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メルヘンメイズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
メルヘンメイズ
Märchen Maze
ジャンル アクションシューティング
対応機種 アーケード (AC)
開発元 N.H.SYSTEM
発売元 ナムコ
デザイナー 中村伸武、竹矢吉孝
プログラマー 山口雅司
音楽 川瀬知香
美術 竹矢吉孝、MY、POP
人数 1 - 2人(交互プレイ)
メディア 業務用基板(2.25メガバイト
稼働時期 日本 1988071988年7月
対象年齢 日本 CEROA(全年齢対象)
デバイス 8方向レバー、3ボタン
システム基板 SYSTEM I
CPU MC6809 (@ 1.536 MHz)×2
HD63701 (@ 1.536 MHz)
サウンド MC6809 (@ 1.536 MHz)
YM2151 (@ 3.580 MHz)
Namco CUS30 (@ 12.000 kHz)
DAC
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
288×224ピクセル
60.61Hz
パレット8192色
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映像外部リンク
メルヘンメイズ(MARCHEN MAZE) - バンダイナムコが公開したプレイ動画

メルヘンメイズ』 (Märchen Maze) は、1988年にナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)から稼働されたアーケード用のアクションシューティングゲームであり、ルイス・キャロル作『不思議の国のアリス』(1865年)および『鏡の国のアリス』(1871年)を題材としている[1]

N.H.SYSTEMが開発した本作は、ナムコのアーケードゲーム基板SYSTEM Iが用いられており、キャラクターデザインはANO清水が担当した[1]

1990年にPCエンジン、1991年にX68000に移植され、アーケード版は2009年にWii用ソフトとしてバーチャルコンソールアーケードにて配信された。

アーケード版はゲーム誌『ゲーメスト』の「第2回ゲーメスト大賞」(1988年度)において、ベストグラフィック賞7位、ベストVGM賞8位を獲得した。

概要

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時計うさぎに導かれて鏡の世界へ飛び込んだ主人公アリスを操作し、シャボン玉を噴き出す魔法のストローの力を駆使して、鏡の世界を闇の女王から解放することがこのゲームの目的[1]

各面は、長方形の床パネルで構成されたフィールドから成っており、ボスキャラクターの待ち構えるエリアまで床が続いている。フィールド自体は空中に浮いており、主人公が床から落ちるとミスとなる。雑魚キャラクターは後述のシャボン玉で床から押し出すことで倒したことになり加点となる。床はほとんどが平面(高低差が設けられていない)であるが、段差があってそのまま移ることができない箇所、飛び越える必要がある障害物(床の下から出現する積み木やキャンディ)、床が切れているためにジャンプする必要がある箇所、床がスライドして動いている箇所、敵の攻撃弾を飛び越えることが可能な点など、擬似3D表現を生かした立体的な仕掛けが盛り込まれている。

また、ボスキャラクターのいる場所は、床のサイズが四角形状の固定サイズとなっており、面の途中よりは足場が良くなっている。ボスは通常のザコ敵と異なり耐久力が設定されており、シャボン玉をぶつけて一定以上のダメージを与えることで倒すことができる。ボスを倒すと鏡が現れ、その鏡に入ることで次の面に進むことができる。

各面には180秒という制限時間が設けられており、制限時間内にボスのいる場所に到達してボスを倒さないと時間切れモンスターが現れ、これに接触するとミスになってしまう[1]

床のないところから見える背景は、床から比べてかなりの高低差があるように演出されており、空中での戦いであるという点を効果的に演出している。同社のゲームボーイアドバンスソフト『ファミリーテニスアドバンス』の隠しキャラクターとして、本作品のアリスが登場している。ユージン(後のタカラトミーアーツ)からリリースされたカプセルトイ「SR ナムコリアルフィギュアコレクション ギャルズ編 Part1」(2000年10月発売)で、本作品のアリスがフィギュア化されている。「Notice」の英文に誤字があり、「sale」のはずが「save」になっているが、8年後の『マイエンジェル』にも「Notice」の英文に誤字がある(続編の『2』も同様)。


ゲーム内容

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システム

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8方向レバー、攻撃ボタン、ジャンプボタンを使用して主人公を操作する[1]

