岡田斗司夫

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おかだ としお
岡田 斗司夫
本名 岡田 斗司夫(おかだ としお)
出生地 日本の旗 大阪府大阪市
職業 評論家文筆家
主な作品
実写映画
愛國戰隊大日本

アニメーション映画
王立宇宙軍 オネアミスの翼』(企画


OVA
『『おたくのビデオ』(企画)


ゲーム
電脳学園』(企画)


書籍『いつまでもデブと思うなよ』(著)

岡田 斗司夫(おかだ としお、1958年7月1日 - )は、日本プロデューサー評論家文筆家実業家企画者、講演者。 自称オタキングおたくの王)。株式会社オタキング代表取締役、株式会社クラウドシティ代表取締役。 FREEex設立者。大阪府立今宮高等学校卒業、大阪電気通信大学除籍。

人物・経歴

1958年大阪府立病院で一男一女の第2子として出生。

1963年、住吉区遠里幼稚園入学。幼稚園は無意味ゆえ辞めたいと主張、父母の同意を得て1964年に退園[1]。幼少時に学校で受けたIQ検査で、自身のIQが148以上なのを知り、頭が良ければ宿題等は唯の機会損失として、以後の勉学を放棄[1]

1977年同校卒業、大学受験に失敗し夕陽丘予備校の予備校生となる。

1978年、コンピュータを学ぶため大阪電気通信大学に入学[2]し、「SF&アニメーション研究会」へ入部。

1981年、同大学除籍[1]

1978年、大阪電気通信大学も参加して発足していた関西学生SF研究会連盟の会合に顔をだすようになる。ここで武田康廣と出会う。同年、第17回日本SF大会(ASHINOCON)に参加し、武田と共に舞台で話芸を披露。「関西芸人」の異名を取る[3]

1979年、関西学生SF研究会連盟が大阪で主催した第4回SFショーの事務局長を務める[4]。本来は日本SF大会の大阪第3回大会(DAICON3)を開こうとしたものだったが、開催ルールを知らなかったため認められず、野田昌宏が始めたイベントのSFショーの名を借りて開催した[5]。企画・構成・演出を務め、桂枝雀のSF落語やコスチュームショーなどを企画構成した[4]

1981年、両親からの出資を得て実家の会社の一部門として1982年SFグッズ専門店「ゼネラルプロダクツ」を開店[6]

1982年、DAICON FILMの自主製作映画『愛國戰隊大日本』がSF界で論争になる[7]。同年、6月27日に放送の劇場アニメ『伝説巨神イデオン』の宣伝番組に武田康廣と共に「双子の悪魔」としてテレビ出演。数々のパフォーマンスを演じた[8]

ゼネラルプロダクツの女性従業員と不倫。女性が岡田との関係に悩み、周囲に相談し不倫が発覚。岡田は周囲から軽蔑、非難され、大阪に居られないと実感。同時期、大阪での活動に限界を感じた山賀博之はこれを契機とし、岡田を東京進出に誘う。大阪に居場所を失くした岡田は、山賀の誘いに乗り東京進出を決めた[9]

1992年、ガイナックスを退社。退社についてネット上で社内での不仲説が流れたが、岡田と共に同社を立ち上げた武田は「仕事をしない岡田に退職を迫った結果」とした[3]

1994年10月〜翌3月まで東京大学教養学部の講師を非常勤で務め、「マルチメディア概論」の講義を行った。本人曰く「高卒で東大で講義したのは僕だけじゃないかな?」とのことだが、実際には安藤忠雄等がいる。1996年から1997年にかけて、学生の学外の講師を招聘して設置される自由研究ゼミとして「オタク文化論」の講義を行った[10]

1996年より出演のNHKBS2で不定期放送中の番組『BSマンガ夜話』開始。この頃より「オタキング」(=おたく)を自称し始める。「オタクのカリスマ[11]「オタクの教祖」とも自称する。戯画的にオタクを演じた宅八郎に代わり、オタク関係の著書を立て続けに出版、並行して各種メディアに露出してオタクを擁護し、ネガティブなイメージだったオタクの社会的地位向上に向け言論活動を1998年まで行う[12][13]

1997年、自身の講演・執筆活動のために株式会社オタキングを設立、代表取締役に就任[14]

