西部邁

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西部 邁
(にしべ すすむ)
生誕 1939年3月15日(77歳)
日本の旗 日本北海道長万部町
時代 20世紀
21世紀
学派 保守思想
実存思想
実践思想
解釈学
研究分野 社会経済学
西欧思想史
主な概念 伝統
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西部 邁(にしべ すすむ、1939年(昭和14年)3月15日[1] - )は日本評論家、雑誌『表現者』顧問、元東京大学教養学部教授。

経歴[編集]

北海道山越郡の漁師町・長万部町に生まれる[2]。父は夕張郡長沼町[3]浄土真宗派の末寺の末男で農協職員。札幌郡厚別の信濃小学校、札幌市立柏中学校北海道札幌南高等学校に進学。高校卒業まではマルクスレーニンスターリン毛沢東も知らぬノンポリであった[4]。18歳まで重症の吃音であり、ほとんど何も喋らずに生きていた[5]。1957年、東京大学を受験するが不合格となり、一年間の浪人生活を送る[6]

1958年4月、東京大学に入学、三鷹寮に入寮。同年6月、和歌山の被差別部落に入って子供たちに勉強を教える[7][8]。同年12月に結成された共産主義者同盟(ブント)に加盟。1959年から同大学教養学部で自治会委員長を務める。同委員長の選挙のとき、西部はブントのメンバーたちとともに投票用紙を偽造してすり替え、共産党員の候補を落選させた[9]全学連の中央執行委員も務め、60年安保闘争に参加[10]

1961年3月、左翼過激派と訣別。1964年3月、東京大学経済学部卒業。当時、ブントの活動家であった青木昌彦の勧めにより、東京大学大学院に進学、経済学を専攻。指導教官は嘉治元郎。1971年3月、東京大学大学院経済学研究科理論経済学専攻修士課程修了。修士(経済学)。1972年、連合赤軍による群馬県榛名山での集団リンチ殺人事件(山岳ベース事件)の報道を目にして、多少とも左翼に共感していたことへの道徳的反省をせざるをえなくなる[11][12]

横浜国立大学経済学部助教授、東京大学教養学部助教授を歴任。経済学を始めとする社会科学の細分化を一貫して批判する。1975年出版の処女作『ソシオ・エコノミックス』では社会学などの方法論を導入して旧来の経済学を批判。経済行為の象徴的意味の解釈を志向する社会経済学の構築をめざし注目される。その後渡米しカリフォルニア大学バークレー校に在籍。引き続き渡英しケンブリッジ大学に在籍。『蜃気楼の中へ』という米英滞在記を発表。帰国後、1980年代から大衆社会批判を主軸とした保守論者として活動を始め、各方面で発言を続ける。高度大衆社会・アメリカニズム批判と西欧流保守思想の擁護とを基軸にした評論活動を活発に行う。サントリー学芸賞選考委員を務める。1986年、東京大学教養学部教授(社会経済学専攻)に就任。放送大学客員教授も務める。

1988年、中沢新一東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助手)を東京大学教養学部助教授に推薦。委員会では通ったが教授会の採決で否決される。これに抗議して同年3月、東京大学を辞任(東大駒場騒動)。その後は評論活動を続けるとともに鈴鹿国際大学客員教授、秀明大学教授・学頭を歴任。

1992年、東京都東村山市憲法記念日の行事として市主催の講演会を開催することになり西部に講演を依頼した。西部が快諾し講演会の開催が決まったところ、一部市民団体などが「改憲を主張する西部氏を市主催行事の講師に招くということは東村山市が改憲を支持しているに等しい」などと抗議した。これに対し市は「西部氏は東村山市民なので依頼したのであり市が改憲を主張しようということではない」と説明したが市民団体などは抗議を続けた。そこで市は護憲派も講師に招こうと考えたが市内には護憲派の著名人がいなかったため南隣の東京都国分寺市に所在する東京経済大学の教授(当時)で護憲派の色川大吉に依頼した。色川は「西部さんとは旧知で何度も議論しているので是非参加したい」と快諾。市民団体も抗議を止め講演会は無事開催されるに至った[要出典]

