木星帝国の機動兵器
木星帝国の機動兵器は、漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム』『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』に登場する、木星帝国に所属する架空の機動兵器(モビルスーツ (MS) 及びモビルアーマー (MA) など)の機体について述べる。
一部の機体は「EMS」「EMA」で始まる型式番号を与えられているが、これが木星圏独自のものか、開発元のものかは不明である。
目次 |
[編集] クロスボーン・ガンダム本編
[編集] バタラ
| バタラ | |
|---|---|
| 型式番号 | EMS-06 |
| 所属 | 木星帝国軍 |
| 建造 | 木星帝国 |
| 生産形態 | 量産機 |
| 武装 | ビームライフル ビームガトリング砲 ビームサーベル ビームシールド |
| 搭乗者 | 木星帝国軍兵士 バーンズ・ガーンズバック |
木星圏のコロニー周辺の自衛を主な目的として設計と開発が行なわれたと推測される。そのためマニピュレーターである腕には棒状のビームシールド発生装置が片腕の手首部にのみ装備されている。降着装置である脚部のスラスターは太腿部に集中し、膝から下は非常に細身で高機動戦闘時には太腿部に収納されるようになっている。その歩行能力は脆弱で、1Gの重力下における運用は考慮されていなかったらしい。小型のランドセルが補助的な方向転換装置として装備されている。頭部は半球状でゴーグルのような形の精密照準用バイザーを降ろすことで近距離・遠距離を使い分けている。頭部脇には太いアンテナが1本立っており、ゴーグル状のセンサーと相まって、シュノーケリングのような外観をかもし出している。
生産性に優れていたらしく、かなりの数が生産され、他の木星帝国のMSの素体となっている。また、バタラの設計は地球圏の統一規格に準拠していたようで、クロスボーン・バンガードは鹵獲したバタラを地球から補給した部品で稼働させている。
バタラ (Batalla) はスペイン語で戦闘 (Battle) を意味する。
- 劇中での活躍
- いわゆるヤラレメカなので、目立った活躍はない。ただバーンズ・ガーンズバック大尉専用機や、クロスボーン・バンガードに鹵獲・改修された機体はそれなりに活躍を見せている。
- 木星戦役の3年後を描いた『鋼鉄の7人』においては、既にアマクサの量産が始まっていたものの、最終決戦においては木星帝国の主力モビルスーツとして多数が参加している。
[編集] ペズ・バタラ
| ペズ・バタラ | |
|---|---|
| 型式番号 | EMS-10 |
| 所属 | 木星帝国軍 |
| 建造 | 木星帝国 |
| 生産形態 | 試作機 |
| 武装 | ビームライフル ミサイル ビームアックス |
| 搭乗者 | 木星帝国軍兵士 トビア・アロナクス |
木星帝国のMSの中でも極めて特異な形状をしている。正面から見ると腕や脚よりも薄い胴体部は丸ごとビーム・アックスの発生機をかねていて、機体正面に強力なビームのエッジを形成できる。カウンターウェイトをかねる胴体部は平たく、センサー部も機体片側にしか開口部がない。背面にはシェルフ・ノズルを3基備え、胴体側面にミサイル発射口を3基ずつ持つ。
この機体は一種の特攻兵器であり、戦艦の装甲をビーム・アックスで切り裂き、内側にミサイルを打ち込むためにつくられたとされる。腕部、脚部はほぼバタラのものを用いているためバタラの名を冠しているが、一見して同系統の機体と判別する事は非常に困難である。
ペズ (Pez) は、スペイン語で魚を意味する。ドゥガチは闘魚とも呼んでいる。
- 劇中での活躍
- 作中ではEMS-07 エレバドよりも早く登場し、マザー・バンガードに攻撃を加えている。強力なビーム・アックスにクロスボーン・ガンダムX2も正面からの攻撃は避けたが、側面がほぼ無防備なのを見抜かれ、撃破されている。その際に回収され修理された1機がトビア・アロナクスの乗機として木星の衛星イオでの戦いに参戦している。
[編集] エレバド
型式番号:EMS-07。EMS-06 バタラの高機動型として改修を受けた結果、別の型式番号を得た機体である。
後頭部が非常に長く、そこに透明なカバーに保護された索敵センサー群を有している。背部に大型のシェルフ・ノズルを持ち、片腕に複数の固定武装が装備されている。主に指揮官機とされるが、バーンズ大尉はエレバドには乗っていない。
エレバド(elevado)は、「昇進」を意味するスペイン語である。
- 劇中での活躍
