2013年の読売ジャイアンツ

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2013年の読売ジャイアンツ
成績
日本シリーズ敗退
日本S 巨人(3勝4敗)楽天
CS Final 巨人(3勝0敗)広島
セントラル・リーグ優勝
84勝53敗7分 勝率.613
本拠地
都市 東京都文京区
東京ドーム
球団組織
オーナー 白石興二郎読売新聞グループ本社代表取締役社長兼読売新聞東京本社代表取締役社長)
経営母体 読売新聞グループ本社
監督 原辰徳
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2013年の読売ジャイアンツでは、2013年の読売ジャイアンツにおける動向をまとめる。

このシーズンの読売ジャイアンツは、原辰徳監督の8年目(通算で10年目)のシーズンである。球団タイ記録となる開幕7連勝を飾り[1]、スタートダッシュに成功。その後、交流戦中の6月に2度、阪神に首位を明け渡したが[2]、6月13日に首位を奪還して[3]以降は1度も首位を譲ることなく2年連続35度目のセ・リーグ優勝を決めた[4]。続くクライマックスシリーズも広島に3連勝し、ストレートで日本シリーズ進出を決定[5]。そして、日本シリーズ第6戦では、このシーズンにおいてそれまで無敗だった楽天田中将大にシーズン初黒星を付けることに成功したが[6]、日本シリーズ第7戦で楽天に敗れ、日本一を逃した。

レギュラーシーズン

3月29日
開幕オーダー
1 [右] 長野久義
2 [中] 松本哲也
3 [遊] 坂本勇人
4 [捕] 阿部慎之助
5 [三] 村田修一
6 [左] 高橋由伸
7 [一] ロペス
8 [二] 脇谷亮太
9 [投] 宮國椋丞

3月・4月

  • 28戦18勝8敗2分 勝率.692(2位阪神と3.5差の首位)

開幕第2戦の引き分けを挟んで、球団タイ記録の開幕7連勝でシーズンが始まった。その後も5連勝、2連勝、3連勝と順調に貯金を重ね、26日から4連敗したものの、3月・4月を貯金10とスタートダッシュに成功した。投手は、先発陣の杉内菅野ホールトンが3勝挙げ、その他の先発陣も2勝挙げて、チーム防御率も2.96と好調であった。また、前年から定着した山口西村のリリーフリレーも安定した力を発揮し、山口が7ホールド1セーブ、西村が3ホールド10セーブを挙げた。打撃陣はチーム全体が好調でロペス坂本が打率3割超えし、阿部とロペスが7本塁打、ボウカーが6本塁打、チーム打点が28試合で126と強力な得点力を発揮した。

5月

  • 23戦11勝11敗1分 勝率.500(2位阪神と1.5差の首位)

4月30日から月をまたいで5連勝したが、東京ドームの阪神3連戦で3連敗、横浜スタジアムの横浜戦の初戦敗戦で4連敗し、交流戦前のセ・リーグとの対戦を24勝12敗2分で終了した。交流戦に入ると3連勝、3連敗、2連勝、月をまたいで5連敗と連勝と連敗を繰り返す状況となり、5月を勝率5割で終了した。投手陣は、杉内が防御率4点台で0勝3敗、ホールトンが防御率5点台で1勝1敗と調子を落とした。野手陣はキャンプ中の負傷で開幕に間に合わなかった亀井義行が一軍復帰し、球団通算5500勝となる逆転サヨナラ打を決めた[7]。チーム全体としては、3・4月に比べ調子を落とし、3・4月に2割6分台であったチーム打率は、2割4分台まで下がり、チーム打点も23試合で73と得点力がやや低下した。また、5日の東京ドームでの対広島戦の試合前に終身名誉監督の長嶋茂雄と巨人OBの松井秀喜の国民栄誉賞の授与式が行われた[8]

6月

  • 19戦12勝7敗 勝率.632(2位阪神と2.5差の首位)