新しい歴史教科書をつくる会に参加し理事の任を引き受けたものの、当初から会の運動とは一定の距離を置いており理事会などへは出席しなかった[13]

2001年8月、船橋市立西図書館のある司書が同館所蔵の西部らの多数の著書を廃棄基準に該当しないにもかかわらず除籍・廃棄した(船橋市西図書館蔵書破棄事件)。

西尾幹二台湾台湾独立派金美齢を批判したことを巡って西部と西尾との間で論争に発展した。アメリカニズム、グローバリズム近代主義への批判は従来から西部の思想の中心を占めていたが、アメリカ同時多発テロ事件以降の日本の親米知識人たちのアメリカ追従姿勢に対する批判は西尾や田久保忠衛らとの対立を招く。

2002年、小林よしのりとともに「つくる会」を脱退。同年、西部は東京西麻布の裏通りにある土地の所有者となり、イタリアンレストラン「ゼフィーロ」という店名で長男の西部一明をオーナー兼支配人として経営させた[14]。同店は2007年4月に営業終了。

雑誌『WiLL』の2011年4月号では大相撲の八百長を擁護した[15]

2013年3月1日、佐伯啓思西田昌司富岡幸一郎との座談会で「自分の咽頭部にができていると最近知った」と述べた[16]。同年4月22日、首相公邸内閣総理大臣安倍晋三、参議院議員の西田昌司、評論家の西村幸祐と会食をした[17]

2014年3月、妻が亡くなる[18]

人物[編集]

  • 西部は自分の好き嫌いについて次のように述べている[19]
好き 嫌い
人物 自分 自分
言葉 保守 革新
食べ物 うどん 幕の内弁当
学問 ある種の哲学 あらゆる種類の経済学
芸術 ある種の絵画 最近の文学
スポーツ なし なし
動物 人間と言いたいところだが、なし
宗教 すべての旧宗教と言いたいところだが、なし すべての新興宗教と言いたいところだが、なし
国(人種) まずイタリア、次にイギリスと言いたいが、やはり日本 まずアメリカ、次に韓国と言いたいが、やはり日本

思想[編集]

西部は自らの思想を『発言者』塾[22]の心得十箇条として以下のように要約している。

  1. 人間を「言葉の動物」と理解する。
  2. 言葉の産物としての個人および集団における意味的現象を総合的に解釈する。
  3. 意味的解釈という矛盾をはらんだ作業において平衡をとる。
  4. 人工言語に傾くものとしての概念理論自然言語に傾くものとしての思想・実践とを両立させる。
  5. 人生経験、認識活動および政治行動の融合をはかる。
  6. 言葉の基礎としての歴史の英知を保守する。
  7. 戦後日本を歴史破壊的時代として懐疑する。
  8. 異世代および異国人にたいする接近と離反において中庸を守る。
  9. 大衆教育(大学)と大衆伝達(マスコミ)が、言葉・解釈・経験・実践・歴史の一切を平板化させていることにたいして、批判を差し向ける。
  10. 哲学(真)、宗教(善)、および芸術(美)への関心を絶やさないことによって、虚無主義にたいする防波堤を築く。

主張[編集]

イラク戦争

2003年にアメリカがバグダッドを攻撃した時、木村三浩一水会代表)とともに「これはアメリカの間違いである」、「アメリカのアグレッション、侵略である」、「国際法なんて大したもんじゃないんだけれども、まがりなりにもあるルールをアメリカのように極めて意図的に策略的に踏みにじって、国連決議までも蹂躙しながら行くというのは、どういうことなのか」、「こういう侵略を許すわけにはいかない」と声をあげた[23]。また木村とともに論文集『鬼畜米英 : がんばれサダム・フセインふざけんなアメリカ!!』(鹿砦社、2003年)を出した。『産経新聞』、『正論』、『諸君!』などを中心とする日本の親米保守の知識人たちと一線を画し彼らを批判した[24]

