メン・イン・ブラック:インターナショナル

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メン・イン・ブラック:インターナショナル
Men in Black: International
監督 F・ゲイリー・グレイ
脚本 アート・マーカム
マット・ホロウェイ
原作 ローウェル・カニンガム
製作 ウォルター・F・パークス
ローリー・マクドナルド
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ
バリー・ソネンフェルド
出演者 クリス・ヘムズワース
テッサ・トンプソン
音楽 ダニー・エルフマン
クリス・ベーコン
主題歌 吉本坂46今夜はええやん』(日本語吹替版)[1]
撮影 スチュアート・ドライバーグ
編集 クリスチャン・ワグナー
製作会社 コロンビア映画
アンブリン・エンターテインメント
配給 アメリカ合衆国の旗 ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
日本の旗 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公開 アメリカ合衆国の旗日本の旗 2019年6月14日[2][3]
上映時間 115分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $110,000,000[4]
興行収入 アメリカ合衆国の旗 $79,800,736[4]
世界の旗$250,117,955[4]
前作 メン・イン・ブラック3
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メン・イン・ブラック:インターナショナル』(原題:Men in Black: International)は、2019年6月14日公開のアメリカ合衆国のSFアクション・コメディ映画。『メン・イン・ブラック』のロンドン支局を舞台にした、7年ぶりシリーズ作品にして、シリーズ初となるスピンオフ。製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグ、監督は『ワイルド・スピード ICE BREAK』のF・ゲイリー・グレイ、脚本は『アイアンマン』のアート・マーカムとマット・ホロウェイ、キャストは『アベンジャーズ』『マイティ・ソー』シリーズのクリス・ヘムズワースと、『グローリー/明日への行進』のテッサ・トンプソン。2人は『マイティ・ソー バトルロイヤル』『アベンジャーズ/エンドゲーム』に続いての共演となる[5][6]

概要[編集]

1作目から22年が経過しており、前作とは監督や主人公が入れ替わったシリーズ4作目となるが、コンセプトだけを再利用し新たな世界線を描くリブートではなく、前作までの世界観をさらに広げるスピンオフ/続編となる作品である。シリーズでおなじみのエージェントOやパグ犬のフランクなども登場するが、過去の作品から独立して製作されているため、シリーズを知らなくても楽しめる作品となっている。

グレイ監督は「ウィルとトミーに対するファンの深い愛情についてはよく理解しています。私たちは彼らの”代わり”を生み出そうとしているのではなく、彼らに新しいチームを加えようとしているのです。」とEntertainment Weekly誌のインタビューに答えている[7]

メン・イン・ブラック恒例のニューラライザーを使って記憶を消すシーンは本作にも存在する[8]

あらすじ[編集]

地球に生息するエイリアンの監視・取り締まりを任務とする最高機密機関「MIB」のロンドン支局が舞台。先輩エージェントH(クリス・ヘムズワース)と、エリート新人のエージェントM(テッサ・トンプソン)。このバディが世界中で派手で華麗に武器を扱い、MIB内部に潜むスパイと宇宙人から地球を守るミッションに挑む。

キャスト[編集]

※括弧内は日本語吹替[9]

日本語吹替には、吹替版で主題歌を担当している吉本坂46のメンバー全員が参加している[1]

製作[編集]

2018年2月、F・ゲイリー・グレイ監督、クリス・ヘムズワース主演で『メン・イン・ブラック』の新作が製作されることが発表。1997年公開の第1作『メン・イン・ブラック』からは22年、第3作からは7年ぶりのスピンオフとなる。

製作費は前作の『メン・イン・ブラック3』の約半分にあたる1億1000万ドルで、インフレの影響を考慮するとシリーズ4作品の中で最も安い製作費となった。[12]

2018年3月、テッサ・トンプソンがキャストに加わったことを発表。

2018年5月、リーアム・ニーソンがロンドン支部の長としてキャスティングされたことが発表。

2018年6月、世界的に有名な双子ダンサーのLes Twinsと、クメイル・ナンジアニの参加が発表。

2018年7月、前作に引き続きエマ・トンプソンがエージェントO役として参加することが発表。

撮影は2018年7月から同年10月にかけ、ロンドン、モロッコ、イタリア、ニューヨークで行われた。

2018年12月20日、第一弾の映画予告がYouTubeにて公開。ファーギーの2006年のヒット曲『London Bridge』を劇中歌として使用した。[13]

2019年4月25日、第二弾の映画予告がYouTubeにて公開。ミッシー・エリオットの2015年のヒット曲『WTF (Where They From)』を劇中歌として使用した。[14]

2019年5月27日より主演のクリス・ヘムズワースが、インドネシアのバリ島、ロンドン、パリ、モスクワ、北京を訪問し、プロモーションツアーを行った。

2019年6月11日、アメリカ合衆国ニューヨークでワールドプレミアが開催された。

映画は2019年6月14日に日米同時公開。

製作段階における混乱[編集]

製作総指揮スピルバーグの腹心である製作のウォルター・F・パークスF・ゲイリー・グレイ監督の間に意見の対立があり、監督は降板寸前であったとThe Hollywood Reporterが以下の内容を報道した。