- 指揮官機であるが、作中で目立った活躍は無い。木星の衛星イオにおける戦闘で初登場したが、守りが堅そうだという印象をつけただけにとどまっている。
[編集] ヴァゴン
型式番号:EMS-09。EMS-06 パタラをもとに、地上侵攻用に再設計された機体とされている。
1Gの重力下におけるバタラの歩行能力の脆弱性を補うため、肩に装備した半円状のスパイク付き装甲と足首そのものである同じ形のスパイク付き装甲を、脚部の伸縮機能で連結させることで車輪状の装甲を形成、それを高速で回転させ車輪状の移動装置として用いるという形状をしている。頭部はバタラよりもシャープなデザインになっている。木星の衛星イオにおける戦いで使用され、その高い機動性を実証した。
ヴァゴン(vagon)は、貨車を意味するスペイン語である。
- 劇中での活躍
- イオの攻防戦でクロスボーン・バンガードが乗り込んだ改造バタラを撃破した。しかしトビア・アロナクスの乗ったペズ・バタラには岩を投げ付けられ撃退されている。
[編集] クァバーゼ
型式番号:EMS-VSX1。木星帝国をゲリラ活動で悩ませていたクロスボーン・バンガードのクロスボーン・ガンダムに対抗して開発された機体の1体。劇中のキャプションでは型式番号のVSXは「対クロスボーン・ガンダム(Xガンダム)」とルビがふられていた。
木星帝国は地球侵攻を目前として抵抗を続けるクロスボーン・バンガードとその主力であるクロスボーン・ガンダムに対してかなりの警戒心を抱いていた。そのため次期主力MSの試作機を転用して、対クロスボーン・ガンダム用のMSを作り上げた。しかし、それは工業力に劣る木星帝国にとっては至難の業であり、結局「攻撃・防御・機動性」の3つの能力を3機のMSに分散、小隊単位で1機のクロスボーン・ガンダムを倒すというコンセプトが考えられた。それが「死の旋風隊(デス・ゲイルズ)」であり、カスタムMSを与えられた特殊チームである。
クァバーゼは攻撃を担当する機体で、指揮官向けの高機動射撃戦用MSとして開発されていた機体を元にしている。本機の特徴は、両腕に装備する「スネークハンド」という格闘武器である。これは長大な触手状のアーム・マシンウィップの先端に、丸鋸状のビーム・ソーを装備させたもので、ビーム・ソーは展開面積を広げることでビームシールドとしても転用可能な高出力を持つ。さらに円環状のビーム部分を飛ばして攻撃することすら可能である。
クロスボーン・ガンダムは接近戦を得意とするが、スネークハンドはクロスボーン・ガンダムの持つ接近戦用武器の有効範囲の外側から一方的に攻撃が出来るリーチの長さを持ち、それを避けて接近戦を仕掛けることは非常に難しく、更にクロスボーン・ガンダムの防御装備であるABCマントはビームサーベルなどにはほとんど効果がないため威力が衰退せず、有利に立つことができる。
頭頂部には大型のメガ粒子砲を装備されており、簡易MA形態に変形することで本来の開発コンセプトである高機動ビーム戦モードへと移行が可能。
- 劇中での活躍
- 対クロスボーン・ガンダム部隊「死の旋風隊」の隊長であるギリ・ガデューカ・アスピスの機体として登場。機動性のあるアビジョが牽制することでクロスボーン・ガンダムの足を止め、防御力のあるトトゥガが射撃攻撃を完全に防御することで、本機が接近戦に専念できるフォーメーション攻撃を行う。木星から地球への移動中に行われた初戦ではキンケドゥ・ナウの乗るクロスボーン・ガンダムX1の両腕を切り落とすことに成功しているが、母艦がダメージを受けたため止めを刺さずにそのまま撤退している。
- 地球上でクロスボーン・ガンダムX3と戦った際には地球の重力に不慣れだったことと、敵パイロットが未熟なトビアであったことを侮りMAモードに移行して単独攻撃を行ったが、必勝のフォーメーションを崩したことにより各個撃破を許してしまい、部下の乗る2機を破壊される。その後、トビアの救援に駆けつけたクロスボーン・ガンダムX1と1対1の戦闘に入るが、X1に新たに装備されたスネークハンドよりもリーチの長い武器「スクリュー・ウェッブ」によって敗れ去る。
[編集] 量産型クァバーゼ
木星帝国との最終決戦時に登場(型式番号:EMS-VEX1)。
ギリが乗っていた「死の旋風隊」のクァバーゼを本来のコンセプトどおり指揮官向けに量産したもの。外観はギリ機とは大差は無いが、スネークハンドは左腕のみに装備され、右腕にはビームライフルを持っている。
カラス率いるニュータイプ部隊に配備され、トビア・アロナクスの乗るクロスボーン・ガンダムX3と交戦しているが、全機撃破された。
