観音寺 (観音寺市)

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観音寺
Shippozan Kanonji 04.JPG
本堂(国の重要文化財)
所在地 香川県観音寺市八幡町一丁目2番7号
位置 北緯34度8分4.2秒東経133度38分51.1秒座標: 北緯34度8分4.2秒 東経133度38分51.1秒
山号 七宝山
宗派 真言宗大覚寺派
本尊 聖観音
創建年 (伝)大宝3年(703年
開基 (伝)日証上人
正式名 七宝山 観音寺
札所等 四国八十八箇所69番
文化財 本堂、木造涅槃仏像ほか(国の重要文化財)
木造大日如来坐像(伝・聖観音)・薬師如来坐像・釈迦如来坐像・絹本著色両界曼荼羅図(県文化財)
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金堂の上に咲く桜

観音寺(かんおんじ)は、香川県観音寺市にある真言宗大覚寺派寺院四国八十八箇所霊場の第六十九番札所。山号は七宝山。六十八番札所神恵院(じんねいん)と同じ境内にある。

本尊真言:おん あろりきゃ そわか

ご詠歌:観音の 大悲の力 強ければ 重き罪をも 引き上げてたべ

歴史[編集]

伝承によれば、大宝年間(701年 - 704年)に、法相宗日証琴弾山で修行をしていたところ、琴を弾く老人が乗る舟を海上に見た。この老人が八幡大明神であることを知った上人は、その琴と舟を祀り琴弾八幡宮と名付けた。その神宮寺として建立されたのが観音寺の前身であるという。

寺伝によれば、行基養老6年(722年)に訪れた後、空海(弘法大師)が聖観世音菩薩像を刻み本尊として安置したという。

伽藍[編集]

  • 山門仁王門):神恵院と共通。
  • 本堂
  • 大師堂:大師像を拝顔できる。
  • 宝物館:木造釈迦涅槃像が収められている。

仁王門をくぐり参道を進み石段を上りきると右手に鐘楼、さらに奥に朱塗の本堂がある。大師堂は先ほどの階段を上りきった所に戻り、右手二つ目の堂である。

  • 宿坊:なし
  • 駐車場:山門前に無料であり。

文化財[編集]

重要文化財
  • 本堂(附:厨子、棟札) - 寄棟造、本瓦葺き。室町時代建立の前身堂の部材を用いて延宝5年(1677年)に建立されたもの。重要文化財指定名称は「観音寺金堂」。昭和34・6・27指定
  • 木造釈迦涅槃仏像 - 鎌倉時代(13世紀)作、像長74.0cm、像高18cm、ヒノキ材、寄木造り・目は彫眼・頭は蜾髪、彫像の涅槃仏で中世にさかのぼる稀有な例である。明治34・3・27指定
  • 絹本著色琴弾八幡本地仏像: 明治34・3・27指定
  • 絹本著色琴弾宮絵縁起(香川県立ミュージアム寄託):明治34・3・27指定
  • 絹本著色不動明王二童子像(香川県立ミュージアム寄託):明治34・3・27指定
県指定有形文化財
  • 木造大日如来坐像(伝・聖観音)・薬師如来坐像・釈迦如来坐像
大日如来坐像は当寺の本尊(伝・聖観音)で像高103.0cm、平安時代(11世紀)の作。法界定印に蓮華を持し胎藏大日如来と聖観音が一体となる姿であるという。その左右に安置される薬師如来坐像(向かって左)と釈迦如来坐像はともに像高75.0cm、平安時代(11 - 12世紀)の作。以上3躯ともに木造漆箔で、1基の宮殿(扉はそれぞれ別)に安置され開扉記録のない秘仏であったが、2014年に一般公開された。昭和44・4・3指定
  • 絹本著色両界曼荼羅図:昭和44・4・3指定
観音寺市指定有形文化財
  • 浄土九品曼荼羅図
  • 金剛界大日如来坐像
  • 弘化録

交通アクセス[編集]

鉄道
道路

前後の札所[編集]

四国八十八箇所
68 神恵院 -- (0.1km) -- 69 観音寺 -- (4.5km) -- 70 本山寺

参考文献[編集]

  • 宮崎建樹『四国遍路ひとり歩き同行二人』地図編 へんろみち保存協力会 2007年(第8版)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]