はじまりはいつも雨

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はじまりはいつも雨
ASKAシングル
初出アルバム『SCENE II
B面 君が愛を語れ
リリース
規格 8cmCD
カセットテープ
ジャンル ポップ
レーベル ポニーキャニオン
AARD-VARK
作詞・作曲 飛鳥涼
プロデュース RYO ASKA
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間2位(通算2週、オリコン
  • 1991年3月度月間8位(オリコン)
  • 1991年4月度・5月度・6月度月間4位(オリコン)
  • 1991年7月度月間7位(オリコン)
  • 1991年8月度月間9位(オリコン)
  • 1991年度年間5位(オリコン)[2]
ASKA シングル 年表
MIDNIGHT 2 CALL
(1988年)
はじまりはいつも雨
(1991年)
晴天を誉めるなら夕暮れを待て
(1995年)
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はじまりはいつも雨」(はじまりはいつもあめ)は、ASKAの楽曲。自身の3作目のシングルとして、ポニーキャニオンから1991年3月6日に発売された。

背景[編集]

当初は本作の発売の予定がなく、松下電器産業(現・パナソニック)からCMのタイアップを依頼されて、「はじまりはいつも雨」がアルバム収録用として作られたが、CMが放送された途端に問い合わせが殺到し、急遽シングル曲として本作をリリースすることが決定した[3]

批評[編集]

ASKA[注 2]は、1991年にCHAGE&ASKA(現:CHAGE and ASKA)としてもシングル「SAY YES」や「僕はこの瞳で嘘をつく」、アルバム『TREE』で当時の記録を塗り替えて数々の賞を受賞しており、一躍脚光を浴びることになる[4][5][6]。発売当時、33歳であったASKAは「SAY YES」や本作のミリオンヒットによって、人生のピークだとしたらと考えてしまい恐怖と似た感覚になったという[4]

KinKi Kids堂本剛は、小学6年生の時に初めて買った CDが本作であり、2013年には堂本が自身のカバーアルバム『カバ』で、表題曲をカバーしている[7][注 3]

受賞歴[編集]

チャート成績[編集]

発売直後からロングセラーとなり、半年後の9月にミリオンセラーを達成した[10]:387オリコン集計による累計売上枚数は116.3万枚を記録している[11]。出荷枚数は120万枚以上を記録し、売上枚数・出荷枚数共にミリオンセラーとなり、ASKAソロ名義の作品として最大ヒット作品となった[1][12]

オリコン週間ランキング10位以内に本作は通算22週ランクインをしており、首位を獲得していないシングルの中では歴代1位の記録となる[13]

収録曲[編集]

  1. はじまりはいつも雨
    (作詞・作曲:飛鳥涼 編曲:澤近泰輔
    パナソニックHALFコンポCMソング。また、映画『おいしい結婚』主題歌。
    リズミカルな曲調で、恋人同士の絆を歌った楽曲[14]gooが2018年に発表した「雨」がテーマの曲で思い浮かぶ楽曲ランキングでは2位にランクインした[14]
    文化放送SUPER COUNTDOWN 50』では、放送1000回分(1990.10 - 2010.4)のリクエストトータルランキングで第1位を獲得した(週間ランキングでは第3位が最高であった)[15]
    2005年に発売されたアルバム『SCENE III』ではこの曲の続編ストーリーを描いたとされる楽曲「愛温計」が収録されている[16]
  2. 君が愛を語れ
    (作詞・作曲:飛鳥涼 編曲:澤近泰輔)
    シングル発売が決まり、カップリング用に急遽作られた楽曲。ASKAは当時の雑誌のインタビューで「あわてて作った曲」とコメントしている。
    天安門事件湾岸戦争、イラク軍のクウェート侵攻など、当時の世界情勢に対する不安な思いが歌詞に込められている[17]

収録アルバム[編集]

国内盤
海外盤

カバー作品[編集]