しかし、木星帝国内にある程度未出撃の機体が残っていたのか『鋼鉄の7人』で地球連邦軍が鹵獲した機体が登場している。ギリが搭乗し、影のカリストとの戦いに使われたが、その際に破損。その後は、ギリ曰く「ろくなクァバーゼが残っていなかった」らしく、ビギナ・ギナIIに乗り換えている。
[編集] アビジョ
型式番号:EMS-VSX2。クァバーゼと同様に「死の旋風隊(デス・ゲイルズ)」へ配備された対クロスボーン・ガンダム用MSの1体。アビジョはサポート役であり、「機動性」を担当するローズマリー・ラズベリーの乗機で、試作機からの転用とされている。
機体は10m前後とこの時期のMSの小型化に拍車をかけるような小型機である。高機動スラスターを用いるクロスボーン・ガンダムに対し速度で優位に立つためには武装や装甲は犠牲とされ、機動性のみに特化された機体となった。頭部はエレバド並のセンサーヘッドで、これは高速移動中でも敵機を捕捉できるように装備されたものであり、高機動MSであることを物語っている。更に小型ゆえに目視で捕捉されにくく、低出力のため廃熱が少ないなど、ステルス性が高くなっている。
武装は右肩に装備された硬質の針を速射する実弾火器「ニードルガン」のみである。これはジェネレーター出力の関係上クロスボーン・ガンダムに致命傷を与えられるほどの出力を有したビーム兵器の搭載が難しいと考えられた為の措置である。だがニードルガンは致命傷は与えられないものの、クロスボーンの装甲を大きく陥没させることでの劣化・弱体化させる威力があり、実弾ゆえにアンチビームコーティングマントの影響を受けず逆に除去できるなど無視できない損傷を与えられ、敵の牽制には充分であった。
この機体の役割は速度で敵を攪乱し、防御力をじわじわ削ることである。また、機動力に加えてステルス性や高精度センサーにより、戦闘中のデータ収集や索敵も担うようになっている。
アビジョ (Abeja) は、スペイン語で蜂を意味する。
- 劇中での活躍
- 作中ではザビーネ・シャルの反乱に乗じてマザー・バンガードを襲い、キンケドゥ・ナウの乗るクロスボーン・ガンダムX1にダメージを与えている。また地球上においてはトビア・アロナクスの乗るクロスボーン・ガンダムX3を追いつめるものの、重力下のため機動性を発揮できず撃破されている。
[編集] トトゥガ
型式番号:EMS-VSX3。クァバーゼ・アビジョとともに「死の旋風隊」の1体。トトゥガは「防御」担当のバーンズ・ガーンズバック大尉の乗機で、重武装の遠距離支援機が改造されたものである。
武装は両腕のハンマーハンドと背部のトゲから放つビーム砲のみである。ビーム砲を放つ時は敵に背中を見せる格好になってしまう。しかし、背面に装備されたビームシールド発生器は高出力の機体の全エネルギーが注がれ、戦艦のビーム砲の直撃にも耐えうるとされており、実戦においても通常のビームシールドを容易に切り裂くビームザンバーはおろか、ペズ・バタラのビームアックスすら完全防御することに成功している。トトゥガの役割は並み外れた攻撃力を持つクロスボーン・ガンダムの武装の無力化であり、百戦錬磨のバーンズ大尉がその任につかされた。
主な武装であるハンマーハンドは、その名のとおりマニピュレーター自体が槌状の格闘武器となったものである。ヘッド部が攻撃時にドリルのように高速回転し破壊力を増加させる以外はシンプルな打撃武器だが、トトゥガの機体重量と強固な装甲そのものを武器とするため威力は強大そのもので、硬化液で捕獲したバタラに叩きつけた際には、バタラが真っ二つにへし折れた。
この機体独自の装備としては、「高速硬化ガス」(バーンズは「硬化液」と言っており、描写もゲル状)がある。多重構造の装甲内部に封入された、噴出すると瞬時に固まる物質で、これは格闘戦時に敵MSの攻撃を受けて装甲を損壊しても内部からガスを噴出/即時硬化する事で敵MSを捕え身動きを封じた上で撃破する為である。格闘戦を主とするクロスボーン・バンガードの戦闘スタイルに特化した装備であると言える。また、装甲の強度自体もきわめて高く、ガスで捕らえたバタラを破壊する際には自機もろともハンマーハンドを叩きつけたが、トトゥガは全く傷ついている様子がなかった。
トトゥガ (Tortuga) は、スペイン語で亀を意味する。
- 劇中での活躍
- 劇中ではザビーネ・シャルの反乱に乗じてマザー・バンガードを襲い、クロスボーンバンガードの鹵獲バタラ1機を硬化ガスを利用して撃破し、キンケドゥ・ナウの乗るクロスボーン・ガンダムX1の攻撃を完全に防いだ。しかし劣悪な機動力を看破され、窮地を脱する一手段として利用されている。また地球上においてはトビア・アロナクスの乗るクロスボーン・ガンダムX3を追いつめるものの、硬化ガスを逆手に取られ自らの身動きを封じられた上で撃破されている。
