牧山弘恵
牧山 ひろえ まきやま ひろえ | |
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2023年4月、駐日アメリカ合衆国大使館にて | |
生年月日 | 1964年9月29日(60歳) |
出生地 | 日本 東京都新宿区 |
出身校 |
国際基督教大学教養学部語学科 トーマス・クーリー法科大学院 |
前職 |
TBSテレビディレクター アメリカ合衆国弁護士 |
所属政党 |
(民主党→) (民進党→) (旧立憲民主党→) 立憲民主党 |
称号 |
教養学士 J.D. 弁護士(アメリカ合衆国) |
配偶者 | 有 |
公式サイト | 牧山ひろえ|立憲民主党 神奈川県選挙区 参議院議員 |
選挙区 | 神奈川県選挙区 |
当選回数 | 3回 |
在任期間 | 2007年7月29日 - 現職 |
その他の職歴 | |
立憲民主党ネクストデジタル・行政改革・公務員改革担当大臣 野田佳彦「次の内閣」 (2024年9月30日 - 現職) | |
立憲民主党ネクスト法務大臣 泉健太「次の内閣」 (2022年9月13日 - 2024年9月23日) |
牧山 弘惠[1](まきやま ひろえ、1964年9月29日 - )は、日本の政治家、外国弁護士(アメリカ合衆国ニューヨーク州)。立憲民主党所属の参議院議員(3期)。参議院政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員長・環境委員長、立憲民主党常任幹事会議長などを歴任。
来歴
[編集]東京都新宿区生まれ[2]。1987年、国際基督教大学教養学部語学科卒業。子供の頃から兼高かおるに憧れTBSテレビに入社。TBSでは『モーニングEye』のアシスタントディレクターを務めた[3][4]。1991年、アメリカ合衆国のトーマス・クーリー法科大学院を修了し、同年からニューヨークのマークス村瀬法律事務所に勤務する[4]。1993年、アメリカ合衆国司法試験(ニューヨーク州・コネチカット州)に合格し、ハリウッドのワーナー・ブラザース、松竹、ポリグラムにおいて法務室室長を務めた[4]。1996年、ニューヨークのハッシー法律事務所に転じ、2004年よりソニー・ピクチャーズ法務部シニアマネージャー[4]。
2005年、民主党が実施した候補者公募に合格し、同年10月23日投開票の参議院神奈川県選挙区補欠選挙に同党公認で出馬したが、前年まで民間人閣僚の外務大臣だった川口順子(自由民主党公認)に敗れ、落選した[5]。
2007年の第21回参議院議員通常選挙に再び神奈川県選挙区(定数3)から民主党公認で出馬し、100万票超を獲得して初当選した(同じく民主党新人の水戸将史も得票数3位で初当選)[4][6]。
2012年9月の民主党代表選挙では、現職の野田佳彦首相の再選を支持して野田の推薦人に名を連ね[7]、野田が赤松広隆、鹿野道彦、原口一博を大差で破り再選された[8]。
2013年の第23回参議院議員通常選挙に定数が4に増員された神奈川県選挙区から民主党公認で出馬。島村大(自由民主党)、松沢成文(みんなの党)、佐々木さやか(公明党)の当選が確定した後、残る1議席が牧山、畑野君枝(日本共産党元職)で争われ、牧山が2万票弱の僅差で畑野を振り切り、再選(なお、2007年に同期当選し、民主党を離党して日本維新の会に鞍替えした水戸将史は落選)[4][9][10]。2014年、参議院参議院政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員長に就任。
2015年1月の民主党代表選挙では、細野豪志元幹事長の推薦人に名を連ねたが[11]、細野は決選投票で岡田克也に敗れ、岡田が代表に選出された[12]。
2016年3月27日、民主党・維新の党の合流により結党した民進党に参加[13]。
2017年7月27日、民進党代表の蓮舫が、同月の東京都議会議員選挙の結果を受けて辞任を表明[14]。蓮舫の辞任に伴う代表選挙(9月1日投開票)では前原誠司の推薦人に名を連ねた[15]。
