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2018年12月17日 (月) 15:18時点における版
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キャプテン・マーベル | |
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Captain Marvel | |
監督 | アンナ・ボーデン&ライアン・フレック |
脚本 |
メグ・レフォーヴ ニコール・パールマン ジェネヴァ・ロバートソン=ドゥウォレット リズ・フラハイヴ カーリー・メンチ アンナ・ボーデン ライアン・フレック |
原作 |
ロイ・トーマス ジーン・コラン 『キャロル・ダンバース』 |
製作 | ケヴィン・ファイギ |
出演者 |
ブリー・ラーソン サミュエル・L・ジャクソン ベン・メンデルソーン ジャイモン・フンスー リー・ペイス ラッシャーナ・リンチ ジェンマ・チャン アネット・ベニング クラーク・グレッグ ジュード・ロウ |
音楽 | パイナー・トプラク |
撮影 | ベン・デイヴィス |
編集 |
エリオット・グレアム デビー・バーマン |
製作会社 | マーベル・スタジオ |
配給 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ |
公開 |
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製作国 |
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前作 | アントマン&ワスプ(マーベル・シネマティック・ユニバース前作) |
次作 |
アベンジャーズ/エンドゲーム (マーベル・シネマティック・ユニバース次作) |
『キャプテン・マーベル』(原題:Captain Marvel)は、2019年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。製作はマーベル・スタジオ、配給はウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ。「マーベル・コミック」のアメリカン・コミック『キャロル・ダンバース』(キャプテン・マーベル)の実写映画化作品で、様々な「マーベル・コミック」の実写映画を同一の世界観のクロスオーバー作品として扱う『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズとしては、第21作品目の映画となる。
概要
監督と脚本はアンナ・ボーデンとライアン・フレックが務め、またメグ・レフォーヴ、ニコール・パールマン、ジェネヴァ・ロバートソン=ドゥウォレット、リズ・フラハイヴ、カーリー・メンチらも脚本に参加している。ブリー・ラーソンがタイトルロールを演じ、ほかにサミュエル・L・ジャクソン、ベン・メンデルソーン、ジャイモン・フンスー、リー・ペイス、ラッシャーナ・リンチ、ジェンマ・チャン、アルゲニス・ペレス・ソト、ルーン・タムティ、マッケナ・グレイス、クラーク・グレッグ、ジュード・ロウらが出演する。
本作は1990年代を舞台に、1971年のコミック『クリー・スクラル・ウォー』のストーリーラインの要素を含みながら[2]、ダンバースがキャプテン・マーベルとなる物語を描く。女性が単独主役のマーベル原作映画は過去に『エレクトラ』があるが、マーベル・スタジオ単独映画やマーベル・シネマティック・ユニバースの映画としては初となる[3]。また、前々作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にて、キャプテン・マーベルの存在を暗示させるシーンが登場する。
アメリカ合衆国では2019年3月8日にIMAXと3Dで公開予定。
ストーリー
後天的に異星人のDNAを獲得し、超人的な特殊能力を持つに至ったキャロル・ダンバース/キャプテン・マーベルは、クリー人のエリート部隊"スターフォース"に所属する地球人女性である[4]。そして1995年、彼女は故郷・地球のロサンゼルスにあるビデオショップに墜落する[5]。彼女は過去の記憶を失っており、身に覚えのない“記憶”のフラッシュバックに常に悩まされていた。そんな彼女の記憶に隠された秘密を狙って、自在に姿を変える正体不明の敵が現れる。そして地球が2つのエイリアンの戦争に巻き込まれた時[6]、彼女は後に地球最強のヒーローチーム「アベンジャーズ」を結成させることとなる若き日のニック・フューリーと共に、自らの記憶をめぐる戦いに立ち向かっていくのであった。