- 『鋼鉄の7人』ではサナリィによって修復・改造されたバーラ・トトゥガとして登場する。
[編集] ディオナ
木星帝国の支配者、クラックス・ドゥガチの娘であるテテニス・ドゥガチ(ベルナデット・ブリエット)がエレゴレラで出撃する際に随伴したMSである。儀礼用にバタラを改修したMSであり、指揮官機であるエレバドと同程度の能力を有するとされている。外観は小型化が進んだ当時のMSの中でもさらに小さく、手足も細身につくられている。またセンサー部は帽子のように偽装されたフイギュアヘッドの上部にもうけられ、その下には女性の顔のレリーフがつけられている。大型のシェルフノズルを4基備え優美なフォルムを生み出している。
- 劇中での活躍
- もともと帝国内宣伝用のため部隊の全員が女性兵士(ゲームなどでは男性兵士)で構成されており、本人たちもそれを自覚しているようで積極的に戦闘を行なおうとはしていなかった。そのためか、ほぼ素人のトビア・アロナクスの駆るクロスボーン・ガンダムX3の動きにたじろぐばかりであっさり撃破されている。
- 『鋼鉄の7人』では改良型のアンヘル・ディオナが登場、エウロペが木星帝国からの逃亡とその後の戦闘で使用した。
[編集] クロスボーン・ガンダムX2 / クロスボーン・ガンダムX2改
詳細は「クロスボーン・ガンダム」を参照
[編集] アクシリオ
アクシリオは、木星帝国軍のMS支援用補助兵器(サブフライトシステム)として開発・生産された機体である。単行本の解説ではMAに含まれている。型式番号は不明。
木星圏ではMSの航続距離の短さは大きな問題であった。また地球侵攻のために量産されたバタラの非力さも手伝って、補助的な機体が設計・生産されるにいたった。
アクシリオは大型のメガ粒子砲一門を艦首に装備し、魚雷状の機体に1体ないし2体のバタラがまたがるという非常に簡便な補助移動・攻撃兵器である。移動砲台として使用されたケースが多いらしい。
[編集] ソステード
ソステードは、木星帝国軍のMS支援用補助兵器(サブフライトシステム)として開発・生産された機体である。単行本の解説ではMAに含まれている。型式番号は不明。
木星圏ではMSの航続距離の短さは大きな問題であった。ジュピトリス9では地球侵攻の要塞としては役立っても、航続距離の短いMSの母艦としては大き過ぎた。そのためサブフライトシステムのような補助的な機体が設計・生産されるにいたった。
ソステードは大型の機体で3機以上のMSを運搬できる。一応武装はされているが基本的にMSの移動を補助する機体である。
クロスボーン・バンガードは「エイ」と呼称している。
[編集] カングリジョ
簡易生産版のMAであり、蟹のような外観が特徴である。双胴の本体の片方にジェネレーターを詰め込み、片方に戦艦をも撃破できるメガ粒子砲を搭載している。このシンプルな構造によって、火力に対して非常に低コストに量産が可能である。
大型の作動肢である二本の腕には姿勢制御スラスターがつけられ、機動性を高めている。クローが装備されているため格闘戦も可能だが、機体サイズもあって得意ではないようである。
カングリジョ (Cangrejo) は、スペイン語で蟹 (Crab) を意味する。
- 劇中での活躍
- 早くから登場したわりにはゾンド・ゲーの片足を吹き飛ばした程度で終わっている。とは言え、メガ粒子砲でクロスボーン・ガンダムX1のABCマントを一撃で吹き飛ばしている。イオの戦いにおいてもエレパドと共に5機がマザーバンガードの攻撃に参加している。地球侵攻作戦発動の際にも数機が登場しているシーンが一コマだけあるため、地球圏に持ち込まれた機体があることは確かなようである。
- クロスボーン・バンガードでは「空飛ぶ(スカイ)ウィンク」と呼称している。
[編集] エレファンテ
型式番号:EMA-04。木星帝国のMAとして作中ではカングリジョの次に登場している。木星の衛星イオに木星帝国の本拠地があると知ったクロスボーン・バンガードによりイオ基地が襲撃された際に、最後の強敵として現れたMAである。
機体は大型だが作動肢はフレキシブル・ノーズ・キャノンと呼ばれる自在に曲がるチューブ状のビーム砲のみで手足に相当するものは無く、宙に浮いて戦闘を行なっている。また機体上部にメガ粒子砲塔を5基備えている。これはサイコミュで分離・誘導が可能なビットであり射出すれば巨大な本機の死角を減らすために役立つ。このビット自体にはビーム砲口1つしか無く、コネクタ部分は魚の骨のような細い構造物のみであり、地球の1/5弱とはいえ重力のあるイオでなぜ浮くのか、方向転換が可能なのかは不明である。