同年10月27日、民進党代表の前原誠司が、同月の衆院選で党を分裂させる形で戦う原因をつくったことについて陳謝し、引責辞任を正式に表明[16]。前原の辞任に伴う代表選挙(10月31日実施)では大塚耕平の推薦人に名を連ねた。
同年10月、本村賢太郎の離党により後任の民進党神奈川県連代表代行に就任したが、2018年4月23日に辞任した[17][18]。
立憲民主党
[編集]2018年5月7日、民進党・希望の党が合流した国民民主党に参加せず、立憲民主党に入党する意向を表明し[19]、民進党を離党して立憲民主党に入党届を提出[20]。立憲民主党は5月8日の常任幹事会で牧山ら11人の国会議員の入党を了承した[21]。
2019年7月の第25回参議院議員通常選挙に立憲民主党公認で神奈川県選挙区から立候補し、2位(改選数4)で3選。同年10月4日、参議院環境委員長に就任[22]。
2020年9月15日、旧立憲民主党、旧国民民主党などが合流し、新「立憲民主党」が設立[23]。牧山も新党に参加。
2021年10月31日の第49回衆議院議員総選挙で立憲民主党は議席を「109」から「96」に減らし、11月2日、枝野幸男代表は引責辞任を表明[24]。枝野の辞任に伴う代表選挙(11月30日実施)では泉健太の推薦人に名を連ねた[25]。12月6日、立憲民主党は、執行役員12人のうち6人を女性とする新たな人事を決定。泉代表が代表選挙で訴えた「執行役員の半数を女性にする」との公約を達成した[26][27]。牧山は執行役員の役職の一つ、常任幹事会議長に選任された[28]。2022年8月、常任幹事会議長を退任。同年9月13日、党の次の内閣でネクスト法務大臣に就任した。
政策・主張
[編集]- インド洋への自衛隊派遣に反対し、中止を訴えた[29]。
- 2011年4月14日、同年3月11日に発生した東日本大震災の復興のための補正予算の審議がなされる中、復興予算を捻出するためのODAの削減に反対する超党派の議員連盟の立ち上げに参加した[30][31]。
- 日本国憲法第9条の改正に反対だが、日本国憲法の改正には賛成[32]。
- 憲法改正の発議の要件である衆参両院の「3分の2の賛成」を「過半数の賛成」に引き下げるための日本国憲法第96条の改正に反対[32]。
- 集団的自衛権の行使を禁じた内閣法制局の憲法解釈の見直しに反対[32]。
- 日本における一院制の導入に反対[32]。
- 沖縄県宜野湾市の普天間飛行場は「国外に移設すべき」としている[32]。
- 日本の核武装について「将来にわたって検討すべきでない」としている[32]。
- 内閣総理大臣の靖国神社への参拝に反対[32]。
- 村山談話、河野談話の見直しに反対[32]。
- 選択的夫婦別姓導入に「賛成」[33]。
- 同性婚について「賛成」[33]。
- 原子力発電の外国への輸出に反対[32]。
- 死刑制度に反対[32]。
- 従軍慰安婦問題について、韓国挺身隊問題対策協議会などと連携し、日本の謝罪を求めている[34]。
- 受動喫煙防止を目的とした健康増進法改正について、原則屋内禁煙に反対。
発言
[編集]- 2008年10月28日の参議院外交防衛委員会において輸入小麦価格の高騰問題を取り上げ、「政府が価格をコントロールできる輸入小麦の政府卸売価格を引き下げるべきだ」と主張。質疑に際し、麻生太郎首相に対しカップ麺の値段を問いかけ、「400円くらい?」と答えた麻生に「170円くらい」と指摘し、10月19日に都内のスーパーマーケットを視察して庶民派ぶりをアピールしていた麻生を答弁に窮させた[37]。
- なお、当時の報道では麻生がカップ麺の値段を400円と回答した部分が特に大きく取り上げられていたが、この部分は牧山の質疑の本題ではない。
- 2012年8月24日の参議院予算委員会における質疑の中で、ロンドン五輪のサッカー日韓戦において五輪の場に領土問題を持ち込んだ韓国の朴鍾佑について、「オリンピック競技中に領土の話を持ち出した韓国の方もいたとのことですが、それはあくまで一部の人だと思います」と言及し、「本当にアジアの中には親日の方がとても多い」「日本人の中でも、韓国、中国を始めほかのアジア人のことを近く感じている方はたくさんいらっしゃると思います」と述べた[38]。
