焼山寺

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焼山寺
Shozanji 06.JPG
本堂
所在地 徳島県名西郡神山町下分地中318
位置 北緯33度59分6.1秒東経134度18分36.9秒座標: 北緯33度59分6.1秒 東経134度18分36.9秒
山号 摩盧山
宗派 高野山真言宗
本尊 虚空蔵菩薩
創建年 (伝)弘仁6年(815年
開基 (伝)空海(弘法大師)
正式名 摩盧山 正寿院 焼山寺
札所等 四国八十八箇所12番
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仁王門

焼山寺(しょうさんじ)は徳島県名西郡神山町にある高野山真言宗の寺院。四国八十八箇所霊場の第十二番札所。摩盧山(まろざん)正寿院(しょうじゅいん)と号する。本尊は虚空蔵菩薩。深い山中にあるため、四国八十八箇所霊場の中でも随一の難所として知られる。また、阿波霊場三難所の一つにも数えられ「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」と呼ばれる。

本尊真言:のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おんあり きゃまり ぼり そわか

ご詠歌:後の世を 思へば恭敬 焼山寺 死出や三途の 難所ありとも

歴史[編集]

寺伝によれば大宝年間(701年 - 704年)、役小角(役行者)が開山し庵を結び蔵王権現を祀った。のちに空海(弘法大師)は、神通力を持ち火を吐いて村人を襲う大蛇がこの山に棲んでいることを聞き退治に向かった。大蛇は全山に火を放って妨害したので摩盧(水輪)の印を結びながら進むと、山頂の岩窟に閉じこもって抵抗した。そこで虚空蔵菩薩や三面大黒天に祈願するととうとう大蛇を岩窟の中に封じ込めることができたため、そのお礼に虚空蔵菩薩を刻んで本尊とし一寺を建立したという。

足利尊氏は本寺を祈願所とし、江戸時代には徳島藩蜂須賀家の帰依を受けていた。

境内[編集]

参道より石段を上ると山門があり、入っていく左手に手水場、右手に鐘楼があり正面に本堂がある。本堂右手に2008年に落慶した大師堂がある。本堂左手に三面大黒堂が、大師堂の右手に十二社神社がある。納経所は山門を背にして左側、その奥には茶堂がある。本尊虚空蔵菩薩坐像(榧材一木造り、素地、眼は彫出、像高112cm)・大師像は、本堂裏の斜面上にある収蔵庫に収められていて、本堂と大師堂にはそれぞれの前仏である。

  • 宿坊:定員100名(要予約・冬季休業)
  • 駐車場:70台(道路管理費として志納金300円要)

文化財[編集]

  • 弘法大師坐像(県指定有形文化財)昭和48.11.9指定 像高79cm寄木内刳玉眼、1400年彩色の銘。[1]
  • 梵鐘(県指定有形文化財)昭和59.8.3指定 銅鐘、103cm、径51cm、1649年作。[2]
  • 焼山寺文書 3通(県指定有形文化財)
  • スギ並木(県指定天然記念物)境内の杉の巨木は樹齢数百年といわれる。
  • フジの群生地(県指定天然記念物)

奥の院[編集]

蔵王権現堂
本堂左奥から約1.1kmの登山道が伸びており焼山寺山頂 (938m) の奥の院に通じる。蔵王権現を祀った堂のほかに竜王窟や大蛇封じ込めの岩がある。

交通案内[編集]

鉄道
バス
「寄井中」バス停からの神山町営バスは1日3便しかなく、同バス停から歩いて参拝したほうがバスを待つよりも早い。
道路

前後の札所[編集]

四国八十八箇所
11 藤井寺 -- (12.9km) -- 12 焼山寺 -- (20.8km) -- 13 大日寺

参考文献[編集]

  • 四国八十八霊場会 編 『先達教典』 2006年
  • 宮崎建樹 著 『四国遍路ひとり歩き同行二人』地図編 へんろみち保存協力会 2007年(第8版)
  • 「焼山寺」改訂版 平成10年12月20日(再発行所)焼山寺

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  1. ^ 「焼山寺」改訂版 平成10年12月20日(再発行所)焼山寺
  2. ^ 「焼山寺」改訂版 平成10年12月20日(再発行所)焼山寺