5月から続く5連敗により、2日に阪神に首位を明け渡したが、翌3日に連敗を止め、阪神が敗れたため、首位を奪還し、そこから4連勝した。しかし、3日の敗戦以降、阪神も5連勝しており、9日の巨人の敗戦により首位が入れ替わった。だが、12日から巨人が5連勝し、再び首位を奪還した。交流戦を貯金3の3位、6月を貯金5で終了した。投手陣は、澤村、菅野、杉内が好調であった一方、内海が防御率5点台、先発3戦で2敗と不調であった。打撃陣は阿部とロペスが好調であったが、ここまでフル出場で打率3割を超えていたロペスが23日の中日戦で左脇腹を痛め、登録抹消となった[9]

7月

7月24日
後半戦
開幕オーダー
1 [二] 中井大介
2 [右] 亀井善行
3 [遊] 坂本勇人
4 [捕] 阿部慎之助
5 [三] 村田修一
6 [左] 高橋由伸
7 [中] 長野久義
8 [一] ボウカー
9 [投] 内海哲也
  • 20戦14勝6敗 勝率.700(2位阪神と6.5差の首位)

7月は6月30日からの4連勝で始まり、12日から対中日3連戦(ナゴヤドーム)で3連敗はしたものの、阪神との直接対決5試合で4勝1敗、26日から月をまたいで6連勝と好調をキープし、阪神との差を6.5ゲーム差に突き放した。投手陣は前月のチーム防御率2点台から3点台にやや調子を落としたが、打撃陣が好調でチーム打率を2割9分とした。また、怪我で戦列を離れていたロペスが26日から約1ヶ月ぶりに一軍復帰した。

8月

  • 27戦16勝9敗2分 勝率.640(2位阪神と8.0差の首位)

8月は20日から3連敗はしたものの、6日から引き分けを1つ挟んだ5連勝、24日から6連勝と好調をキープ、9日に優勝へのマジックナンバー39が点灯した。阪神との直接対決も4勝2敗でさらに阪神を8.0ゲーム差に突き放した。投手陣はチーム防御率を4点台とさらに調子を落としたが、打撃陣が前月に引き続きチーム打率2割9分と好調であり、1試合あたりの平均得点も5点を超えた。

9月・10月

  • 27戦13勝12敗2分 勝率.520(2位阪神と12.5差の首位)

9月6日から阪神との最後の直接対決3連戦を迎えたが、その3連戦を2勝1敗で乗り切り、セ・リーグ優勝を確実なものにした。7日にクライマックスシリーズへの進出を決定させ、22日の対広島戦(東京ドーム)の試合開始直後に、2位の阪神がヤクルトに6対7で敗れた為、この時点で巨人の2年連続35度目のセ・リーグ優勝が決定した。

チーム成績

セントラル・リーグ

順位 球団 勝率
優勝 読売ジャイアンツ 84 53 7 .613 -
2位 阪神タイガース 73 67 4 .521 12.5
3位 広島東洋カープ 69 72 3 .489 17.0
4位 中日ドラゴンズ 64 77 3 .454 22.0
5位 横浜DeNAベイスターズ 64 79 1 .448 23.0
6位 東京ヤクルトスワローズ 57 83 4 .407 28.5

交流戦

順位 球団 勝率
優勝 福岡ソフトバンクホークス 15 8 1 .652 -
2位 東北楽天ゴールデンイーグルス 15 9 0 .625 0.5
3位 読売ジャイアンツ 13 10 1 .565 2.0
4位 北海道日本ハムファイターズ 13 10 1 .565 2.0
5位 千葉ロッテマリーンズ 13 10 1 .565 2.0
6位 オリックス・バファローズ 13 10 1 .565 2.0
7位 阪神タイガース 12 11 1 .522 3.0
8位 広島東洋カープ 11 13 0 .458 4.5
9位 埼玉西武ライオンズ 11 13 0 .458 4.5
10位 中日ドラゴンズ 10 13 1 .435 5.0
11位 東京ヤクルトスワローズ 7 16 1 .304 8.0
12位 横浜DeNAベイスターズ 7 17 0 .292 8.5

