ビジネス社
| ビジネス社 | |
|---|---|
| 正式名称 | 株式会社ビジネス社 |
| 英文名称 | business-sha,Inc. |
| 現況 | 事業継続中 |
| 種類 | 株式会社 |
| 市場情報 | 非上場 |
| 出版者記号 | 8284 |
| 取次コード | 7152 |
| 法人番号 | 1011101060518 |
| 設立日 | 1968年9月21日 |
| 代表者 | 代表取締役社長 唐津隆 |
| 本社郵便番号 | 162-0805 |
| 本社所在地 |
東京都新宿区矢来町114 神楽坂高橋ビル5階 |
| 資本金 | 2,700万円 |
| 決算期 | 12月 |
| 定期刊行物 | 『FLIX』『ザ・フナイ』『表現者クライテリオン』 |
| 外部リンク | https://www.business-sha.co.jp/ |
株式会社ビジネス社(ビジネスしゃ、英語表記:business-sha,Inc.)は、東京都新宿区矢来町に本社を置く日本の出版社。1968年設立。
創業期には企業経営や流通業界に関する実務書を手掛け、その後、船井幸雄の著作などを多数刊行した。1991年から2011年までは船井総合研究所の連結子会社であった。現在は経済・金融・投資、政治・国際情勢、歴史、ビジネス・経営、実用、心理・生き方、ノンフィクションなど幅広い分野の書籍を刊行している。また、映画・エンターテインメント誌『FLIX』を発行するほか、『ザ・フナイ』『表現者クライテリオン』の発売元を務める。
概要
[編集]1968年9月21日設立。本社所在地は東京都新宿区矢来町114・神楽坂高橋ビル5階。代表取締役社長は唐津隆、資本金は2,700万円である[1]。
沿革
[編集]創業期
[編集]1968年、河出書房新社からビジネス部門が分離独立し、ダイヤモンド・タイム社副社長だった桑名一央を社長として「河出ビジネス社」が設立された。その後、社名から「河出」が外れ、ビジネス社となった[2]。
創業期には企業経営や流通業界に関する書籍を刊行した。渥美俊一、川崎進一編『講座ビッグストアへの道』について、CiNii Booksではビジネス社版を「第1-8巻(河出書房刊)の継続版」としており[3]、1968年以降、同シリーズの続巻や改訂版をビジネス社が刊行した。
1969年には、後に船井総合研究所を創業する経営コンサルタントの船井幸雄による『繊維業界革命 メーカー・問屋・小売店がかかえる問題店』を刊行している[4]。
その後、船井の著作を数多く刊行するようになり、桑名一央に替わって番場征が社長を務めた時期には、船井の著作が同社の主要な刊行物となった[2]。
船井総合研究所傘下
[編集]1991年1月、船井総合研究所がビジネス社の全株式を取得し、同社を連結子会社とした[5]。
1995年からは、船井幸雄の著作・編著などを中心とする「New paradigm books the Funai」シリーズを展開した。CiNii Booksでは、船井編著『「本物の時代」が始まる!』、船井・深野一幸編著『21世紀への超技術』、船井・船井総合研究所著『本物の経営ノウハウ』など、1995年から1997年にかけて刊行された同シリーズが確認できる[6]。
一方で出版分野を広げ、1992年には映画・エンターテインメント誌『FLIX』の刊行を開始した[7]。
船井総合研究所からの独立
[編集]2011年6月、船井総合研究所は保有するビジネス社の全株式を、当時ビジネス社取締役だった唐津隆に譲渡することを決議した[5]。
M&A Onlineによると、当時のビジネス社の売上高は3億9,500万円、営業損失は2,200万円、純資産はマイナス1億1,200万円で、株式の譲渡価額は2万4,000円、譲渡予定日は同年6月30日とされた。船井総合研究所は、メディアの多様化や電子書籍の普及などによって出版業界の競争がさらに激化すると予測したことを売却の理由としている[5]。これにより、1991年以来約20年間続いた船井総合研究所の連結子会社としての関係を終えた。
出版活動
[編集]創業当初は企業経営や流通業界に関する実務書を中心としていたが、その後、一般書へ刊行分野を拡大した。
現在は、経済・金融・投資、政治・社会・国際情勢、歴史、ビジネス・経営、心理・宗教・生き方、健康・実用、ノンフィクション、海外翻訳、教育などの分野で書籍を刊行している[8]。
書籍出版のほか、映画・エンターテインメント誌『FLIX』を自社で発行する。また、船井本社が発行する『ザ・フナイ』、啓文社書房が発行する『表現者クライテリオン』の発売を手掛けている。
雑誌・定期刊行物
[編集]FLIX
[編集]『FLIX』(フリックス)は、ビジネス社が発行する映画・エンターテインメント雑誌[7]。
現在は隔月刊で、偶数月21日発売。映画、ドラマ、舞台などで活動する俳優のロングインタビューや撮り下ろしグラビア、撮影現場のレポートなどを掲載している[9]。
本誌のほか、映画作品などを特集した「FLIX SPECIAL」も刊行している。
ザ・フナイ
[編集]『ザ・フナイ マス・メディアには載らない本当の情報』は、2007年10月創刊の月刊誌である[10]。