皇位継承

皇室の皇位継承について、日本国家を統合するための象徴機能は皇室において、つまり「血」統よりも「家」系を重視する方向において、よりよく維持されると思われるということを理由に、「女系」にも「女子」にも皇位継承が可能なように(皇室典範第二条の)「継承の順位」を変更したほうがよいと述べた[25]。これに対し、一部から「左に回帰した」との反発が起こった。

国防

国家の自立と自尊の確保を目指す立場から[26]日本の核武装徴兵制の導入、防衛費の倍増、尖閣諸島の実効支配強化を主張している。

消費税
  • 応益説と能力説について、次のように解説している。「なんらかの公共支出にたいする負担を論じる場合、その公共施策から利益を得る者がそれを負担せよといういわゆる応益説に対し、それを負担する能力のある者が支払えといういわゆる能力説が依然として人々に訴求する力をもっている」[27]
  • その上で、税制における能力説(累進課税)と応益説(消費税など)との併用を主張している。この点について次のように述べている。「社会は「共同の企て」と「個別の企て」の二重的構成になっている。現実の公共施設・サービスはそれら両層に及ぶであろうから、実際の税制にあっては能力説と応益説とを併用するほかない。」[28]
  • 能力説と応益説の考え方の原則については次のように述べている。「私のいいたいのは「共同の企て」に深くかかわる公共支出を目的にするときには、能力説にもとづいて累進課税を手段としたらどうか、そして、人々の「個別の企て」において発生するものとしての「市場の失敗」を矯正するための公共支出を目的とする場合には、人頭税なり応益税なりを手段とすべきではないか、というものである。…もちろん、これは考え方の原則であって、実際の税制を(税収の支出先を特定したものとしての)目的税にせよということではない。そんなことをすれば税制の伸縮性が損われてしまう」[29]
  • 1989年4月1日、消費税導入を決断した竹下登とは親交があり、決断前夜、「竹下さんは地獄を見た方だから、消費税導入はできる。むしろ彼でなければできないでしょう」、「腹をくくれ」と迫り、それを聞いた竹下は「くくった」と呼応し、消費税導入に至った[30]
民主党政権への評価

一度も肯定的に評価したことがなく、民主党政権ができる前から「必ずや日本を解体に導きます」と述べていた[31]。また尖閣諸島情勢が緊迫化するのにともない、中国で不買運動や工場の破壊がおきると以前から予測していた。結果的にその通りの事態が生じている[32]。 しかしながら、2015年には鳩山元首相を自らが司会を務めるTV番組に招き、米軍基地問題と日本人のアメリカ人への諂いについて議論をしている[33]

受賞[編集]

連載[編集]

新聞[編集]

  • 2006年4月5日から2007年3月28日まで、『産経新聞』に「保守再考」(全44回)を連載した。
  • 2010年4月21日から2013年3月6日まで、『毎日新聞』の「異論反論」欄を他の3名の寄稿者との持ち回りで担当した。

雑誌[編集]

  • VERDAD』(ベストブック)に1999年8月号から「流言流行への一撃」を連載している。
  • 『時局』(時局社)に1994年4月号から「平成哲学指南」を連載していた。その後、連載が終了。
  • 『表現者』(MXエンターテインメント)
    • 「憶い出の人々」を連載していた。その後、連載が終了。
    • 「巻末オピニオン」を連載している。
  • 言志』(ブクログ)に2012年8月の創刊号から「今号のコラム」を連載している。
  • 映画芸術』(編集プロダクション映芸)で441号(2012年10月30日発売)以降、佐高信と映画について語る対談「連続斗論」を連載している。司会は寺脇研が務めている。
  • 『正論』(産経新聞社)に2015年11月号から「ファシスタたらんとした者」を連載している。

雑誌の刊行[編集]

  • 1994年4月、真正保守思想を標榜する月刊誌『発言者』(西部邁事務所、秀明出版会)を創刊し主幹を務めていたが2005年3月、財政上の理由により廃刊。
  • 1997年の創刊から1998年の休刊まで英文雑誌『JAPAN CURRENTS』(日本国民文化研究所)の総合監修を務める。
  • 2003年7月、『北の発言』を創刊するがその後財政上の理由により廃刊。
  • 2005年より『発言者』の後継誌『表現者』(MXエンターテインメント)が刊行されており西部はその顧問を務めている。

