多摩川駅

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多摩川駅
Tamagawa Station.jpg
駅全景(2008年3月5日
たまがわ
Tamagawa
所在地 東京都大田区田園調布一丁目53-8[1]
北緯35度35分23.1秒 東経139度40分7.8秒 / 北緯35.589750度 東経139.668833度 / 35.589750; 139.668833座標: 北緯35度35分23.1秒 東経139度40分7.8秒 / 北緯35.589750度 東経139.668833度 / 35.589750; 139.668833
所属事業者 東急電鉄
駅構造 高架駅(東横線・目黒線)
地下駅(東急多摩川線)
ホーム 2面4線(東横線・目黒線)
1面2線(東急多摩川線)
乗降人員
-統計年度-
(東横線)9,094人/日
(目黒線)2,630人/日
(東急多摩川線)2,740人/日
(合計)14,464人/日
-2020年-
開業年月日 1923年大正12年)3月11日
乗入路線 3 路線
所属路線 東横線[1]
駅番号 TY09[1]
キロ程 9.0 km(渋谷起点)
TY08 田園調布 (0.8 km)
(1.3 km) 新丸子 TY10
所属路線 目黒線*[1]
駅番号 MG09[1]
キロ程 7.3 km(目黒起点)
MG08 田園調布 (0.8 km)
(1.3 km) 新丸子 MG10
所属路線 東急多摩川線[1]
駅番号 TM01[1]
キロ程 0.0 km(多摩川起点)
(0.9 km) 沼部 TM02
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多摩川駅(たまがわえき)は、東京都大田区田園調布一丁目にある東急電鉄である[1]

乗り入れ路線[編集]

線路名称上で当駅に乗り入れているのは、東横線と東急多摩川線の2路線である。ただし東横線には、田園調布駅 - 日吉駅間の複々線を利用して、東横線の列車と目黒線の列車も乗り入れており、それぞれ別路線として案内されている。そのため、当駅は東横線・目黒線・東急多摩川線の3路線の接続駅として案内されている。

歴史[編集]

駅舎改良[編集]

1988年11月から1997年6月にかけて、東横線複々線化事業の一環として田園調布 - 多摩川(旧・多摩川園)間改良工事が行われた[6]。それに伴い、当駅についても駅舎の大規模改造工事が行われた。閑静な住宅街の中での工事で夜間工事はできないため、長期にわたる難工事となった。

改良工事前までは開業当時からの駅舎であり、改札口は現在の南口にしかなかった[5]。現行の駅舎は旧駅の面影を全く留めていない。東横線と目蒲線は別線で、田園調布と多摩川(当時・多摩川園)の両駅間の土塁複々線で走っており、田園調布駅とともに3面4線の形態であったが、改良工事着手後は2面4線に改められた。目蒲線は当駅から沼部方面になだらかに坂を下って多摩川第一踏切で平面となり、駅を出てすぐの所に多摩川園への入口となるコンクリート製のガードがあった。東横線は横浜方面のホームが多摩川橋梁への急カーブにかかっており、下り横浜方面の線路はホームと車両が離れているのでカントが付けられず、上り線よりカーブが外側にも位置するにも関わらず駅を通過する急行は徐行運転を余儀なくされていた。また上り線は最後尾車両が傾いたまま停車するため、朝ラッシュ時にはドアが開くと人が降ってくるような状況で、いずれにせよ乗降に危険な駅であった。

複々線化事業に伴い目蒲線は当駅で分断され、目黒方面は東横線と同方向・同一ホーム2面4線の高架ホームとして50mほど田園調布寄りに移動して急曲線ホームを解消させた他、蒲田方面は新たに1面2線の地下ホームでの営業となった。目蒲線の地下への線路付け替え工事は終電始発電車までの間に行われ、一夜にして切り替わった。

また、多摩川橋梁の所で交差する東京都道11号大田調布線(多摩堤通り)のガードの高さが3.3mしかなく、トラックが衝突して死亡事故も発生していたため嵩上げされ、当駅も旧駅より高くなった。

当初は田園調布駅とともにエレベーターを設置する予定はなかったが、地元住民の運動により設置が決定され、その後の日本の鉄道駅の本格的なバリアフリー化の嚆矢となった。[要出典]