キャスト
- キャロル・ダンバース / キャプテン・マーベル
- 演 - ブリー・ラーソン
- アメリカ空軍の女性パイロットにしてクリー人の対テロリスト特殊部隊スターフォースに所属する。ある事故でエイリアンのDNAと融合し、あらゆる超人的な特殊能力や飛行能力が備わった超人となった[7][8]。それにより、銀河の命運をかけた2種族のエイリアンによる紛争へと身を投じる事となる。また、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のポスト・クレジット・シーンでは、フューリーが救援信号を送信していたポケベルには彼女の紋章が表示されており、彼女が『アベンジャーズ/エンドゲーム』に登場することを暗示させている。
- ラーソンはダンバースを「真実と正義を信じる者」「地球と宇宙の架け橋」と表現し、彼女は自分の中の欠点と、世界を良くしたい気持ちの間で戦っていると述べた[9]。マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギは、ダンバースの強大な力とその人間性とのバランスを演じることができる人物としてラーソンをキャスティングしたと述べている[10]。当初ラーソンは役を受け入れることにためらいがありつつも、本作への関心と重要性、自身の成長性などを感じたことを明かしている[11]。ラーソンが功績のあるパイロットであるダンバースを演じるには若すぎるという懸念点について、初期の脚本家のニコール・パールマンは空軍に問い合わせ、「28歳から34歳の間にとても飛躍する可能性がないわけではない」という旨の回答を受けている[12]。またラーソンは役作りのためネリス空軍基地を訪れ、現役隊員のジーニー・レヴィット准将やサンダーバーズのパイロットのステファン・デル・バーニョと会ったほか[6][13][14]、役作りのため9か月間のトレーニングを行った[15]。
- ニック・フューリー
- 演 - サミュエル・L・ジャクソン
- S.H.I.E.L.D.のヘッドエージェント[16]。後にS.H.I.E.L.D.長官へと就任し、地球最強のヒーローを集結させるアベンジャーズ計画を発案する人物となる。今作では彼が左目を失う前の1990年代が舞台のため、アイパッチのないフューリーが描かれる[17]。更に、本作では彼がアベンジャーズ計画を発案することになる切っ掛けも明らかとなる。
- ファイギは「スーパーヒーローについて何も知らない時代のフューリーを描いており、キャロル・ダンバースは彼が出会う最初のスーパーヒーローとなる[18]。フューリーは冷戦が終わった時がキャリアの到達点であとは下り坂だと考えていたが、作中に起こる出来事によって、19作経った現在に繋がる彼が形成されていく」と述べている[19]。また、ジャクソンはフィル・コールソン役のクラーク・グレッグとともにデジタル技術によって25歳若返った姿で描かれており、映画全編としてはマーベル初の試みとなる[20]。
- タロス
- 演 - ベン・メンデルソーン[21]
- スクラル人のボス
- コラス
- 演 - ジャイモン・フンスー
- ロナンの腹心であるハンター[22]。
- ロナン
- 演 - リー・ペイス
- 危険かつ狂信的なクリー人[22]。後にインフィニティ・ストーンの一つであるオーブことパワー・ストーンを手に入れ、クリー人の宿敵であるザンダー星人を星ごと滅ぼそうとするが、ガーディアンズ・オブ・キャラクシーと激突し敗北し、死亡した。
- マリア・ランボー
- 演 - ラッシャーナ・リンチ[6]
- ダンバースの旧友にして空軍のパイロット仲間。コールサインは“フォトン”。
- ミン・エルバ
- 演 - ジェンマ・チャン
- クリー人の対テロリスト特殊部隊スターフォースに所属するスナイパー兼遺伝子学者[23][24]。
- (役名未発表)
- 演 - アルゲニス・ペレス・ソト[6]
- (役名未発表)
- 演 - ルーン・タムティ[6]
- (役名未発表)
- 演 - アネット・ベニング[25]
- クリーの科学者。
- (役名未発表)
- 演 - マッケナ・グレイス[6]
- フィル・コールソン
- 演 - クラーク・グレッグ