1巻1号から8巻8号までは船井メディアが出版し、その後は船井本社が発行している。頒布者はメディアパルを経て、11巻6号以降はビジネス社となっており、現在は船井本社発行・ビジネス社発売の形で刊行されている[10]。
2024年6月号で通巻200号となった[11]。
表現者クライテリオン
[編集]『表現者クライテリオン』は、2018年創刊の思想・言論誌。啓文社書房が出版する[12]。
国立国会図書館の書誌によると、13号以降の頒布者はビジネス社で、現在は啓文社書房発行・ビジネス社発売となっている[12]。
主な刊行物
[編集]創業期・船井総研傘下時代
[編集]創業期には、河出書房から引き継いだ渥美俊一らの『講座ビッグストアへの道』シリーズを刊行[13]。
1969年には船井幸雄『繊維業界革命』を刊行[14]、1990年代には「New paradigm books the Funai」シリーズを展開した[15]。
近年の刊行物
[編集]2019年には、消費増税反対botちゃん著『マンガでわかるこんなに危ない!?消費増税』を刊行した[16]。同書を原作とした実写映画『君たちはまだ長いトンネルの中』が2022年6月17日に公開された[17]。映画はなるせゆうせいが監督・脚本を務め、加藤小夏が主演した[18]。
2024年には櫻庭露樹・大石洋子『神さまに応援される人になる』を刊行。同書は同年5月30日から6月5日までの紀伊國屋書店新宿本店週間ランキング「文学・芸術」部門で1位となった[19]。
2025年12月には朝倉慶『株はもう下がらない』を刊行[20]。同書は発売前に増刷が決定し、ビジネス社によると2025年12月6日から11日までAmazon書籍売れ筋ランキング総合1位となった[21]。発売後も、2025年12月第4週の丸善丸の内本店週間ランキング「経済・金融」部門で1位となった[22]。2026年1月第1週にも同部門2位となっている[23]。
脚注
[編集]- ↑ “会社概要”. 株式会社ビジネス社. ビジネス社. 2026年9月11日閲覧。
- 1 2 “コラム 歴史を知った日”. ビジネス社. ビジネス社. 2026年9月11日閲覧。
- ↑ “講座ビッグストアへの道”. CiNii Books. 国立情報学研究所. 2026年9月11日閲覧。
- ↑ “繊維業界革命 : メーカー・問屋・小売店がかかえる問題店”. NDLサーチ. 国立国会図書館. 2026年9月11日閲覧。
- 1 2 3 “船井総合研究所<9757>、出版事業のビジネス社を売却”. M&A Online. 2011年6月6日. 2026年9月11日閲覧.
- ↑ “New paradigm books the Funai”. CiNii Books. 国立情報学研究所. 2026年9月11日閲覧。
- 1 2 “FLIX”. 東京都立図書館. 東京都立図書館. 2026年9月11日閲覧。
- ↑ “株式会社ビジネス社”. 株式会社ビジネス社. ビジネス社. 2026年9月11日閲覧。
- ↑ “FLIX(フリックス)”. Fujisan.co.jp. 富士山マガジンサービス. 2026年9月11日閲覧。
- 1 2 “ザ・フナイ : マス・メディアには載らない本当の情報”. NDLサーチ. 国立国会図書館. 2026年9月11日閲覧。
- ↑ “『ザ・フナイ』通巻200号記念大特集 / 舩井幸雄の心を受け継ぎ、百年企業を育てる”. note. ビジネス社 (2024年5月1日). 2026年9月11日閲覧。
- 1 2 “クライテリオン : 表現者 : 「危機」と対峙する保守思想誌”. NDLサーチ. 国立国会図書館. 2026年9月11日閲覧。
- ↑ “講座ビッグストアへの道”. CiNii Books. 国立情報学研究所. 2026年9月11日閲覧。
- ↑ “繊維業界革命 : メーカー・問屋・小売店がかかえる問題店”. NDLサーチ. 国立国会図書館. 2026年9月11日閲覧。
- ↑ “New paradigm books the Funai”. CiNii Books. 国立情報学研究所. 2026年9月11日閲覧。
- ↑ “マンガでわかるこんなに危ない!?消費増税 : 女子高生あさみちゃんが増税を凍結させる!?”. NDLサーチ. 国立国会図書館. 2026年9月16日閲覧。
- ↑ “君たちはまだ長いトンネルの中”. 映画ナタリー. ナターシャ. 2026年9月16日閲覧。
- ↑ “君たちはまだ長いトンネルの中”. 映画『君たちはまだ長いトンネルの中』公式サイト. 2026年9月16日閲覧。
- ↑ “話題の本 書店別・週間ランキング(2024年5月第5週~6月第1週)”. 日経BOOKプラス. 日経BP (2024年6月14日). 2026年9月11日閲覧。
- ↑ “株はもう下がらない”. 株式会社ビジネス社. ビジネス社. 2026年9月11日閲覧。
- ↑ “株はもう下がらない”. 株式会社ビジネス社. ビジネス社. 2026年9月11日閲覧。
- ↑ “話題の本 書店別・週間ランキング(2025年12月第4週)”. 日経BOOKプラス. 日経BP. 2026年9月11日閲覧。
- ↑ “話題の本 書店別・週間ランキング(2026年1月第1週)”. 日経BOOKプラス. 日経BP. 2026年9月11日閲覧。