- 2023年4月6日の参院法務委員会において、立憲民主党と社民党との共同会派で歳判所職員定員法改正に反対する決定をしていたにもかかわらず、同会派の石川大我、福島瑞穂とともに改正案の採決に賛成した。7日に行われた参院本会議の採決では3人とも棄権した。参院本会議後、「不注意で反対すべきところを賛成してしまった」と述べた。[39]。
著書
[編集]- 国民総政治家―税金の使い道はあなたが決める(牧山ひろえ名義) 講談社ビジネスパートナーズ、2013年、ISBN 9784864240055
- 30日間で立派な淑女になる方法 (牧山 Ruby 弘恵名義)KKベストセラーズ、1997年、ISBN 9784584158777
人物
[編集]- 母子家庭で育ち、小学校時代はいじめを苦にしての転校も経験した[4]。
- 好物は納豆、おくら、とろろ芋、餅、麺類、焼き鳥[4]。
- 趣味はジョギング、水泳、カラオケ[4]。
- 尊敬する人は、緒方貞子、ヒラリー・クリントン[4]。
- 家族は夫、1男1女[4]。
所属団体・議員連盟
[編集]- たばこ産業政策議員連盟[40]
- 子どもの貧困対策推進議員連盟 [4]
- 海事振興連盟(理事)[4]
- 子どもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟[41]
脚注
[編集]- ^ “牧山 ひろえ(まきやま ひろえ):参議院”. www.sangiin.go.jp. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “時事ドットコム:国会議員情報 牧山 弘恵(まきやま ひろえ)”. 時事通信 2018年1月12日閲覧。
- ^ “第53回 民主党 牧山ひろえ 参議院議員”. 会いに行ける国会議員 みわちゃんねる突撃永田町!! (2014年10月28日). 2021年12月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 民進党 参議院議員 牧山ひろえのプロフィール
- ^ “〈熱風から2年:上〉「小泉」と「安倍」”. 朝日新聞. (2007年7月13日) 2018年1月12日閲覧。
- ^ “選挙区 神奈川県:開票結果:参院選2007”. 読売新聞 2018年1月12日閲覧。
- ^ “民主代表選、野田候補の推薦人一覧”. 日本経済新聞. (2012年9月10日) 2018年1月12日閲覧。
- ^ “野田首相、民主党代表に再選 1回目の投票で大差つける”. 朝日新聞. (2012年9月21日) 2018年1月12日閲覧。
- ^ “牧山弘恵氏(民主)が当選 神奈川”. 朝日新聞. (2013年7月17日) 2018年1月12日閲覧。
- ^ “2013 参院選 選挙区 神奈川”. 毎日新聞 2018年1月12日閲覧。
- ^ 『細野豪志候補 略歴・政見・推薦人名簿』(PDF)(プレスリリース)民進党 。
- ^ “【民主代表選】新代表に岡田氏 決選投票で細野氏を逆転”. 産経新聞. (2015年1月18日) 2018年1月12日閲覧。
- ^ “【民進党結党】参加議員は衆参156人 議員の一覧”. 産経新聞. (2016年3月27日) 2018年1月12日閲覧。
- ^ “民進 蓮舫代表 記者会見で辞任を表明”. NHK NEWS WEB (日本放送協会). (2017年7月27日). オリジナルの2017年7月28日時点におけるアーカイブ。 2017年7月28日閲覧。
- ^ “前原誠司推薦人” (PDF). 民進党 (2017年8月21日). 2021年11月26日閲覧。
- ^ “民進党の前原誠司代表が辞任表明「政治は結果責任」”. 日刊スポーツ. (2017年10月27日) 2021年12月7日閲覧。
- ^ “民進党県連:牧山参院議員が代表代行を辞任”. 毎日新聞. (2018年4月24日) 2018年5月12日閲覧。
- ^ “牧山氏が代表代行辞任 民進党神奈川県連”. 神奈川新聞. (2018年4月24日) 2018年5月12日閲覧。
