女児ショーツ

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女児ショーツ(じょじショーツ)とは、女性用の下ばきであるパンティーのうち、思春期期前から思春期に入り、ヒップが大きくなり始める前までの女性向けのショーツ(パンティー)である。

下腹部の保温性を高めるために穿き込みは比較的深く、股ぐりは浅い。また、小さいサイズほど、ゴムが直接肌に触れないインゴムを採用する傾向にある。素材はメリヤス製の綿100%の製品が量産されているが、冬用としてキルト製の製品もある。白色の製品しか製造されなかった第二次世界大戦終戦直後の時代から比較すると白無地は減り、色物・柄物が増加した。可愛らしいプリント物やアニメキャラクターなどがプリントされたものと多岐に渡る。製品によっては、ラメを使用することもある。プリントは、大きく分けてフロントプリント、バックプリント、総柄の3種類で、特に、フロントプリントはアニメキャラクター系のショーツによく見られるが、それ以外のノーブランド系では減少傾向にある。また、白無地ベースのプリントショーツも減少している。機能性を重視するため、装飾はフロント上部に小さなリボンをつけたり、バックにフリルを付けるなど限定的である。下着メーカーのみならず、玩具メーカーがキャラクター商品として販売している物(「プリキュアシリーズ」が代表的)もある。80年代~90年代前半頃に於いては、女児向けアニメは必ずと言って良いほど、当たり前のようにキャラクタープリントのショーツが発売されていたが、90年代後半頃から人気が高く確実に採算の見込めるアニメ作品のショーツ以外は発売され辛くなり、2000年代前半には、プリキュアシリーズなど一部のメジャーな女児向けアニメ作品のショーツ以外はほとんど発売されなくなった。

サイズ展開は、身長別で区分されている。日本では「90、95、100、110、120、130、140、150、160、165」のサイズ表示が一般的。思春期に入り、初潮の1年前後になるとヒップが大きく丸みを帯び始め、さらに初潮の後以降になるとウエストにくびれが出始める[1]ことから、身長別でサイズが区別されている女児ショーツではウエストはサイズが合っていてもヒップがサイズが合わず、ヒップが窮屈、成長の妨げになるため、ジュニアショーツへと移行する(サイズ展開は婦人用と同じくヒップサイズで区別される)。その後、さらに婦人用へと移行する。初潮の平均年齢は12.24±0.93歳[2]で、その1年前に相当する小学校高学年頃にジュニアショーツに移行する例が多いが、小学校中学年頃でも思春期が始まり乳房が発達しはじめる者が多く、この時期から着用するジュニアブラジャーとデザインがおそろいのペアとするために初潮まで離れていてもジュニアショーツへ移行する例がある。小学校低学年頃でも近年は女児の嗜好が大人びている場合が多く、初潮の時期とは無関係に大人っぽいデザインのジュニアショーツに憧れ、ジュニアショーツに移行する例が増えており、130cm以上のサイズの人気は年々低下の傾向にある。前述のアニメキャラクター系のショーツも、上限サイズが120cmおよび130cmである場合がほとんどで(かつて絶大な人気を博した美少女戦士セーラームーンシリーズ、とっとこハム太郎の女児ショーツは140cmサイズが発売されていたが、例外的な事例である)、特に130cmにおいては、取り扱わない店が増えてきている。

婦人用とこども用との曖昧な選択肢[編集]

思春期開始時の平均身長が134.1±6.8cm、初潮を迎えるときの平均身長が151.4±6.0cm[2]のため、120cmサイズ以下は需要が多いが、130-150cmサイズはジュニアショーツへの移行期に相当するためサイズが上がるにつれて需要が少なくなり、160・165cmサイズは、高身長など体格が大柄で且つ初潮の1年以上前の女児以外には余り需要がなく、特殊なサイズと言える。

脚注[編集]

  1. ^ バストと初経のヒミツの関係
  2. ^ a b たなか成長クリニック・思春期

関連項目[編集]