- 若かりし頃のフューリーとともに働くS.H.I.E.L.D.のエージェント[22]。後に任務でアイアンマンことトニー・スタークに接触し、彼の友人となる。『アベンジャーズ』でロキに殺された後は、密かにS.H.I.E.L.D.のタヒチ計画(クリー人の血液を利用した実験)により復活した。S.H.I.E.L.D.崩壊後は、フューリーによって長官へと任命され、組織の再編も引き受けた。
- グレッグは本作のコールソンがとても若くS.H.I.E.L.D.の新人時代であることを述べた上で、『アイアンマン』で彼がトニー・スタークに「こういう経験は初めてではない」と語ったことに言及し、それが今回の出来事かもしれないと語っている[26]。ニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソン同様、デジタル技術によって25歳若返った姿で描かれる[20]。
- ヨン・ログ
- 演 - ジュード・ロウ
- スタン・リー
- 演 - スタン・リー
ほかに、ロバート・カジンスキー[27]、ヴィク・サヘイ[28]、コリン・フォード[29]が未発表の役にキャスティングされている。
製作
企画
2013年5月までに、ミズ・マーベル(キャロル・ダンバースがキャプテン・マーベルを名乗る前の呼称)のスクリプトがマーベル・スタジオのために執筆された[30]。プロデューサーのルイス・デスポジートはその年の後半、スタジオが女性のスーパーヒーロー映画に興味を持ち始めたと述べており、強い女性キャラクターを描くにあたり、キャプテン・マーベル、ブラック・ウィドウ、ペッパー・ポッツ、ペギー・カーターが候補にあったという[31]。マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギは、マーベルが女性が主役の映画を作るとしたら、オリジン(起源)ストーリーを描けるキャプテン・マーベルのようなキャラクターをMCUに迎えたいと述べた[32]。2014年8月、ファイギはブラックパンサーとキャプテン・マーベルを扱った作品の製作が進行中と発表し、「これらの企画はファンによく質問される。『アイアンマン4』よりも、『アベンジャーズ3』よりも。この事実は注目しなければならないと思っている」と述べた[33]。
2014年10月、ファイギは『キャプテン・マーベル』をマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のフェーズ3として2018年7月6日に公開することを発表し[34]、本作がマーベル・スタジオ単独としては初の女性が主役の映画となった[3]。映画はキャロル・ダンバースのバージョンに基づくことも発表され、ファイギは「重要なことは私たちが何をしたいかをはっきりとすることだ。彼女の冒険は地球に根づいているが、彼女のパワーは宇宙規模のものだ」と述べた[34]。ファイギは脚本家と監督はまもなく発表されるとし、女性のフィルムメーカーが検討されていることも加えた[35]。
2015年2月、マーベルは本作の公開日を2018年11月2日に延期した[36]。4月上旬にファイギは、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の初期のドラフトにはキャプテン・マーベルが登場していたものの削除していたことを明かし、理由として「このタイミングではないと感じた。彼女がどんな人物かを知る前にコスチュームを着て完成した姿で飛んでいるのを見せたくなかった」と述べている[37]。また本作の脚本家を2週間以内に発表すると述べ[38]、4月中旬、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の共同脚本家ニコール・パールマンと『インサイド・ヘッド』の共同脚本家メグ・レフォーヴが脚本を担当することが報じられた[39]。彼女らは別々でキャラクターを描いていたが、ファイギの決定後は一つの脚本チームとなり[40]、1か月以内に作業が開始した[41]。レフォーヴは「スーパーマンの呪いにも繋がる可能性のあるパワフルさがある中で、彼女の脆弱性が何かという点こそ私たちが把握しなければならないものだ」と述べた[42]。