- ^ “民進・牧山氏が立民入党へ”. 産経新聞. (2018年5月8日) 2018年5月12日閲覧。
- ^ “新党:国民民主党62人参加 「野党第1党」に届かず”. 毎日新聞. (2018年5月8日) 2018年5月12日閲覧。
- ^ 【常任幹事会】国会議員11名の入党、佐々木隆博組織委員長の選任などを決定 - 立憲民主党
- ^ “臨時国会開会、新たな常任委員長決まる”. Qnewニュース 2019年10月18日閲覧。
- ^ 横山大輔、木谷孝洋 (2020年9月16日). “新「立憲民主」衆参150人で結党 野党第一党、枝野氏「選択肢示す」”. 東京新聞. 2021年3月16日閲覧。
- ^ “立民 枝野代表 辞任の意向表明 衆院選 議席減で引責”. NHK (2021年11月2日). 2021年11月2日閲覧。
- ^ “立憲代表選、4陣営の推薦人は計90人 国会議員の7割固まる”. 朝日新聞. (2021年11月19日) 2021年11月19日閲覧。
- ^ 井上峻輔 (2021年12月6日). “ジェンダー平等へ、立憲民主党の執行役員は半数が女性 泉氏の公約実現”. 東京新聞 2021年12月6日閲覧。
- ^ “立民代表選 泉政調会長「党幹部半分を女性に」を公約に”. TBS NEWS. (2021年11月18日) 2021年12月2日閲覧。
- ^ “役員一覧 - 立憲民主党”. 立憲民主党 (2021年12月6日). 2021年12月6日閲覧。
- ^ 【参院外防委】解散し新しい議員で国際貢献の議論を 牧山議員 民主党 2008年10月28日
- ^ “超党派議員がODA削減反対で一致 政府に申し入れへ”. 産経新聞. (2011年4月14日) 2011年4月14日閲覧。
- ^ 平成23年4月14日第一次補正予算におけるODA削減に関する勉強会
- ^ a b c d e f g h i j “2013 参院選 選挙区 神奈川 牧山弘恵”. 毎日新聞 2018年1月12日閲覧。
- ^ a b “朝日・東大谷口研究室共同調査”. 朝日新聞 (2019年). 2019年7月8日閲覧。
- ^ アジア・太平洋地域の戦争犠牲者に思いを馳せ、心に刻む集会
- ^ “議員連盟 - 牧山ひろえ”. 2018年7月18日閲覧。
- ^ “原理主義的な禁煙策はNO 民進党が「分煙推進議連」発足”. 産経新聞 (産業経済新聞社). (2017年2月10日) 2018年7月18日閲覧。
- ^ “麻生首相、カップめんは「400円?」”. サンケイスポーツ. (2008年10月28日) 2008年10月28日閲覧。
- ^ 『平成24年8月24日 第24号(国会会議録システム)』(PDF)(プレスリリース) 。
- ^ “立民会派議員が法案賛否誤る 「学級崩壊」の声も”. 産経新聞 (産業経済新聞社). (2023年4月7日) 2023年4月8日閲覧。
- ^ “牧山 ひろえさんの自己紹介”. 牧山 ひろえ - Facebook. 2021年5月5日閲覧。
- ^ 子供へのワクチン接種の「努力義務」撤回と5歳未満の子どもへの接種の見送りを超党派議連が要望|子どもへのワクチン接種を慎重に考える会(JACVC)のプレスリリース - @Press 2022年9月26日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 牧山ひろえ|立憲民主党 神奈川県選挙区 参議院議員
- 牧山ひろえ 参議院議員 (@makiyama1192) - X(旧Twitter)
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議会 | ||
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先代 那谷屋正義 |
参議院環境委員長 2019年 - 2020年 |
次代 長浜博行 |
先代 前田武志 |
参議院政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員長 2014年 - 2016年 |
次代 有田芳生 |