クライマックスシリーズ

  • ファイナルステージ
  • 第1戦 ○巨人 3 ‐ 2 広島●
  • 第2戦 ○巨人 3 ‐ 0 広島●
  • 第3戦 ○巨人 3 ‐ 1 広島●

日本シリーズ

  • 楽天 4勝 - 3勝 巨人
  • 第1戦 ●楽天 0 ‐ 2 巨人○
  • 第2戦 ○楽天 2 ‐ 1 巨人●
  • 第3戦 ●巨人 1 ‐ 5 楽天○
  • 第4戦 ○巨人 6 ‐ 5 楽天●
  • 第5戦 ●巨人 2 ‐ 4 楽天○
  • 第6戦 ●楽天 2 ‐ 4 巨人○
  • 第7戦 ○楽天 3 ‐ 0 巨人●

個人成績

主な投手成績

色付きは規定投球回数(144イニング)以上の選手

選手















































W
H
I
P
 
すかの/菅野智之 27 26 1 0 0 13 6 0 0 .684 729 176 166 10 37 0 5 155 2 0 70 61 3.12 1.15
うつみ/内海哲也 25 25 1 0 0 13 6 0 0 .684 675 160.1 157 11 47 1 6 107 2 0 68 59 3.31 1.27
すきうち/杉内俊哉 24 24 2 1 0 11 6 0 0 .647 634 153.0 122 19 49 1 7 149 4 1 60 57 3.35 1.12
さわむら/澤村拓一 34 22 3 1 0 5 10 0 6 .333 654 158.1 138 18 43 0 5 148 5 0 58 55 3.13 1.14
ほるとん/ホールトン 18 18 1 0 1 9 4 0 0 .692 426 103.2 85 14 32 0 5 67 5 0 45 43 3.73 1.13
みやくに/宮國椋丞 17 17 0 0 0 6 7 0 0 .462 401 87.2 113 8 27 0 2 50 2 0 52 48 4.93 1.69
こやま/小山雄輝 10 5 0 0 0 0 2 0 1 .000 150 35 34 4 15 0 1 31 4 0 17 15 3.86 1.40
かさはら/笠原将生 30 3 0 0 0 4 1 0 0 .800 203 46.0 43 8 25 1 2 51 2 1 18 17 3.33 1.48
いわむら/今村信貴 3 3 0 0 0 1 1 0 0 .500 69 17.0 18 2 4 0 0 14 0 0 4 4 2.12 1.29
あなん/阿南徹 2 1 0 0 0 1 0 0 0 1.000 27 7.0 6 0 1 0 0 3 2 0 2 2 2.57 1.00
にしむら/西村健太朗 71 0 0 0 0 4 3 42 10 .571 289 71.2 47 1 31 1 4 71 1 0 10 9 1.13 1.09
やまくち/山口鉄也 64 0 0 0 0 4 3 6 38 .571 262 66.2 47 1 17 2 2 55 3 0 12 9 1.22 0.96
ましそん/マシソン 63 0 0 0 0 2 2 0 40 .500 235 61.0 36 2 18 0 2 77 5 0 8 7 1.03 0.89
たかき/高木京介 46 0 0 0 0 3 0 0 6 1.000 209 47.2 37 8 27 0 3 40 1 0 27 23 4.34 1.34
あおき/青木高広 34 0 0 0 0 5 1 0 0 .833 120 31.1 19 1 7 1 2 19 0 0 10 10 2.87 0.83
かつき/香月良太 19 0 0 0 0 0 0 0 3 .000 82 19 24 3 5 0 0 8 0 0 13 13 6.16 1.53
ふくた/福田聡志 17 0 0 0 0 1 1 0 0 .500 89 18.0 25 3 10 1 1 14 0 0 12 10 5.00 1.94
あこすた/アコスタ 14 0 0 0 0 1 0 0 2 1.000 57 13.0 15 4 4 0 0 12 0 1 8 8 5.54 1.46
いちおか/一岡竜司 9 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 44 10.1 11 0 3 0 0 8 1 0 6 6 5.23 1.35
たはら/田原誠次 7 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 39 9.0 9 0 4 0 1 8 0 0 6 6 6.00 1.44