はじまりはいつも雨
レオン・ライ(黎明) 「倆心知」のタイトルで広東語カバー。アルバム『我的感覺』.香港映画 『神算』(The Magic Touch)(1991年)主題歌
東山紀之 ビデオ『少年隊SELECT SONG』(2001年12月21日)
佐藤竹善 アルバム『THE HITS〜CORNERSTONES 3〜』(2004年10月27日)
サケロックオールスターズ アルバム『トロピカル道中』(2006年8月9日)
伴都美子 アルバム『Voice〜cover you with love〜』(2007年3月28日)
嵯峨絹子 アルバム『On/Off~Seven Colors~』(2007年6月6日)
藤田恵美 アルバム『ココロの食卓 〜おかえり愛しき詩たち〜』(2008年9月17日)
中西保志 アルバム『Standards3』(2008年11月5日)
ジェイソン・シェフ&ビル・チャンプリン アルバム『E35II-英語で歌おうJ-POP』(2008年11月28日)
古谷智志 アルバム『全裸』(2009年3月4日[18]
Sotte Bosse アルバム『You are mine』(2010年3月17日、2010年5月19日)
EXILE ATSUSHI ライブDVD『EXH SPECIAL EXILE ATSUSHI PREMIUM LIVE SOLO』(2010年3月24日)
岩崎宏美 アルバム『Dear Friends V』(2010年10月20日)
PUSHIM アルバム『The Great Songs』(2012年4月25日)
BENI アルバム『COVERS:2』(2012年11月7日)
堂本剛 アルバム『カバ』(2013年5月8日)
中田裕二 アルバム『PORTAS』(2020年11月18日)
君が愛を語れ
時任三郎 シングル「君が愛を語れ」(1992年6月19日)
アンディ・ホイ(許志安) 「一個答案」のタイトルで広東語カバー。アルバム『喜歡你是你』(1992年)

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 2003年6月度までの旧基準。最低累計正味出荷枚数120万枚以上の作品に適用。
  2. ^ 一部のメディアなどでは「飛鳥涼」の表記もある。
  3. ^ カバーされたアルバムには、CHAGE and ASKAの楽曲「PRIDE」もカバーされている。

出典[編集]

  1. ^ a b The Record vol.443 p4 日本レコード協会 2020年8月19日閲覧
  2. ^ “「どんなときも。」で見せたアーティスト・槇原敬之の本質を丁寧に作品へと映させた『君は誰と幸せなあくびをしますか。』”. OKMusic (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2019年5月22日). https://okmusic.jp/news/338057 2020年9月2日閲覧。 
  3. ^ はじまりはいつも雨 « CHAGE and ASKA Official Web Site”. CHAGE and ASKA Official Web Site. ROCKDOM ARTISTS. 2009年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月12日閲覧。
  4. ^ a b 自分のやってきたことは消せない―― ASKAが歩く新しい音楽人生、引退決断から脱退まで Yahoo!ニュース特集 2019年12月24日配信, 2021年5月19日閲覧
  5. ^ 「邦楽ヒットアルバム 200万枚時代が来た?」『日本経済新聞』1991年11月25日付夕刊、14頁。
  6. ^ JASRAC賞-第11回~第15回 JASRAC 2017年4月25日閲覧
  7. ^ 堂本剛 人生で最初に買ったCDはASKA『はじまりはいつも雨』”. NEWSポストセブン (2013年5月20日). 2015年3月19日閲覧。
  8. ^ 第33回日本レコード大賞 日本作曲家協会 2021年5月19日閲覧
  9. ^ 第6回日本ゴールドディスク大賞 日本ゴールドディスク大賞 2017年4月25日閲覧
  10. ^ 別冊カドカワ 完全保存版430ページ CHAGE&ASKA『大事なものは変わっていく』(2000年) 角川書店 p1-430
  11. ^ 「歌のゴールデンヒット ~【100万枚以上売れた曲全部聴かせますSP】~」2020年2月10日(月)放送内容 | テレビ紹介情報 価格.com 2021年7月1日閲覧。
  12. ^ ASKA アスカ 音楽ナタリー 2019年7月8日閲覧
  13. ^ サザンオールスターズ、通算11作目のシングル首位!TOP10獲得数は「39」で歴代単独1位に!”. ORICON STYLE. オリコン. 2004年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月31日閲覧。
  14. ^ a b 「雨」がテーマの曲で思い浮かぶ楽曲ランキング OKMusic 2018年6月15日配信, 2021年5月19日閲覧
  15. ^ 文化放送『スパカン』20年間トータルランキング発表。1位は「はじまりはいつも雨」”. BARKS (2010年5月11日). 2013年9月18日閲覧。
  16. ^ 伴 都美子の新アルバムで再認識する「はじまりはいつも雨」の奥深さ(後編) BARKS 2007年4月7日配信, 2021年7月1日閲覧。
  17. ^ はじまりはいつも雨 « CHAGE and ASKA Official Web Site”. CHAGE and ASKA Official Web Site. ROCKDOM ARTISTS. 2018年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月12日閲覧。
  18. ^ “古谷智志、全裸でソロ・デビュー”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2009年2月17日). https://www.barks.jp/news/?id=1000047062 2022年4月19日閲覧。 

外部リンク[編集]