四国電力

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四国電力株式会社
Shikoku Electric Power Company, Incorporated
Shikoku Electric Power CO., Inc. logo.png
Shikoku Electric Power Company.jpg
種類 株式会社
市場情報
東証1部 9507
大証1部(廃止) 9507 2013年7月12日上場廃止
略称 四電(よんでん)、YONDEN
本店所在地 日本の旗 日本
760-8573
香川県高松市丸の内2番5号
設立 1951年5月1日
業種 電気・ガス業
事業内容 電気事業、電気機械器具の製造・販売、熱供給事業他
代表者 取締役社長 千葉昭
資本金 1455億5192万円(2011年3月31日時点)
売上高 連結 5921億2300万円
単体 5307億4500万円
営業利益 連結 600億2200万円
単体 532億5500万円
純利益 連結 236億4600万円
単体 208億500万円
純資産 連結 3513億8400万円
単体 3098億7800万円
総資産 連結 1兆3798億5900万円
単体 1兆3167億9400万円
従業員数 連結 8134人、単体 4556人
(2011年3月31日時点)
決算期 3月31日
主要株主 日本生命保険 4.06%
伊予銀行 3.88%
百十四銀行 3.88%
主要子会社 四電工STNet
外部リンク http://www.yonden.co.jp/
特記事項:財務諸表等は2011年3月期のもの。
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四国電力株式会社(しこくでんりょく)は、四国地方4県(香川県徳島県高知県愛媛県)のほぼ全域を営業区域とする電力会社。本店は香川県高松市に置いている。

概要[編集]

2010年現在、日本の電力会社10社中でも、株価・業績ともに好調である[1]。その背景として発電量の4割近い高い比率を原子力発電に頼っているため発電コストが安く、なおかつ原油高の影響を受けにくい体質にあることが挙げられる。2011年の東日本大震災後も、四国電力ではなお発電余力があり計画停電などの予定はない。しかしながら、伊方原発3基のうち1基は30年以上稼働であり、いずれは対策が必要になってくる。

略称として「よんでん」もしくは「ヨンデン」を使用しているほか、対外的にはそのローマ字表記である「YONDEN」も使用している。現在のコーポレートスローガンは、「しあわせのチカラになりたい」。環境貢献のアピールスローガンは「低炭素DOING」。

イメージマスコットキャラクターとして「あかりちゃん」を定めており、四国地域で長年にわたり親しまれている。CIを導入しており、電力供給網の広がりを四国4県の配置に合わせてイメージしたシンボルマークを使用している。

営業エリア[編集]

四国4県のうち四国本土は全域をエリアとしているが、瀬戸内海の一部島嶼は中国電力のエリアとなっているためエリア外になる。その背景としてこれら島嶼に対する送電網の敷設が水深や海上部の距離などの地形に影響されていることが挙げられ、例えば、香川県の小豆島は四国・本州どちらからもほぼ等距離であるが、本州側への水深の方が浅いことから中国電力の電力網から配線している。また、新居浜市の山間部(別子山)、今治市宮窪町の四阪島住友共同電力から電力の供給を受けている。

沿革[編集]

1951年5月1日松永安左エ門(電気事業再編成審議会委員長)のGHQへの説得による、国会決議より効力が強いGHQポツダム政令を元に、四国配電と日本発送電を再編して四国電力創立。

2000年12月からは直営でインターネットサービスプロバイダ事業「あかりネット」のサービスを開始。電気契約があれば無料で利用できたが、2008年2月28日より新規入会受付を停止し、2009年2月20日にサービスを終了した。サイト閲覧には強制的にフィルタリングがかかっており、子供にふさわしくないサイト、Googleなどのロボット型サーチエンジン、大手ISPのサイト(NTT本社やNTT西日本も含まれる)にアクセスすることはできなかった。

発電施設[編集]

合計 65箇所、696万3,496万kW2012年3月31日現在)[2]

  • 総出力には長期計画停止中、定期点検中の号機を含む。廃止された号機、建設中の号機は含まない。

水力発電所[編集]