本機はサイコミュを搭載したニュータイプ専用機である。強力なジェネレーターを用い大型のメガ粒子砲にエネルギーを供給する一方で機体をIフィールドで保護する移動要塞的な側面も持っていた。クロスボーン・バンガード(しかも木星帝国製MSを数多く使用した状態)に撃墜されたために性能が疑問視され、以降の開発は進まなかったようである。実際これ以降の劇中では、いわゆるビットもしくはファンネルのような兵器を搭載したMS、MAは最終決戦MAディビニダドと『鋼鉄の7人』のコルニグス及びディキトゥスを除いて存在しない。
エレファンテ (Elefante) は、スペイン語で象 (Elephant) を意味する。
- 劇中での活躍
- 作中ではクロスボーン・バンガードがイオを攻めた際の拠点防衛として登場、フレキシブル・ノーズ・キャノンとビットの攻撃でクロスボーン・バンガードを苦しめている。ペズ・バタラで参戦し、ニュータイプに目覚めつつあったトビア・アロナクスによってビットを踏み台にされ、Iフィールドをビームアックスで突破されたところを撃破されている。
[編集] エレゴレラ
型式番号:EMA-06。完全自律型を目指して開発されたMAであり、本来パイロットは不要。操縦はクラックス・ドゥガチの1人(バイオ・コンピューター)が行なっている。形式的にパイロットを乗せたため、木星帝国の一般兵士はテテニス・ドゥガチ(ベルナデット・ブリエット)が操縦していると認識している。
MAからMS形態に簡易変形する事ができる。機体は大型で、この当時のMSの2倍程度の大きさである。尖ったラグビーボールのような本体に全周式のモノアイシールドを持ち、MA形態では機体先端、モビルスーツ形態では左肩に相当する部分に3本のスパイクを持つ。
機体下部に2本の作動肢を持つとともに外観の大きな特徴となっているフレキシブル・テール・キャノンを持つ。これはエレファンテを参考に開発されたもので、自在に動く第3の手としても、強力なビーム砲としても使用できた。比較的ユニット構造になっているようで、機体先端部に内蔵された3連メガ粒子砲部分をマニピュレーターで延長して打突兵器としても運用している。制御ユニットでもあるバイオ脳の性能のためか分析・解析能力にもすぐれ、クロスボーン・ガンダムX3が持ち出したムラマサ・ブラスターのセーフティを解いて自ら使用した。
唯一弱点と言えるのが、機体のペイロード不足で汎用兵器を携行できない、という点である。このため親衛隊と称する随伴のディオナ部隊から武装を受け取っていた。
デザインは一般公募により、当時アマチュアだった海老川兼武(後の『機動戦士ガンダム00』メカニックデザイナー)が応募し採用されたものである。木星軍の機動兵器はスペイン語や英語でそれぞれモチーフとなった生物の名が与えられているが、エレゴレラのみ完全な造語である。海老川自身が、新装版コミックの巻末インタビューにて「エレファンテになぞって“エレ”を加えた名前を付けた」と語っている。
- 劇中での活躍
- 地球圏にたどりついたクロスボーン・バンガードに対して木星帝国と地球連邦軍が共同で掃討作戦を行なった際に出撃、配備されたばかりのクロスボーン・ガンダムX3で出撃したトビア・アロナクスと交戦、撃墜されている。なお、搭乗していたテテニスは撃墜前にトビアにコックピットごと奪い取られている。
[編集] ノーティラス
劇中では既に旧式という設定だが、木星帝国の特殊工作員カラスは自身の趣味によって改造を加え、専用機として使用していた。
ノーティラス (Nautilus) は、英語でオウムガイを意味する。
名前のとおりオウムガイのような外観を持ち、大型のジェネレーターと大口径のメガ粒子砲1門を搭載したシンプルな構造で、火力に優れている。また、メガ粒子砲口側面からモビルスーツを簡単に切り裂く威力を持つ高振動ワイヤーを射出し、接近戦にも対応。宇宙空間におけるワイヤー攻撃は敵を攻撃した際の衝撃が自身にも返ってくる為、使いこなすには優れた技量を必要とする。
- 劇中の活躍
- 地球における木星戦役最終決戦時に、量産型クァバーゼに乗るニュータイプ部隊を率いて登場。本来は死の旋風隊の隊長であるギリが隊長だったが、死の旋風隊が地球で消息不明となったため、教官であるカラス自らが出陣した。ワイヤー攻撃と教え子たちとの連携によってトビアの乗るクロスボーン・ガンダムX3を追い込むが、怒りによってニュータイプ能力を爆発的に開花させたトビアによって敗れ去る。
- 『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』では、一般兵の乗る機体が複数登場。機体周囲を巻き込むような形で収納されたアームが存在し、ワイヤーの代わりにアームに装備されたビームクローで接近戦を行っていた。