移動
8方向レバーにより床の上を移動する。ジャンプ中やダメージ中でない限り、8方向レバーの移動だけでは床の上から落ちることはない。
攻撃
攻撃ボタン。進行方向に向けてシャボン玉を飛ばす[1]。ほとんどの雑魚キャラクターはシャボン玉にあたると、シャボン玉の進行方向に押し出される。その結果、雑魚キャラクターを床から落とすことに成功すると、倒したことになる[1]。ボスを含めた一部の敵キャラクターは、シャボン玉によって押し出されることはないが耐久力が設定されており、一定以上のダメージを与えることで倒すことができる。
ボタンの溜め押しによって攻撃の威力が変化する。ボタンを押し続けるとシャボン玉が徐々に大きくなり、ボタンを離した段階で進行方向に向かってシャボン玉が飛び出す[1]。溜めずにボタンを離すと小さいシャボン玉による攻撃となり、連射が可能。シャボン玉の大きさに応じて、攻撃範囲、雑魚キャラクターを押し出す力(割れずに押しつづける力)、ボスキャラクターに与えるダメージ量が大きくなる。なお、シャボン玉が最大サイズになってもボタンを押しつづけていると、しばらく後にシャボン玉は割れてしまう。ダメージを受けていない状態で着地している時に限り、攻撃ボタンを押したままにすると自動的に溜め状態が継続される。例えば、攻撃ボタンを押しながら着地すると、着地以降、攻撃の溜めが開始される。攻撃ボタンを押し続けていると、膨らませすぎてシャボン玉は割れてしまうが、割れた直後から次の攻撃の溜めが開始される。溜め中のシャボン玉に敵が接触すると、シャボン玉は割れてしまい、接触した敵を押し出す効果が生まれるが、シャボン玉が割れた直後から次の攻撃の溜めが開始される。
ジャンプ
ジャンプボタン。ジャンプ量は常に一定。空中での移動方向の制御も可能。ジャンプ中は床の境界線を越えて移動できるため、着地時に床がないと落下してしまい、ミスとなる。攻撃ボタンを押しつづけている最中にジャンプボタンを押すと、攻撃ボタンの溜めはキャンセルされ、シャボン玉が進行方向に押し出されることになる。また、ジャンプ中は攻撃ボタンの入力は受け付けられない。
ダメージ
雑魚キャラクター(一部を除く)、ボスキャラクター、敵の出す弾(キャンディ)などに接触した場合、一定時間ダメージ扱い(ダメージ中)となる。ダメージ中は、レバー操作がほとんど効かなくなり、攻撃を受けた方向に向かって弾き飛ばされる。弾き飛ばされて床から落ちるとミス。ダメージ中に別の弾に接触すると、ダメージ状態が延びる。レバー操作により、弾き飛ばされる時間と方向は若干変わる。また、ダメージ中でもジャンプを行うことは可能である。ジャンプしなければ床から弾き飛ばされるが、ジャンプすることによって助かる場合もある。
敵の担ぎ上げ
ごく一部の雑魚キャラクター(びっくりの面で登場)に接触すると、主人公は担ぎ上げられてしまう。そのままにしていると担ぎ上げられたまま床の縁まで運ばれ、敵と一緒に落下してしまう。一定回数以上ジャンプボタンを押すことで、脱出できる。

アイテム

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本作に登場するアイテムとして、ボーナス得点が得られる「赤水晶」や、一定時間無敵状態になる「うさぎのぬいぐるみ」などがある[1]。 また、本作には1UPアイテムはないものの、一度だけ落下を回避できる「ふうせん」がある[1]。 さらに、アイテム使用時にほかのアイテムを手に入れると、効果は重ね掛けされる[1]。 アイテムは、「?」マークのついた箱を攻撃することで出現する。ただし後半面では、アイテムではなく敵が入っていることがある。

障害物類

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移動する床
各面のボス手前などで登場。床同士が繋がっていない場合は、ジャンプして飛び移る必要がある。ボス手前に登場する「移動する床」は、面途中の「移動する床」と異なり、白と黒の格子模様になっていてジャンプした際のアリスの影が映らない。
積み木
おもちゃの国で登場。床の下に切れ目があり、そこから積み木が上に伸びたり引っ込んだりする。大抵は通路全面が積み木に阻まれているため、積み木が引っ込んでいるタイミングを見計らって、ジャンプで飛び越える必要がある。積み木が上に伸びている時に飛び越えようとすると、積み木にはじき返されてしまう(ダメージ中扱いとなる)。
キャンディ
複数個のキャンディが棒状に連なって、一端を中心に回転する。接触すると弾き飛ばされる。これが配置される面は足場が悪いため、接触すると高確率で落下してしまう。出現するキャンディの個数はランダムであり、通路全面を覆う長さで回転している場合もあれば、通路の極一部を妨げる程度の長さである場合もある。

ゲームオーバーの条件

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残機数は最大3まで。残機回復はなく、ミスをしてすべての残機数を失うとゲームオーバー。ミス扱いとなる条件は以下の通り。

