燃ゆる大空
| 燃ゆる大空 | |
|---|---|
燃ゆる大空
|
|
| 監督 | 阿部豊 |
| 脚本 | 八木保太郎 |
| 製作 | 阿部豊 |
| 出演者 | 大日向傳 月田一郎 灰田勝彦 |
| 音楽 | 早坂文雄 |
| 主題歌 | 燃ゆる大空 |
| 撮影 | 宮島義勇 |
| 編集 | 後藤敏男 |
| 配給 | 東宝映画 |
| 公開 | |
| 上映時間 | 138分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 |
『燃ゆる大空』(もゆるおおぞら)は、1940年(昭和15年)公開の日本映画、および同作の主題歌(軍歌)。
目次 |
概要 [編集]
大日本帝国陸軍航空部隊の日中戦争(支那事変)での活躍ならびに、戦闘機や爆撃機の操縦者(空中勤務者)として活躍する、少年飛行兵出身の若き下士官達の戦いぶりや成長を、少飛時代の教官であり、主人公らの部隊の中隊長として赴任してきた将校との交流とともに描いた戦争映画。
あらすじ [編集]
飛行学校の教官山本は元気な生徒達に毎日厳しい訓練を施し、次々に一人前の操縦者として巣立たせていった。そして自らも飛行中隊長として北支の戦地に赴き、逞しい軍人となったかつての教え子たちと再会する。激戦の中、敵地に不時着した山本を行本が強行着陸して救出することもあった。部隊は奮戦を続けるが、少しずつ帰らぬ者がふえていく…。
撮影 [編集]
皇紀2600年記念として制作された。陸軍省・陸軍航空本部全面協力のもと、日中戦争当時の帝国陸軍の実物軍用機および現役空中勤務者らが撮影に参加している。当時最新鋭の九七式戦闘機や九七式重爆撃機などが大量に使用され、また旧式の九五式戦闘機が中国空軍(国民革命軍)のI-15役として出演している。
飛行シーンのほとんどでは特撮やニュース映画などの既存フィルムの使い回しをせず、実機を実際に映画のために飛ばし撮影している点で『翼の凱歌』『加藤隼戦闘隊』と並び、評価の高い作品である。また、飛行学校での海上目標に対する機銃掃射の演習シーンや、九五戦相手の格闘戦シーンなどでは九七戦の操縦席に撮影カメラを設置し、戦闘機操縦者目線の臨場感ある撮影がなされている。
序盤では飛行学校における、少年飛行兵生徒らの訓練や生活の様子をリアルに、時にはユーモラスに描写しており、少飛の宣伝を兼ねている。
また、女性の出演者が一人もいないのは当時としても特異である。(長谷川一夫が飛行部隊附軍医の役で出演しているのは女性客の集客を考慮したためという。)
スタッフ [編集]
キャスト [編集]
登場兵器 [編集]
主題歌 [編集]
作詞佐藤惣之助、作曲山田耕筰、編曲仁木他喜雄、歌霧島昇・藤山一郎。1940年5月日本コロムビア新譜。NHK国民歌謡にも選定され、『国民歌謡』第64集に収録された。
佐藤の明るく躍動感あふれる歌詞と、ドイツの行進曲を思わせる山田の格調高い旋律が人気を集めた。映画主題歌としては、陸軍落下傘部隊を謳った『空の神兵』などと同じく軍歌(戦時歌謡)としてもヒットし、戦後も多くの音源が制作された。レコードでは混声合唱が加わり、第三番では藤山の歌声にハミングをからませて効果を上げている。映画本編では序盤と終盤に男声合唱版が使用されている。
また、タツノコプロ制作の『アニメンタリー 決断』では劇中のBGMにインストが使用され、また中日ドラゴンズの仁村徹選手のヒッティング・マーチ(打撃時に応援団が演奏するテーマ曲)に冒頭の一節が使われた。
歌詞 [編集]
- 燃ゆる大空 気流だ 雲だ
騰がるぞ翔(かけ)るぞ 迅風(はやて)の如く
爆音正しく 高度を持して
輝くつばさよ 光華(ひかり)と競え
航空日本 空征く我等- 機翼どよもす 嵐だ 雨だ
燦めくプロペラ 真っ先かけて
皇国(みくに)に捧げる 雄々しき命
無敵のつばさよ 溌剌挙(こぞ)れ
闘志は尽きぬ 精鋭我等- 地上はるかに 南だ 北だ
攻むるも守るも 縦横無尽
戦闘爆撃 第一線に
降魔のつばさよ 電波と奮え
東亜の空を 征する我等- 空を拓かん 希望だ 道だ
七つの海原 大陸衝いて
文化を進むる 意気高らかに
金鵄のつばさよ 世界を凌げ
国威を担う 若人我等
燃ゆる大空(youtube)