[編集] ディビニダド
| ディビニダド Divinidad |
|
|---|---|
| 所属 | 木星帝国軍 |
| 建造 | 木星帝国 |
| 生産形態 | 対地球殲滅機 |
| 武装 | 超大型メガ粒子砲 中型メガ粒子砲 大型腕部クロー フェザーファンネル 核弾頭ミサイル |
| 防御装備 | ビームシールド |
| 搭乗者 | クラックス・ドゥガチ |
クラックス・ドゥガチの切り札として開発されたMAであり、ドゥガチとその人格をコピーした有機コンピュータにより制御されている(有機コンピュータは9体存在したがイオ基地で1、エレゴレラ撃墜で1失われている)。巨大な機体は連邦軍のクラップ級巡洋艦を腕の一振りで撃沈できるほどのサイズと堅牢さを誇り、大型マニピュレータのクローでさえ戦艦のブリッジ以上の大きさがある。
この機体は根本的に特攻兵器に近く、操縦技量の伴わないクラックス・ドゥガチ(推定年齢90歳以上)であっても充分に地上を破壊できるように、過剰なほどの核武装がなされている。加えて巨体を稼働させるために、核融合炉を全身にいくつも持っており、たとえ1機でも地上で誘爆すれば地球環境にはかりしれないダメージを与えるとされる。平たく言えば、この機体自身が人型の核兵器である。
ディビニダド (Divinidad) は、スペイン語で神 (Divinity) を意味する。
- 武装
- 核攻撃にこだわったため武装は多くないが、火力は絶大である。センサー部と対になった中型メガ粒子砲1門、頭部が展開して発射される超大型メガ粒子砲1門、そして胸部には10基以上にも及ぶ大量の核ミサイルが搭載されている。Iフィールド発生装置は備えておらず(一部ゲームでは装備)、両腕に2対のビームシールドを装備している。また、戦艦の長距離ビームを問題にしない強固な装甲で機体が覆われている。
-
- フェザーファンネル
- 使い捨て式のフェザーファンネルを大量に搭載した羽根型のコンテナ4基を装備している。フェザーファンネルユニットは、完全に使い捨てのファンネルでビーム攻撃の他にフェザーファンネル自体を直接ぶつける攻撃方法もある。この装備によって大型MA共通の弱点である敵MSの近接攻撃に対処している。
- 劇中での活躍
- この機体は8機出撃し、有機コンピューター制御の7機が敵を引き付けている間にクラックス・ドゥガチ本人の駆る1機が地球に降り、洋上でクロスボーン・ガンダムX3で出撃したトビア・アロナクスと交戦、機体と引き替えに大破させられている。後に援護に来たクロスボーン・ガンダムX1改によってコックピットが破壊され、機体は海中に沈んだ。全機が地球降下を目指せば阻止はより困難であったろうが、地球環境の破壊を自らの手で行うことにドゥガチが強く拘ったことが結果として失敗に繋がった。
[編集] スカルハート
[編集] アラナ・バタラ
アラナの開発段階で試作された機体(型式番号:EMS-06-P)。
アラナ開発のため、バタラに追加装備を施し、機体バランスの実験に使用された機体。後に木星帝国残党の手でワイヤーを射出して敵機を束縛するストリング・ガンと、ムラマサ・ブラスターを模した7本のビームサーベルを側面に並列装備した剣型の格闘武器のモゾー・ブラスター(名称はゲーム『SDガンダムGジェネレーション・スピリッツ』よりで文字通り模造から来ている)が追加された。
[編集] アラナ
アビジョの原型となった試作機の量産型で木星帝国軍の後期量産計画機(形式番号:EMS-12)。
木星帝国軍が開発した次期主力機。木星帝国の物資不足のためか、機動性を高め被弾率を下げるためかは定かではないが、全高10mそこそこの超小型MSとして開発されている。武装としては機体の全長に匹敵する大きさのビームライフルを右肩に、ビームサーベルを左肩に装備している。ビームシールドの有無は不明。アビジョには無い特徴として背部に設置された武装ユニットを兼ねたバックパックが上げられる。これは蜘蛛の脚のようなシェルフノズルを持ち機体の機動性と航続距離を高めていた。このバックパックのみを別ユニットとしてバタラに装着し、アラナ開発のための実験機として作られたのがアラナ・バタラである。
『鋼鉄の7人』では序盤に残党軍の機体が登場しており、戦闘により欠損した腕部分に大型爆弾を取り付けて特攻に用いられる等した。また鹵獲された機体がサナリィによって改造され、アラナ・アビジョとして登場している。
アラナ(araña)は、蜘蛛を意味するスペイン語。
[編集] アマクサ
木星帝国の新型MS。本編においてザビーネが木星帝国へ寝返った際に持たされたクロスボーン・ガンダムX2のデータを基に、木星帝国の技術力によってクロスボーン・ガンダムを再現した機体である。ジュピターガンダムとも呼ばれている。
