スカーフ

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スカーフを「ヘッドスカーフ(頭に巻くスカーフ)」として使った例 / イメージ画。この形は、日本では「頬っ被り(ほっかむり、ほっかぶり)[1][2][3][4]」と呼ばれる。顔の全面以外の頭部全体を布で覆い、その布をの下で結ぶ。
ヘッドスカーフをした女性 / 画像はサイレント映画時代の大女優ヴァイオラ・ダナ英語版の1920年頃のポートレート。

スカーフ英語: scarf)とは、主に女性が装飾用に身につける綿ポリエステルウールでできた正方形の薄手ののこと。主にを覆ったり(ベールまたはヘッドスカーフ)、に巻いたりして使う。

なお、装飾や保温などを目的として首の巻く布としては、「カーチフ」から派生した「ネッカチーフ」があり、文化的にも言語学的にも「スカーフ」とは発生の経緯が異なる。ネッカチーフは首に巻くことを前提にしているが、スカーフを首に巻くのは用途の一つでしかない。

概要

日本では神奈川県横浜市横浜スカーフが生産量の80%を占めている。横浜では受注生産方式が主流であり、約350の関連業者による分業システムとなっている。捺染技術に優れた横浜の製品は欧米からの多量の受注により地場産業としての発展を遂げた。しかし、1970年代に入ると事業は衰退した。統計で言えば、1971年(昭和46年)に生産額の約70%を輸出していたのが、1979年(昭和54年)には約40%まで減衰している。

種類

セーラー服は胸元に布を付けており、これは「タイ」とも「スカーフ」とも呼ばれている。元々は水兵(セーラーマン)が手拭いとして用いるためのものとされているが、生徒が着用するものでは装飾用となっている。

ヒジャブムスリム(イスラム教徒)の女性が頭を包み隠すために用いる布であるが、「スカーフ」と呼ぶ場合がある。

ギャラリー

脚注

関連項目

外部リンク