同年5月までに、マーベルは『キャプテン・マーベル』と『ブラックパンサー』の監督についてエイヴァ・デュヴァーネイと議論を行っており[43]、ファイギも多くの監督候補の中で彼女と会い2015年半ばから後半までに監督としての決定を予定していた[44]。同年9月、ファイギはキャスティングは2016年まで行わないと述べ、「キャロル・ダンバースを誰にしたいのか、映画の構造はどうなるのか、フェーズ3の映画の中で彼女の役割はどのようになるのかを見極めながら、現在は脚本に取り組んでいる」と述べた。プロデューサーのジェレミー・ラッチャムは、「キャラクターを生み出すのには責任が伴う。私たちは、彼女を誰が演じるかを知る前に、彼女が何者かを見極める必要がある」と述べた[45]。2015年10月、マーベルは再び公開日を延期し、2019年3月8日とした[46]。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a7/Brie_Larson_by_Gage_Skidmore_2.jpg/170px-Brie_Larson_by_Gage_Skidmore_2.jpg)
2016年4月、ファイギは2か月以内に監督が発表され、最初のキャストも2016年半ばに発表されると述べた。また本作でキャロル・ダンバースがキャプテン・マーベルになる旅が描かれることも明かした[47]。翌月、インディー・フィルムメーカーのエミリー・カーマイケルの名前が監督候補として浮上し[48]、6月までに、ブリー・ラーソンがキャプテン・マーベルを演じることが明らかになった[49]。ラーソンの出演は2016年のサンディエゴのコミコン・インターナショナルにて正式に発表された[8]。またコミコンでファイギは、監督候補が10名に絞られており、夏の終わりまでに決定したい旨を述べた[50]。8月、パールマンは『グリーンランタン』と類似していることからキャラクターのオリジンストーリーを変更したことを明かし[51]、ファイギは「彼女の物語を描くのにとてもクールでユニークな方法があると思っている。限界と脆弱性に直面するダンバースが軸になっている。彼女はMCUで最もパワフルであり、ユニバースで非常に重要なキャラクターになるだろう」と述べた[52]。プロデューサーのネイト・ムーアは後に、MCUのオリジンストーリーの伝統的な構造を「まず問題を抱えている主役が登場し、第1幕の最後で力を得る。第2幕の最後で力を使いこなす。第3幕で同じような力を持ったヴィランと戦う」と説明し、観客に新しい経験を与えるためにそこから脱却しようとしていることを述べた[53]。
2016年10月、ファイギは監督の発表が当初の想定より長くかかっていることを認め、スタジオがもう少しストーリーが固まるのを待ちながらポテンシャルのある監督たちと交渉していることを明かした。女性監督を任命することに関して再び言及されると、ファイギは「『キャプテン・マーベル』を素晴らしいものにするための必須条件ではないが、重要なことだと思っている」と述べた[52]。ファイギは2016年末までに監督を発表するとしたが[54]、パールマンとレフォーヴが12月頃に脚本のプロット作業に入り、監督候補とのミーティングは2017年初頭に延期された[55]。
パールマンとレフォーヴは脚本に任命されて約1年が経っていたが、2017年2月に降板となった。パールマンは「遅れの理由の一つは本作がMCUのどこに位置付けられるべきか見極めていたため」と述べている[12]。
プリプロダクション
2017年4月、マーベルは数多くのミーティングを経て、テレビと映画の両方で経験を積んでいるアンナ・ボーデンとライアン・フレックを監督に任命した[56]。ファイギは、ボーデンとフレックが彼らの全作品でキャラクター主導の作品を作る能力を発揮させていることに感銘を受けたと述べている[57]。撮影は2018年1月にジョージア州のファイエット郡のパインウッド・スタジオで開始予定だったが[58]、その後ファイギは2018年2月まで開始しないとした[59]。
2017年7月までに、サミュエル・L・ジャクソンのニック・フューリーとしての出演が決定した[16]。2017年のサンディエゴ・コミコンでファイギは、本作の舞台が1990年代で、ヴィランとしてスクラル人が登場し、コミックの『クリー・スクラル・ウォー』のストーリーラインからの要素が含まれていることを明かした[17][2]。また、舞台を1990年代に設定したことで、ダンバースを単体のヒーローとしてMCUのタイミングに組み込むことができたと述べた[18]。
