吉本印天然素材

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吉本印天然素材(よしもとじるしてんねんそざい)は、1991年9月吉本興業所属の若手芸人で結成された、ダンスとお笑いをミックスしたユニット。略称「天然素材」「天素」(てんそ)。出身芸人達のブレイクから、近年、再び注目を集めている。

目次

[編集] メンバー

[編集] 概要

何をやっても客が笑わない心斎橋筋2丁目劇場にてぜんじろうが「こんなにおもろいのに笑わない、客は死ね!」と楽屋で毒づく芸人ユニットとして、「しねしね団」を結成。だが、ひたすらおもしろい事を追求したいメンバーと、アイドル芸人として売り出したい吉本興業との間に軋轢もあり、ぜんじろうは脱退させられ、ダンスもできるアイドル芸人ユニット「吉本印天然素材」として売りだされる。

初期段階でTEAM-0と石野桜子が脱退し、6組12人のグループとして活動。現在「元天然素材メンバー」として扱われるのがこの12人である。

大阪芸人でありながら主に東京で活躍し、日本テレビでは火曜日の深夜に同名の冠番組『吉本印天然素材』という、関東ローカルの看板番組が放送されていた。これは後に日曜日の夕方で復活し、ナインティナインが出演する『ぐるぐるナインティナイン』の前身番組となる。イベントで後楽園ホールを満員にするなど若い女性を中心にアイドル的人気があった。当時世界的にヒットしたテクノユニット2 アンリミテッドの曲、『No Limit』がテーマ曲のように使われていた。

主に振り付けを担当していたのは、後にモーニング娘。ハロー!プロジェクトの楽曲の振り付けを担当し有名となった夏まゆみである。
ダンスではブレイクダンス経験のある岡村隆史の実力が突出していた。岡村に次いでダンスの上手かった竹若元博宮川大輔宮迫博之の3人が岡村と共にセンターメンバーを務め、他のメンバーはバックダンサー扱いであった。しかしお笑い芸人として吉本に所属するメンバーとしては、ダンスを踊るアイドルユニットの方針に抵抗を示した者も多く、岡村は私情による反抗心で夏に接していた為、夏にとって悩みの種であり、相方の矢部浩之もダンスの才能もなければやる気もなく、更に稽古中に他のメンバーにちょっかいを出したりと夏にとって最大の問題児であった。それらの矢部の行動に怒りが限界に達した夏は、「私のために踊ってよ!」と矢部に怒りを表すが、その直後に「お前のために踊っとるんちゃうわボケ!!」と矢部に暴言を吐かれ、悪態を吐かれた夏は号泣し、稽古場から帰ってしまった。矢部は、この後に他のメンバーからこってり絞られる事となった。その後、2001年の『めちゃ×2イケてるッ!』の特番においてナインティナインと夏は和解を果たした。
他にも宮迫が、余りにも自分の目指す芸人像とかけ離れていて嫌だった仕事であると示すエピソードとして、差し歯と間違えて「これぐらい嫌なんじゃ」と言いながら健康な歯を引き抜いた事を語っている[1][2]

当時は雨上がり決死隊やFUJIWARAの人気が高かった。しかしナインティナインが単独で仕事する機会が増えるにつれて活動は縮小。1994年にナイナイが、1996年には雨上がりがそれぞれ脱退。雨上がりの脱退後は、ユニット名を「天然劇場」に改名。その後1999年解散。なお、過去の活動や解散などについて紹介されるときは、「天然劇場」ではなく「天然素材」の名称が使われている。

その後、吉本興業は「フルーツ大統領」・「news」・「WEST SIDE」といった複数の若手芸人によるアイドル的ユニットを送り出した。また、天然素材の人気に便乗しようとした松竹芸能は、よゐこTKOのイズますだおかだで「松竹印人工素材」(略称は「じんそ」)というユニットを結成させたが、ほとんど知られることないまま消滅した。

過去の吉本興業における芸人ユニットには、毎日放送ヤングおー!おー!」の中で結成された『ザ・パンダ』(桂文珍月亭八方桂きん枝4代目林家小染。)や『ビールス7』(明石家さんまザ・ぼんち西川のりお・上方よしおB&B。後にB&Bが脱退し島田紳助・松本竜介)などがある。