X2改の場合と同様に、木星帝国の技術不足により完全な再現ができず帝国独自の技術で補われた箇所が多く、4基あった背部可動スラスターは上部2基に減らされて代わりにバタラのように大腿部に大型スラスターが装備、頭部はガンダムヘッドに似せているものの、デュアルアイからデュアルアイ風のカバーをつけたモノアイに変更されるなど外見の印象が大きく変化し、一見するとX2のコピーだと分からなくなっている。更に小型化も困難であったことから、全高18m級という当時としてはかなり大型の機体になった。
それでもスペック上ではオリジナルのX2を上回る性能を持たせることに成功し、初登場となった『最終兵士』ではその性能を認められてアムロ・レイの戦闘データを持つバイオ脳の搭載機として用いられた。武装として、ビームライフル、ビームサーベル、普段は2パーツに分割された鎖鉄球とハサミが装備された巨大な実体盾がある。
『鋼鉄の7人』では量産化され、有人機として登場している。
[編集] 鋼鉄の7人
[編集] コルニグス
| コルニグス cornix |
|
|---|---|
| 所属 | 木星帝国軍 |
| 建造 | 木星帝国 |
| 生産形態 | 高機動型試作機 |
| 武装 | 頭部メガ粒子砲 腕部・脚部ビームクロー 専用ビームライフル フェザーファンネル |
| 特殊装備 | インプルース・パーツ (フェザーファンネル) |
| 搭乗者 | 影のカリスト |
アマクサで得られデータを基に、クァバーゼなど「死の旋風隊」のMSのデータなどを統合し、木星帝国製クロスボーン・ガンダムの完成形として生み出された可変型MS。アマクサとは違って装備を積極的にアレンジし総合性能を上昇させることを優先しており、外見にクロスボーン・ガンダムの面影は全く無い。その結果、アマクサから性能は更に向上して、オリジナルのクロスボーン・ガンダムを凌駕するスペックを持つに到った。
クァバーゼからの後継要素としてMA形態への可変機構があり、怪鳥のような特異な外見の高機動モードになる。可変機構は機体フレームの一部を回転させることで腕部と脚部の位置を入れ替え、脚部を伸ばして翼状にすることで行われる。このモードでの脚部は大気圏内の空力学的な翼やAMBAC作動肢としてだけではなく、内蔵されたスラスターごと方向や位置を移動させることで推進ベクトルを変化させ、高速かつ変幻自在な機動が可能としている(ただしこのような複雑な運用は本来想定外であり、影のカリストの卓越した操縦技術あっての戦闘機動である)。この「大型の可動式スラスター」というアイデアは、クロスボーン・ガンダムの背部に装備されたX字型の可動スラスターを発展させて作られたものである。
携帯型の武装はビームアックスを内蔵した専用のビームライフルで、MA形態でもマニピュレーターで保持し使用できる。このマニピュレーター指先はビームクロー兼ビームマシンガン発射口になっており、腕部と脚部の入れ替え機構を活かしてあらぬ方向から斬撃を仕掛ける奇襲にも用いられる。MA形態では頭部内蔵のメガ粒子砲も使用可能で、クロスボーン・ガンダムのビームシールドを容易に貫通可能な出力をもつ。
コルニグス(cornix)は、ラテン語で「烏」を意味する。
[編集] インプルース・コルニグス
大気圏内行動用オプション=インプルース・パーツが別に用意されており、装着時には推力強化・空力調整により宇宙空間と同等の機動性を維持する。またこのパーツには小型フェザーファンネルポッド14基に小型フェザーファンネルが収容されており、火力の大幅な強化にも貢献する。このインプルース・パーツを装着した状態は「インプルース・コルニグス」と呼称される。 尚、インプルース・コルニグス(Implse Cornix)は「推進力を持つ烏」を意味する。
- 小型フェザーファンネル
- 使い捨てのファンネルで推力で無理やり飛ばすために大気圏内でも使用可能である。『Gジェネレーションワールド』では小型フェザーファンエルから小さいビームの刃が出ており敵に対して斬り付ける攻撃もしている。
[編集] エルコプテ
2本の腕と3本の脚を持ち、直立形態では全高40mにもなる可変MA。上下逆転して脚部がローターに変形し、ビームローターを併用して飛行する(後のザンスカール製MSと違って、ビームローターだけでは必要な揚力を出せない)。
[編集] ディキトゥス
木星帝国の新総統「光のカリスト」と「影のカリスト」が建造に関わったMSである。