主な打撃成績

色付きは規定打席(447打席)以上の選手

選手











































O
P
S
 
ちようの/長野久義 144 642 590 82 166 21 3 19 250 65 14 5 3 0 48 0 1 101 6 .281 .336 .424 .760
さかもと/坂本勇人 144 620 554 73 147 33 1 12 218 54 24 4 4 3 55 1 4 87 11 .265 .334 .394 .728
むらた/村田修一 144 595 519 76 164 26 0 25 265 87 1 1 6 7 50 1 13 74 11 .316 .385 .511 .896
あへ/阿部慎之助 135 529 422 81 125 17 0 32 238 91 0 0 0 6 86 9 15 59 8 .296 .427 .564 .991
ろへす/ロペス 121 467 429 45 130 26 0 18 210 55 1 1 5 3 25 1 5 57 12 .303 .346 .490 .836
かめい/亀井善行 86 324 296 31 76 17 0 3 102 25 3 2 9 1 17 0 1 36 5 .257 .298 .345 .643
ほうか/ボウカー 105 295 271 27 71 17 3 14 136 46 0 0 0 2 19 2 3 79 8 .262 .315 .502 .817
てらうち/寺内崇幸 114 274 240 24 54 5 1 2 67 12 6 2 21 0 11 1 2 45 6 .225 .265 .279 .544
まつもと/松本哲也 91 222 190 24 45 4 0 0 49 5 11 5 9 1 21 0 1 34 2 .237 .315 .258 .572
たかはし/高橋由伸 68 197 165 23 50 6 1 10 88 34 0 0 0 0 31 2 1 34 4 .303 .416 .533 .950
やの/矢野謙次 90 166 159 17 46 13 0 2 65 22 2 0 4 0 3 0 0 20 8 .289 .302 .409 .711
なかい/中井大介 48 149 139 19 45 6 0 4 63 17 2 1 2 0 8 0 0 12 4 .324 .361 .453 .814
わきや/脇谷亮太 49 135 123 12 30 5 0 0 35 8 3 0 1 0 10 2 1 18 1 .244 .306 .285 .591
はしもと/橋本到 35 111 92 9 22 3 1 1 30 8 3 3 10 1 7 0 1 30 0 .239 .297 .326 .623
たておか/立岡宗一郎 46 77 74 5 15 1 2 0 20 7 1 0 0 0 3 0 0 15 0 .203 .234 .270 .504
さねまつ/實松一成 41 73 65 6 16 5 0 1 24 6 0 0 1 0 6 0 1 20 1 .246 .319 .369 .689
ふしむら/藤村大介 40 72 68 8 13 1 0 0 14 1 4 1 1 0 3 0 0 13 0 .191 .225 .256 .431
いしい/石井義人 62 70 64 1 13 0 0 0 13 2 0 0 0 0 6 1 0 18 0 .203 .271 .203 .475
おかさわら/小笠原道大 22 40 36 2 9 2 0 1 14 8 0 1 0 1 2 0 1 7 2 .250 .300 .389 .689
おおた/大田泰示 21 38 31 3 5 0 0 0 5 2 1 0 2 1 4 0 1 9 0 .161 .250 .161 .411
たに/谷佳知 13 31 28 2 7 2 0 0 9 1 0 0 1 0 2 0 0 4 2 .250 .300 .321 .621
かとう/加藤健 12 31 28 2 6 1 0 0 7 2 0 0 0 0 2 0 1 4 2 .214 .290 .250 .540
すすき/鈴木尚広 80 25 22 13 5 1 0 0 6 1 13 3 3 0 0 0 0 0 0 .227 .273 .227 .500
かわの/河野元貴 11 16 16 1 1 0 0 1 4 3 0 0 0 0 0 0 0 5 0 .063 .063 .250 .313