2006年新宿ロフトプラスワンにおけるトークショー「オタク・イズ・デッド」で「オタクという民族は解体し、『オタク文化』は死んだ」「今こそ全てのオタクは、『オタクである』という旧来のアイデンティティより解放され、『アニメやマンガなどが好きな個人』として生きるべき」と語り、各メディアで取り上げられ[15]反響を起こし、そこで語られたトークを加筆修正し2008年に「オタクはすでに死んでいる」として発表。

2001年頃から2003年頃にかけてダイエットをし、一時は30kgの減量に成功したがリバウンドして元に戻る[16]。2006年頃に、口にする食べ物を逐一記録した結果、一日当たりの食事回数及びカロリー摂取量が徐々に判明、再びダイエットを開始。2007年、自ら実践したレコーディング・ダイエットをテーマに著した『いつまでもデブと思うなよ』が、50万部以上のベストセラーになる[17]

本人公式ブログより「あのやせ方は超常現象だ」とのコメントにより、日本トンデモ本大賞2008で複数票を得た。

同2007年、食玩「王立科学博物館」シリーズが三才ブックスより書籍化された。2008年1月、携帯電話ブランド各社の公式サイト「王立科学博物館」[18]が相次いで公開された。

2010年3月、オタキングex設立。

2011年2月、株式会社クラウドシティ設立。5月、ニコ生岡田斗司夫ゼミ開始。

2012年、吉本興業と契約、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。1月、オタキングexの社名をFREEexに変更。

2014年9月、作中に岡田自身が登場する漫画作品「アオイホノオ」のドラマ版に手塚治虫役で出演。

2015年1月、愛人問題が発覚。

同2月、竹熊健太郎氏に対して盗作をした疑惑が発覚。

同2月、高須クリニック院長、高須克弥氏に謝罪した騒動が勃発。

同3月、性風俗産業への交際女性の斡旋が発覚。

騒動

愛人騒動

  • 2014年末、交際する一般女性との写真がネット上に流出、岡田は当初、これをニセ写真であるとしたが、翌年1月にこれを撤回し謝罪した。また、自身のニコニコ生放送チャンネルで経緯を説明し、かつて一時期は80人、2015年現在でも9人の女性と同時に交際しており、写真を流出させた女性、および1981年から1998年まで結婚していた女性も共にそのうちのひとりであるとした。また、性人類学者のキム・ミョンガンが主催する「セックス・ボランティア・サークル」にかつて所属し活動していた事も明かした。これらの事は、ひいては自身の家族観や人間関係観に関わるため、いずれは公表したいと考えていたとの事[19]
  • 2015年、愛人リストが流出。女性を「年齢差」「巨乳度」「床上手・名器度」などの項目別に格付けし「優良物件」「2点以下の物件」と採点していることが判明。本人はあくまで“妄想”だとしているが、自身が講義を受け持つ大阪藝術大学の学生と見られる女性も含め、実名が載っており、ネット上で炎上している[20]

盗作疑惑

  • 2015年、編集家の竹熊健太郎が、岡田の著作「オタク学入門」(新潮社)の大半は、竹熊氏の講義内容を盗作したもので、営業妨害もされたとTwitterで暴露した。岡田は当時、竹熊に指摘されたが「代わりに書いてあげた」と悪びれず言ったという[21]

謝罪事件

  • 2015年、過去に美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長とトラブルが有ったこと、また岡田が高須氏と交際中の漫画家、西原理恵子を侮蔑するような発言を過去にしていたことから、公式に謝罪を申し出た[22]。なお、この件の前に岡田は高須院長に対して、自らの資金不足から金の無心をしていたことも発覚した[23]

性風俗斡旋問題

  • 2015年、岡田が交際女性を性風俗店に斡旋したこと、更に、斡旋した女性の売上を自分の懐に入れようとしたことが、被害女性の証言と当人が書いた(筆跡鑑定士が同一人物と判断し、岡田の側近、久留茂氏も本人の書体であると証言した)メモにより明らかとなった。[24]