出演[編集]

TV[編集]

レギュラー
2005年4月、立川談志野末陳平吉村作治毒蝮三太夫と「談シング5(ファイブ)」を結成。立川談志の喉の治療のため、2008年8月30日に放送を一時休止。
2008年10月、『談志・陳平の言いたい放だい』の後番組として『続・言いたい放だい』を開始し司会を務める。2009年1月より番組名を『西部邁ゼミナール〜戦後タブーをけっとばせ〜』と改題。過去の放送分も公式サイトから視聴できる。
ゲスト出演
一時期は準レギュラーでもあった。
2008年以降頻繁に出演。
日本文化チャンネル桜開局以降不定期出演。

映画[編集]

タイトル 監督 公開年
LEFT ALONE 井土紀州 2005年
ベオグラード1999 金子遊 2009年

著書[編集]

単著[編集]

  • 『ソシオ・エコノミックス 集団の経済行動』 中央公論社、1975年
    • 『ソシオ・エコノミックス』 イプシロン出版企画、2006年4月。ISBN 4-903145-03-4
  • 『蜃気楼の中へ 遅ればせのアメリカ体験』 日本評論社、1979年6月。
    • 『蜃気楼の中へ 遅ればせのアメリカ体験』 中央公論社〈中公文庫〉、1985年8月。ISBN 4-12-201246-5
  • 『経済倫理学序説』 中央公論社、1983年3月。
    • 『経済倫理学序説』 中央公論社〈中公文庫〉、1991年11月。ISBN 4-12-201854-4
  • 『ケインズ』 岩波書店〈20世紀思想家文庫 7〉、1983年4月。
    • 『ケインズ』 イプシロン出版企画 (発売)、2005年7月。ISBN 4-903145-02-6
  • 『大衆への反逆』 文藝春秋、1983年7月。
    • 『大衆への反逆』 PHP研究所〈PHP文庫〉、1991年4月。ISBN 4-569-56349-X
  • 『生まじめな戯れ 価値相対主義との闘い』 筑摩書房、1984年7月。
    • 『生まじめな戯れ 価値相対主義との闘い』 筑摩書房〈ちくま文庫〉、1992年1月。ISBN 4-480-02594-4
  • 『論士歴問――大衆社会をこえていく綱渡り』 プレジデント社、1984年10月。ISBN 4-8334-1238-1 - 吉本隆明富岡多恵子鶴見俊輔長谷川慶太郎二階堂進松本健一井尻千男村上陽一郎山崎正和江藤淳との対談が収録されている。
  • 『幻像の保守へ』 文藝春秋、1985年7月。
  • 『大衆社会のゆくえ』 日本放送協会編、日本放送出版協会〈NHK市民大学〉、1986年7月。
  • 『六〇年安保 センチメンタル・ジャーニー』 文藝春秋、1986年10月。ISBN 4-16-340990-4
    • 『六〇年安保 センチメンタル・ジャーニー』 洋泉社〈MC新書 17〉、2007年6月。ISBN 978-4-86248-149-8
  • 『大衆の病理 袋小路にたちすくむ戦後日本』 日本放送出版協会〈NHKブックス 518〉、1987年1月。ISBN 4-14-001518-7
  • 『近代経済思想』 放送大学教育振興会〈放送大学教材〉、1987年3月。ISBN 978-4-14-531941-8
  • 『批評する精神』 PHP研究所、1987年6月。ISBN 4-569-22038-X
  • 『貧困なる過剰 ビジネス文明を撃つ』 日本経済新聞社、1987年9月。ISBN 4-532-09450-X
    • 『貧困なる過剰 ビジネス文明を撃つ』 PHP研究所〈PHP文庫〉、1991年12月。ISBN 4-569-56435-6
  • 『大錯覚時代』 新潮社、1987年10月。ISBN 4-10-367501-2
  • 『剥がされた仮面 東大駒場騒動記』 文藝春秋、1988年7月。ISBN 4-16-342480-6
  • 大衆民主主義を疑う』 自由民主党調査局政治資料研究会議〈情報資料 368号〉、1988年11月。
  • 『新・学問論』 講談社〈講談社現代新書〉、1989年2月。ISBN 4-06-148936-4
  • 『学者この喜劇的なるもの』 草思社、1989年6月。ISBN 4-7942-0345-4
  • 『サンチョ・キホーテの眼』 文藝春秋、1989年6月。ISBN 4-16-343340-6
  • 『ニヒリズムを超えて』 日本文芸社、1989年10月。ISBN 4-537-04986-3