獲得タイトル

  • 個人タイトル
タイトル 選手 成績
最多セーブ投手 西村健太朗 42S
最優秀中継ぎ投手 山口鉄也 42HP
マシソン
  • ベストナイン
守備位置 選手
捕手 阿部慎之助
三塁手 村田修一
外野手 長野久義
  • ゴールデングラブ
守備位置 選手
捕手 阿部慎之助
一塁手 ロペス
三塁手 村田修一
外野手 長野久義

マツダオールスターゲーム2013

  • 選出選手及びスタッフ
ポジション 名前 選出回数
監督 原辰徳
中継投手 山口鉄也 3
投手 澤村拓一 2
菅野智之
西村健太朗
捕手 阿部慎之助 10
遊撃手 坂本勇人 6
内野手 寺内崇幸
外野手 長野久義 3
  • 太字はファン投票による選出、※印は選手間投票による選出、▲は出場辞退選手発生による補充選手、他は監督推薦による選出。

できごと

3月

  • 3月8日 - 杉内俊哉が週刊誌で女性問題を報道されている件について、巨人の球団代表兼GMの原沢敦は杉内に対し罰金と厳重注意処分を科した[10][11]

4月

5月

  • 5月10日 - 対DeNA戦(横浜)で7回表の時点で10対3とリードしたものの、9回裏に多村仁志のサヨナラ本塁打で10対12のサヨナラ負け。7点差を逆転されたのは球団タイ記録。
  • 5月25日 - 対オリックス戦(東京ドーム)で3対2で勝利し、球団通算5500勝(3854敗305分)、日本プロ野球史上初[20]

6月

7月

8月

9月

  • 9月7日 - この日、クライマックスシリーズ進出が決定、CSが導入された2007年以降7年連続で今季両リーグで初[25]
  • 9月19日 - 山口鉄也が対中日戦(ナゴヤドーム)で自己のNPB記録を更新する6年連続60試合登板[26]
  • 9月22日 - この日、2位の阪神がヤクルトに敗れた為、2年連続35度目のセ・リーグ優勝が決定[27]
  • 9月26日 - 西村健太朗が対ヤクルト戦(神宮)で球団新記録のシーズン42セーブ[28]

10月

  • 10月1日 - 辻内崇伸岸敬祐林羿豪と、育成選手の松冨倫渡辺貴洋に戦力外通告した事を発表[29]
  • 10月2日 - 古城茂幸が今季限りでの現役引退を発表[30]
  • 10月3日 - 二軍の打撃コーチの岸川勝也とバッテリーコーチの野村克則の今季限りでの退団を発表[31]
  • 10月17日 - セ・リーグクライマックスシリーズファイナルステージの第1戦、巨人対広島戦(東京ドーム)で菅野智之が3安打11奪三振の内容で、セ・リーグCS史上初の完投、完封勝利。スコアは3対0[32]
  • 10月18日 - セ・リーグクライマックスシリーズファイナルステージの第3戦(東京ドーム)は巨人が広島に3対1で勝利し、4勝0敗で日本シリーズ進出決定[33]。セCSのMVPは巨人の菅野智之が選ばれた[34]
  • 10月23日 - 高木康成と野間口貴彦を自由契約を通知した事を発表[35]
  • 10月25日 - NPBは今年のドラフト会議で巨人から育成2位で指名された大阪経済大学長江翔太がプロ志望届を提出していなかった件について、日本学生野球協会が退部届を受理していたことを確認できたので交渉権が確定したと発表[36]
  • 10月26日 - 楽天との日本シリーズがKスタ宮城で開幕。試合は2対0で巨人が勝利[37]
  • 10月30日 - 日本シリーズの第4戦(東京ドーム)、6対5で巨人が勝利。また、試合前にはこの日に亡くなった事が判明した元巨人監督の川上哲治への追悼の黙祷と、喪章がつけられた[38]