この工事は多摩川橋梁架替・増設工事(1997年12月完成)と新丸子⇔武蔵小杉間線増工事(2000年9月完成)に先行して行われたため、2000年8月6日の目黒線営業開始までの間、目蒲線は新しい地下駅を利用し、そこから田園調布方面に直通していた。この線路はその後も連絡線として使われており、田園調布駅から当駅に向かってすぐ、地下へのトンネルを見ることができる。なお、目黒線開業までは現・目黒線に線路が敷設されていなかった。

駅構造[編集]

東横線、目黒線ホームは高架島式ホーム2面4線、東急多摩川線ホームは地下に島式ホーム1面2線がそれぞれ設置されている[11]。東横線・目黒線ホームにはホームドアが設置されている。

トイレは改札内にあり、多機能トイレも設置されている[11]。エレベーターはホームの横浜・蒲田寄りに設置され、高架ホームから地下ホームまで直結する[11]

高架下に駅舎があり、改札は1か所であるが、東口、西口、南口の3方向から出入りすることが可能である[11]

東横線、目黒線ホームはカーブの途中にあるため、電車とホームの間が広く開く。また、東急多摩川線の両渡り線はホームから大きく離れた地上部の丸子橋付近に設置されているため、駅南側に1か所ある踏切では単線並列に近い形態で電車が通過する。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 TY 東横線 下り 武蔵小杉横浜元町・中華街方面[12]
2 MG 目黒線 武蔵小杉・日吉方面[13]
3 上り 目黒赤羽岩淵浦和美園西高島平方面[14]
4 TY 東横線 渋谷池袋所沢川越市方面[15]
5・6 TM 東急多摩川線 下り 下丸子蒲田方面[16]

(出典:東急電鉄:駅構内図

構内施設[編集]

利用状況[編集]

各線の2020年度の1日平均乗降人員は以下の通りである[17]

  • 東横線 - 9,094人
  • 目黒線 - 2,630人
  • 東急多摩川線 - 2,740人

東横線・目黒線の急行停車駅で、東急の3路線が集結するが、各線とも乗降人員は少ない。これは主な利用形態が各路線(主に東横線・目黒線 - 東急多摩川線)相互間の乗り換えであり、改札を通らないことから乗降人員に数えられていないためである。乗り換え客を含んだ場合、実際の利用者はこれよりはるかに多い。

  • 東急線相互の乗換人員を含んだ、2017年度の路線別1日平均乗降人員は以下の通りである[18]
    • 東横線 - 78,586人 - 同線内では渋谷駅、横浜駅、自由が丘駅、中目黒駅、武蔵小杉駅、日吉駅、菊名駅、綱島駅に次ぐ第9位。
    • 目黒線 - 24,859人 - 同線内では目黒駅、大岡山駅、日吉駅、武蔵小山駅、武蔵小杉駅、田園調布駅、西小山駅、不動前駅に次ぐ第9位。急行通過駅の西小山駅、不動前駅よりも少ない。
    • 東急多摩川線 - 88,753人 - 同線内では蒲田駅に次ぐ第2位。

年度別1日平均乗降人員[編集]