  • ダメージを受けた状態で、床から押し出された
  • 床のないところにジャンプして飛び込んだ
  • タイムオーバー後に出てくる時間切れモンスターに接触した

設定

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ストーリー

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ある日の夜のこと。絵本や空想が大好きな少女・アリスは、鏡の中から呼びかける声を聞いて眠りから覚める。そこに現れたのは、鏡の世界の守護者・時計うさぎだった。鏡の世界が闇の女王に征服されてしまい、自分の姿を見ることができるアリスに助けを求めてきたのだ。半ば強引に鏡の世界へと引き込まれたアリスは、鏡の世界を救うため、シャボン玉を噴き出す魔法のストローを手に9つの国へ冒険に旅立つ。

ステージ構成

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おかしの国(1面目)
  • BOSS - ミヤーシャ
    ほうきに乗った魔女。小さなほうきに乗った魔法使い(それぞれ一定方向に進んでいく)を放つ。
おもちゃの国(2面目)
  • BOSS - デッドルースター
    鳥のおもちゃ。キャンディ(それぞれ一定方向に転がっていく)を放つ。
つみきの国(3面目)
  • BOSS - タンブラー
    だるま落とし。だるま落としの頭がジャンプし、胴体が回転しながらキャンディを放ってくる。しばらくすると、胴体の回転が狭まり、一点に集中ののち、頭が胴体の上に着地する。この動作を繰り返す。ダメージを与えると、1段ずつ胴体が消えていく。
きかいの国(4面目)
  • BOSS - アールメイコン
    機械のおもちゃ。ひたすらキャンディを放ってくる。
そらの国(5面目)
  • BOSS - レイドック
    サメを象ったおもちゃ。画面奥から手前方向への突進とキャンディで主人公を床から突き落としにかかる。
びっくりの国(6面目)
  • BOSS - ビッグトータス
    巨大な亀。ゆっくりとジャンプを繰り返し、キャンディを放ってくる。ジャンプ中のボスを攻撃できないため、着地点を狙って攻撃する必要がある。
むしの国(7面目)
  • BOSS - アラティーズ
    太陽のような形のモンスター。2体で編成を組んで接触攻撃を仕掛けてくる。
へいたいの国(8面目)
  • BOSS - トリプルヘッズ
    黒い化粧を施した巨大な頭部の姿のモンスター。3体1セットで出現しでひたすらキャンディを放ってくるが、そのうち実体は1体のみである。一定時間ごとに消失と出現を繰り返し、そのたびに3体のうち実体の現れる場所がランダムに切り替わる。
女王の国(9面目)
  • BOSS - 闇の女王。
    鏡の国を侵略した悪の女王。小さなトランプ兵(それぞれ、主人公めがけて近づいてくる)とキャンディを放つ。

登場キャラクター

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アリス
本作の主人公。絵本と空想が大好きな少女。助けを求める時計うさぎに鏡の世界へ(半ば強引に)引き込まれ、鏡の世界を闇の女王から解放するため、シャボン玉を噴き出す魔法のストローを武器に戦うことになる。時間切れモンスターに接触すると、座り込んで泣いてしまう。
時計うさぎ(とけいうさぎ)
鏡の世界の守護者。鏡の世界に足を踏み入れたアリスに世界の命運を託す。ゲーム中は随時、残り時間を知らせるために登場する。ゲーム開始時(残り180秒)から30秒経過するたびに登場、残り時間45秒を切ると画面上にとどまり、カウントダウンする。
闇の女王(やみのじょおう)
鏡の世界の支配者。ラストボス。
時間切れモンスター(じかんぎれモンスター)
残り時間が0になった際に登場する、いわゆる「永久パターン防止キャラ(ご先祖キャラ)」。

移植版

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No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 メルヘンメイズ 日本 199012111990年12月11日
PCエンジン ノバ ナムコ 2メガビットHuCARD[2] NC90008 - アレンジ移植
2 メルヘンメイズ 日本 199103151991年3月15日
X68000 SPS SPS 5インチフロッピーディスク2枚組 GS-163 -
3 メルヘンメイズ 日本 2009年9月29日[3]
Wii N.H.SYSTEM バンダイナムコゲームス ダウンロード
バーチャルコンソールアーケード
- -
PCエンジン版
  • 1990年12月11日発売。クオータービューからトップビューへと視点が変更され(PCエンジン版のパッドが斜め入力に適さなかったことが理由とされている)、従来の斜めスクロールゲームから縦スクロールゲームになるなど業務用とは異なる画面構成になっている。また、登場する敵の減少、ステージ構成の変更、新規ステージの追加、オープニング・エンディングのストーリー部分が強化された他、敵の配置やステージ構成が全く異なる仕様になっている箇所もあるなど、業務用版から多くの変更が施された。また、キャラクターイラストも業務用と異なり、ときた洸一が担当している。
X68000版
  • 1991年3月15日発売。業務用の移植版。上記のPCエンジン版と異なり、業務用に忠実な移植となっている。
バーチャルコンソールアーケード版
  • 2009年9月29日配信開始。業務用の完全移植版。