58箇所、114万1,496kW

  • 主な水力発電所(3万kW以上の発電所)
発電所名 水系名 方式 総出力 所在地
本川発電所 吉野川 ダム水路式(揚水式 61.5万kW 高知県吾川郡いの町
広野発電所 那賀川 ダム水路式 3.57万kW 徳島県那賀郡那賀町
蔭平発電所 ダム水路式 4.665万kW 徳島県那賀郡那賀町
平山発電所 国分川 ダム水路式 4.15万kW 高知県香美市
大渡発電所 仁淀川 ダム水路式 3.3万kW 高知県吾川郡仁淀川町

火力発電所[編集]

4箇所、379万7,000kW

発電所名 使用燃料 総出力 号機 出力 運転開始 所在地 備考
坂出発電所 LNG 144.6万kW 1号機 29.6万kW 2010年8月 香川県坂出市 1号機はCC方式。旧1号機は廃止。
新2号機(CC方式、28.9万kW)建設中。
重油、副生ガス 2号機 35万kW 1970年5月
重油、原油、副生ガス 3号機 45万kW 1973年4月
LNG、副生ガス 4号機 35万kW 1974年5月
阿南発電所 重油、原油 124.5万kW 1号機
2号機
3号機
4号機
12.5万kW
22万kW
45万kW
45万kW
1963年7月
1969年1月
1975年5月
1976年12月
徳島県阿南市 1号機は長期計画停止中。
橘湾発電所 石炭 70万kW 1号機 70万kW 2000年6月 徳島県阿南市
西条発電所 石炭、木質バイオマス 40.6万kW 1号機
2号機
15.6万kW
25万kW
1965年11月
1970年6月
愛媛県西条市

原子力発電所[編集]

1箇所、202万2,000kW

発電所名 原子炉型式 総出力 号機 出力 運転開始 所在地 備考
伊方発電所 加圧水型軽水炉 202.2万kW 1号機
2号機
3号機
56.6万kW
56.6万kW
89万kW
1977年9月30日
1982年3月19日
1994年12月15日
愛媛県西宇和郡伊方町 1~3号機全機定期点検中。

新エネルギー[編集]

2箇所、2,342kW

発電所名 方式 総出力 運転開始 所在地 備考
室戸風力発電所 風力発電 300kW 1994年9月 高知県室戸市
松山太陽光発電所 太陽光発電 2,042kW 部分開始:1996年3月
第1期増設:2010年12月1日
愛媛県松山市 2020年度までに第2期増設予定(総計4,300kW)。

過去に存在した発電施設[編集]

火力発電所[編集]

発電所名 使用燃料 総出力 廃止時期 所在地
松山発電所* 石炭 14.1万kW 2001年 愛媛県松山市

* 松山発電所跡地の一部には、松山太陽光発電所が建設された。

電源調達入札制度について[編集]

  • 1995年(平成7年)の電気事業制度改革において電源調達入札制度が創設され、卸供給事業者(IPP・独立系発電事業者)2社と供給契約を結んでいる[3]

2箇所、21万5,000kW

卸供給事業者 契約電力 供給開始 所在地 備考
住友大阪セメント(高知発電所) 6.5万kW 2005年4月 高知県須崎市
太平洋セメント土佐発電所 15万kW 2005年4月 高知県高知市 現:土佐発電
  • 事業者名はいずれも契約当時。

変電・送電施設[編集]

超高圧変電所・変換所(50万V)[編集]

  • 讃岐変電所(中国電力東岡山変電所と接続)
  • 阿南変換所(関西電力紀北変換所と接続)
  • 阿波変電所
  • 川内変電所
  • 東予変電所

送電線(50万V)[編集]

  • 橘湾火力線:橘湾発電所電源開発橘湾火力発電所-阿南変換所
  • 南阿波幹線:阿南変換所-阿波変電所
  • 阿波幹線:阿波変電所-讃岐変電所
  • 四国中央幹線
    • 四国中央東幹線:讃岐変電所-東予変電所
    • 四国中央中幹線:東予変電所-川内変電所
    • 四国中央西幹線:川内変電所-伊方発電所

地域間連系線[編集]

  • 本四連系線:讃岐変電所-中国電力東岡山変電所
  • 阿南紀北直流幹線:阿南変換所-関西電力紀北変換所
  • 鳴門淡路線:鳴門変電所-関西電力洲本変電所

事業所[編集]

本店・支社・営業所[編集]

PR・ふれあい施設[編集]

