊賀がイジられた時に山田亮がとっさに使ったことから、山田が起源と思われる。他はとにかく、伊賀が動くたびに「ファ〜ン」という擬音が入る。上記のイジりの後、「つまらないものですが…」と菓子折りを差し出し、茂造じいさんが「つまらないものにはメーン!」と叩き落として「アーンド、(プロゴルファーの名前)!」とゴルフスイングした後、「中身は何や! 東京ばな奈か! うなぎパイか! ういろうか! 生八つ橋か!たこ焼きか!」っとさらにイジられることもある(「全部新幹線の停まる土産物やないか!」っと突っ込む。それに対して、茂造じいさんが「よう分かったなぁ。せめて紅葉饅頭までいきたかったんやけどなぁ…」と返すこともあった)。これとは別に「中身は新幹線の模型?」とイジるパターンもある。

これ以外にも座席を反転させる、車掌検札ポイントの切替、座席の間違いの指摘、肘掛けの奪い合い、新幹線のトイレ内での一コマ(茂造じいさんがトイレで便をしながらドアを閉めようとするまねをしつつ、「トイレでウンコしてたらトイレのドアが閉まらなくなってん」と言う)、更には横一列に並んだ共演者の前を伊賀が通る際、共演者がのぞみの停車駅を西から順に連呼するなど枚挙に暇が無い。辻本が仕掛けた階段トラップから落ちる時は「やっぱり新幹線は速いなぁ」「見て見て!脱線!脱線!」、怒り出したら「新幹線が暴走した」、会話の相手が吐き気を催したら「乗り物酔いや」、階段トラップから落ちまいと必死で走る時は「新幹線はパワー有るなぁ」といじられる。エレベーターに乗ると発車ベルが鳴り、ドアの開閉音が新幹線のものになる。御曹司や社長の場合、プロポーズした女性が本来付き合っている男性と婚約した場合、1度は笑顔で「お幸せに」と言った直後、「嫌やー!!」と泣き叫ぶことがある。この場合は茂造じいさんが「ワイパー」と誘導する。この時だけは突っ込まず手を動かすことでワイパーが動いているのを表現する。2011年7月23日放送分では母親役の若井みどりが「泣きやみ。ちゃん買うたげるから」と言うとあっさり泣きやむ場面があった。

最後に「以上です」「終わり(溜息をつきながら言うこともある)」と辻本が言って、伊賀が「充分や!」「終わっていいんですよ」などと返す。但し、終りと言った後も未だしつこく食い下がる事が多い。

出演歴[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ メッセンジャー&なるみの大阪ワイドショー』 2014年6月19日放送分より
  2. ^ 『森田展義アワー』 2016年2月2日放送分より
  3. ^ 質問にお答え ◆吉本新喜劇◆伊賀健二◆ブログ◆『伊賀流』◆、2007年11月19日より
  4. ^ 伊賀健二、「北海道新幹線PR大使」に意欲満々も「行ったことない」 - 東京スポーツ

外部リンク[編集]