ディズニー・アニメーションの新作『Gigantic』の共同監督となり本作を降板したレフォーヴの後任として、ジェネヴァ・ロバートソン=ドゥウォレットが8月中旬までに脚本作業を引き継いだ[60]。パールマンもプロジェクトを離れたことを認めつつも、自身とレフォーヴによる初期のドラフトは最終脚本にも残っていることを述べた[61]。ロバートソン=ドゥウォレットは本作をアクション・コメディと表現し、彼女が脚本を務めた『トゥームレイダー ファースト・ミッション』の、ドラマチックなトーンになる前の初期の脚本になぞらえた[62]。ファイギは、「本作は『ターミネーター2』やストリートでの戦闘やカーチェイスなどといった90年代のアクション映画のオマージュを含んでいる。1990年代のアクションのジャンルはまだマーベル・スタジオが探求してこなかった分野だ」と述べ、また本作の大部分が宇宙空間で展開されることも明かした[18]。
同年10月までに、撮影が2018年3月に始まることが決定した。ファイギは本作の後に公開される『アベンジャーズ4(仮題)』でMCUのフェーズ3を締めくくる上で、本作が重大な役割を担うことを述べた[63]。また、監督のボーデンとフレックの作品『ワイルド・ギャンブル』への出演経験を持つベン・メンデルソーンがメイン・ヴィランとして出演交渉に入った[64]。ボーデンらは本作に関与し始めた時からヴィラン役としてメンデルソーンが念頭にあり、彼に会って役を伝えると、彼はすぐに出演に同意したと言う[21]。11月までに、ジュード・ロウがウォルター・ローソン / マー・ベル役として出演交渉を受けた[65]。2018年1月、デワンダ・ワイズが未発表の役でキャスティングされ、メンデルソーンとロウは出演が確定となった[66]。
撮影
ロケーション撮影は2018年1月末に行われた[67][68]。翌月、ジェンマ・チャンがドクター・ミネルバ役としてキャストに加わった[24]。3月中旬、ワイズは彼女のテレビシリーズ『She's Gotta Have It』とのスケジュールの競合で降板となり[69]、翌日には代役としてラッシャーナ・リンチが出演交渉を受けた[70]。月末までにリンチは出演が決定し、さらにジャイモン・フンスー、リー・ペイス、クラーク・グレッグが再び彼らの役コラス、ロナン、フィル・コールソンを演じることが報じられた。また、アルゲニス・ペレス・ソト、ルーン・タムティ、マッケナ・グレイスらの出演も決定した[6][22]。同時にマーベルは、監督のボーデンとフレックやこれまでの脚本家レフォーヴ、パールマン、ロバートソン=ドゥウォレットに加え、新たな脚本家としてリズ・フラハイヴとカーリー・メンチのクレジットを発表した[6]。
主要撮影は2018年3月19日にロサンゼルスで開始した[71]。撮影監督はベン・デイヴィスで、彼は製作中の『Warbird』と併行で撮影を行った[72]。彼のMCU作品への参加は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』、『ドクター・ストレンジ』に続く4作目となる[6]。週の後半には、カリフォルニア州のオックスナードのジム・ホール・レーシング・クラブで、ダンバースとフューリーが登場する1986年のカーニバルのシーンが撮影された[73]。5月、アネット・ベニングが未発表の役にキャスティングされた[25]。カリフォルニアでの撮影パートは6月23日に終了し、ルイジアナ州のバトンルージュとニューオーリンズでの2週間の追加撮影を経て[6][74]、7月6日に公式に撮影終了となった[75]。
音楽
2018年5月、クラーク・グレッグは本作のサウンドトラックには1990年代の楽曲が含まれるだろうと語った[26]。
翌月、パイナー・トプラクがMCUでは初となる女性作曲家として音楽を担当することが報じられた[76]。
公開
本作はアメリカ合衆国で2019年3月8日にIMAXと3Dで公開予定[46][77][78]。当初は2018年7月6日に公開日が設定されていたが[34]、2015年2月、『スパイダーマン:ホームカミング』との兼ね合いでの2018年11月2日に延期が発表され[36]、2015年10月、『アントマン&ワスプ』との兼ね合いで再び延期が発表された[46]。
マーケティング
2017年4月、NBCオリンピックは2018年平昌オリンピックのクロスプロモーションとして、キャプテン・マーベルに着想を得たスキースーツを着たアメリカのスキーヤー、ミカエラ・シフリンの写真を公開した[79]。映画のコンセプトアートは2017年のサンディエゴ・コミコンで発表された[17]。
2018年6月、ファイギはシネヨーロッパにてラーソンによるダンバースの姿を公開した[80]。
脚注
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