静岡市清水日本平運動公園球技場

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静岡市清水日本平運動公園球技場
アウトソーシングスタジアム日本平
施設情報
所在地 静岡市清水区村松字大谷3880-1
位置 北緯34度59分4.93秒 東経138度28分52.99秒 / 北緯34.9847028度 東経138.4813861度 / 34.9847028; 138.4813861座標: 北緯34度59分4.93秒 東経138度28分52.99秒 / 北緯34.9847028度 東経138.4813861度 / 34.9847028; 138.4813861
開場 1991年
所有者 静岡市
運用者 静岡市振興公社
グラウンド 天然芝(135 × 73 m)
ピッチサイズ 105 × 68 m
大型映像装置 アストロビジョン
使用チーム、大会
清水エスパルス(Jリーグ)
収容人員
20,299人

静岡市清水日本平運動公園球技場(しずおかし・しみず・にほんだいらうんどうこうえん・きゅうぎじょう)は、静岡県静岡市清水区静岡市清水日本平運動公園にあるサッカー専用の球技場。施設は静岡市が所有し、静岡市振興公社が指定管理者として運営管理を行っている。

なお、静岡市に本社を置く人材派遣会社の株式会社アウトソーシング命名権を取得しており、2009年から「アウトソーシングスタジアム日本平」(略称「アウスタ」、「アウスタ日本平」)の呼称を用いている(後述)。

日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟する清水エスパルスのホームスタジアムとして知られる他、女子サッカーの清水第八プレアデスが主催試合を開催している。

歴史

1991年清水市(現 静岡市清水区)に清水市日本平運動公園球技場(しみずし-)として開場。当初は13,000人収容でゴール裏とバックスタンドの上段部分は芝生席だった。同年、静岡県で開かれた全国高等学校総合体育大会(インターハイ)ではサッカーの試合会場として使用された。

1992年ナビスコカップより、エスパルスのホームスタジアムとなる。しかし、ピッチの芝生が良好な状態を保てないこと、Jリーグで定められた収容人員を満たしていないなど問題点が多かったことから、1994年6月から改修工事が行われ、1995年3月に供用を再開。またこの際、愛称「日本平スタジアム」が付与され、以後一般向けにはこの愛称が重用されるようになる。

1996年5月23日には、キリンカップサッカーユーゴスラビア代表-メキシコ代表戦を実施。また、2009年10月8日AFCアジアカップ2011最終予選サッカー日本代表香港代表戦が開催された(観衆16,028人)。

2002年シーズン終了直後から、2003年の1stステージ終盤に掛けて、再び大掛かりな改修工事を行う。この時ピッチの芝が冬芝主体の物から、冬芝、夏芝混合のオーバーシーディング方式に変更。以降、2004年2008年2009年2010年2011年Jリーグアウォーズでは、Jリーグベストピッチ賞を受賞している(受賞回数5回は、2011年現在最多)。

2003年4月、清水市が静岡市と新設合併し、現「静岡市」となったのに伴い、静岡市清水日本平運動公園球技場に改称。

2006年、第28節アルビレックス新潟戦より、個人サポーターからの寄贈によって、選手用のベンチがバケットシートとなる。翌2007年3月には、アストロビジョンがスタジアムの南東角に設置、供用開始された。

命名権

2008年10月、静岡市が、新たな財源を確保し健全な財政運営とスポーツの振興に資するため、静岡市清水日本平運動公園球技場に命名権を導入することを決定。静岡市とエスパルスが共同してネーミングライツ事業に取り組むこと、収入の配分割合を1:1を基本とすることなどを条件に公募をかけ、同年11月に静岡市駿河区株式会社アウトソーシングジャスダック上場)が命名権を取得した。

2009年より4年間「アウトソーシングスタジアム日本平」の呼称を使用する。

施設概要

収容人員
20,299人(ゴール裏が二層式、バックスタンド上段にガラス張りの貴賓席がある)
メインスタンド中央部とバックスタンドの中央から左半分(西側)にかけて屋根が架設されているが、バックスタンド右半分(東側)はテニスコートの通路がある関係で屋根を設置できなかった。その分座席もやや小さくなっているが、この屋根の無い隙間から富士山を遠望することが出来る。
照明設備
鉄塔式4基
スコアボード
磁気反転式(西側サイドスタンド。4色表示)
開設当初から1994年までは東側サイドスタンドに電光掲示板があったが、スタンド増築に伴って設置場所を反対側の西側に移し、4色磁気反転型のものにした。下記、アストロビジョンの設置に伴い、2007年以後はアストロビジョンが使用される場合は電力確保の関係で固定されたイラストが映し出された(静岡市のスポーツ振興に関する広告)。更に2011年シーズンよりこの場所においてアウトソーシングスタジアムのロゴが貼り付けられたため、以後の利用はない模様。
アストロビジョン
2007年3月3日の対ヴィッセル神戸戦から、松下電器産業製の大型ビジョン「アストロビジョン」がスタジアムの南東角(メーンスタンドと東サイドスタンドの間)に設置、供用開始された。なおエスパルス公式戦開催時などのアストロビジョン使用時には、電力確保のため上記の磁気反転式の電光掲示板は使用されない。

アクセス

鉄道最寄り駅は、JR東海東海道本線清水駅または草薙駅静岡鉄道狐ヶ崎駅または桜橋駅となる。東京駅方面からは高速バスのしみずライナーが利用できる(清開二丁目下車)。

高速道路の最寄インターチェンジは、東名高速道路清水インターチェンジとなる。

通常時とJリーグ試合開催時ではアクセス方法が異なる。

通常時

道路

公共交通機関

Jリーグ試合開催時

道路

スタジアム周辺は一般車両進入禁止となるため、スタジアム駐車券を持っていない車はスタジアム駐車場は利用できない(アクセスに難がある身体障害者のみ事前予約で利用可能)。スタジアム入口付近の個人有料駐車場、清水エスパルスオフィシャル有料駐車場(シャトルバス清水系統の総合運動場入口バス停付近に点在)、その他有料駐車場の利用となる。

公共交通機関

上述のバスの他、試合開始・試合終了に合わせてスタジアム発着のバスが運行される。運行時間以外は上記にある通常時の路線バスを利用する。

シャトルバス
  • 清水系統(原則キックオフ3時間前からキックオフ時まで運行。なお開場時刻がキックオフ2時間30分前より前後する場合は、同様に運行開始時刻も前後して変更になる)
    • 清水駅(東口・みなと口) - 新清水(清水区役所第3駐車場) - 波止場フェルケール博物館 - 総合運動場入口 - 宮加三橋(2008年より新設) - 日本平スタジアム
  • 静岡系統(キックオフ2時間30分前からキックオフ30分前まで運行)
    • 静岡駅前17番乗り場(国道1号沿い・松坂屋前) - 日本平スタジアム(直行)
      • スタジアムからの帰りのバスは静岡駅北口ロータリーに到着。

なお、2004年より運行されていた東静岡駅発着は、利用者数の低迷と車両を清水系統と静岡系統に集約するため2007年をもって廃止となった。

ツアーバス

予約制。バス往復代のみで、チケット代は含まれていない。最少催行人員に満たない場合は運休となる。

タクシー

試合開始時は西スタンド入り口前まで進入できるが、試合終了後は進入できないため、徒歩約10分の龍華寺付近のタクシー待機場での乗車となる。

施設画像

関連項目

外部リンク