ちなみに、同じ吉本興業所属の千原兄弟も天素のオーディションを受けていたが、落選した。ジュニア曰く「FUJIWARAがいたから落とされた」とのこと。

1999年のユニット解散から年月を経ているが、コンビ解散はあるものの引退したメンバーは軌保のみという珍しいケースである。(軌保は一応ではあるが芸能界に復帰している)

[編集] その後

  • 雨上がり決死隊
天然素材脱退後も東京で活動するが、しばらく番組出演は名古屋が主体だった。宮迫曰く「どん底の生活」を過ごす。
2000年頃から『エブナイ』をはじめとする全国ネットの番組に出演するようになり、現在では冠番組『アメトーーク!』を持つなど売れっ子となる。
宮迫は俳優としても活躍している。
  • ナインティナイン
天然素材脱退後も全国ネットの番組に多数出演。
ゴールデンタイムのレギュラー番組を多数持つ吉本興業の売れっ子となる。FUJIWARAの二人によると、天素で売れて浮かれていた自分たちと比べて、ナイナイはすごく冷静に自分たちを客観視できていた、などと述べている。
  • FUJIWARA
天然素材解散後は主に関西で活動。
1997年に出演していたTV番組『吉本超合金』が人気深夜番組となり、1999年にはbaseよしもとの主力メンバーとして、関西中心に再び人気を集める
2003年頃より再び東京で活動し、現在は全国ネットの番組にも多数出演している。
  • バッファロー吾郎
天然素材解散後は主に関西で活動。
その後baseよしもとの主力メンバーとして活躍し、数々のイベントをプロデュース。バッファローファミリーなるアングラ芸人を発掘し、全国区芸人に育てる。
キングオブコント2008優勝後全国ネットの番組に出演する機会も少しずつではあるが増え始めている。
  • チュパチャップス
天然素材解散後も東京で活動するが、1999年にコンビ解散。
星田はほっしゃん。の名でピン芸人として活躍中。第3回R-1ぐらんぷり優勝。
宮川はタレント業の傍ら、俳優としても活躍している。
解散後にそれぞれが全国区タレントとなり、2人が共演する機会も多い。
  • へびいちご
天然素材解散後は主に関西で活動。
現在はルミネtheよしもとうめだ花月のステージ出演を中心に活動しており、関西でのローカル活動に専念しているが、あまり関西のテレビやラジオでも観る事はほとんどと言っていい程なく、天素のメンバーの中ではダントツで知名度が低い。ただ、高橋は全国放送であるナイナイのオールナイトニッポンにて、岡村隆史が「一緒に沖縄に行った」という話をする事があり、確認する事ができる。
全国ネットの天然素材メンバーの集まる番組には出演しておらず、『めちゃ×2イケてるッ!』内のコーナーの「恋のかま騒ぎ」に唯一出演していない天然素材メンバーである。

[編集] 天素とめちゃイケの関係

天素解散後、くすぶっていたメンバーがブレイクするきっかけとしてはナインティナインの出演する「めちゃ×2イケてるッ!」が関係している。同番組によってブレイクした芸人は数多いが、特に雨上がり決死隊は「めちゃイケ」を火種として大ブレイクを勝ち取った。