個人情報漏洩・殺人教唆疑惑

  • 2015年、匿名掲示板2ちゃんねるのおたく板の岡田斗司夫スレッドに、複数の関係者(別れた愛人など岡田側に都合の悪い人物)の個人情報を羅列した上、精神状態が不安定な聴覚障害者の女性に対して、「死ね」などと言う発言が書き込まれた。全員の関係者の情報は岡田しか知り得ない内容であることから、この発言が岡田本人、もしくは岡田の指示による側近の書き込みではないかと目されている[25]

著書

単著

  • 『ぼくたちの洗脳社会』朝日新聞社(1995年)のち文庫、9.5万部[26]
  • 『オタク学入門』太田出版(1996年)のち新潮文庫、13万部[26]
  • 『東大オタク学講座』講談社(1997年)のち文庫
  • 『東大オタキングゼミ』自由国民社 1998
  • 『マジメな話 岡田斗司夫世紀末・対談』アスキー・アスペクト 1998
  • 『二十世紀の最後の夜に』講談社 1998
  • 『世紀の大怪獣!!オカダ 岡田斗司夫のお蔵出し』イースト・プレス 1998
  • 『岡田斗司夫の絶滅プラモ大百科』グリーンアロー出版社 1999
  • 『岡田斗司夫の未来玩具』グリーンアロー出版社 1999
  • 『オタクの迷い道』文藝春秋 1999 のち文庫 
  • 『人生テスト 人を動かす4つの力』ダイヤモンド社 2000
  • 『失われた未来』毎日新聞社(2000年
  • 『30独身女、どうよ!?』現代書林 2001
  • 『恋愛の取説 タイプ別究極の恋愛心理テスト』現代書林 2001
  • 『フロン 結婚生活・19の絶対法則』海拓舎(2001年)のち幻冬舎文庫
  • 『Otaking diary me no ikizama wo miyagare 1996-2000』ロケット野郎 2002
  • 日本オタク大賞2003年ISBN 4594039006
  • 『恋愛自由市場主義宣言! 確実に「ラブ」と「セックス」を手に入れる鉄則』ぶんか社(2003年)
  • 『プチクリ 好き=才能』幻冬舎(2005年
  • 『「世界征服」は可能か?』ちくまプリマー新書(2007年)、8.1万部[26]
  • 『いつまでもデブと思うなよ』新潮新書(2007年ISBN 4106102277
  • 『オタクはすでに死んでいる』新潮新書(2008年ISBN 9784106102585
  • 『脱デブ なぜ芸能人はレコーディング・ダイエットにはまるのか,なぜ1年以上たってもリバウンドしないのか』ソニー・マガジンズ新書 2008
  • 『岡田斗司夫の見るだけでダイエット ビジュアルで覚えるマッピング・カロリー&脂質事典』小学館 2009
  • 『レコーディング・ダイエット決定版』文春文庫 2010
  • 『レコーディング・ダイエット「公式」手帖』(2009年ISBN 9784796669757
  • 『遺言』(筑摩書房 2010) ISBN 9784480864055
  • 『人生の法則 「欲求の4タイプ」で分かるあなたと他人』朝日新聞出版 2011年 ISBN 978-4023308831
  • 『あなたを天才にするスマートノート』文藝春秋 2011年 ISBN 978-4163735702
  • 『評価経済社会 ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている』ダイアモンド社 2011年 ISBN 978-4478015889
  • 『「いいひと」戦略 超情報化社会におけるサバイバル術』マガジンハウス 2012
  • 『僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない』PHP新書 2014

共著

  • 『国際おたく大学 1998年 最前線からの研究報告』(編)光文社(1998年
  • 『封印 史上最強のオタク座談会』 田中公平,山本弘 音楽専科社 1999.8
  • 『回収 史上最強のオタク座談会2』 田中公平,山本弘 音楽専科社 2000.8
  • 『絶版 史上最強のオタク座談会3』 田中公平,山本弘 音楽専科社 2000.8
  • 『ヨイコ 空前絶後のオタク座談会1』 山本弘 音楽専科社 2001.5
  • 『ナカヨシ 空前絶後のオタク座談会 2』 山本弘 音楽専科社 2002.2
  • 『メバエ 空前絶後のオタク座談会3』 山本弘 音楽専科社 2002.2
  • 『結婚ってどうよ!?』 渡辺由美子 青春出版社 2003.10
  • 『オタク論! 唐沢俊一』 創出版 2007.4
  • 『オタク論! 2 唐沢俊一』 創出版 2009.5
  • 『オタクに未来はあるのか!? 「巨大循環経済」の住人たちへ』 森永卓郎 PHP研究所 2008.5
  • 『未来改造のススメ (アスペクト 2010) ISBN 9784757217959
  • 『オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より』FREEex共著 幻冬舎新書 2012
  • 『評価と贈与の経済学』内田樹共著 徳間ポケット 2013
  • 『僕らの新しい道徳』FREEex共著 朝日新聞出版 2013
  • 『『風立ちぬ』を語る 宮崎駿スタジオジブリ、その軌跡と未来』FREEex共著 光文社新書 2013 