    • 『ニヒリズムを超えて』 佐伯啓思 解説、角川春樹事務所〈ハルキ文庫〉、1997年11月。ISBN 4-89456-362-2
  • 『マスコミ亡国論 日本はなぜ“卑しい国”になったのか』 光文社〈カッパ・ブックス〉、1990年4月。ISBN 4-334-00494-6
  • 『白昼への意志 現代民主政治論』 中央公論社、1991年1月。ISBN 4-12-001988-8
  • 『マスメディアを撃て』 PHP研究所、1991年2月。ISBN 4-569-52976-3
  • 『戦争論 絶対平和主義批判』 日本文芸社、1991年6月。ISBN 4-537-05003-9
    • 『戦争論 暴力と道徳のあいだ』 角川春樹事務所〈ハルキ文庫〉、2002年2月。ISBN 4-89456-957-4
  • 『思想史の相貌 近代日本の思想家たち』 世界文化社、1991年6月。ISBN 4-418-91511-7
  • 『私の憲法論 日本国憲法改正試案』 徳間書店、1991年6月。ISBN 4-19-554590-0
    • 『私の憲法論 真正保守による改正試案』 徳間書店〈徳間文庫〉、1999年5月。ISBN 4-19-891110-X
    • 『わが憲法改正案 「大切な心」を忘れた日本人』 ビジネス社、2004年4月。ISBN 4-8284-1115-1 - 『私の憲法論』の改訂版。追加の文章が随処に挿入されている。
  • 『人間論』 日本文芸社、1992年4月。ISBN 4-537-05012-8
  • 『「成熟」とは何か 新政経学のすすめ』 講談社、1993年4月。ISBN 4-06-206429-4
  • 『リベラルマインド 歴史の知恵に学び、時代の危機に耐える思想』 学習研究社、1993年7月。ISBN 4-05-105638-4
  • 『歴史感覚 何が保守政治の神髄か』 PHP研究所、1994年6月。ISBN 4-569-54318-9
  • 『歴史の復権 「文明」と「成熟」の構図』 東洋経済新報社〈日本を考える〉、1994年7月。ISBN 4-492-08554-8
  • 『死生論』 日本文芸社、1994年11月。ISBN 4-537-05035-7
    • 『死生論』 角川春樹事務所〈ハルキ文庫〉、1997年5月。ISBN 4-89456-311-8
  • 『世人に言上したきことあり』 新潮社、1996年1月。ISBN 4-10-367502-0
  • 『現在への証言 平成の世と切り結ぶ』 広済堂出版、1996年2月。ISBN 4-331-50519-7
  • 『破壊主義者の群れ その蛮行から日本をいかに守るか』 PHP研究所、1996年3月。ISBN 4-569-54969-1
  • 『思想の英雄たち 保守の源流をたずねて』 文藝春秋、1996年4月。ISBN 4-16-350900-3
    • 『思想の英雄たち 保守の源流をたずねて』 角川春樹事務所〈ハルキ文庫〉、2012年1月。ISBN 978-4-7584-3629-8
  • 知性の構造』 角川春樹事務所、1996年7月。ISBN 4-89456-025-9
    • 『知性の構造』 角川春樹事務所〈ハルキ文庫〉、2002年11月。ISBN 4-7584-3014-4
  • 『知識人の生態』 PHP研究所〈PHP新書〉、1996年11月。ISBN 4-569-55365-6
  • 『「国柄」の思想』 徳間書店、1997年1月。ISBN 4-19-860634-X
  • 『恐慌前夜の独り言』 新潮社、1998年2月。ISBN 4-10-367503-9
  • 『なぜ「日本売り」は起きたのか 愚かなるかな、改革論者よ』 PHP研究所、1998年3月。ISBN 4-569-55977-8
  • 『国家と歴史 状況の中で』 秀明出版会〈発言者双書 1〉、1998年4月。ISBN 4-915855-11-2
  • 『寓喩としての人生』 徳間書店、1998年6月。ISBN 4-19-860864-4
  • 『西部邁の論争の手引き』 日刊工業新聞社〈B&Tブックス〉、1998年9月。ISBN 4-526-04242-0
  • 『虚無の構造』 飛鳥新社、1999年4月。ISBN 4-87031-366-9
  • 『西部邁の論争ふたたび 対米属国からぬけでる方法』 日刊工業新聞社〈B&Tブックス〉、1999年11月。ISBN 4-526-04470-9
  • 『福澤諭吉 その武士道と愛国心』 文藝春秋、1999年12月。ISBN 4-16-355800-4