アート・マーカムとマット・ホロウェイによる初期段階の脚本には移民問題への提起が含まれており、時事問題に沿うエッジの効いた内容であった。主演のクリス・ヘムズワーステッサ・トンプソンもその脚本を気に入り役を受けたという。しかし製作のパークスが撮影前や撮影期間中にも脚本に手を加え続け、新しく書き直された台本が毎日届くことで、撮影現場は混乱した。監督の役割に口を挟むこともあり、カラー・コレクション(映像の色彩補正)でも監督と意見が衝突。グレイ監督は何度も降板しようとしたが、製作スタジオに慰留された。製作スタジオは、グレイ監督監修のカット編集と、パークス監修のカット編集をテスト試写し、最終的にパークス監修の編集を採用した。[15]

評価[編集]

興行収入[編集]

本作は『The Dead Don't Die』及び『シャフト』と同じ週に封切られ、公開初週末に2800万ドル前後を稼ぎ出すと予想されていたが[16]、この予想は的中した。2019年6月14日、本作は全米4224館で公開され、公開初週末に3003万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場1位となった[17]。これは前作の数字(5459万ドル)の半分程度であった[18]

レビュー[編集]

アメリカ合衆国の映画評論サイトRotten Tomatoesに寄せられた映画評論家による肯定的評価は24%、一般人の観客による肯定的評価は66%となっている。[19]

タイアップ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c “『メン・イン・ブラック』新作、トレエン斎藤がエイリアン役!吹替本編映像”. シネマトゥデイ. (2019年6月3日). https://www.cinematoday.jp/news/N0109052 2019年6月3日閲覧。 
  2. ^ Busch, Anita (2018年1月18日). “‘Men In Black’ Spinoff Gets Summer 2019 Release Date Change”. Deadline. http://deadline.com/2018/01/men-in-black-untitled-spinoff-release-date-change-summer-2019-1202248296/ 2018年5月29日閲覧。 
  3. ^ “「メン・イン・ブラック」新作、6月14日に日米同時公開!男女コンビの新写真披露”. 映画.com. (2019年3月18日). https://eiga.com/news/20190318/4/ 2019年3月19日閲覧。 
  4. ^ a b c Men in Black International”. Box Office Mojo. 2019年6月18日閲覧。
  5. ^ “『ソー』のコンビが世界を救う! 『メン・イン・ブラック:インターナショナル』予告編”. ギズモード・ジャパン. (2018年12月21日). https://www.gizmodo.jp/2018/12/men-in-black-international-teaser.html 2019年2月7日閲覧。 
  6. ^ “「メン・イン・ブラック」新作の新予告、クリス・ヘムズワースが「ソー来るか」”. 映画ナタリー. (2019年2月7日). https://natalie.mu/eiga/news/318992 2019年2月7日閲覧。 
  7. ^ Exclusive: Chris Hemsworth and Tessa Thompson go global in 'Men in Black: International' first look” (英語). EW.com. 2019年6月8日閲覧。
  8. ^ 映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』予告4 6月14日(金)公開ソニーピクチャーズエンターテインメント公式YouTubeチャンネル
  9. ^ “メン・イン・ブラック:インターナショナル”. ふきカエル大作戦!!. (2019年6月7日). https://www.fukikaeru.com/?p=11952 2019年6月13日閲覧。 
  10. ^ a b c d “今田美桜、吹き替え声優初挑戦!『メン・イン・ブラック』で「カッコイイ役」”. シネマカフェ (イード). (2019年5月9日). https://www.cinemacafe.net/article/2019/05/09/61451.html 2019年5月9日閲覧。 
  11. ^ “今田美桜、『メン・イン・ブラック』新作の吹き替え版にカメオ出演!”. シネマトゥデイ. (2019年6月14日). https://www.cinematoday.jp/news/N0109262 2019年6月14日閲覧。 
  12. ^ Men In Black: International Has The Lowest Budget Of All 4 Movies” (英語). ScreenRant (2019年6月12日). 2019年6月19日閲覧。
  13. ^ Sony Pictures Entertainment (2018-12-20), MEN IN BLACK: INTERNATIONAL - Official Trailer, https://www.youtube.com/watch?v=BV-WEb2oxLk 2019年6月8日閲覧。 
  14. ^ Sony Pictures Entertainment (2019-04-25), MEN IN BLACK: INTERNATIONAL - Official Trailer #2, https://www.youtube.com/watch?v=F3lJwV7ZIIk 2019年6月8日閲覧。 
  15. ^ Rewrites, Infighting and No "Urgency": Behind Sony's Lackluster 'Men in Black' Relaunch” (英語). The Hollywood Reporter. 2019年6月19日閲覧。
  16. ^ 'Men in Black' and 'Shaft' to Continue a Summer of Slumping Sequels”. Box Office Mojo (2019年6月13日). 2019年6月18日閲覧。
  17. ^ June 14-16, 2019”. Box Office Mojo. 2019年6月18日閲覧。
  18. ^ May 25-27, 2012”. Box Office Mojo. 2019年6月18日閲覧。
  19. ^ (英語) Men in Black International (2019), https://www.rottentomatoes.com/m/men_in_black_international 2019年6月19日閲覧。 
  20. ^ ‘Men In Black: International’ Beams In $75M From Promos With Lexus, Paul Smith, Zaxby’s & More” (英語). news.yahoo.com. 2019年5月16日閲覧。
  21. ^ Sony Pictures Entertainment (2019-05-30), MEN IN BLACK: INTERNATIONAL - NBA Finals - Chris Paul, https://www.youtube.com/watch?v=svzhoAMo6SQ 2019年5月31日閲覧。 

外部リンク[編集]