11月

12月

  • 12月1日 - 西武からFAの片岡治大が巨人への移籍を表明[50]
  • 12月2日 - 中井大介の背番号が61から36に変更[51]
  • 12月2日 - 10月に死去した元巨人監督の川上哲治のお別れの会が東京都内で開かれた[52]
  • 12月18日 - 以下の選手の背番号の変更を発表。香月良太が17から13、今村信貴が65から45、越智大祐が22から67、河野元貴が95から53、辻東倫が93から65、横川史学が36から51にそれぞれ変更。また支配下登録から育成となった高木康成の背番号が13から001、野間口貴彦が45から003、高橋洸が007に変更[53]
  • 12月20日 - 新外国人選手のクリス・セドンとの契約の合意を発表[54]
  • 12月25日 - 広島はFAで巨人に移籍した大竹寛の人的補償に一岡竜司の獲得を発表[55]
  • 12月28日 - 新外国人選手のレスリー・アンダーソンと契約を結んだことを発表[56]

入団・退団

シーズン開幕前

本節では、前シーズン終了後から本シーズン開幕までの入退団について記述する。

入団

選手名 背番号 前所属 備考
投手
香月良太 17 オリックス 東野峻山本和作との交換トレード
阿南徹 99 オリックス 東野峻、山本和作との交換トレード
菅野智之 19 東海大 ドラフト1位
公文克彦 57 大阪ガス ドラフト4位
アコスタ 49 メッツ 新外国人
捕手
井野卓 38 楽天 金刃憲人仲澤広基との交換トレード
内野手
辻東倫 93 菰野高 ドラフト3位
大累進 39 道都大 ドラフト2位
坂口真規 56 東海大 ドラフト5位
ロペス 5 ホワイトソックス 新外国人
外野手
横川史学 36 楽天 金刃憲人、仲澤広基との交換トレード
育成選手
田原啓吾(投手) 002 横浜高 育成ドラフト1位
松冨倫(内野手) 003 別府大 育成ドラフト2位

退団

選手名 去就
投手
朝井秀樹 野球評論家に転向
久米勇紀 アマチュア復帰(日立製作所
大立恭平 ソフトバンクと育成契約
真田裕貴 台湾球界・兄弟と契約
ゴンザレス ロッテと契約
東野峻 香月良太阿南徹と2対2のトレードでオリックスに移籍
金刃憲人 井野卓横川史学と2対2のトレードで楽天に移籍
捕手
中谷仁 ブルペン捕手に転向
内野手
田中大二郎 球団職員に転向
エドガー 米・カブスマイナー契約
山本和作 香月良太、阿南徹と2対2のトレードでオリックスに移籍
仲沢広基 井野卓、横川史学と2対2のトレードで楽天に移籍
育成選手
土本恭平(投手) キャリアコンサルタントに転向
宮本武文(投手) 現役引退
古川祐樹(投手) 打撃投手に転向
斎藤圭祐(投手) カナダ独立リーグに入団
円谷英俊(内野手) ジャイアンツアカデミーアシスタントコーチに転向
財前貴男(内野手) 筑波病院に就職
伊集院峰弘(内野手) ジャイアンツアカデミー講師に転向
小林高也(外野手) 現役引退

シーズン開幕後

本節では、本シーズン開幕後から本シーズン終了までの入退団について記述する。

入団

選手名 背番号 前所属 備考
青木高広(投手) 43 広島東洋カープ 4月28日、小野淳平とトレードで入団

退団

選手名 去就
小野淳平(投手) 4月28日、青木高広とトレードで広島に移籍

選手・スタッフ

[57]