  • 『国民の道徳』 新しい歴史教科書をつくる会 編、産経新聞ニュースサービス、2000年10月。ISBN 978-4-594-02937-1
  • 『ナショナリズムの仁・義』 PHP研究所、2000年12月。ISBN 4-569-61428-0
  • 『エコノミストの犯罪 「失われた10年」を招いたのは誰か』 PHP研究所、2002年4月。ISBN 4-569-62063-9
  • 『保守思想のための39章』 筑摩書房〈ちくま新書〉、2002年9月。ISBN 4-480-05966-0
  • 『人生の作法』 飛鳥新社、2002年10月。ISBN 4-87031-521-1
  • 『獅子たりえぬ超大国 なぜアメリカは強迫的に世界覇権を求めるのか』 日本実業出版社、2003年4月。ISBN 4-534-03569-1
  • 『学問』 講談社、2004年4月。ISBN 4-06-212369-X
  • 『人生読本』 ダイヤモンド社、2004年7月。ISBN 4-478-70311-6
  • 『友情 ある半チョッパリとの四十五年』 新潮社、2005年4月。ISBN 4-10-367504-7
    • 『友情 ある半チョッパリとの四十五年』 筑摩書房〈ちくま文庫〉、2011年5月。ISBN 978-4-480-42827-1
  • 『無念の戦後史』 講談社、2005年8月。ISBN 4-06-213057-2
  • 『核武装論 当たり前の話をしようではないか』 講談社〈講談社現代新書〉、2007年3月。ISBN 978-4-06-149884-6
  • 『教育 不可能なれども』 ダイヤモンド社、2007年7月。ISBN 978-4-478-00200-1
  • 『「日本国憲法」を読む』上、イプシロン出版企画、2007年8月。ISBN 978-4-903145-20-4
    • 『「日本国憲法」を読む』下、柴山桂太 解説、イプシロン出版企画、2008年9月。ISBN 978-4-903145-21-1
  • 『妻と僕 寓話と化す我らの死』 飛鳥新社、2008年7月。ISBN 978-4-87031-851-9
  • 『サンチョ・キホーテの旅』 新潮社、2009年3月。ISBN 978-4-10-367505-1
  • 『陥没する世界のなかでの「しあわせ」論』 ジョルダン〈ジョルダンブックス〉、2009年1月。ISBN 978-4-915933-07-3
  • 『だからキミの悩みは黄金に輝く 西部邁の人生相談』 ジョルダン〈ジョルダンブックス〉、2009年4月。ISBN 978-4-915933-20-2
  • 『14歳からの戦争論』 ジョルダン〈ジョルダンブックス〉、2009年10月。ISBN 978-4-915933-25-7
  • 『昔、言葉は思想であった 語源からみた現代』 時事通信出版局、2009年11月。ISBN 978-4-7887-0974-4
  • 『焚書坑儒のすすめ エコノミストの恣意を思惟して』 ミネルヴァ書房、2009年11月。ISBN 978-4-623-05621-7
  • 『小沢一郎は背広を着たゴロツキである。 私の政治家見験録』 飛鳥新社、2010年7月。ISBN 978-4-86410-029-8
  • 『文明の敵・民主主義――危機の政治哲学』 時事通信出版局、2011年3月。ISBN 978-4-7887-1166-2
  • 『そろそろ子供と「本当の話」をしよう』 ベストブック〈Big birdのbest books〉、2012年8月。ISBN 978-4-8314-0176-2
  • 『「世論」の逆がおおむね正しい――西部邁ゼミナール』 産經新聞出版、2012年10月。ISBN 978-4-8191-1188-1
  • 『金銭(かね)の咄噺(はなし)』 NTT出版、2012年11月。ISBN 978-4-7571-5084-3
  • 『どんな左翼にもいささかも同意できない18の理由』 幻戯書房、2013年1月。ISBN 978-4-86488-012-1
  • 『実存と保守 危機が炙り出す「人と世」の真実』 角川春樹事務所、2013年4月。ISBN 978-4-7584-1216-2
  • 『保守の辞典』 幻戯書房、2013年5月。ISBN 978-4-86488-022-0
  • 中江兆民 百年の誤解黒鉄ヒロシ 絵、時事通信出版局、2013年11月30日ISBN 978-4-7887-1310-9