近年の1日平均乗降人員・乗換人員の推移は下表の通り。

年度別1日平均乗降人員・乗換人員[18][19][20]
年度 東横線 目黒線 東急多摩川線 東横線⇔東急多摩川線
乗換人員
目黒線⇔東急多摩川線
乗換人員
1日平均
乗降人員
増加率 1日平均
乗降人員
増加率 1日平均
乗降人員
増加率
2003年(平成15年) 10,795 5.1% 2,093 −0.3% 2,007 12.0%
2004年(平成16年) 10,949 1.4% 2,153 2.9% 2,197 9.5%
2005年(平成17年) 11,779 7.6% 2,289 6.3% 2,407 9.6%
2006年(平成18年) 12,243 3.9% 2,292 0.1% 2,561 6.4% 59,273 17,541
2007年(平成19年) 13,208 7.9% 2,618 14.2% 2,943 14.9% 58,250 17,961
2008年(平成20年) 13,411 1.5% 2,884 10.2% 3,195 8.6% 57,641 19,322
2009年(平成21年) 13,386 −0.2% 3,056 6.0% 3,295 3.1% 57,565 19,578
2010年(平成22年) 13,355 −0.2% 3,027 −0.9% 3,336 1.2% 58,251 19,335
2011年(平成23年) 13,348 −0.1% 3,004 −0.8% 3,358 0.7% 58,345 19,017
2012年(平成24年) 13,582 1.8% 3,131 4.2% 3,489 3.9% 59,557 19,260
2013年(平成25年) 14,036 3.3% 3,359 7.3% 3,539 1.4% 62,098 19,694
2014年(平成26年) 14,259 1.6% 3,439 2.4% 3,640 2.9% 62,110 20,050
2015年(平成27年) 14,582 2.3% 3,627 5.5% 3,775 3.7% 62,541 20,592
2016年(平成28年) 14,709 0.9% 3,745 3.3% 3,903 3.4% 62,702 20,617
2017年(平成29年) 14,901 1.3% 3,873 3.4% 4,082 4.6% 63,685 20,986
2018年(平成30年) 14,376 −3.5% 3,795 −2.0% 4,197 2.8%
2019年(令和元年) 14,146 −1.6% 3,789 −0.2% 4,120 −1.8%
2020年(令和02年) 9,094 −35.7% 2,630 −30.6% 2,740 −33.5%

年度別1日平均乗車人員[編集]

近年の1日平均乗車人員の推移は下表の通り。

年度 東横線 目蒲線 出典
1990年 15,929 13,285 [21]
1991年 16,096 13,331 [22]
1992年 15,137 12,014 [23]
1993年 14,649 11,693 [24]
1994年 4,263 1,493 [25]
1995年 4,150 1,497 [26]
1996年 4,145 1,375 [27]
1997年 4,296 1,340 [28]
1998年 4,271 1,290 [29]
1999年 4,311 1,260 [30]
年度 東横線 目黒線 東急
多摩川線
出典
2000年 4,395 844 712 [31]
2001年 4,616 1,162 838 [32]
2002年 5,129 1,074 942 [33]
2003年 5,492 1,087 1,090 [34]
2004年 5,745 1,175 1,195 [35]
2005年 6,096 1,170 1,289 [36]
2006年 6,351 1,181 1,375 [37]
2007年 6,809 1,352 1,533 [38]
2008年 6,918 1,488 1,652 [39]
2009年 6,907 1,581 1,704 [40]

駅周辺[編集]

田園調布せせらぎ公園から多摩川台公園方面を望む(2013年4月撮影)。
左手は多摩川駅、正面方向が多摩川台公園に当たる。右手は田園調布カトリック教会、その先に宝来公園がある。

駅周辺は田園調布一丁目に当たり、公園に囲まれた第一種低層住居専用地域第2種風致地区住宅地であり[41][42]、大規模な小売店などはない。

バス路線[編集]

多摩川駅に乗り入れている東急バス玉11系統(2008年2月10日)
左手は多摩川浅間神社、正面方向は田園調布せせらぎ公園に当たる。

駅前の道路が狭隘で、折り返し場や駅前広場も確保できないため、南口より先の多摩堤通り交差点近辺の旧東急スイミングスクール駐車場前に広場があり、停留所名も「多摩川園」を名乗っていたが、多摩川駅への改称に伴い「多摩川駅」となった。東急バスが運行している路線バスが乗り入れている[44]

多摩川アートラインプロジェクト[編集]

2007年11月3日から同年11月11日まで実施された多摩川アートラインプロジェクトでは、蒲田駅とともに本部が設置された。また、アートが施された駅では最も多く施された。

  • 逢坂卓郎「Rainbow Steps - 虹の階段」
  • アトリエ・ワン+山崎徹也「インフォトンネル」
  • 内田繁「山居」
  • 枯山水サラウンディング「八水響」
  • 渡辺元佳「多摩川“猿” たまがわえん」

隣の駅[編集]