  • 香川県
  • 徳島県
    • ヨンデンプラザ徳島:徳島県徳島市寺島本町東二丁目29番地
    • ヨンデンプラザ池田:徳島県三好市池田町シマ930番地3
    • よんでんエネルギープラザ阿南:徳島県阿南市橘町幸野106番地
  • 高知県
    • ヨンデンプラザ高知:高知県高知市本町四丁目1番16号 電気ビル1階・2階
    • ヨンデンプラザ中村:高知県四万十市中村大橋通六丁目9番21号
    • よんでんエネルギープラザ本川:高知県吾川郡いの町脇ノ山367番地3
  • 愛媛県
    • ヨンデンプラザ松山:愛媛県松山市湊町六丁目6番地2
    • ヨンデンプラザ新居浜:愛媛県新居浜市徳常町5番15号 新居浜電気ビル別館
    • 伊方ビジターズハウス:愛媛県西宇和郡伊方町九町コチワキ3番地204

関連会社[編集]


社長[編集]

歴代の四国電力社長
代数 氏名 在任期間 出身地 最終学歴
第8代 近藤耕三 - 1999年6月 徳島県 京都大学工学部
第9代 大西淳 1999年6月 - 2005年6月 香川県丸亀市 香川大学経済学部
第10代 常盤百樹 2005年6月 - 2009年6月 香川県坂出市 京都大学法学部
第11代 千葉昭 2009年6月 - 香川県高松市 京都大学経済学部

歴代社長は退任後、当社会長、当社相談役、四国経済連合会会長などに就任する。過去には中川以良山口恒則氏などが四国電力の実力社長・会長として著名。

主要株主[編集]

  1. 日本生命保険:3.97%、925万4千株
  2. 伊予銀行:3.8%、885万1千株
  3. 百十四銀行:3.8%、884万6千株
  4. 住友共同電力:3.03%、706万2千株
  5. 高知県:2.67%、623万0千株
  6. 日本マスタートラスト信託銀行:1.91%、444万7千株
  7. 明治安田生命保険:1.82%、424万4千株
  8. 四国電力従業員持株会:1.8%、420万4千株
  9. 日本トラスティ・サービス信託銀行:1.78%、414万3千株
  10. 第一生命保険:1.57%、366万9千株
  • 2010年3月31日現在[4]

スポーツ[編集]

四国内のスポーツ団体、競技大会への協賛を多く行っている。また、いくつかの競技で自社チームを持っている。

陸上部[編集]

四国電力の陸上部は愛称を「RUNRUNよんでん陸上部」と言い、1992年に創立された。高松市を本拠に活動していて、全日本実業団対抗駅伝競走大会全日本実業団対抗女子駅伝競走大会など全国大会に出場している。

2013年3月末で廃部となった[5]

主な所属選手

バスケットボール部[編集]

バスケットボール部は高松市の四国電力体育館を本拠として活動している。四国では数少ない実業団バスケットボール部で、全国大会の常連となっている。

硬式野球部[編集]

現在、硬式野球部は活動していないが、かつては四国代表として都市対抗野球大会にも出場していた。プロ野球選手(島谷金二)も輩出している。

CM出演者[編集]

四国電力webドラマ「ameとpeach」出演者[編集]

(四国電力HP上での公開は、2009年11月末にて終了)

天下り問題[編集]

  • 福島第一原子力発電所事故以降、経済産業省と電力会社の天下り問題が監督官庁である経産省の原子力発電所の安全基準のチェックを甘くさせる構造として批判が集まった。

脚注[編集]

  1. ^ 低炭素社会実現を目指して”. ビジネス香川 (2010年8月19日). 2010年12月1日閲覧。
  2. ^ 発電所情報 四国電力
  3. ^ 参考資料:3.我が国の卸電力市場の状況 (PDF) 内閣府 規制改革会議 第3回 IT・エネルギー・運輸TF(平成19年4月25日)
  4. ^ Ullet. “大株主情報”. 2010年11月24日閲覧。
  5. ^ “四国電力:陸上部廃部 選手・スタッフ26人、8割が四国出身 移籍先探し、不安も”. 毎日新聞. (2013年1月11日). オリジナル2013年1月17日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/20130117200742/mainichi.jp/area/kagawa/news/20130111ddlk37050582000c.html 2013年1月12日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]