共著[編集]

一部執筆/インタビュー書籍[編集]

翻訳[編集]

  • ミルトン・フリードマン 『価格理論』 内田忠夫・深谷昌弘 訳、好学社、1972年
  • 『シュムペーターのヴィジョン 『資本主義・社会主義・民主主義』の現代的評価』 A・ヒアチェ 編、西部邁 他訳、HBJ出版局、1983年8月。ISBN 4-8337-5002-3
  • スティーヴン・ナッシュ 『日本人と武士道』 角川春樹事務所、1997年12月。ISBN 4-89456-045-3
    • スティーヴン・ナッシュ 『日本人と武士道』 角川春樹事務所〈ハルキ文庫〉、2004年5月。ISBN 4-7584-3104-3

音声・動画作品[編集]

  • 『真正保守思想を求めて』2、エピック・ソニー、1989年
  • 『西部邁の「反論を待つ」』2、エピック・ソニー、1990年
  • 『西部邁の「反論を待つ」』3、エピック・ソニー、1990年
  • メディアが世界を変える』第16巻、中京テレビ編、丸善。

脚注[編集]

  1. ^ 『そろそろ子供と「本当の話」をしよう』ベストブック、2012年、46および103頁
  2. ^ 『妻と僕』(飛鳥新社、2008年)の巻末に西部の詳細な経歴が掲載されている。また西部は『寓喩としての人生』(徳間書店、1998年)という自伝を公表している。
  3. ^ 『生まじめな戯れ 価値相対主義との闘い』筑摩書房、1984年7月
  4. ^ 西部邁 『妻と僕』 飛鳥新社、2008年、244頁。
  5. ^ 『どんな左翼にもいささかも同意できない18の理由』幻戯書房、2013年、108頁
  6. ^ 『寓喩としての人生』
  7. ^ 西部邁 『無念の戦後史』 講談社、2005年、104頁。
  8. ^ 西部邁 『六〇年安保 センチメンタル・ジャーニー』 洋泉社〈MC新書 17〉、2007年、36-37頁。
  9. ^ 西部邁 『六〇年安保 センチメンタル・ジャーニー』 文藝春秋、1986年、36-37頁。
  10. ^ 『六〇年安保 センチメンタル・ジャーニー』
  11. ^ 『寓喩としての人生』175 - 177頁。
  12. ^ 『妻と僕』61 - 63頁。
  13. ^ 『アホ腰抜けビョーキの親米保守』
  14. ^ 西部邁「レストランの地主となって」『文藝春秋』平成14年6月号
  15. ^ 西部邁「大新聞、テレビは統合失調症だ」、『WiLL』、ワック、2011年4月。
  16. ^ 『表現者』2013年5月号、131頁。
  17. ^ 「首相動静 2013年4月22日」『時事通信
  18. ^ 及川君、いま僕はね、インタビュー受ける気持ちにはなれない”. 日仏共同テレビ局France10及川健二. 2014年4月13日閲覧。
  19. ^ 西部邁、栗本慎一郎『立ち腐れる日本』光文社、1991年、225頁。
  20. ^ 『日本の保守思想』(ハルキ文庫)などを参照。
  21. ^ 異端を排除していく日本社会”. 週刊金曜日. 2015年4月24日閲覧。
  22. ^ のちに『表現者』塾に改名。
  23. ^ 『あえて暴力団排除に反対する』同時代社、2012年、55頁
  24. ^ 西部邁・小林よしのり『アホ腰抜けビョーキの親米保守』飛鳥新社、2003年などを参照。