東急電鉄
TY 東横線
特急・通勤特急
通過
急行
田園調布駅 (TY08) - 多摩川駅 (TY09) - 武蔵小杉駅 (TY11)
各駅停車
田園調布駅 (TY08) - 多摩川駅 (TY09) - 新丸子駅 (TY10)
MG 目黒線
急行
田園調布駅 (MG08) - 多摩川駅 (MG09) - 武蔵小杉駅 (MG11)
各駅停車
田園調布駅 (MG08) - 多摩川駅 (MG09) - 新丸子駅 (MG10)
TM 東急多摩川線
多摩川駅 (TM01) - 沼部駅 (TM02)

参考文献[編集]

  • 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 9784533071669

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i 多摩川駅|各駅情報”. 東急電鉄. 2015年1月13日閲覧。
  2. ^ a b c 東急の駅、p.98。
  3. ^ 「地方鉄道駅名改称」『官報』1925年12月16日(国立国会図書館デジタル化資料)
  4. ^ a b c d e 東急の駅、p.97。
  5. ^ a b c d e 東急の駅、p.52。
  6. ^ a b c “営団地下鉄南北線・都営三田線と相互直通運転を開始” (pdf) (プレスリリース), 東京急行電鉄, (2000年2月7日), http://www.tokyu.co.jp/file/000207.pdf 2015年1月14日閲覧。 
  7. ^ a b 「東急 田園調布駅の東横・目蒲4線地下線化が完成」『鉄道ジャーナル』第30巻第3号、鉄道ジャーナル社、1996年3月、 90頁。
  8. ^ 「東急田園調布-多摩川園間改良の竣工式実施」『鉄道ジャーナル』第30巻第6号、鉄道ジャーナル社、1996年6月、 91頁。
  9. ^ “目蒲線の運行系統変更による線名変更などを実施 平成12年8月6日(日)から” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 東京急行電鉄, (2000年3月28日), オリジナルの2019年10月29日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20191029104951/https://www.tokyu.co.jp/file/000328.pdf 2020年5月1日閲覧。 
  10. ^ a b “8月6日(日)から運行開始の目黒線と東急多摩川線のダイヤを決定 併せて東横線、池上線のダイヤも改正” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 東京急行電鉄, (2000年7月14日), オリジナルの2015年4月14日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20150414174636/http://www.tokyu.co.jp/file/000714.pdf 2020年5月1日閲覧。 
  11. ^ a b c d e f g 多摩川駅|駅構内図”. 東京急行電鉄. 2018年5月18日閲覧。
  12. ^ 東横線標準時刻表 多摩川駅 横浜 元町・中華街方面”. 東急電鉄. 2019年11月18日閲覧。
  13. ^ 目黒線標準時刻表 多摩川駅 日吉方面”. 東急電鉄. 2019年11月18日閲覧。
  14. ^ 目黒線標準時刻表 多摩川駅 目黒方面”. 東急電鉄. 2019年11月18日閲覧。
  15. ^ 東横線標準時刻表 多摩川駅 渋谷方面”. 東急電鉄. 2019年11月18日閲覧。
  16. ^ 東急多摩川線標準時刻表 多摩川駅 蒲田方面”. 東急電鉄. 2019年11月18日閲覧。
  17. ^ 2020年度乗降人員 - 東急電鉄
  18. ^ a b レポート - 関東交通広告協議会
  19. ^ 区勢要覧 - 目黒区
  20. ^ 東京都統計年鑑
  21. ^ 東京都統計年鑑(平成2年)226ページ
  22. ^ 東京都統計年鑑(平成3年)232ページ
  23. ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
  24. ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
  25. ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
  26. ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
  27. ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
  28. ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
  29. ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
  30. ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
  31. ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
  32. ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
  33. ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
  34. ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
  35. ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
  36. ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
  37. ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
  38. ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
  39. ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
  40. ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
  41. ^ 『東京土地のグランプリ 2012-2013 最新版』講談社 2012年3月15日
  42. ^ 「日本の高級住宅街」
  43. ^ 多摩川駅|沿線・駅周辺ガイド”. 東京急行電鉄. 2015年1月13日閲覧。
  44. ^ a b c 東急バス時刻表(多摩川駅)”. 東急バス株式会社. 2015年1月14日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]