  • 背番号変更
  • 高木京介 57→28
  • 福田聡志 59→29
  • 田原誠次 63→37
  • ボウカー 36→42
  • 小山雄輝 94→59
  • 笠原将生 93→63
  • 須永英輝 37→66
  • 育成選手→支配下
  • 星野真澄
  • 脇谷亮太
  • 守備位置登録変更
  • 亀井善行 内野手→外野手
  • 登録名変更
  • 亀井義行→亀井善行

ドラフト

順位 選手名 守備位置 所属 結果
1位 小林誠司 捕手 日本生命 入団
2位 和田恋 内野手 高知高 入団
3位 田口麗斗 投手 広島新庄高 入団
4位 奥村展征 内野手 日本大学山形高 入団
5位 平良拳太郎 投手 北山高 入団
育成選手ドラフト
順位 選手名 守備位置 所属 結果
1位 青山誠 外野手 日本大学 入団
2位 長江翔太 投手 大阪経済大学 入団
3位 北之園隆生 投手 秀岳館高 入団

出典

  1. ^ 72年ぶり!巨人 球団タイ開幕7連勝 阿部が救った逆転3ランスポニチ2013年4月7日配信
  2. ^ 阪神、首位再浮上!マートン逆転サヨナラ弾で藤浪の黒星消したスポニチ2013年6月9日配信
  3. ^ 沢村 完封で4月25日以来の3勝目!巨人 首位浮上スポニチ2013年6月13日配信
  4. ^ 原巨人が連覇!ミスター超え6度目リーグV「目的は日本一連覇」スポニチ2013年9月23日配信
  5. ^ 巨人無傷3連勝で2年連続日本シリーズ進出!投打かみ合い逆転勝ちスポニチ2013年10月18日配信
  6. ^ 日本シリーズ:楽天・田中ついに黒星 巨人がタイ毎日新聞2013年11月2日配信
  7. ^ 亀井 4年ぶりサヨナラ男復活!原監督「今一番状態がいい」スポニチ2013年5月26日配信
  8. ^ 松井秀喜氏 国民栄誉賞受与式「光栄だが、同時に恐縮」スポニチ2013年5月5日配信
  9. ^ ロペスが左脇腹痛で登録外れる 原監督「少し時間がかかる」スポニチ2013年6月24日配信
  10. ^ “杉内に罰金…女性問題報道/WBC”. 日刊スポーツ. (2013年3月8日). http://www.nikkansports.com/baseball/wbc/2013/news/p-bb-tp0-20130308-1094579.html 
  11. ^ “巨人が杉内に罰金 合宿中の女性問題で”. 中日スポーツ. (2013年3月8日). http://www.chunichi.co.jp/s/chuspo/article/2013030801002137.html 
  12. ^ “阿部慎之助選手が通算1500安打達成”. GIANTSニュース (読売巨人軍). (2013年4月7日). http://www.giants.jp/G/gnews/news_396968.html 2013年4月8日閲覧。 
  13. ^ “巨人 球団新の開幕8連勝ならず…能見に5安打10K完封許す”. スポーツにッポン. (2013年4月9日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/04/09/kiji/K20130409005577870.html 
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  15. ^ “原巨人 お目覚め3発!球団ワースト32イニング無得点直後”. スポーツニッポン. (2013年4月13日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/04/13/kiji/K20130413005598060.html 
  16. ^ “長嶋、松井両氏 5月5日に東京Dで栄誉賞授与式”. スポーツニッポン. (2013年4月16日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/04/16/kiji/K20130416005622720.html 
  17. ^ 朝日新聞東京朝刊)2013年4月21日、19面
  18. ^ “【巨人】阿部が通算300号本塁打”. 日刊スポーツ. (2013年4月21日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20130421-1115697.html 
  19. ^ “広島・青木と巨人・小野が交換トレード”. スポーツニッポン. (2013年4月28日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/04/28/kiji/K20130428005700410.html 