  25. ^ 「「半神半人」の仮構でなる天皇制度」産経新聞、2004年7月20日。西部の天皇論には以下のものもある。
    • 「4 天皇は「聖と俗」の境界に立っている」『国民の道徳』 産経新聞ニュースサービス、2000年、105-123頁。
    • 「18 天皇 国家象徴が人間であるのはなぜか」『学問』 講談社、2004年、69-71頁。
    • 「第二章 四 国体護持と象徴天皇」、「第三章 二 日本国民伝統の象徴――天皇について」ならびに「第四章 日本国憲法と「私の憲法案」 第一章 天皇」『わが憲法改正案』ビジネス社、2004年、78 - 86頁、118 - 137頁、226 - 227頁
    • 「4 憲法と天皇制」『無念の戦後史』 講談社、2005年、49-55頁。
    • 「三、第一章 天皇 逐語解釈」『「日本国憲法」を読む(上)』 イプシロン出版企画、2007年、137-207頁。
    • 「天皇(emperor)」『昔、言葉は思想であった』 時事通信出版局、2009年、192-194頁。
    • 「国家象徴の必要」『文明の敵・民主主義』 時事通信出版局、2011年、141-146頁。
    • 「天皇象徴は歴史のみごとな工夫だ」『そろそろ子供と「本当の話」をしよう』 ベストブック、2012年、85-94頁。
    • 「37章 象徴の帝国――時間を統治する国家象徴」および「38章 儀式の体系――聖性への渇望は満たされることがない」『保守思想のための39章』中央公論新社〈中公文庫〉、2012年、212 - 221頁
    • 「天皇への瀆神を歴史の否定に利用するな」『どんな左翼にもいささかも同意できない18の理由』 幻戯書房、2013年、111-124頁。
    • 「国家象徴」『保守の辞典』 幻戯書房、2013年、42-48頁。
    • 「天皇問題を考える 天皇は世襲の法王なり」、『Will』2013年10月号、ワック株式会社。
  26. ^ 『「文明」の宿命』NTT出版、2012年、20 - 22頁
  27. ^ 『西部邁の経済思想入門』 左右社、2012年、189頁。
  28. ^ 『「成熟」とは何か : 新政経学のすすめ』 講談社、1993年、190頁。
  29. ^ 『「成熟」とは何か : 新政経学のすすめ』 講談社、1993年、194-195頁。
  30. ^ 『週刊新潮』8月27日号 54-55項
  31. ^ “自民党よ、なぜ奪権しないのか03”. 西部邁ゼミナール. http://www.youtube.com/watch?v=U4nC50t_dlQ#t=02m20s 2013年3月4日閲覧。 
  32. ^ “水島総氏の尖閣上陸記 2012.09.01”. 西部邁ゼミナール. http://www.youtube.com/watch?v=4pE3GOp9t80#t=16m30s 2013年3月4日閲覧。 
  33. ^ 鳩山元首相が語る、米軍基地問題西部邁ゼミナール 2015年5月3日放送
  34. ^ 吉野作造賞受賞作品一覧
  35. ^ サントリー学芸賞 1984年度 社会・風俗部門 西部邁 『生まじめな戯れ』を中心として 桐島洋子(評論家)評
  36. ^ 平成21年度芸術選奨 受賞者及び贈賞理由 文化庁

関連項目[編集]

外部リンク[編集]