音楽

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BGM

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本作の音楽は川瀬知香(スタッフロールでの名義は「S.KOBAYASHI」)が担当した[4]。製作環境は当時のナムコ内部のテキストエディタ等を用いたものとは異なり、MIDIシーケンサからFM音源を直接演奏できるものだったという[要出典]

ナムコ(当時)の細江慎治が「ビデオゲームグラフィティ Vol.5」への収録、ブックレットでのコメントを行なったほか、当時のラジアメイベントでのナムコサウンドチームライブのためにMIDIデータを受け取りにいくなどの調整業務も担当している。

アリカから発売された『テクニクビート』(2002年)用にアレンジされ、ロケテストの段階では収録されていたが、製品版ではお蔵入りになり、その後のサントラにも収録されていない。

サウンドトラック

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スタッフ

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アーケード版
  • ゲーム・デザイン:NAK(中村伸武)、TAKE(竹矢吉孝)
  • デザイナー:TAKE(竹矢吉孝)、MY、POP
  • プログラマー:XVX(山口雅司)
  • データ:NAK(中村伸武)
  • バック・グラウンド・ミュージック:S.KOBAYASHI(川瀬知香)
  • アリス・ボイス:E.SHITARA
  • サウンド:PXX
PCエンジン版
  • ゲーム・デザイン:TAKE(竹矢吉孝)
  • 背景デザイン:KOJI 78(納谷江司)
  • サブ・デザイン:KINGYO
  • 音楽:KOBA(川瀬知香)
  • 音楽トランスレイト:NORIRIN(富樫則彦)
  • 音楽プログラム:KAERU.T(谷口蛙)
  • プログラム:NAK

評価

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評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通25/40点 (PCE)[5]
月刊PCエンジン82/100点 (PCE)
マル勝PCエンジン30/40点 (PCE)
PC Engine FAN22.22/30点 (PCE)[2]
(総合152位)
受賞
媒体受賞
第2回ゲーメスト大賞ベストグラフィック賞 7位[6]
ベストVGM賞 8位[6]
年間ヒットゲーム 31位[6]
アーケード版
ゲーム誌『ゲーメスト』(新声社)誌上で行われていた「第2回ゲーメスト大賞」(1988年度)において、ベストグラフィック賞で7位、ベストVGM賞で8位、年間ヒットゲームで31位を獲得、ベストキャラクターでは本作の主人公アリスが2位を獲得した[6]。また、1991年に刊行されたゲーメストムック「ザ・ベストゲーム」内の「ビデオゲームフルリスト」の紹介文では、「おとぎ話の世界を見事にゲームで表現」と評されている[7]
PCエンジン版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計で25点(満40点)[5]、『月刊PCエンジン』では80・80・80・85・85の平均82点(満100点)、『マル勝PCエンジン』では8・8・7・7の合計30点(満40点)、「PC Engine FAN」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、22.22点(満30点)となっている[2]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で152位(485本中、1993年時点)となっている[2]。同雑誌1993年10月号特別付録の「PCエンジンオールカタログ'93」では、「業務用では斜めスクロールだったが、PCエンジン版では縦スクロールに変更された。しかし、雰囲気は損なわれておらず、登場するキャラが実にメルヘンチックで楽しい。難易度も普通だ」と紹介されている[2]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 4.17 3.54 3.74 3.49 3.77 3.51 22.22

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k オッシー (2020年5月15日). “『メルヘンメイズ』レビュー 9つの国の向こうには……”. ゲーム文化保存研究所. 2020年5月23日閲覧。
  2. ^ a b c d e 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店、1993年10月1日、32頁。 
  3. ^ 佐伯憲司 (2009年8月20日). “バンダイナムコ、バーチャルコンソール アーケードに「爆突機銃艇」、「メルヘンメイズ」など追加20本のタイトルを配信” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2019年4月8日閲覧。
  4. ^ a b c 風のイオナ (2018年11月24日). “ミュージック フロム ゲームワールド:Track 167 「ナムコサウンドミュージアム」「チェインクロニクル」”. www.4gamer.net. Aetas. 2020年5月24日閲覧。
  5. ^ a b メルヘンメイズ まとめ [PCエンジン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2015年8月2日閲覧。
  6. ^ a b c d 「ゲーメスト大賞11年史」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、22 - 23頁、ISBN 9784881994290 
  7. ^ 「ビデオゲーム フルリスト」『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社、1991年7月1日、175 - 216頁、雑誌03660-7。 

外部リンク

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関連項目

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