  20. ^ “亀井が逆転サヨナラ打!巨人 史上初の通算5500勝到達”. スポーツニッポン. (2013年5月25日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/05/25/kiji/K20130525005878630.html 
  21. ^ “内海「崖っぷちという気持ちで」5度目挑戦で区切りの100勝”. スポーツニッポン. (2013年6月16日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/06/16/kiji/K20130616006025370.html 
  22. ^ “内海 通算1500投球回達成、プロ野球167人目”. スポーツニッポン. (2013年8月6日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/08/06/kiji/K20130806006368060.html 
  23. ^ 巨人 プロ野球最多9500号!ロペスの満弾が節目の1発スポーツニッポン2013年8月25日配信
  24. ^ 巨人・村田、リーグ新記録達成「うれしい」スSANSPO.COM2013年8月31日配信
  25. ^ 巨人 CS進出決定!7年連続での進出が決まるスポーツニッポン2013年9月7日配信
  26. ^ 山口が6年連続60試合登板 自身のプロ野球記録更新スポーツニッポン2013年9月19日配信
  27. ^ 巨人、2年連続リーグ優勝!阪神敗れ、昨季より1日遅く決定スポーツニッポン2013年9月22日配信
  28. ^ 西村 球団新記録の42セーブで初のセーブ王!スポーツニッポン2013年9月26日配信
  29. ^ 巨人 05年ドラフト1位の辻内ら5選手に戦力外通告スポーツニッポン2013年10月1日配信
  30. ^ 巨人 古城が引退表明「プロ野球生活、結構ついていたな」スポーツニッポン2013年10月2日配信
  31. ^ 岸川、野村両コーチが退団スポーツニッポン2013年10月3日配信
  32. ^ 菅野 セCS初完封でマエケンに投げ勝った!「前回のリベンジ」スポーツニッポン2013年10月17日配信
  33. ^ 巨人無傷3連勝で日本シリーズ進出!投打かみ合い逆転勝ちスポーツニッポン2013年10月18日配信
  34. ^ 菅野がCSのMVPに!「去年は想像できなかった」スポーツニッポン2013年10月18日配信
  35. ^ 高木康、野間口両投手を自由契約に巨人球団公式サイト2013年10月23日配信
  36. ^ 巨人の育成2位 長江の交渉権確定…退部届受理を確認スポーツニッポン2013年10月25日配信
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  42. ^ 橋上コーチが打撃担当に 巨人が来季スタッフ発表スポーツニッポン2013年11月8日配信
  43. ^ 高橋洸ら4選手が育成で来季契約巨人球団公式サイト2013年11月12日配信
  44. ^ 読売ジャイアンツとのトレードに関して日本ハム球団公式サイト2013年11月15日配信
  45. ^ オリ、ハム戦力外の榊原を育成で獲得 巨人の育成・丸毛もスポーツニッポン2013年11月16日配信
  46. ^ 毎日新聞2013年11月26日スポーツ面
  47. ^ FAの小笠原選手が入団中日球団公式サイト2013年11月26日配信
  48. ^ 巨人、井端獲得を発表 二塁手強化、右の代打としても期待スポーツニッポン2013年11月26日配信
  49. ^ 巨人・大田 背番55→44「悔しさはもちろんある」スポーツニッポン2013年11月27日配信
  50. ^ 片岡「小さいころはファンでもあった」巨人入りを表明スポーツニッポン2013年12月1日配信
  51. ^ 中井は2000万円で 背番号は61→36にスポーツニッポン2013年12月2日配信
  52. ^ 川上哲治氏お別れの会 王氏、教わった「野球人の心構え」スポーツニッポン2013年12月3日配信
  53. ^ 新背番号のお知らせ巨人球団公式サイト2011年12月18日配信
  54. ^ 韓国プロ野球で最多勝のセドン投手と契約巨人球団公式サイト2013年12月20日配信
  55. ^ [1]広島球団公式サイト2013年12月25日配信
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