  • 1999年:12月、「愛するコンビ別れるコンビ」に雨上がり決死隊が出演。しかし、コーナーの元ネタだった「愛する二人別れる二人」が不祥事発覚により、収録からオンエアまでの間に打ち切りとなった影響でコーナーがお蔵入りとなり放送されず。これがガチンコ対決のきっかけとなる。
  • 2000年:1月、雨上がり決死隊がナインティナインとガチンコ対決企画を行う。そこから派出し、6月、「オカッチ&ミヤッチ」がスタート。11月、「笑わず嫌い王決定戦」に出演。
  • 2001年:11月、「モー娘。の修学旅行に超感動の秘密ドラマ〜夏先生SP〜」に雨上がり決死隊の蛍原が出演。天素の振付師・夏まゆみを訪ねて当時の無礼を詫び、ダンス特訓を積む。岡村・矢部・蛍原で天素時代のダンスを踊る。
  • 2002年:2月〜8月、「オカッチ&ミヤッチ」に天素元メンバーが続々出演。最終的にへびいちご以外のメンバーが全員集合した。
  • 2003年:2月、FUJIWARAが「笑わず嫌い王決定戦」に出演。4月には「恋のかま騒ぎ」のコーナーレギュラーとなった。
  • 2005年:2月、バッファロー吾郎が「笑わず嫌い王決定戦」に出演。6月、元チュパチャップスのほっしゃん。がレッサーパンダ、宮川が飼育員役として、体を張ったコント「ホッシャンパンダ」を披露している。10月、バッファロー吾郎がやべっち寿司に出演。
  • 2006年:1月、新春スペシャルの「恋の初かま騒ぎ」にへびいちご以外のメンバーが再集結する。その翌週のかま騒ぎ未公開映像集にて、十数年ぶりに「No Limit」を披露した。4月、岡村・原西が出演している「シンクロナイズドテイスティング」に雨上がりと藤本が出演。祭りじゃダンスで「We are TENSO」などを披露した。
  • 2009年:1月、新春スペシャルのシンクロナイズドテイスティングで岡村・FUJIWARA・バッファロー吾郎がチームを組み、「No Limit」でダンスを披露。

[編集] 出演

[編集] テレビ

  • 「吉本印天然素材」
日本テレビ、1991年10月1日〜1993年9月28日 火曜深夜(水曜未明)25:10〜25:40
枠移動、1993年10月3日〜1994年3月27日 日曜16:55〜17:15
TBS、1994年10月〜1995年3月
朝日放送、(初期のみ)

[編集] ラジオ

  • 「吉本印天然素材のオールナイトニッポン」
ニッポン放送、1994年3月24日 深夜木曜日25:00〜27:00(単発)
この番組の放送中にあるメンバーが、同年4月4日からラジオのレギュラーを担当することを告知する。以後現在まで続く長寿番組「ナインティナインのオールナイトニッポン」がスタートする。

[編集] 映画

[編集] CM

  • 東洋水産 マルちゃん ヌー大陸、マルちゃん ラーメン横丁(ナイナイ岡村メイン)等
  • パイオニア レーザーディスクプレーヤー - ナインティナインの人気が他メンバーを圧倒し始めた頃のCMで、メインは飽くまでもナイナイの2人であり、他メンバーはオマケ扱いされていた。15秒、30秒バージョンも共通でナイナイ以外のメンバーは1シーン、約2秒程しか出番が無い。
  • ポッカ はいお茶 涼水仕立て - ナインティナインメインのバージョンとその他メンバーのバージョンがある。

[編集] ビデオ

  • 「てんそ6月号」
  • 「てんそ特別号」
  • 「てんそ満員御礼」
  • 「てんそ8月号」
  • 「てんそ○秘大作戦」
  • 「てんそ大入満員」
  • 「てんそ笑大作戦」
  • 「てんそコンビネタ」
  • 「てんそ一発逆転」
  • 「てんそ爆弾」
  • 「てんそ千客万来」
  • 「吉本印天然素材スペシャルライブin後楽園ホール」
  • 「吉本印天然素材V1〜5」

[編集] CD

  • 「吉本印天然素材のCD巻〜頂点対決『歯をくいしばれ!!〜』」

[編集] 写真集

  • 「Forever Friend ship」(ナインティナイン脱退後に出版)
  • 「吉本印天然素材 特別天然危険物」
  • 「吉本印天然素材写真集 てんそもり!吉本印天然劇場冬の巻'94全記録」

[編集] 解散後

2006年から年1回ほどのペースで「元天然素材チームと対決しまっしょい」を放送。出演は雨上がり決死隊・FUJIWARA・ほっしゃん。(初期天素メンバーの山崎邦正は番組レギュラー)。

[編集] スタッフ

[編集] 脚注

  1. ^ 『JUNK座談会スペシャル2008』2008年12月25日~2009年2月28日配信
  2. ^雨上がり決死隊べしゃりブリンッ!』2009年09月03日放送
日本テレビ 日曜17:00枠
前番組 番組名 次番組
吉本印天然素材
(1993年10月~1994年3月)
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