出演番組

脚注

  1. ^ a b c 岡田斗司夫、速水由紀子「現代の肖像 岡田斗司夫」『AERA』2002年11月4日
  2. ^ 岡田斗司夫『世紀の大怪獣!!オカダ 岡田斗司夫のお蔵だし』イースト・プレス、1998年、141頁
  3. ^ a b 武田康廣 『のーてんき通信 エヴァンゲリオンを創った男たち』 ワニブックス2002年、152頁。
  4. ^ a b 岡田斗司夫『世紀の大怪獣!!オカダ 岡田斗司夫のお蔵だし』イースト・プレス、1998年、140-141頁
  5. ^ 武田康廣『のーてんき通信 エヴァンゲリオンを創った男たち』ワニブックス、2002年、37-39頁。
  6. ^ 岡田斗司夫『世紀の大怪獣!!オカダ 岡田斗司夫のお蔵だし』イースト・プレス、1998年、140-141頁
  7. ^ 巽孝之『日本SF論争史』勁草書房、2000年、30 - 31頁。
  8. ^ 中島紳介・斉藤良一・永島収『イデオンという伝説』太田出版、1998年、172-174頁。
  9. ^ ニコニコ生放送「ニコ生 岡田斗司夫ゼミ」2012年9月27日放送
  10. ^ 岡田斗司夫『オタクの迷い道』文藝春秋、1999年、44,105,107頁
  11. ^ 倉田真由美「フリドラ男22」『週刊朝日』2007年10月5日号、朝日新聞社。
  12. ^ 岡田斗司夫『世紀の大怪獣!!オカダ 岡田斗司夫のお蔵だし』イースト・プレス、1998年、126-129頁。
  13. ^ 黒岩静也「流行批評版オタク解剖学」『オタクになれないアニメ好きの本』キルタイムコミュニケーション、1997年
  14. ^ 岡田斗司夫『オタクの迷い道』文藝春秋、1999年、84頁
  15. ^ AERA2006年9月11日号、朝日新聞社など。
  16. ^ 唐沢俊一、岡田斗司夫『オタク論!』創出版、2007年、44-48頁。初出は2004年の『創』の連載対談の回。
  17. ^ 「いつまでもデブと思うなよ」 大ベストセラーの理由 J-CASTニュース、2007年10月23日
  18. ^ 王立科学博物館1月16日Yahoo!ケータイソフトバンクモバイル)、1月21日iモードNTTドコモ)、1月24日EZwebau)。
  19. ^ 岡田斗司夫、流出キス写真は本物 過去の驚愕「80股!」も告白”. 2015年1月13日閲覧。
  20. ^ 岡田斗司夫さん、ネットに流出の「愛人リスト」めぐり謝罪 「妄想を書いたもの」”. 2015年1月21日閲覧。
  21. ^ 岡田斗司夫氏、愛人リスト流出の次は盗作疑惑が浮上”. 2015年1月24日閲覧。
  22. ^ 岡田斗司夫さんが高須克弥院長に謝罪 過去の不義理や西原理恵子さんへの侮辱発言で”. 2015年2月11日閲覧。
  23. ^ 岡田斗司夫 経営危機!オカダ債を発行します - YouTube”. 2015年2月11日閲覧。
  24. ^ 相関図屋の岡田斗司夫事件メモ”. 2015年3月7日閲覧。
  25. ^ 相関図屋の岡田斗司夫事件メモ”. 2015年3月7日閲覧。
  26. ^ a b c 本人公式ブログ

外部リンク