「さよなら」の女たち

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「さよなら」の女たち
監督 大森一樹
脚本 大森一樹
製作 石井幸一
市村朝一
音楽 かしぶち哲郎
撮影 水野尾信正
編集 池田美千子
製作会社 東宝映画
配給 東宝
公開 日本の旗 1987年12月5日
上映時間 93分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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「さよなら」の女たち』(さよならのおんなたち)は、1987年12月5日に公開された東宝製作の日本映画である。同時上映は『ゴルフ夜明け前[1]

概要[編集]

斉藤由貴の主演4作品目。大森一樹が監督を務める斉藤主演作としては3作品目[1]。斉藤・大森による前2作品『恋する女たち』『トットチャンネル』の好評を受けて制作されたが、興行的には不調に終わった[1][注釈 1]

大森は監督を務める予定であった『ゴジラvsビオランテ』の製作が遅れていたため、同作品で特技監督を務める川北紘一にクライマックスでの特撮シーンを発注している[2]

ストーリー[編集]

正社員になれるはずだったアルバイト先の編集部を突然クビになった22歳の郁子(斉藤由貴)は、大学卒業を間近に控えて悩んだ末、高校教師の父親(伊武雅刀)に相談する。だが「俺は歌手になる。お前はもう一人で生きていけるはずだ」と宣言され、混乱した郁子はフェリーに飛び乗って級友の麻理(古村比呂)がいる宝塚へ向かう。麻理の紹介で山之内淑恵(雪村いづみ)と名乗る税理士に出会い、「女たちの洋館 ディー・フロイライン」という名の洋館で3人は共同生活を始める。

スタッフ[編集]

キャスト[編集]

主題歌[編集]

劇中歌[編集]

  • 安達年男(伊武雅刀)『「さよなら」の女たち』(作詞:大森一樹、作曲:原由子

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 書籍『平成ゴジラ大全』では、同時上映作品が吉本興業の芸人オールスター出演であるコメディ映画であったことや、アイドル映画というジャンル自体が終焉を迎えていたことなどを要因に挙げている[1]

出典[編集]

  1. ^ a b c d 平成ゴジラ大全 2003, pp. 95–96, 「破之壱『ゴジラVSビオランテ』」
  2. ^ a b 平成ゴジラクロニクル 2009, p. 226, 「第7章 平成ゴジラシリーズを作った男たち 大森一樹」

参考文献[編集]

  • 『平成ゴジラ大全 1984-1995』編著 白石雅彦、スーパーバイザー 富山省吾双葉社〈双葉社の大全シリーズ〉、2003年1月20日。ISBN 4-575-29505-1 
  • 『平成ゴジラ クロニクル』川北紘一 特別監修、キネマ旬報社、2009年11月30日。ISBN 978-4-87376-319-4 

外部リンク[編集]