フレスコボール

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 フレスコボール
起源 1945年
特徴
身体接触
選手数 2人
カテゴリ 屋内、屋外競技
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フレスコボール: FrescoballFrescobol(スペイン語・ポルトガル語))とは、ブラジルリオデジャネイロ発祥のラケットスポーツである。日本では激しい羽子板の様なスポーツと表現される。年齢や性別に関わらず楽しめるため、ブラジルではビーチで老若男女がプレーしている。

特徴[編集]

フレスコボールはビーチテニステニス と似てはいるが、異なるスポーツである。なぜならフレスコボールは対戦競技ではないからである。向かい合う選手同士は敵ではなく、ペア、すなわち味方である。他のラケットスポーツとは異なり、相手のミスを誘ってポイントを稼ぐのではなく、一定時間内にどれだけラリー回数を重ねられたかを競う種目。また、テニスのように向かい合う選手を阻むようなネットや厳密なコートがある訳ではない。

打ち方
  • フォアハンド
    フォアハンドはボールを強く打ちたい時や、ふわっとしたボールが来た時に使う。ラケットを地面に対して真っすぐ向けるか、あるいは少し下に向けて相手に打ち返す。
  • バックハンド
    体の近くにボールが来たときが、打ち返すのに難しい。そんな時はラケット裏面を使い、バックハンドで打ち返すとよい。
  • フックショット
    身体の後ろから、腕を回転させる打ち方。テニスでいう、スマッシュに近い。
  • ダストショット
    床を掃除しているかの如く、ラケットを下に向けて強く打つボールを打ち方。

ルール[編集]

  • 試合時間は5分間である。
  • 選手と選手は最低7メートル離れなければならない
  • 試合時間内には任意で1分間の休憩時間を取ることも認められている。
  • 以下の5項目を審判によって評価され、採点される。
エネルギー
ラリーの打球の強さを評価し、採点される。
アタック
選手によってアタックされた打球の合計により採点される。また、アタックはパートナーの打球よりも自分が強く打ち返した時だけカウントする。
ラリー
ラリーが中断するまでの回数、ボールが地面に落ちるまでに最大で何回ラリーが続いたかを記録し、その回数に応じて採点される。
バランス
これはアタックをおこなった回数が少なかった選手とよりアタックの回数が多かった選手のバランスを評価し、採点される。
テクニック
ボールの落下回数やアクロバティックなプレーにより評価し、採点される。

歴史[編集]

フレスコボールの起源[編集]

フレスコボールは第二次世界大戦後の1945年頃にリオデジャネイロのコパカバーナビーチで、考案されたとされている。しかし、正式には誰がいつ発明したかは明らかになっていない。

1950年代に、ある男がコパカバーナ地区に住む友人とよくビーチでテニスをしていた。潮風によってラケットが壊れるので、海水にも耐えられる木製のラケットを欲していたので、別の友人へ作成を頼んだ。彼は大工仕事をしており、ラケット作りに挑み、今日のラケットの原型を作った。そして、このような取り組みが実を結び、今日のようなスポーツへと発展し、現在では“フレスコボール”と呼ばれるスポーツが生まれた。

2015年3月には、メキシコプラヤ・デル・カルメンにて第1回フレスコボール世界選手権が開催され、世界各国から選手が集まった。日本からも2組出場を果たしている。中南米や欧州を中心として、世界規模で競技人口を着実に伸ばしているスポーツである。

日本での普及[編集]

日本では2013年に日本フレスコボール協会 が発足され、2014年より活動が行われている。 2015年8月には、三浦海岸にて日本国内で初となるフレスコボールの競技大会「Frescoball JAPAN OPEN 2015[1]が行われた。

用具[編集]

ラケット
ラケットの素材:木およびファイバーに準ずるもの
大きさ:縦50cmまで、横25cmまで
重さ:300~450g
ボール
プレッシャーボール(ゴムで作られて、中から空気圧をかけている)
大きさ:5.7cm
重さ:40g
色:指定無し。競技者や大会主催者の好きな色で行える
服装
基本的に自由。ビーチでやる際には水着などを着て行う。大会時には、大会指定のシャツを着て試合をすることが多い。

脚注[編集]

  1. ^ Frescoball JAPAN OPEN 2015 - Frescoball JAPAN OPEN 2015公式HP

類似競技[編集]

外部リンク[編集]

  • JFBA - 日本フレスコボール協会
  • ABRAF - ブラジルフレスコボール連盟 (ポルトガル語)