コルニグスと同じく、木星帝国の次世代型MSで、その性能は地球圏製MSを大きく上回る。最大の特徴は、MS形態から、手を模したMA形態に変形できる点である。この形態では、四肢からのIフィールドバリアーを集中することによりビーム兵器を無効化でき、その強力な「握力」とでビームシールドと重装甲で防御するバーラ・トトゥガを握りつぶすことすら可能であった。唯一の弱点と言えるものは、MA形態時、背面までIフィールドが無いことだが、この機体の機動性を上回ることは出来ないと設計上問題にならなかった。
左右対称に2機生産されており、それぞれユーリスディス・シニストラ・ディキトゥス(正義さす左指)、リーベルダス・デクストラ・ディキトゥス(自由なる右指)とそれぞれ名付けられ、両新総統の乗機となっている(リーベルダスは弟・影のカリストの意識をコピーしたバイオ脳が操る)。白と紫のツートンカラーで塗られており、どちらも頭部側が紫となっている。
ディキトゥス(Digitus)は、「指」を意味するラテン語である。
- 兵装
-
- メガ粒子砲
- 遠距離戦は頭部(MA形態では親指)横のメガ粒子砲を装備。
- 小型フェザーファンネル
- 背部(手の甲)から射出されるフェザーファンネル。ギリ専用のビギナ・ギナIIに向けて放ったが、ギリ専用のビギナ・ギナIIのスネークハンドにより落とされている。
- 腕部ビームクロー
- 片腕自体が巨大なビームクロー発生器になっている。格闘戦は腕部に装備されたビームクローで対応する。
- 肩部サブアーム付属ビームガン(2門)
- また、頭部側の腕(人差指)は反対側の腕(小指)よりも巨大で、ビームガンが2門備え付けられている。
- 大型ビームアックス
- 大型のブロードアックス型のビームアックスである。ユーリスディス・シニストラ・ディキトゥスが最後に装備したビームアックスは、クロスボーン・ガンダムX3の装備であるムラマサ・ブラスターと同じように複数のビーム発生器を並べたものだが、4つある発生器から1つのビーム刃が形成され、劇中ではクロスボーン・ガンダムX1フルクロスの装備するムラマサ・ブラスターの出力を上回り正面から破壊している。斧の穂先状の部分にビームライフルのような砲門がある。
[編集] ユーリスディス・シニストラ・ディキトゥス
| ユーリスディス・シニストラ・ディキトゥス | |
|---|---|
| 所属 | 木星帝国軍 |
| 建造 | 木星帝国 |
| 生産形態 | 試作機 |
| 武装 | 頭部メガ粒子砲 ビームアックス 腕部・脚部ビームクロー 腕部ビームガン×2 フェザーファンネル |
| 搭乗者 | 光のカリスト |
兄の光のカリストが乗る機体である。左手を模したMAに変形する。
- 劇中での活躍
- 新生木星帝国の作戦「神の雷」の防衛の一翼としてトビアたちに立ちふさがる。連携により、シンヴァツ目掛け発射されたイカロスを握りつぶし破壊。ローズマリーのアラナ・アビジョが駆るノッセルを破壊、機体を中破させている。その後、ギリのビギナ・ギナIIを1対2に持ち込んで戦闘不能まで追い込んだ。
- デス・ゲイルズの撃墜後、トビアのクロスボーン・ガンダムX1フルクロスとの戦闘に移行。激闘の末互いの機体は中破しカリストは一旦退いたものの、ビームアックスを装備し護衛を引きつれて再び現れエウロペのアンヘル・ディオナに致命打を与え、フルクロスの主装備であるムラマサ・ブラスターを破壊し追い詰めるも、トビアの機転によりフルクロス肩部のIフィールド発生器を隠れ蓑にしたクロスボーン・ガンダムのブランドマーカーがビームアックスを破壊し、通り抜け様に機体胴体部を直撃。その直後シンヴァツの崩壊に飲み込まれる形で消滅した。
[編集] リーベルダス・デクストラ・ディキトゥス
| リーベルダス・デクストラ・ディキトゥス | |
|---|---|
| 所属 | 木星帝国軍 |
| 建造 | 木星帝国 |
| 生産形態 | 試作機 |
| 武装 | 頭部メガ粒子砲 腕部・脚部ビームクロー 腕部ビームガン×2 フェザーファンネル |
| 搭乗者 | 影のカリストのバイオ脳 |
弟の影ののカリストの意識を宿すバイオ脳が乗る機体である。右手を模したMAに変形する。
- 劇中の活躍
- 主にMA形態で防御主体の戦闘行動を取る。バーンズ・ガーンズバックのバーラ・トトゥガのビームシールドを用いた体当たり攻撃をものともせずにシールド発生器を握りつぶし大破させる。その後、ミノル搭乗のF90Iの脚部及びシールドのスラスターを破壊し機動力を著しく低下させたが、援護に来たドレック搭乗のF91の最大稼動モードの機動力に翻弄され、機体背面へのヴェスバー直撃で致命傷を受けつつも撃墜するが、その直後にミノルのF90にショットランサーで串刺しにされる形で撃墜される。